蒼天の拳
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| 蒼天の拳 | |
|---|---|
| 漫画 | |
| 作者 | 原哲夫 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 掲載誌 | 週刊コミックバンチ |
| 発表期間 | - 連載中 |
| 巻数 | 既刊16巻 |
| テレビアニメ | |
| 監督 | 山口美浩 |
| アニメーション制作 | 蒼天スタジオ |
| 製作 | 蒼天製作委員会 テレビ朝日 |
| 放送局 | テレビ朝日 |
| 放送期間 | 2006年10月4日 - 2007年3月14日 |
| 話数 | 26話 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
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| 日本の漫画作品 |
| 日本の漫画家 |
| 漫画原作者 |
| 漫画雑誌 |
| カテゴリ |
| 漫画作品 |
| 漫画 - 漫画家 |
| プロジェクト |
| 漫画作品 - 漫画家 |
目次 |
[編集] 作品概要
『北斗の拳』の過去を描く物語で、週刊コミックバンチ創刊時の2001年から同誌の目玉タイトルとして連載されている。ただ、ストーリーや設定には北斗の拳と相容れない部分が多く、厳密な意味での前日談ではない。基本的な設定と世界観のみ共有するスピンオフ作品の色彩がかなり強いものである。
雑誌「ラジャー」の取材に答えた堀江信彦バンチ編集長によると、本作品は『北斗の拳』サーガの「エピソード2」、週刊少年ジャンプに連載された『北斗の拳』はエピソード4にあたるという。
『北斗の拳』と同じく原哲夫が作画し、またストーリーも今回は堀江信彦が書いている。(「北斗」の映画の試写会で堀江が告白している。)前作『北斗の拳』で原作執筆を担当していた武論尊は今回「監修」にまわり、具体的な関与はしていない。ちなみに、コミックやアニメ制作で「監修」というのは読者・視聴者への品質誇示で、実態は名前を貸しているだけの場合が多い。<ref>実際に武論尊に監修者として参加して欲しいと打診があった時には、既に企画がスタートした後の事であり、武論尊はそれを「大人の事情」と説明している。また、拳志郎の拳を溥儀がかっこ良く受け止めるといったストーリー案も提供したが、没にされたとの事である。元々『北斗の拳』の元作品となった『北斗神拳』も、原哲夫の原作であり、武論尊は『北斗の拳』の連載開始にあたって、ストーリー作りが苦手な原哲夫のサポートして原作執筆を依頼された立場である。</ref>真偽の断定は避けるが、本作では前作のような豪快過激な暴力描写や、武士道やキリスト教的感傷性豊富な教訓譚などはあまり見られず、絵以外、明らかに基本的作風が異なる<ref>人体爆発描写の抑制については、昨今の社会事情を鑑みてのことと、原がコメントしている。</ref>。
主人公は北斗神拳伝承者の霞拳志郎で、『北斗の拳』のケンシロウの2代前の伝承者であり、ケンシロウの伯父に当たる。霞拳志郎の性格付けは、同じく原哲夫による連載漫画『公権力横領捜査官 中坊林太郎』に近く<ref>原曰く、「中坊林太郎が北斗神拳を使えたら…?」がキャラ誕生のきっかけである。</ref>、原の現在のヒーローの理想像を窺うことができる。
舞台設定は1935年頃の主に上海。日本を含め海外の列強勢力が多く入り込んでいる当時の“中国”<ref>当時はまだ「中国」という名前の国家は存在しておらず、国共対立や馬賊の跳梁などで同地域は混沌状態にあった。</ref>の状況を踏まえ、様々な社会的立場のキャラクターが登場する点は、文明崩壊し単純化された世界を舞台とした『北斗の拳』との大きな違いの一つ。一方、それらのキャラクター同士の接触・対話の比重が多いため、『北斗の拳』ほどには北斗神拳を駆使して戦うといった場面は見られない。しかしながら、北斗神拳のライバルたちのルーツを辿るストーリーはファンを中心に見逃せないものとなっており、南斗聖拳を髣髴とさせる新たな流派、極十字聖拳の登場はファンを喜ばせた(下記も参照のこと)。
