連邦捜査局
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連邦捜査局とは、
一般に、連邦制を採る国で、全国的な捜査権を持つ機関にこの名が付与される事が多い。
アメリカ合衆国の連邦捜査局(れんぽうそうさきょく、FBI、エフビーアイ、Federal Bureau of Investigation、フェデラル・ビューロー・オブ・インヴェスティゲーション)は司法省下の組織で、州を越える、または複数の州に渡る犯罪や、テロ・誘拐・スパイなど国家に対する重犯罪、連邦職員の犯罪の捜査を担当する機関(日本で言えば、公安警察・公安庁の所轄に当たる。また全国の重犯罪について捜査を行なえる点では、地方検察庁特別捜査部・特別刑事部も同等)。通称“ビューロー”。
なお、連邦検察局というのは誤訳で、検察は日本同様、連邦から各市・郡レベルまで別に存在する。
逮捕権のみで起訴権をもたない。職員を1万人以上かかえ、米国内で活動している(有力大使館にFBI駐在連絡官がいるが、国外活動は違法)。スクロール内のモットーは“信義・勇気・保全”。
本庁の所在地はワシントンD.C.のペンシルバニア通り1000番。
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[編集] FBIの使命
連邦捜査局の使命は、連邦刑法に抵触する犯罪の捜査を通じて治安を維持することにある。具体的には、外国の諜報機関およびテロリストの活動からアメリカ合衆国を守ること、連邦機関・州機関・地方機関および国際的機関に対する指揮力を発揮し法執行の援助を行うこと、公的要求に対してアメリカ合衆国憲法を遵守し責任を負うことである。(2005年11月、“対テロ”に託けて市民団体を監視対象とし、情報収集を行なっている事が発覚した。これには「アメリカから自由は消えたのか?」と批判の声が上がっている。)
司法省傘下ではあるが半独立機関としてその捜査方針や捜査官に対する命令なども独自に行う。全国規模の広域事件、またテロ・スパイ絡みになると、着手したのが地方警察であっても捜査権を強制的に移管させ活動を行う場合も多く、“捜査の横取り”として地方警察の刑事達からは嫌われているという。
FBI捜査官や技官、その他の職員は全員が連邦公務員である。アメリカにも刑事が犯罪捜査を行うという形態は日本と変わらないが、FBI捜査官というのはいわゆる刑事ではない。アメリカでの刑事は地方警察の職名で、連邦捜査官は刑事や地方警官と違い、階級・組織も独自的なものとなっている。その為、連邦に属する刑事ではなく、連邦に採用された捜査官という役付きで、各州の刑事とは身分も役割も階級も異なる。
Gメン(Government men―役人の略)と通称されるが、これは武装した捜査官達がジョージ・“マシンガン”・ケリーを包囲した際、ケリーが銃を向けられ「撃つなっ。Gメン!撃つなっ!」と叫んだ、と言われていることに由来する(実際にはケリーはメンフィスの警察に逮捕された)。この時捜査官達は、自分達がこのあだ名で呼ばれている事を初めて知ったという。
なお、組織としては、長官 (Director) 及び副長官 (Deputy Director) の下に、諜報 (Intelligence)、防テロ・防諜 (Counter-terrorism/Counter-intelligence)、犯罪捜査 (Criminal Investigation)、法執行 (Law Enforcement Services)、総務 (Administration)の各部を担当する次官 (Executive Assistant Director) が配置されている。
2005年6月、国内活動が違法であるCIAの役割を担わせる機関として、NSB(連邦捜査局国家保安部)が傘下に設置された。
[編集] 沿革
1908年7月26日、セオドア・ルーズベルト政権当時に数人の規模でBOI(Bureau of Investigation:捜査局)が設立された。FBIには1935年に改名した。
