難読地名
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難読地名(なんどくちめい)とは、通常の読みをしないために読みにくくなっている地名のこと。
日本語においては、主に日本の地名のうち、漢字が通常の読みをしないために読みにくくなっている地名のこと。読みにくさの理由は、常用漢字以外の漢字を使っている場合、その表記文字の読み方が一般的な読み方と異なる場合などをあげることができるが、明確な定義はない。
目次 |
[編集] 概説
いうまでもなく地名とはその土地の歴史や文化に深く根付いているものであり、地域の人々にわかってさえいればどんな漢字を当てようと“読みにくい”かどうかは本来は問題にはならない。しかし交通機関の発達による人々の行動範囲の拡大、テレビや新聞といったマスメディアの普及によって難読地名というものが生まれてきた。すなわち地方によっては同じ綴りや漢字を別の読み方をする、同じ音に別の綴りや字を当てる、方言によって音が変化する、歴史に由来して常用漢字外の漢字を当てる、等の例である。ただし歴史や文化に根付いている以上、それを一般化したり統一したりしなければならない筋合いのものではない。にもかかわらず、日本においては、近年の市町村合併や区画整理などによって、わざわざ読みにくい名称をつける理由もなく、難読地名は減少する傾向にある。
参考
[編集] 日本の難読地名
[編集] 難読地名となりやすい例
[編集] あまり知られていない文字が使われている場合
この場合の文字はほぼ漢字に限られ、その多くは常用漢字外の漢字を含む地名である。常用漢字外の漢字を含むということは、すなわち義務教育において習得する知識だけでは読めないということになり、たとえその漢字の本来の読み方であったとしても難読地名となる場合がある。実際に使用頻度が非常に低い漢字が使われている地名も少なからず存在し、それらは多くの日本人にとって難読地名となる。ただし常用漢字でなくとも比較的多くの日本人が認知している漢字も数多く、単に常用漢字外の漢字を使用しているだけでは難読地名とは言えない。
[編集] 文字の読み方が一般的な読み方と異なる場合
[編集] 通常の音訓にない読み方となっている例
常用漢字だけで表記されていても、その常用漢字の音訓として制定されていない読みとなっている地名は多数存在する。このような読みを含む場合も難読地名といえるが、これも実際には比較的多くの一般大衆が認知している読みも多い。下記にその例を記す(特定地域のみに多く存在する特殊な読み方は別項に記す)。
- 「戸」 = 「へ」「べ」
- 「生」 = 「お」「ふ」「ぶ」「ゆう」(「ゆ」が拗音化したものを含む) 「にゅう」
- 「水」 = 「み」「みな」「うず」
- 「海」 = 「み」
- 「砂」 = 「さご」
- 「石」 = 「いわ」「し」
- 「門」 = 「と」「かど」
- 「飯」 = 「いい」
- 「城」 = 「き」
- 「部」 = 「へ」「べ」
- 「辺」 = 「へ」「べ」「なべ」
- 「神」 = 「こう」「ごう」「かん」
- 「館」 = 「たて」「だて」「たち」
- 「任」 = 「とう」
- 「谷」 = 「やつ」「やち」
- 「別」 = 「べ」
- 「上」 = 「かみ」「かん」
- 「玄」 = 「くろ」
- 「河」 = 「こう」
- 「肥」 = 「い」
- 「久」 = 「く」
[編集] 音訓が変化している例
通常の音訓の間に「の」「が」などが入っていることがある(例: 「尼崎」 = 「あまがさき」、「一宮」 = 「いちのみや」)。通常の音訓の一部が欠けていたり、読みが変化したりして難読となっている例も多く存在する(例: 「富山」 = 「とやま」、「焼津」 = 「やいづ」)。
[編集] 表記と読みが本来無関係な例
地名の表記として、その地名自体ではなく、枕詞、雅称、別名などの表記を使うことがある(例: 「飛鳥」 = 「あすか」、「大和」 = 「やまと」、「太秦」 = 「うずまさ」)。
[編集] 日本語以外の地名に漢字が当てられた例
後述する琉球語、アイヌ語のほか、少数であるが英語などに漢字が当てられた地名もある(例: 「須美寿島」 = 「スミスとう」)。
ただし、必ずしも難読とは限らず、簡単な漢字が当てられ通常の読みをする地名も多い。
[編集] 地域別の特殊な読み方
[編集] 日本以外の難読地名
日本以外にも難読地名は存在する。例えば、表音文字であるラテン文字を用いて表記される英語でも、実際には綴りと発音の乖離が見られ、特に地名を含む固有名詞においてはその程度が大きい。中でも、綴りと発音の乖離が甚だしい地名は難読地名とされる。英語の難読地名の一覧については、List of names in English with non-intuitive pronunciations参照。
[編集] 関連項目
- 日本の難読地名一覧 </dt>
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