[編集] 南斗聖拳と極十字聖拳
ファンの間では極十字聖拳が南斗聖拳の源流ではないかとする意見が多く見受けられる。確かに極十字聖拳の使い手による「素手で鉄すら切り裂く」という描写は南斗聖拳のものと酷似しているが、極十字聖拳が南十字星を拳の象徴にしているのに対し、南斗聖拳は南斗六星を象徴にしている。また、本作の舞台となっている1930年代から『北斗の拳』の舞台となっている2000年代までの間の約70 - 80年間で極十字聖拳が108派まで分派する(詳しくは南斗聖拳を参照)という設定には無理があるという意見や、北斗の拳で度々「南斗聖拳が最強」といっておきながら実は北斗宗家の分派(北斗劉家拳)の更に分派(極十字聖拳)が源流では格好悪すぎるというファンも多く、「極十字聖拳と南斗聖拳は別物」もしくは「後に南斗聖拳に認められ極十字聖拳は南斗聖拳の一派となる」などとする説もファンの間ではある。
[編集] 登場人物
名前の横の“声:”は特筆した場合を除き、テレビアニメ版キャスト。
[編集] 拳士
[編集] 北斗神拳
- 霞拳志郎(かすみ けんしろう) 声:山寺宏一(ケータイバンチの着ボイスでは神谷明)
- 本作の主人公。第六十二代北斗神拳伝承者。頭部には北斗七星の形の痣があり、同じ痣がケンシロウにも受け継がれている。このためリュウケンは兄の再来と期待をかけたが、ケンシロウとはまた違ったタイプの人物で、どこまでも奔放かつ、朋友のために戦う男である。上海でマフィアや拳法家を相手に腕を磨き、「閻王」(えんおう)として暗黒街でその名を轟かせる。一時期上海から姿を消し日本で暮らしていたが、朋友のために再び上海に舞い戻り、これにより北斗の宿命が動き出す。北斗神拳伝承者としての拳志郎の強さはすでに極まっており、劉宗武との戦いでは究極奥義「無想転生」を繰り出した(ケンシロウやラオウのように完全に発動したのかは不明)。本を一冊丸ごと覚えて複書本を作ったり、女子大の講師をしたり、ドイツ語のカルテを読めたりと頭脳も非常に優秀。また犬並みの嗅覚、直観像記憶能力(一度見たものは忘れない力)を持ち主でもある。「儞已經死了(読みはニイイチンスラ…お前はもう死んでいる、という意味の中国語)」や「○○の文句は俺に言え!」というセリフが決め台詞。いつでもタバコを吸っており、ギーズや夏文麗に事あるごとに注意されているが、本人は血管を締めるためと意に介さない。父、霞鉄心と同じく、極十字聖拳の使い手である流飛燕との戦いで背中に十字型の傷を負っている。
- 霞羅門(かすみ らもん) 声:近藤隆(少年)/麦人(成年)
- 拳志郎の弟で、後の第六十三代北斗神拳伝承者リュウケン。まだ子供で未熟なため(それでも並みの拳法使いならあっという間に倒す力はある)玉玲に圧倒される場面もある。物語冒頭では、まるでケンシロウの実父のように描かれている。アニメでは上海に旅立つ拳志郎を見送りに自転車で港へ向かうシーンも登場した。
- 霞鉄心(かすみ てっしん)
- 拳志郎・羅門の父で第六十一代北斗神拳伝承者。無敗の拳仙・李散や極十字聖拳の魏瑞鷹と闘った過去を持つ。魏瑞鷹には背中に十字型の傷跡を刻みつけられた。
- シュケン
- 北斗神拳創始者。約二千年前、受け技が極められた北斗宗家の拳に秘孔の技を取り入れるため、西斗月拳伝承者に弟子入りした。その技を学び取った後、北斗宗家の高僧たちから命じられた使命を果たし、西斗月拳を悪意ある者に伝わらないよう封印した。
[編集] 北斗劉家拳
- 劉宗武(りゅう そうぶ)
- 北斗劉家拳伝承者。ナチスに与しドイツ軍の将校となり、強さと争乱を求める。姿は北斗の拳のラオウに似ていることからラオウの先祖と思われる。魏瑞鷹をして、もし同世代を生きていたら早死にしていたと言わしめるほどの力を持つ。
- 夏文麗(か ぶんれい)
- 劉宗武の元恋人。深く劉宗武を愛しており、彼が大罪への道に進むとき必死で止めたが、女であるから愛す、ならば女を捨てよと宗武に乳房を抉り取られた。
- ジュウケイ
- 後の北斗琉拳のジュウケイ。日本軍の爆撃で死亡した妹に祈りを捧げてもらうため、飛燕が牧師となった教会に来る。祈りの後、自害しようとするが拳志郎に生きよと諭され、飛燕やエリカと一緒に暮らし始める。
[編集] 北斗曹家拳
- 張太炎(ちょう たいえん) 声:大塚芳忠
- 北斗曹家拳伝承者・章大厳の子で紅華会一番頭・章烈山の異母弟。ただし彼の母の前夫の息子であり、厳密には大厳の実子ではない。紅華会の二番頭でもある。美女を好むが、その裏には親への屈折した思いが隠されている。拳志郎に敗北後は改心し、一子相伝の掟に従い、伝承者の章大厳を倒し曹家拳の伝承者となる。ギーズの妹ソフィーを殺した張本人であるため、改心した際にギーズによって×字の傷を顔に付けられ、その傷と痛みを一生忘れない事を誓っている。
- 章大厳(しょう だいげん) 声:加藤精三
- 北斗曹家拳伝承者。例え息子であろうと非情に振舞い、巨大な烈山も父の前では小さくなる。一子相伝の厳しい掟に長男・烈山は耐えられないことを見抜いており政治家にさせ、次子・太炎に曹家拳を継がせる。
- 一星(いっせい) 声:長嶝高士
- 北斗曹家拳五叉門党(北斗曹家拳の一派)の一人。上海の女郎屋・桃華荘で拳志郎と戦い、自白する秘孔を突かれたが自ら命を絶った。
- 二番星(にばんぼし) 声:上別府仁資
- 五叉門党の真の使命は張太炎が章大厳を越えるまで仕えることであった。拳志郎に太炎が敗れたとき、自らの命と引き換えに太炎が曹家拳の伝承者となるまでの命を拳志郎に請う。
[編集] 北斗孫家拳
- 芒狂雲(ぼう きょううん) 声:梁田清之
- 「霊王」(れいおう)を名乗る。北斗神拳を越えることを目指しており禁断の奥義「狂神魂」「秘孔変位」を身に付ける。しかしその奥義を身に付けるために阿片の力を借りたため体は崩壊寸前であった。拳志郎と戦っている最中、紅華会の田たちの銃撃を受ける。崩壊寸前の肉体では避けることができなく、拳志郎が彼を抱え蘇州江に飛び降りる。その後、拳志郎に玉玲が生きていることを告げ、その生涯を閉じる。耳が良く、百メートル先の囁き声まで聞こえる。許婚であった拳志郎の恋人・玉玲を愛し、紅華会から守るため記憶を奪い、馬賊に託した。
- シャルル・ド・ギーズ 声:楠大典
- 青幋に協力するユダヤ系フランス人のフランス陸軍情報武官。階級は大佐。霊王と共に孫家拳を学ぶ。ユダヤの楽園を夢見る。北斗孫家拳を「護身術」と言い切り、それを使用することは滅多にない。当初は拳志郎や青幇を自らの目的のために利用していたが、その過程で何度か互いに助け合う内に拳志郎を心から信頼するようになり、拳志郎からも朋友と認められる。青幇の面々からも慕われており、潘光琳とはウマが合っていた。後に死鳥鬼と呼ばれる流飛燕と戦い敗れるが、自ら秘孔を突き拳志郎に、飛燕や希望の目録をもつエリカの存在を伝え、エリカを守る事を託す。その後、拳志郎と玉玲に見守られながら眠るように絶命した。
- 孫家拳の師父 声:沢木郁也
- 狂雲やギーズの師匠。狂雲が北斗神拳伝承者と戦うことを制止したが、「秘孔変位」を会得した狂雲に殺されてしまう。
[編集] 極十字聖拳
- 魏瑞鷹(ぎ ずいよう)
- 劉家拳を離れて流派を興した達人。見た目は下品だが実に豪快な性格。北斗神拳を倒せると言い劉家拳を出る際、自らの油断で右足に毒矢を受け、その慢心を師父から指摘される。礼がわりにその右足を切断し置いて行った。その後、当時の伝承者だった鉄心と闘い彼の背中に十字架の傷を負わせたが、激闘の末敗北し、その後は孤児だった白鳳と飛燕に、自らの技を伝授しこの世を去っていった。
- 彪白鳳(ひょう はくほう)
- 飛燕の兄弟子。白鬼と恐れられるほどの使い手。拳法家として拳志郎との戦いに臨む。しかし、拳志郎が子供を助けたため一旦勝負を預ける。後、ドイツ軍の一斉射撃を受けた際、命を落とす。
- 流飛燕(りゅう ひえん)
- 物資輸送の警護を生業とする北平漂局で「死鳥鬼」(しちょうき)と呼ばれ、馬賊も恐れる凄腕の使い手。しかし、護衛していたエリカの温もりに触れ、彼女を命懸けで守ろうとする。死地に赴く時、鬼と化すために血で化粧をする。ドイツ軍の襲撃で命を落とした白鳳に代わって、拳志郎と激闘を繰り広げるが、敗北。その後は彼の朋友となり、牧師のふりをして教会に乗り込み、エリカやジュウケイ達沢山の孤児の面倒を見ている。姿は「北斗の拳」のレイに似ている。
[編集] 西斗月拳
- ヤサカ
- 緑色の目をした男。杜天風の用心棒として拳志郎らに闘いに挑む。北斗神拳を憎悪しており、北斗の名を冠する傍流すら容赦しない。ヤサカとは古代ヘブル語で「神を見る」を意味する。
- ヤーマ
- 二千年前に歴史の闇に消えた西斗月拳の女弟子。シュケンを愛す。
[編集] 拳士以外
[編集] 主要人物
- 潘光琳(はん こうりん) 声:てらそままさき(成年)/高城元気(少年)
- 拳志郎の朋友。上海の秘密結社「青幇」の総帥。呉東来に捕まり足を失ったが、拳志郎らとともに上海から紅華会を追い出し、青幇を復活させる。しかし章烈山の殺し屋に襲われ、車椅子での生活を余儀なくされる。後、妹の玉玲が青幇を継いだ。
- 潘玉玲(はん ぎょくれい) 声:久川綾
- 潘光琳の妹。拳志郎の恋人(後に妻)。霊王の許婚であったが、拳志郎を愛していた。そのため霊王は記憶を奪い、馬賊に託した。その後、記憶が戻り、拳志郎と結婚した。後、潘光琳が銃弾を受け、車椅子での生活を余儀なくされてからは、新たに「青幇」の総帥になる。馬賊時代より、銃の達人となる。大川中将にして「大陸に咲く大輪の花」といわせる程の美女。
- 楊美玉(やん びぎょく) 声:大原さやか
- 中国の有名女優であり潘光琳の恋人。潘兄妹とは小さい頃から過ごしてきた仲。呉東来に何度も言い寄られたが、潘を愛しており、その信念を曲げなかった。潘曰く「面食い」。
[編集] 青幇(ちんぱん)
- 李永健(り えいけん) 声:佐々木梅治
- かつては「睡龍」と呼ばれ、青幇随一の毒使いであった。しかし「紅華会」により両足の指を切断されてしまう。拳志郎に潘光琳、玉玲のその後を伝えるため溥儀の毒見役となり、来日。元々病弱だったため拳志郎に伝えた後、眠るように逝く。
- 葉(よう) 声:有本欽隆
- 青幇の幹部で、潘光琳の右腕を勤める。二丁拳銃による早撃ちの名手。紅華会の処刑遊戯の炮烙によって全身に火傷を負ったため、全身に包帯を巻いている。割と出番のあるキャラクターだが、フルネームは判明していない。
- 葉子英(よう しえい) 声:佐藤雄大
- 葉の一人息子。紅華会に殺されそうになったところを拳志郎に救われる。その時、拳志郎の鞄を盗んだこともある。
- ジダンダール
- フランス租界の前巡査総長。青幇の後ろ盾を勤めていたが、紅華会により殺され、ロシア人の娼婦と心中したかのように黄浦江に浮いていた。
- 沈(ちん) 声:秋元羊介
- 青幇のメンバーであったが、青幇狩りで朱に殺される。
- 翁洪元(おう こうげん) 声:有本欽隆
- 潘光琳と玉玲を引き取り育てた養父。青幇の幇主に昇りつめるのが野望であった。そのために時の幇主魏教父暗殺を決意し、青幇にとって手柄を立てすぎて次期幇主と目された潘にその実行役を任せた。しかし、藩が暗殺を実行しなかったため霊王に玉玲を報酬として依頼。なおかつ藩も邪魔になり殺そうとした。その果てに藩から銃口を向けられるも、藩に撃つことはできずそこを返り討ちにしようとしたが、拳志郎に秘孔を突かれ眠りながら死亡した。誕生日はクリスマス当日。
- 魏教父(ぎ)
- 青幇の幇主。幇主の座を狙う翁洪元に依頼された霊王によって暗殺される。名前だけ登場した。
- 景(けい) 声:上別府仁資
- 一年前、霊王がやって来ることを告げ、玉玲に逃げることを促した初老の男。直後、霊王に殺された。
- 宋全徳(そう ぜんとく)
- 青幇の幹部の1人。北斗曹家拳五叉門党の襲撃にあい殺されるが、血文字で潘達に五叉門党の出現を知らせた。
- 高(こう)
- おそらく青幇の幹部。章烈山が送り込んだ馬賊が上海で暴れた時、潘に兵隊を貸してくれるよう頼んだ。
- 黄金栄(こう きんえい)
- 作中では名前だけ登場。かつての青幇のボス。彼は門下であった蒋介石に証文を返すことで面子を贈った。
- 夏(か)
- 青幇の六番頭。章烈山の狙撃兵により銃殺された。作中では名前だけ登場。
- 顧(こ)
- 青幇一の殺し屋。顔付きが梟に似ているため、「フクロウの顧」と呼ばれる。慌ててるときは「ホーホー」と言う。
- 孔(こう)
- 通称「ノミの孔」。羅虎城よりも小さいが読唇術を心得ている。右手はフック船長のような義手をしている。あまり風呂に入らない。
[編集] 紅華会(こうかかい)
- 黄西飛(こう せいひ) 声:秋元羊介
- 紅華会の三番頭。金を寄付すれば自分の犯した罪が無くなると信じていた。かつて拳志郎に半殺しにされ上海を去ったが、拳志郎がいなくなった後、上海を牛耳り紅華会の威勢を市民に知らしめるため、大新世界にて処刑遊戯を行っていた。最期は「今度こそ上海を去る」と拳志郎に命乞いをしたが、「この世を去れ」と拳志郎に一蹴され殺される。口癖は「あ・い・た」。
- 陳永祥(ちん えいしょう) 声:二又一成
- 紅華会の新七番頭。「イタチの陳」と呼ばれる。屁と商売が臭くて有名。かつて上海で北大路剛士を狙った際、ラーメンを食べようとした拳志郎を邪魔してしまい、ラーメンの器の砕けた部分で半殺しにされた。昔は貧乏猟師だった。右手が義手になっていてサブマシンガンなどを装備可能。最後は張太炎に証文を返され、紅華会新二番頭に昇格したが直後水死。なおこの時は、名前が陳狷民(ちん けんみん)になっていたが、違いは不明(おそらく字(あざな)と思われる)。紅華会の頭の中ではまともな部類に入る。アニメでは大炎を助けて拳志郎を殺そうとするも、ギーズによって倒される。しかしそれでも生き残り、紅華会を復活させようとする。
- 呉東来(ご とうらい) 声:茶風林
- 紅華会の四番頭。かなりの女優狂いで、潘光琳の恋人である楊美玉に手を出すが、美玉が潘光琳しか愛さないことを知る。その後美玉に裏切られたと一方的に思い込むと、その恨みから潘を広東料理「龍虎闘」のメインディッシュにしようとするが、拳志郎によって逆に煮殺される。車椅子だが銃撃はかなり早い。話が拳志郎のことになると「で、首はいつ届く」と我を忘れる。その際、大体の者が殺される。
- 憑英正 声:宝亀克寿
- 鉄の顎の紅華会幹部。噛み合わせの際のポグポグという音が特徴で、大変グルメな男。やや悲観的である。最期は描かれていないので生存説があるが詳細は不明。アニメでは葉に撃ち殺されている。
- 沐大洪 声:天田益男
- 紅華会幹部。後頭部のあたりが機械化している。丸いサングラスが特徴。アニメでは葉に撃ち殺されている。
- 朱(しゅ) 声:西嶋陽一
- 青幇狩りで沈を殺した男。過去に何度も阿片泥棒をしていた度に、沈に助けられていたらしい。後に出てくる朱富徳(後述)との関係は不明。
- 朱富徳(しゅ とみとく) 声:西嶋陽一
- 張亡き後の大新世界新支配人。ネズミの朱と呼ばれていた。おそらく青幇から寝返ったのだろう。潘に撃ち殺される。アニメ版ではキャラクターデザインなどが大きく変更された。
- ゴラン 声:園部好徳
- 大新世界で青幇の拳法使いを処刑してきた男。仏領インドシナでボクシングやムエタイを会得し上海のチャンプとなる。拳志郎と戦うために上海へと来るが、処刑遊戯にて拳志郎に殺される。三つ以上の数が数えられないほどの頭脳の持ち主。
- 張(ちょう) 声:天田益男
- 葉の子分であったが紅華会に寝返り大新世界の支配人となる。昔風呂屋で爪切り屋をやっていたがそれを言われるとキレる。ギーズに腕を切り落とされ、その後絶命したと思われる。
- ジャン・カルネ 声:池田勝
- ジダンダール死亡後に後任となったフランス租界巡査総長。紅華会と組み青幇虐殺に加担する。フランス本国に紅華会との癒着が露見し、本国に召還さそうになるが、ギーズから偽造パスポートと南米行きの船券を渡され休養するよう言われる。だが出港直後、ギーズからその情報を得た潘光琳に銃殺される。
- 司祭(しさい) 声:田中総一郎
- 悪徳神父。黄西飛の悪行を金を払えば許されるとしていたインチキ神父。また、懺悔に来た青幇の者達の事を紅華会に流すなど卑劣な事をやっていたため、復活した潘光琳から報復を受けた。
- 田学芳(でん がくほう) 声:稲葉実
- 黄と呉の死亡後に、紅華会の新三番頭に昇格した男。「水虎(シェイフー)の田」こと、「カッパハゲの田」の異名を持つが、本人はそう呼ばれるのをかなり嫌っており、鋼鉄の鬘をボルトを頭蓋骨に固定して隠そうとしている(周囲からはすぐに気づかれている)が、そのお陰で事故に遭う事が多くなっている。また、髪に関する同音異語にも敏感である(例えば、ケガないか→毛がないか)。最期は大浴場(銭湯場)にて、拳志郎に関節をはずされた上、風呂に投げつけられ、重い鬘のせいで浮き上がる事ができず溺死。死後、鬘は青幇に回収された。
- マルロー 声:仲木隆司
- フランス租界警察の刑事科長。紅華会とつながっている。ギーズを上海から追い出すためソフィーを誘拐しようとしたが、恋人・ペーターが命がけで守ったため彼を殺した。記憶を取り戻したソフィーからギーズに知られることを恐れ、殺そうとしたが逆に拳志郎に殺される。
- 周(しゅう) 声:青森伸
- 青幇から紅華会の田学芳に内通したスキンヘッドの男。青幇復活のパーティーで田の鬘をプレゼントされる。その後、葉に撃ち殺される。潘光琳とは元々兄弟分の同格で同僚からは兄貴と慕われていた。田の鬘を装着して傾斜してもその重さを感じさせないほど筋力が強い。
- 章烈山(しょう れつざん)
- 元北洋軍閥。国民党西北軍総司令(元帥)で、紅華会の御大(一番頭)である。北斗曹家拳伝承者・章大厳の息子。ものすごく巨大な男で2mの人間も片手に乗せることができる。が、本人は普通サイズと思っており、大きいと呼ばれることが嫌いである。戦う時は釵を武器として使う。アニメでは尺の都合から登場せず。
- 普(ふ) 声:園部好徳
- 地底を掘って進むことができる男。通称「モグラの普」。ペストノミが混入した麦を青幇の阿片倉庫にばらまく役目を負う。が、拳志郎に発覚して逆にペストノミを飲まされる。後、張太炎の元に逃げ、失敗したことを告げるが太炎に秘孔を突かれ死亡。
- 楊(やん)
- 通称「オカマの楊」。張太炎との連絡役で汗臭い男がタイプ。普段はオカマだがキレると男に戻り口調も荒々しくなる。油まみれになったところを拳志郎にタバコを落とされ爆死。
- 喬鋳成(きょう ちゅうせい)
- 上海市商界理事。語尾に「ダス」をつける。紅華会とグルで葉の子分を十人は殺した。海に浮いて助けを求めているところを葉に撃ち殺された。
- 蔡(さい)
- 少佐。張太炎が青幇に攻撃されていることを章烈山に報告した。
- 陸(りく)
- 紅華会系の銀行の支配人。
[編集] その他
- 愛新覚羅溥儀(あいしんかくら ふぎ) 声:家中宏
- 清朝最後の皇帝で満州国皇帝。暗殺の恐怖に常に怯え、来日の折、北斗神拳の使い手「閻王」こと霞拳志郎を護衛の禁衛隊に入れようとした。しかし、毒見役の李永健が溥儀の禁衛隊士に殺されそうになったため拳志郎の怒りを買う。ある夜、拳志郎と対峙した際、もはや中原の王ではないことを悟り、拳志郎に手元に残っていた剣を託す。
- 北大路綾(きたおおじ あや) 声:久川綾
- 拳志郎が講師を勤める藤和女子大学校の女学生で、同校創始者である北大路剛士の娘。拳志郎によれば汗の匂いが非常に特徴的らしい(臭いわけではない)。拳志郎に好意を持っている。アニメでは玉玲に酷似しているという設定になっている。
- 金藤政夫(こんどう まさお) 声:中多和宏
- 東和女子大学校の教頭で、綾と結婚し時期学長になるという野望を抱いている。禿げ上がった頭頂部を隠すため横髪を伸ばして頭に乗せているのが特徴。本人曰く、柔道二段、ソロバン八段、合わせて十段のツワモノ。何かと驚くたびに「まああぁーあ!」という悲鳴を上げる。アニメでは李永健の元に向かう拳志郎に車で案内させられ、拳志郎を振り落とそうとするが、買ったばかりの新車と一緒に川に飛び込んだ。その後壊れたはずの新車をボロボロの状態でも使いきろうとしていたが、マフィアによって再び海へと落とされる。
- 大原幸代(おおはら ゆきよ) 声:羽村京子
- 東和女子大学校の学長。寛容な性格で金藤教頭が拳志郎のことで告げ口しても、逆に拳志郎を褒めることが多い。
- ブタオ 声:桜井敏治
- 溥儀の護衛の禁衛隊の隊員。「ブタオ」は当然本名ではなく拳志郎に太った容姿をおちょくられ「ブタオさーん」と呼ばれたことから。ドブネズミとも呼ばれた。李を散々侮辱したため拳志郎の怒りに触れ殺される。アニメでは「カバ平さん」に変更された。
- 金克栄(きん かつえい) 声:大友龍三郎
- 溥儀の護衛の禁衛隊第一隊隊長。八極拳の使い手。ほかに鉄扇も使用する。「河北の拳侠」の異名をとり、ユダヤ財閥の用心棒を務めていた頃、その強さに目をつけた拳志郎の挑戦を受け、引き分けた。その時、拳志郎が北斗神拳を使用しなかったこと<ref>その時の拳志郎はまだ伝承者ではなく拳法修行中の身だったため。</ref>を屈辱と感じ、李を利用して拳志郎をおびき寄せ再戦を謀るも、必殺の拳を腕一本で抑えられ、本能的な恐怖で体が動かなくなってしまい、ほとんど拳を交えないまま敗れた。戦いの後、拳志郎とは和解し、病死した李の遺体を中国へ連れ帰った。アニメでは上海での拳志郎との戦いで高速の蹴りなどを繰り出し、北斗神拳を封じていた拳志郎と互角の戦いをした。その後、拳を鉄扇で防いだが砕かれ、その破片で胸に傷をつけたとなっている。
- 北大路剛士(きたおおじ たけし) 声:佐々木勝彦
- 北大路財閥の総帥。日本軍や馬賊とも親交があり、非常にスケールが大きい人物として描かれている。拳志郎とは上海で紅華会の陳に襲われた所をたまたま居合わせた拳志郎に助けられたことから親交が始まる。ユダヤ人移住計画構想の協力者。ユダヤ人移住構想として実際の構想は河豚計画である。
- 謎の道士 声:池田勝
- 拳志郎の前に度々現れ「運命」について説く(問う)謎の老人で、拳志郎に羅龍盤を手渡した人物でもある。拳志郎の他にも劉宗武、芒狂雲、潘玉玲たちの前にも現れている。「ホェヘヘヘ~」という奇妙な笑い声が特徴で、一見すると背が低く薄汚れた老人だが非常に身が軽い。また、拳志郎や芒狂雲のような達人にも気配を感じさせなかったり、氣を操る術(すべ)も習得しており、指に氣を集中させて対象を突く「指突」でガラス製のグラスに穴を空けられる<ref>拳志朗も挑戦したがグラスは割れてしまった。</ref>など、謎の多い人物である。
- 中国の文化に詳しいファンの間ではこの謎の道士は北斗星君ではないかといわれている。北斗星君は道教における北斗七星の化身で「死」を司る神であり、醜い老人の姿をしているという点も謎の道士と一致している。「死」を司る北斗星君と対になるのが「生」を司る南斗星君で、北斗星君とは対照的に美青年であるとされる。ちなみに、生と死を司るこの二神は人の寿命を変えられるとされており、二神に願えば寿命を伸ばしてもらえるという言い伝えが中国にはある<ref>芒狂雲が謎の老人に会った際に寿命を延ばしてもらったかのようなシーンがある。</ref>。
- 洪(こう) 声:上別府仁資
- ヘロインの売人。子英にヘロインを売らせていたが、印紙がないことを理由に紅華会に殺された。
- 唐(とう)
- 葉の回想で登場。毒入りワイン(ブルゴーニュ産の年代物らしい)で潘を殺そうとするが拳志郎に見抜かれ、葉の早撃ちで殺される。
- 芳蘭(ほうらん)
