輪廻

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この項目ではヒンドゥー教、仏教用語について記述しています。映画については輪廻 (映画)をご覧ください。

輪廻りんね、Samsara)は、ヴェーダ仏典などに見られる用語で、人が何度も転生し、また動物などにも生まれ変わることを特に言う言葉。なお、「輪廻」をリンネと読むのは国語学上の連声(れんじょう)という現象である(リン+エ=リンネ)。

目次

[編集] ヒンドゥー教における輪廻

ヒンドゥー教

基本教義
輪廻解脱カースト
神々
ブラフマーシヴァ
ヴィシュヌクリシュナ
聖典
ヴェーダ
マハーバーラタ
バガヴァッド・ギーター
ウパニシャッド
ラーマーヤナ
人物
シャンカラグル
修行法
ヨーガ
地域
インドネパール
バリ島

ヒンドゥー教では、輪廻を教義の根幹とし、信心によって次の輪廻(来世)においてカーストが上がるといわれている。

輪廻はインドにおいてサンサーラ(saMsAra)と呼ばれる。

サンサーラとは、生き物が死して後、生前の行為つまりカルマ(karuman)の結果、次の多様な生存となって生まれ変わることである。

『チャーンドーギヤ』(5-3-10)と『ブリハッドアーラニヤカ』(6-2)の両ウパニシャッドその他に述べられている。(プラヴァーハナ・ジャイヴァリ王の説く輪廻説=五火二道説)

行為が行われた後、なんらかの結果(para)がもたらされる。

この結果は、行為の終了時に直ちにもたらされる事柄のみでなく、次の行為とその結果としてもまた現れる。

行為は、行われた後に、なんらかの余力を残し、それが次の生においてもその結果をもたらす。

この結果がもたらされる人生は、前世の行為にあり、行為(カルマ)輪廻の原因とされた。

生き物は、行為の結果を残さない、行為を超越する段階に達しないかぎり、永遠に生まれ変わり、生まれ変わる次の生は、前の生の行為によって決定される。

[編集] 仏教における輪廻


仏教

基本教義
縁起四諦八正道
三法印四法印
諸行無常諸法無我
涅槃寂静一切皆苦
人物
釈迦十大弟子龍樹
如来・菩薩
仏の一覧
部派・宗派
原始仏教上座部大乗
地域別仏教
インドの仏教中国の仏教
韓国の仏教日本の仏教
経典
聖地
八大聖地
ウィキポータル

仏教においても、伝統的に輪廻が教義の前提となっており、輪廻をと捉え、輪廻から解脱することを目的とした。ただし輪廻の主体たる常住不変のは因縁説と矛盾しており成立しない(無我)とする点で、他のインド伝統宗教と対立してきた。仏教者や仏教研究者のなかには、「釈迦は輪廻説を前提としておらず、インドに古代から信じられて半ば社会の常識化した輪廻を直接的に否定することをせず、方便として是認したに過ぎない」と主張する者も少なくない。

[編集] その他における輪廻

神秘学の範疇において、輪廻はその教義展開の題材となっていることが多く、信奉者も多い。また、怪奇小説や映画の題材になることもある。

[編集] 参考文献

  • 飯田史彦 『生きがいの創造(生まれ変わりの科学が人生を変える)』
  • ジナ・サーミナラ 『転生の秘密』多賀英訳 
  • バイオレット・シェリー 『地球卒業者 18人の過去生』林陽訳
  • アルボムッレ・スマナサーラ 『死後はどうなるの?』 国書刊行会 4-336-04725-1

[編集] 関連項目

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