規範的分析

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

規範的分析(きはんてきぶんせき、normative analysis)とは、分析の仕方の一つで価値判断を交えた見方のこと。対義語は事実解明的分析

[編集] 概要

規範的分析においては、最終的な判断に価値観が関わる。

例えば「経済成長は人々を幸せにするか」という命題は幸せの定義に価値観が関わるため、規範的分析の対象となる。幸せとは実質所得の水準であると定義すれば、先の命題は事実解明的分析の対象となる。ただし、今度は「幸せとは実質所得の水準である」という定義が規範的分析の対象となってしまう。


このような命題が社会問題となり最終的な判断が必要になった場合は、政治的な判断をしなくてはならなくなる。その判断の手法に何が適しているかという命題もまた、規範的分析である。

例えば、公害問題が起きた場合に、失業が発生しないように経済成長を優先して汚染を放置するべきか、健康被害を防ぐために汚染防止にコストを掛けて対策するべきかという二案が議題になったとする。このどちらかしか選択できないが、どちらを選択するべきかは規範的分析である。また選択手法は全会一致か多数決か独裁かというのも規範的分析である。

命題によっては、この規範的分析と事実解明的分析が混在している場合もある。例の公害問題では「失業と経済成長の関係」、「公害と健康被害の関係」は事実解明的分析になりえるため、規範的分析の議論に事実解明的分析が絡み議論が複雑化しやすい。

[編集] 関連項目

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB