親指さがし (映画)

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親指さがし(おやゆびさがし)は山田悠介ホラー小説親指さがし』を原作として2006年8月26日に公開された日本映画。三宅健の単独初主演映画。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


目次

[編集] 親指さがしという遊び

とある村で少女が親指を切り取られて殺害された。その親指を見つけてあげると願いが1つ叶うという遊びである。

輪になって左手は右側の人の右手の親指を握る。呪文を2回唱えて手を離すと1人1人が別々の「親指さがしの部屋」に飛ばされ、そこで親指を探す。部屋にある蝋燭を消せばいつでも帰ってこられるが、誰かに肩を叩かれたときに振り返ってしまうと部屋から帰ることができなくなってしまう。

父親に親指を切り取られた箕輪サキを村の子供たちがからかい、親指を見つけると願いが叶うという遊びにつながっていった。

[編集] あらすじ

仲の良い小学6年生の由美子、武、信久、綾、知恵、智彦が8月13日に廃墟となったホテルで遊んでいた。屋上で由美子が親指さがしをしようと言い出す。由美子は特に仲の良かった武に自分が戻ってこなかったら探すように頼み、親指さがしの途中で悲鳴を上げたまま消息を絶ってしまう。そして8年後の8月13日、同窓会で再会した5人は武の希望でもう一度親指さがしを行うものの何も起きない。そして解散した後、武が階段を転がり落ちて入院し、信久は親指を切り取られて殺されてしまう。親指さがしの呪いで関係者は全員殺されるという情報を得たため、残された4人は親指さがしの謎を求め、親指を無くした少女サキの屋敷へ辿り着く。サキの屋敷で武が霊に襲われるものの、由美子についての情報は得られないまま引き返すと今度は綾が親指を切り取られて殺されてしまう。武は智彦に嘘をついて廃ホテルに誘い、武が呪われていることに気づいた知恵も廃ホテルに急行する。武と智彦が手分けしてホテルを調べたところ、武は親指さがしで行った部屋と同じ部屋を見つけ霊に襲われる。一方、ホテルに着いた知恵は屋上の換気口を調べた。由美子は親指さがしが始まった後でそこに隠れて武に見つけてもらう予定だったのだ。しかし由美子が行方不明になったとき知恵はどうしてもそのことを言い出せなかった。そのけじめをつけるために換気口の扉を開けた。中は底なしのようでとても隠れられるような場所ではなくなっていた。霊に襲われていた武は子供の頃と違い肩を叩かれても蝋燭を消さずに振り返って斧で霊に立ち向かうが、取り憑かれたように斧を振り回し智彦と知恵に襲いかかる。智彦は指を切り取られ、知恵が逃げ込んだ部屋は換気口がむき出しになっていた。その中から由美子のものと思われる鈴の音を聞いた知恵は、そこに由美子がいることに気づき武から逃げながら壊した。中からミイラ化した由美子が姿を現す。由美子は隠れた時に換気口の穴を滑り落ちて死んでしまったのだった。武は正気に戻り、部屋の鏡を見て信久や綾を殺したのが自分であることを悟る。武は由美子を抱え上げて謝り、由美子は砂になって崩れ落ちた。武は由美子のはめていたビーズの指輪を取ると窓から飛び降りる。知恵も後を追って飛び降りようとしたところ、智彦に引き留められる。後日、知恵と智彦が供養におとずれて子供時代を回想しつつ終わる。

[編集] キャスト

親指さがしの前に由美子から換気口の扉の中に隠れると聞かされたものの、由美子が行方不明になった後、その事を言い出せなかった。箕輪親子がホテルではなく屋敷で心中を図ったことを独自に突き止め、武の嘘を見破った。
同窓会にくるまで由美子の事を忘れ薄情な性格だったが、信久が殺されるなどして呪いにおびえ続けた。サキの屋敷から帰ってきた後、小学生の頃に由美子の携帯ゲームを妬み木の根元に埋めたことを思い出し、謝罪しながら掘り返したところで殺される。
ノブ。同窓会で武に親指さがしをもう一度一緒にやってくれと頼まれたことに腹を立てて武を殴り、昔の事は忘れるように迫る。同窓会が終わってすぐ公園で殺される。
母親の療養のため石神村の屋敷に住んでいたが、母親が死んでから指をしゃぶるようになり、親指は父親に切り落とされた。親指が無くなったことで村の子供たちにからかわれた。事業に失敗した父親と屋敷の2階で心中。

[編集] スタッフ

  • 原作:山田悠介
  • 監督:熊沢尚人
  • 脚本:熊沢尚人、まなべゆきこ、高橋泉
  • 音楽:安川午朗
  • 撮影:斉藤幸一
  • ビデオエンジニア:さとうまなぶ
  • 照明:豊見山明長
  • 録音:深田晃
  • 美術:松本知恵
  • 編集:宮島竜治
  • 主題歌:フィリッパ・ジョルダーノ

[編集] 原作との違い

小学生の頃に親指さがしをして、成人してから集まって再び親指さがしをして何も起きなかった。それから一人ずつ殺されていき、その謎を追って田舎の村にある屋敷を調査、戻ってきて近所の建物で解決をするという流れは似ているが、ストーリーは全く違う。

まず時期としては原作の時期は春休みであり、その7年後に連続殺人事件が起きるのにたいして、映画では半年前にずれて夏休みの話であり連続殺人事件が起きるのはその8年後、親指さがしを行った日はお盆初日で死んだ人が帰ってくる日としている。

親指さがしで行方不明になった人物も田所由美から田所由美子に少し名前を変え、呪いの元となった親指を切り取られた女性は原作では箕輪スズであり二十歳の頃に猟奇殺人に遭い左手の親指を木の根元に埋められたが、映画では少女である箕輪サキが母親が死んでから寂しさを紛らわすためにしゃぶっていた右手の親指を父親に切り取られたことになっている。

映画では同窓会を終えてすぐに武は階段を転がり落ち信久は公園で殺害され、映画版だけに登場する綾が呪いにおびえることで、親指さがしを調査するための動機付けを行うが、原作では親指さがしの後に残された4人が苦悩し続けた結果として親指さがしを調べ始めている。

調査に訪れた田舎の村の屋敷は、原作では親指さがしの部屋のある所であり武は親指さがしのときに調査しきれなかった机の3番目の引き出しを開け少女時代のスズの写真を手に入れるが、映画版では親指さがしの部屋を廃ホテルの中にしてサキの屋敷とエピソードを分け合ってしまい引き出しは親指さがしの時の状況を連想させるためだけに用いられた。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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