1924年5月10日にジョン・エドガー・フーバーが29歳の若さで長官となり、以後48年間、1930年代のギャング狩り、第二次世界大戦中のスパイ摘発、冷戦期以降の政治活動家の調査(マッカーシズムによる、所謂“赤狩り”)など、時代の要請に応じて様々な活動を指揮した。現在ワシントンD.C.にある本部は彼の名にちなんで、J・エドガー・フーバー・ビルと名付けられている(内務の人間関係の複雑さから別名“パズル・パレス”とも揶揄される)。
よくある誤解: アル・カポネと闘ったエリオット・ネスとFBIは何の関係もない。ネスは酒類取締局(現BATFE―アルコール・煙草・火器・爆発物取締局)の捜査官で、兄がジョンソン連邦地方検事に頼んで、独立した捜査権限をもらった。
[編集] 捜査局 (BOI) 長官 (19081935)
- スタンレー・フィンチ(1908年 – 1912年)
- アレキサンダー・ブルース・ビエラスキ(1912年 – 1919年)
- 長官代行: ウィリアム・E・アレン(1919年)
- ウィリアム・J・フリン(1919年 – 1921年)
- ウィリアム・J・バーンズ(1921年 – 1924年)
- ジョン・エドガー・フーバー(1924年 – 1972年)
[編集] 連邦捜査局 (FBI) 長官 (1936〜現在)
歴代のFBI長官:
- ジョン・エドガー・フーバー(1924年 – 1972年)
- 長官代行:クリディ・タルソン (1972年5月2日〜3日))
- 長官代行:L・パトリック・グレイ3世(1972年 – 1973年)
- 長官代行:ウィリアム・D・ラッケルズハウス(1973年)
- クラレンス・M・ケリー(1973年 - 1978年)
- 長官代行:ジェームス・B・アダムス (1978年)
- ウィリアム・ウェブスター(1978年 – 1987年)
- 長官代行:ジョン・オット-(1987年)
- ウィリアム・セッションズ(1987年 – 1993年 アーケードゲームに、FBI紋章と共に「勝者よ、クスリに手を出すな」のメッセージを出している)
- 長官代行:フロイド・I・クラーク(1993年)
- ルイス・J・フリー(1993年 – 2001年)
- 長官代行:トーマス・J・ピカード(2001年)
- ロバート・S・ミュラー 3世(2001年~現在)
[編集] FBIの特殊部隊
FBIにはHRT(Hostage Rescue Team 人質対応部隊、通称FBI-HRT)と呼ばれる特殊部隊が存在する。HRTは1984年に創設された部隊で、国内でのテロ警戒や鎮圧などを任務とし、特に危険な状況やデリケートな問題を抱えている等、地元警察のSWATでは対処できない場合に投入される。まず交渉から入り、それでも無理だった場合に突入する。ほとんどの州ではパートタイムでSWATも配備されているためよほどのことが起こらなければ出動はしないと言われている。
[編集] FBIが出てくる作品
[編集] 映画
- 連邦警察 (1959) ジェームズ・スチュワート主演
- 羊たちの沈黙 (1991)
- フェイス/オフ (1997)
- マーキュリー・ライジング (1998)
- デンジャラス・ビューティ (2001)
- キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002)
- ラッシュ・アワー
- ザ・ロック
- レッド・ドラゴン(2002年)
- ハンニバル(2001年)
[編集] ドラマ
- FBIアメリカ連邦警察 (1965-1974)
- アメリカン・ヒーロー (1981-1983)
- FBI特別捜査官 (1989-1990)
- ツインピークス (1990-1991)
- Xファイル (1993-2002)
- FBI失踪者を追え (2002-)
- F.B.EYE!! 相棒犬リーと女性捜査官スーの感動!事件簿 (2002-)
[編集] マンガ
- DEATH NOTE (2004-2006)
- 名探偵コナン
[編集] ゲーム
- Grand Theft Auto
- パーフェクトダーク (2000)
[編集] 関連項目
- 全米犯罪情報センター
- マフィア
- NBI
- 連邦捜査局国家保安部
- FBI超能力捜査官
[編集] 外部リンク
- FBI(英語版) 公式
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