西武新宿線

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神田川にさしかかる電車(2004年12月)

新宿線(しんじゅくせん)は、東京都新宿区西武新宿駅埼玉県川越市本川越駅とを結ぶ西武鉄道鉄道路線である。

なお、東京都交通局都営地下鉄)にも新宿線が存在する。

目次

[編集] 路線データ

[編集] 歴史

新宿線は、歴史的に川越鉄道が1895年(明治28年)に全通させた国分寺駅~川越駅間の一部(東村山駅以遠)と川越鉄道の後身である西武鉄道(旧)が1927年(昭和2年)に開業した東村山駅以東の区間に大別することができる。新宿線全通当初の都心側ターミナルは高田馬場駅であったが、戦後、国鉄新宿駅への乗り入れを目論み現在の西武新宿駅の位置まで路線を延伸したものの果たすことができなかった。新宿マイシティ(現・ルミネエスト新宿)の2階には西武新宿線の新宿駅が出来る予定だったため、天井の高さなどにその遺構を見る事が出来る。

  • 1894年(明治27年)12月21日 - 川越鉄道川越線国分寺駅~久米川(仮)駅間(8.0km)開業(非電化)。小川駅、久米川(仮)駅開業。
  • 1895年(明治28年)3月21日 - 久米川(仮)駅~川越駅(現在の本川越駅)間(21.7km)開業(非電化)。所沢駅、入曽駅、入間川駅、川越駅開業。
  • 1895年(明治28年)8月6日 - 東村山駅開業。
  • 1897年(明治30年)11月14日 - 南大塚駅開業。
  • 1927年昭和2年)4月16日 - 東村山駅~川越駅間電化(直流1500V、以後は開業時から電化)。
  • 1927年(昭和2年)4月19日 - 村山線高田馬場(仮)駅~東村山駅間(23.7km)開業(複線)。下落合駅、中井駅、新井薬師前駅、沼袋駅、野方駅、鷺ノ宮駅、下井草駅、井荻駅、上井草駅、上石神井駅、武蔵関駅、東保谷駅、西武柳沢駅、田無駅、花小金井駅、小平駅、久米川駅開業。
  • 1928年(昭和3年)4月15日 - 高田馬場駅~高田馬場(仮)駅間(0.5km)開業。
  • 1937年(昭和12年)12月25日 - 野方~鷺ノ宮間に府立家政駅開業
  • 1938年(昭和13年)6月21日 - 所沢~入曽間に所沢飛行場前駅開業。
  • 1940年(昭和15年)4月23日 - 花小金井~小平間に東小平駅開業。
  • 1940年(昭和15年)7月22日 - 川越駅を本川越駅に改称。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 所沢飛行場前駅を所沢御幸町駅に改称。
  • 1950年(昭和25年)4月6日 - 東村山駅~柳瀬信号所間複線化。
  • 1951年(昭和26年)6月11日 - 所沢御幸町駅を1.4km北へ移築し北所沢駅を開業。
  • 1952年(昭和27年)3月25日 - 西武新宿駅~高田馬場駅間(2.0km)開業。新宿線に改称。川越線東村山駅~本川越駅間を新宿線に編入。
  • 1958年(昭和33年)12月19日 - 柳瀬信号所~所沢駅間複線化。
  • 1959年(昭和34年)2月1日 - 北所沢駅を新所沢駅に改称。
  • 1964年(昭和39年)11月15日 - 新狭山駅開業。
  • 1967年(昭和42年)10月27日 - 所沢駅~新所沢駅間複線化。
  • 1969年(昭和44年)9月26日 - 新所沢駅~入曽駅間複線化。
  • 1975年(昭和50年)11月26日 - 入曽駅~入間川駅(現・狭山市駅)間複線化。
  • 1976年(昭和51年) - 休日に限り西武新宿駅~西武秩父駅間直通の「おくちちぶ」号、西武新宿駅~所沢駅間「むさし」号運行開始(こちらも参照のこと)。
  • 1977年(昭和52年) - 現在の地上25階建て西武新宿駅新駅ビル・駅舎完成。同年、西武鉄道としては初代401系以来久々となる4ドア車の2000系が登場。
  • 1980年(昭和55年)3月12日 - 南大塚駅~脇田信号所間複線化。
  • 1987年(昭和62年)5月28日 - 所沢~新所沢間に航空公園駅開業。
  • 1989年(平成元年)12月14日 - 新狭山駅~南大塚駅間複線化。
  • 1991年(平成3年)7月27日 - 狭山市駅~新狭山駅間複線化。
  • 1992年(平成4年)4月1日 - 新運行管理システムSEMTRACの本格稼働開始。
  • 1993年(平成5年) - ダイヤ改正で新宿線特急の運転系流の見直し。従来の休日のみの運行の「おくちちぶ」号・「むさし」号を廃止。毎日運転で西武新宿駅~本川越駅間の「小江戸」号運行開始。
  • 1995年(平成7年)9月1日 - 西武新宿駅上石神井駅間の特別減算運賃開始(基本運賃200円を170円に値下げ)。
  • 1997年(平成9年)12月28日 - 西武新宿駅~上石神井駅間の特別減算運賃再実施(170円を190円に値上げ)。
  • 1998年(平成10年)3月 - ダイヤ改正でこれまで休日のみの運転で行楽急行として走ってきた休日の西武新宿駅~西武園駅・西武遊園地駅間の快速急行を廃止。快速急行はこれ以降、平日日中のみの運転の快速急行川越号になり、休日の行楽急行は快速急行を格下げ、急行に統一され、西武園駅行きは廃止、国分寺駅~西武遊園地駅間の準急はこれ以降、各駅停車に変更され、ワンマン運転となった。
  • 2000年(平成12年)2月20日 - 西武鉄道としては4年ぶりとなる新車、20000系が新宿線から定期営業運転開始(前年に試運転された)。
  • 2002年(平成14年)4月1日 - 西武新宿駅~上石神井駅間の特別減算運賃(190円)の終了に伴い基本運賃(200円)に戻す。
  • 2006年(平成18年)9月24日 - 更新された運行管理システムSEMTRACの本格稼働開始。
  • 2007年(平成19年)3月6日 - ダイヤ改正で快速急行の停車駅に東村山駅狭山市駅が追加された。
  • 2007年(平成19年)3月28日 - 西武新宿駅本川越駅間で、10000系(本務10108F、露払い10106F)による御召列車が運転される。

[編集] 運転

新宿線は、西武新宿駅~本川越駅間を軸に終日にわたり急行と普通が拝島線との直通運転を実施しているほか、平日朝ラッシュ時を中心に多摩湖線西武遊園地駅方面との直通急行を設定している。土休日は多摩湖線への行楽用の直通急行、西武園競輪開催時には、西武園線西武園駅からの臨時急行を随時運転している。なお、1998年3月まで西武新宿駅からの西武園駅行き快速急行の設定があった。

また、2003年3月から日中には東村山駅~新所沢駅間に国分寺線からの直通列車が設定されている。

西武ドームプロ野球が行われる日は、所沢駅から池袋線を経由して狭山線との直通運転が実施される。

運転される列車種別は、下記のとおりであるが、基本的に途中駅まで急行運転し、以遠が各駅停車となる典型的な郊外電車型の運転形態である。

車両基地は、上石神井と南入曽、拝島線の玉川上水に設置されている。

[編集] 列車種別

停車駅は駅一覧に記載。

[編集] 2007年3月6日現在の種別

終日運転される有料特急。「小江戸」の愛称があり、全列車が西武新宿~本川越間の往復である。
1993年までは西武新宿~西武秩父まで、休日のみ「おくちちぶ」号を運転していたほか、送り込みとして西武新宿~本川越間(上りは所沢始発)を1往復「むさし」号として運転していた。
1998年のダイヤ改正で登場した、全線にわたって急行運転を実施する速達列車。「川越号」の愛称がある。全列車が西武新宿~本川越の往復で、朝夕を除く時間に運行されている。但し土休日には運転されない。
以前は西武新宿~西武園・西武遊園地、西武球場前(原則として野球開催時のみ)間を休日のみ運転していたが、1998年のダイヤ改正で急行へ格下げとなり、西武園行きのみ廃止となった。このほか1993年まで、休日のみ運転で西武新宿~本川越を走る快速急行(通称ゴルフ急行。途中停車駅は高田馬場・鷺ノ宮・田無・所沢・狭山市)があった。
2007年3月6日のダイヤ改正から東村山駅狭山市駅が停車駅に追加された。但し、西武新宿~本川越間の所要時間は改正前と同じ47分のままである。ちなみに今まで狭山市駅は、快速急行の上の特急が停車し、代わりに快速急行は新所沢に停車する、千鳥式運転を行っていたが、今回のダイヤ改正で、それが無くなった。
平日朝ラッシュ時の上りのみ本川越駅から運転される。後述の急行では各駅に停車する本川越駅田無駅間も急行運転を実施する。
1993年に初登場し、当時は平日朝ラッシュ時の千鳥停車の急行の停車駅を明確にする目的で、今は無き快速と共に登場した。急行との差は通勤急行が鷺ノ宮駅を通過するのに対し、快速は上石神井駅を通過すること。
ちなみに通勤急行は本川越駅始発で、快速は拝島駅・西武遊園地駅始発であった。現在の停車駅となったのは2001年12月からで、朝ラッシュ時の所沢・本川越方面から西武新宿方面への速達列車の色合いが強く、さらには拝島線の分岐駅である小平駅は通過する。
本川越系統と拝島系統が終日運転される。上りは全て西武新宿行きで、下りは新所沢・本川越・拝島の各駅行きが設定されている(2003年3月のダイヤ改正まで、拝島系統は朝・夕時間帯のみの運転だった)。また上りには玉川上水駅始発の電車が設定されている。
停車駅は西武新宿・高田馬場・鷺ノ宮・上石神井・田無と田無から先の各駅。なお平日朝時間帯には萩山駅で連結・切離する前6両拝島駅・後4両多摩湖線直通西武遊園地駅発着の電車が設定されている。8両か10両の運転となるがラッシュ時は10両での運転となる。
さらに土休日には西武遊園地発着の急行も存在する。また競輪開催時には西武園駅発着の急行も運転されることもある。これらの列車は多摩湖線・西武園線のホームの有効長の関係で8両で運転される。また野球開催時には、臨時で西武球場前行きの急行が運転されることがある。
平日朝ラッシュ時と日中、そして終電前のみの設定で、急行を補完する。上りは急行と同様に全て西武新宿行きで、下りは田無・新所沢・本川越の各駅行きが設定されており、一部拝島線玉川上水駅まで運転されている(平日朝ラッシュ時のみ)が、玉川上水駅始発の準急列車は設定されていない。野球開催時には西武球場前駅発着の列車も運転されることがある。
各駅に停車する。全線を運転する列車のほか、上石神井・田無・新所沢の各駅までの区間列車、玉川上水・拝島への拝島線直通列車が運転される。各駅停車のみ停車する下落合駅上井草駅(鷺ノ宮駅を除く)の各駅のホームの長さは8両分しかないため、基本的に8両編成で運転されるが、列車によっては6両であったり、早朝・深夜には出入庫の関係で同区間を含まない列車が10両で運転される場合もある。野球開催時には西武球場前始発の本川越行きの列車も運転されることがある。
平日早朝には上石神井駅始発の拝島行(前6両)・西武遊園地駅行(後4両)、夕方には10両で上石神井始発本川越行もある。

[編集] 廃止された種別

  • 快速
    1993年から2001年12月のダイヤ改正まであった種別。朝ラッシュ時上りのみの設定で拝島駅・西武遊園地駅~西武新宿駅間に9本運転。停車駅は田無までの各駅・鷺ノ宮・高田馬場・西武新宿であった。

[編集] 新たな相互直通運転路線

2005年(平成17年)に西武鉄道と東京地下鉄は、西武新宿線内(地図上から見れば下落合駅付近)から東京地下鉄東西線高田馬場駅に連絡線を新設し相互乗り入れすることで協議を始めることに合意した(公式発表ではない)。2007年以降に都市鉄道等利便増進法対象プロジェクト化、工期7年での建設を目指しており、実現すれば高田馬場駅での乗り換えなしに西武新宿線沿線から山手線の内側に行き来ができることから利便性が大幅に高まる。

