麻布

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麻布(あさぬの)とは、で織ったのことである。

  1. 麻布(あざぶ)とは、東京都港区の一地区。以下で詳述。

麻布(あざぶ)は、東京都港区の一地区である。麻布は山の手台地と谷地で起伏に富んだ土地である。麻布という字が当てられるようになったのは江戸時代の元禄期からといわれる。

赤い靴の碑


目次

[編集] 概要

麻布は基本的に住宅地である。都心の一等地にあるため地価が高く、特に高台は富裕層が多く住んでいると言われている。低地側には幹線道路が通っており、幹線道路沿いには高層マンションが目立つ。

地理的には、麻布地域の縁を沿うように「古川」が流れており、この川によって山と谷、高台と低地が形成され、起伏に富んだ、坂道の多い地形である。

高台は閑静な住宅地となっているが、低地は下町風である。主な低地として、麻布十番や東麻布などがあり、どちらも古くから職人が移り住んだことで、下町文化が形成されたと言われる。

近年まで、麻布地域内の鉄道駅は南麻布の端にある広尾駅しかなく、または隣町の六本木駅神谷町駅がある程度で、鉄道でのアクセスが悪い場所だった。そのため、麻布はマイカータクシー利用でのみ来ることができるという大人なイメージのある隠れ家的な地域であった。しかし、2000年に大江戸線麻布十番駅、南北線麻布十番駅、大江戸線赤羽橋駅、南北線白金高輪駅の4駅が相次いで開業し、鉄道しか移動手段がない者でも容易に来ることができるようになった。鉄道駅開業後は、雑誌でも麻布十番駅周辺の商店街が取り上げられることが多くなったため、鉄道利用の人々にとっては、麻布というと、麻布十番という下町的な雰囲気のみを連想しやすい。

なお、現在は麻布と六本木は一見すると別の町のように思えるが、古くは六本木は麻布の一地区に過ぎなかった。そのため、現在でも麻布と六本木は行政区分などの点で地域的繋がりが強い。例えば、麻布警察署や麻布図書館は六本木にある。

[編集] 歴史

麻布周辺には貝塚などが見られ縄文時代から人間が住んでいた。弥生時代には農業も行われていた。

712年には竹千代稲荷(現在の十番稲荷)が創建、824年には空海により麻布山善福寺が開基、939年(天長元年)には氷川神社源経基により勧請される(1659年に現在の位置に移転)。

江戸時代初期までは農村や寺社の門前町であった。武家屋敷が建ち並ぶようになり、江戸の人口増加・拡大につれ都市化し代官支配から町方支配にうつる。馬場が1729年(享保14年)に芝から麻布に移転、十番馬場と呼ばれた。馬場移転に伴い馬市が立ち麻布十番は栄える。

1859年(安政6年)にアメリカ公使館が善福寺に置かれる。明治時代には古川が埋め立てられ鉄道馬車が通り工業化が進む。次第に台地の上は高級住宅街、低地には零細商工業といった分化がすすむ。大正時代には麻布十番を中心に花街や演芸場、映画館デパートなどが造られ東京でも有数の盛り場となる。第二次世界大戦では空襲で大きな被害を受けるが、戦後に復興する。

1949年麻布十番温泉が開湯する。

戦後、地下鉄日比谷線の開通計画に際し、銀座に顧客を取られることを恐れ、地下鉄駅の開設反対運動が起こり路線は変更された。しかしながら結果として六本木に客足が向かうことになり長く商業的な停滞が続いた。2000年南北線の開通に伴い麻布十番駅が開設され、駅前商店街の奥には六本木ヒルズが完成するなど嘗ての殷賑を取り戻しつつある。現在の麻布は、東京を代表する住宅地の一つとして知られ、芸能人・著名人・財界人など多くの人が住んでいる。

うぐいすを 尋ね尋ねて 麻布かな ――芭蕉

[編集] 麻布区

麻布区は港区の前身(東京市行政区)の1つである。1878年郡区町村編制法が施行され東京府域が15区6郡に区画分けされた際に発足した。その範囲は、今日「麻布」を名前に含む町すべて(麻布十番・麻布台・南麻布など8町)と六本木一丁目~六丁目の町域にほぼ一致する。

1947年に港区が発足し、麻布区は消滅。この際、旧麻布区域のすべての町名には「麻布」を冠する町名に変更がなされたため(一例、「六本木町」を「麻布六本木町」に変更)、住居表示の実施による町名町域統合が行われるまで麻布地区一帯には「麻布○○町」といった町名が41存在した。麻布永坂町に住む松山善三氏と麻布狸穴町に住む澤博士氏の両者の運動により、麻布永坂町と麻布狸穴町の地名だけが変わらず今日に残っている。

[編集] 沿革

  • 1878年11月2日:郡区町村編制法施行により、麻布区発足。
  • 1889年5月1日:東京府内に市制・町村制が施行され、東京市発足。以降、麻布区は東京市の行政区となる。
  • 1943年7月1日:東京都制施行により、東京府と東京市は廃止され東京都が発足。以降、麻布区は東京都の行政区となる。
  • 1947年:
    • 3月15日:芝区・麻布区・赤坂区の3区が合併し、港区発足。旧麻布区域の町名にすべて「麻布」を冠する。
    • 5月3日:地方自治法施行により、港区は特別区となる。
  • 1962年9月30日:区画整理・町名地番整理を施行。
麻布地区(六本木地区を含む)における住居表示実施前後の町名町域の対照
  • 1966年
    • 4月1日:南麻布の住居表示を実施。
    • 7月1日:元麻布の住居表示を実施。
  • 1967年1月1日:西麻布の住居表示を実施。
  • 1974年1月1日:麻布台の住居表示を実施。(一丁目・二丁目のみ)
  • 1976年10月1日:麻布台の住居表示を実施。(三丁目)
  • 1978年9月1日:麻布十番の住居表示を実施。
  • 1981年4月1日:東麻布の住居表示を実施。

[編集] 麻布地区の町名

  • 麻布十番(あざぶじゅうばん)
  • 麻布台(あざぶだい)
  • 麻布永坂町(あざぶながさかちょう)
  • 麻布狸穴町(あざぶまみあなちょう)
  • 西麻布(にしあざぶ)
  • 東麻布(ひがしあざぶ)
  • 南麻布(みなみあざぶ)
  • 元麻布(もとあざぶ)

[編集] 建築物・観光名所など

韓国中央会館

[編集] 主な出身者

[編集] 舞台となっている作品

[編集] 祭り

東京特別区の主な地域
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