今のところ中央・総武緩行線東葉高速線との相互直通運転に関しては計画されていない。

[編集] 沿線自治体との関係

西武鉄道は池袋線練馬区内で高架化するなど交通渋滞開かずの踏切問題を解消しようと取り組んでいる。しかし、地下鉄線等との相互乗り入れのない新宿線では高架工事も進まず、周辺自治体(新宿区中野区杉並区西東京市)から要望が多い。特に新宿線の立体交差は都心部では山手通り中井駅)・環七通り野方駅)・環八通り井荻駅)の3箇所(中井駅と野方駅は駅ホームと立体交差している)しかなく、中野通り新井薬師前駅沼袋駅の中間)・中杉通り鷺ノ宮駅)では未だ歩行者用地下道すらない古い踏切のままであり、地元での緊急車両運転・バス交通において大きな障害となっている。 多摩地区においても、小金井街道青梅街道府中街道といった幹線道路でさえも踏切のままであり、同様の問題を抱えている。

[編集] キロポストについて

新宿線では、距離を示すキロポストが起点である西武新宿駅から終点の本川越駅に向かって打たれているわけではなく、3区間に分かれて打たれている。これは歴史的な経緯によるもので、キロ数が増える方向も下り方と上り方が混在している。その区間は、

  1. 高田馬場駅→西武新宿駅
  2. 高田馬場駅→東村山駅
  3. 本川越駅→東村山駅→国分寺線国分寺駅

おおむねこの3つに分かれる。

  1. は、戦後に高田馬場駅から西武新宿駅まで延伸されたため、既に0kmポストがある高田馬場駅を起点に上り方向に打たれたものである。高田馬場駅ホームの下り方終端部に0kmポストが置かれ、西武新宿駅の終端付近に-2kmポストが存在する。
  2. は、旧西武鉄道開業時に打たれたが、既に東村山駅から本川越駅まではポストが打たれていたので、合流地点の東村山駅付近で打ち止めとしたものである。1.と同じく高田馬場駅ホームの下り方終端部の0kmポストを起点とし、通常通り下り向きに打たれている。ただし終端については東村山駅構内で打ち止めとはならず、所沢駅の南側で池袋線をアンダークロスする地点で打ち止めとされている。この地点には終端を示す標識が下り方面に向かって左側の切り通し上に立てられ、26.472kmを示している。
  3. は、旧川越鉄道時代に打たれたもので、本川越駅を0kmとして上下が逆に打たれ、東村山駅からは国分寺線へ連続して打たれている(このため国分寺線のキロポストは全て本川越駅からの通算距離を示す)。ただし本川越駅の0kmポストは駅改良工事などの関係で現存しておらず、実際のポストは0.3kmからとなっている。また、名目上は本川越駅~東村山駅~国分寺駅と連続しているが、実際には所沢駅南側の19.5kmポストから東村山駅構内まで一旦ポスト打ちが中断されている。この中断の開始地点は2.の高田馬場駅起点のキロポストが打ち止めとなる地点のすぐそばにあたり、わずかな区間重複するものの、実質的にここで交替が行われているといってよい。

[編集] 女性専用車

平日朝7:30~9:30に西武新宿駅に到着する上り急行・通勤急行・準急の進行方向先頭車両(実施区間は全区間)

[編集] 駅一覧

駅名 駅間
キロ
累計
キロ
各駅停車 準急 急行 通勤急行 快速
急行
(川越号)
特急
小江戸号
接続路線・備考 所在地
西武新宿駅 - 0.0 東京地下鉄丸ノ内線新宿駅:M-08)
都営地下鉄大江戸線新宿西口駅:E-01)
(※連絡運輸のみ記載)
東京都 新宿区
高田馬場駅 2.0 2.0 東日本旅客鉄道山手線
東京地下鉄:東西線(T-03)
下落合駅 1.2 3.2  
中井駅 0.7 3.9 都営地下鉄:大江戸線(E-32)
新井薬師前駅 1.3 5.2   中野区
沼袋駅 0.9 6.1  
野方駅 1.0 7.1  
都立家政駅 0.9 8.0  
鷺ノ宮駅 0.5 8.5  
下井草駅 1.3 9.8   杉並区
井荻駅 0.9 10.7  
上井草駅 1.0 11.7  
上石神井駅 1.1 12.8 上石神井車両基地併設) 練馬区
武蔵関駅 1.3 14.1  
東伏見駅 1.2 15.3   西東京市
西武柳沢駅 1.0 16.3  
田無駅 1.3 17.6  
花小金井駅 2.3 19.9   小平市
小平駅 2.7 22.6 西武鉄道:拝島線(直通運転)
拝島線拝島駅・拝島線経由多摩湖線西武遊園地駅まで直通運転
久米川駅 2.0 24.6   東村山市
東村山駅 1.4 26.0 西武鉄道:国分寺線西武園線
所沢駅 2.9 28.9 西武鉄道:池袋線 埼玉県 所沢市
航空公園駅 1.6 30.5  
新所沢駅 1.2 31.7  
南入曽信号所 2.0 33.7 南入曽車両基地分岐線 狭山市
入曽駅 1.9 35.6  
狭山市駅 3.0 38.6  
新狭山駅 2.7 41.3  
南大塚駅 2.6 43.9 西武鉄道:安比奈線(貨物線・休止中) 川越市
脇田信号所 2.7 46.6  
本川越駅 0.9 47.5 東日本旅客鉄道:川越線川越駅
東武鉄道東上線(川越駅、川越市駅
(※但し、東日本旅客鉄道・東武鉄道ともに連絡運輸ではない)
凡例
●:停車
|:通過
↑:上り方向通過(通勤急行のみ)

[編集] かつて存在した駅・信号所

[編集] 沿線風景

[編集] 西武新宿~高田馬場

頭端式2面3線の西武新宿駅を出ると、進行方向左手にJR山手線埼京線湘南新宿ラインの線路が見える。 職安通りのガードを超えて少々走ると、JR山手線新大久保駅が現れるが、本線の駅は設けられていない。 ロッテの工場や海城中学校、高校を右手に見ながら、まっすぐと北進し、電車は高田馬場駅に到着する。

[編集] 高田馬場~鷺ノ宮

高田馬場駅を出るとやや右カーブした後、下りながら左に急カーブしながら神田川をまたぎ、その直後にJR山手線をくぐる。曲線半径は158m、30.3‰の下り勾配である。ここで地上に降りるが、これ以降は、ごく一部を除いて高架盛土区間を走らない。山手線をくぐった後は下落合駅まで新目白通りと平行し、下落合駅手前では妙正寺川に接する。以降、蛇行する妙正寺川を途中数度渡りながら住宅密集地を進む。中井駅山手通りの下にあり、中線が1本ある退避駅である。下落合寄りはカーブしており、ポイント通過の際に列車が大きく揺れる地点でもある。新井薬師前駅の300m程西で中野通りと平面交差する。街路樹の桜並木が見事であるが、踏切渋滞していることが多い。沼袋駅は内側2線の通過線を持った対向式ホームである。駅前は京王バスが発着するが、街路が狭隘なため、南行一方通行のみである。ここに限らず都心寄りは狭隘な駅前を持つところが多い。野方駅直下で環七通りを乗り越し、都立家政駅を経て下り線のみ退避可能な鷺ノ宮駅となる。この高田馬場-鷺ノ宮間はカーブの連続で電車がよく揺れ、かつ最高速度が抑えられてしまう。

[編集] 鷺ノ宮~上石神井

鷺ノ宮駅の先で右カーブした後は、多少のアップダウンこそあれど、線形が比較的良くなる。鷺ノ宮から上石神井の間では井荻駅のみ通過線がある。またこの駅では環八通りと交差しているが、電車から見える高架橋以外に地下トンネル(井荻トンネル)でも交差している。上井草駅付近からちらほらと畑が車窓に見え始め、屋敷森も見える等景観が武蔵野らしくなってくる。千川通りを踏切で交差した先に、上石神井車両基地が南に広がり、島式ホーム2面3線の上石神井駅となる。ホームや階段は狭隘で、ホーム端はすぐ踏切となる。尚、同駅付近で東京外環自動車道が交差する計画である。

[編集] 上石神井~田無

上石神井駅を出ると一旦下り勾配となる。次駅武蔵関駅の先で石神井川と並行するが、川沿いの桜並木が見事である。そのまま武蔵関公園の北側をかすめて上り勾配となり東伏見駅となるが、同線では珍しい島式ホーム2面4線の待避駅である。また、以降の各駅は駅前広場整備率が高くなる。若干の盛土掘割区間を経て西武柳沢駅を過ぎると、数少ない高架区間となっており、戦時中に武蔵野中島飛行機工場への鉄道連隊が作った専用線の臨時のガードを越えて青梅街道武蔵境通りバイパスを乗り越した後、再び地上に戻り武蔵境通りと平面交差すると田無駅となる。特急以外の全ての種別が停車する主要駅ではあるが、島式ホーム2面3線の設備である。この形式が同線の特徴でもあり、欠点の一つでもある。

[編集] 田無~小平

田無駅には本川越駅寄りに引上線がある。それを横目に住宅街を西へ進む。線路北側の家並の向こうにはスカイタワー西東京が見える。右カーブし、これより東村山駅の手前まで、進路を北西に取る。カーブの先に花小金井駅がある。島式ホーム1本であるが、嘗ては2面3線だった名残でホーム幅が広い。駅のすぐ南には多摩湖自転車道が通っており、ここから暫らく並行する。駅のすぐ西側で小金井街道平面交差する。道幅は広いが、南北を結ぶ西武バスの各路線が通り、バス運行の妨げとなっている。住宅と畑が混在する一帯を暫らく進むと青梅街道と斜めに平面交差する。踏切の前後はカーブしており、列車が減速するため踏切渋滞に拍車をかけている。また、踏切横には公立昭和病院があるため、救急車がしばしば立往生している姿を目にする。カーブを過ぎると新小金井街道を乗り越しする。付近は畑が目立ち、空が広く感じる一帯である。やがて上下線の間に引上線が割り込み、拝島線と分岐する島式ホーム2面4線の小平駅に着く。

[編集] 小平~東村山

小平駅は2面4線の駅であるが、待避駅ではなく西武拝島線との分岐駅となっている。このため小平駅までは複線であったのが、小平駅を出た直後は複々線のようになっている、線路の賑やかな駅である。小平駅の近くには小平霊園があるため駅付近には墓石屋が多く、お墓参りの時期には北口前に露店が並び急に賑やかになる。 小平駅を出てしばらく拝島線と平行するが、拝島線は左に曲がって別れてゆく。右手に小平霊園を見ながら進んでいくと久米川駅に到着する。久米川駅は東村山市内で一番乗降客の多い駅であるために賑わっており、駅付近の線路の両側は高い建物が並んでいる。現在北口の再開発を行っているので数年後には大きく変貌した姿になっているだろう。 久米川駅を出るとすぐに空堀川と新青梅街道と交差する。田無駅の後からずっと北西方向に進んできたが、東村山駅の手前で右カーブして北へ進む。このカーブの所で府中街道と平面交差する。主要道路との平面交差であるので、しばしば渋滞する地点である。カーブを過ぎると左側に西武国分寺線が現れ、東村山駅まで平行する。 東村山駅は東に市役所などがある市の中心部のため東口は整理されているが、西口はほとんど手つかずの狭い道が多い地域となっている。しかし昔の駅前の雰囲気をとどめていている、とも言える風景である。

[編集] 東村山~所沢

3面6線の東村山駅を出ると、西武園線と暫らく並行する。やがて西武園線が左にそれ、住宅街ながら緑の多い一帯を北に進む。盛土を走るようになると視界が開け、左に低い山並みを見ることが出来る。八国山緑地と呼ばれ、映画『となりのトトロ』のモデルとなった場所でもある。埼玉県に入ってすぐ左に国際航空専門学校があり、小型航空機ヘリコプターを見ることが出来る。盛土が終わると所沢街道、更に池袋線が頭上を乗り越し、池袋線と接続する所沢駅となる。かつては駅手前の踏切の先で西武所沢工場引き込み線が分岐していた。3面5線で、歴史的経緯上複雑な線路配置であるが、新宿線だけ見ると、基本的に対向式ホームと言える。バリアフリー対応などの手直しはされているものの古びた駅であり、周辺を含めた大規模な再開発計画がある。

[編集] 所沢~新所沢

[編集] 新所沢~狭山市

[編集] 狭山市~本川越

[編集] 関連項目

西武鉄道の鉄道路線</dt>
池袋線 - 西武有楽町線 - 豊島線 - 狭山線 - 西武秩父線
新宿線 - 拝島線 - 国分寺線 - 西武園線 - 多摩湖線 - 多摩川線 - 安比奈線 - 山口線</dd>

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