- 黄西飛の第三夫人。浮気をしたため黄西飛に撃ち殺された。
- 崔(さい) 声:上別府仁資
- 楊美玉のボディーガード。南派洪家門五形拳の使い手。拳志郎が二百万元の賞金首と知り、勝負を挑むがあっという間に敗れる。
- 林燐夕(りん りんゆう)
- 呉東来が入れ込んでいた女優で、呉によって自殺に追い込まれた。その後、呉は燐夕の墓の傍らに自分の先祖の霊廟を移した。
- バーテン 声:西嶋陽一
- 熊笹徳三郎(くまざさ とくさぶろう) 声:古田信幸
- 北大路物産の上海支社長。ギーズといるところをパンダ顔の殺し屋に襲われ、拳志郎に助けてもらった時「笹だけにパンダに食われなくて良かったね」と言われた。
- ソフィー 声:田中理恵
- ギーズの妹。ナチスのユダヤ人狩りから逃走中に恋人・ペーターと身ごもった子供を失ったショックで記憶を失う。拳志郎のことをペーターだと思っていた。後に拳志郎の秘孔治療によって記憶を取り戻す。兄との記憶を取り戻して以来初めての再開を目前にして、張太炎の仕掛けた爆弾によって死亡する。
- 除詠進(じょ えいしん) 声:西嶋陽一
- フランス租界公董局の秘書。張太炎の術にかかりギーズ暗殺を謀るも逆に殺されるが、ギーズに太炎の出現を知らせる。野良猫に餌をあげるいい人。
- ペーター 声:神谷浩史
- ソフィーの恋人。故人。ソフィーを守ったためシベリアでマルローに殺された。
- 梨花(りんか) 声:松下こみな
- 上海の高級娼館桃華荘の娼婦。もとは交産銀行の御曹司と結婚するはずだったが、張太炎によって結婚式当日に略奪される。張太炎に銃で挑むも、殺されそうになるが拳志郎に助けられる。
- 朱(しゅ)
- 黄浦江近辺で乞食をしていた老人。眼が見えない。玉玲を知っていることから、昔、青幇にいたらしい。
- 拳崎志郎(けんざき しろう)
- 日本軍に投降する李秀宝(玉玲)のために北大路が拳志郎を通訳とした。拳志郎が眼鏡をかけ七三になった姿。
- 李散(りさん)
- 張太炎に無影脚を直伝した人物。拳仙の称号を持つ。拳志郎の父鉄心と闘ったことがあるが敗れた。
- チャン声:上別府仁資
- 平和飯店のジャズホールのバーテンダー。玉玲にカクテルを出していた。
- 呉鉄城(ご てつじょう)
- 上海市長。羅虎城を迎える時、あまりにも小さいため眼に入らず、後ろの衛兵を羅虎城と思い握手をしたために尻にナイフを受けた。
- 張(ちょう)
- 「時事申報」の編集主任。抗日の英雄・羅虎城の帰還を大々的に新聞に載せたことで章烈山から大金をもらった。
- 羅小龍(ら しょうりゅう)
- 羅虎城が拳志郎に自分の名前を言ったら死ぬ秘孔を突かれ、それに怯えて改名しようとした時、部下が提案した名前。だが小さいといわれることが嫌いな羅虎城に、提案した名前の中に「小」の文字が入っていたので羅虎城に殺された。
- 李集雲(り しゅううん)
- 北平漂局の漂頭。ハルピン駅で飛燕たちを待っていた。飛燕が言うにはドイツ軍に殺されたらしい。
- レビ博士
- ハルピンのユダヤ人協会に所属する老人。ハルピンでエリカを引き取ったが、直後ナチスに殺される。
- サーシャ
- エリカの偽名。本名はエリカ・アレント。
- エリカ・アレント
- 希望の目録を持つ少女。目録を託された一家はエリカを除いてナチスに殺された。直観像記憶(一度見たものは忘れない力)により希望の目録を暗記している。
- 鮫島義山(さめじま ぎざん)
- かつて孫文の中国革命を財政面で支えた人物で、日中の戦争を終結するための密使となるはずだったが、戦乱を望む劉宗武曰く「殺す価値がある」と暗殺される。
- 珍(ちん)
- 劉宗武の情報屋。飛燕や拳志郎、夏文麗の情況を報告する。拳志郎と宗武が戦っているとき、金に眼がくらみ国民党にその情報を流したため宗武に殺される。その際、宗武は「孫」と間違って呼んでいた。杜天風の情報屋でもある。
- 劉宗建(りゅう そうけん)
- 劉宗武の父。金貸しをしていたが義賊を騙る杜天風によって殺された。
- 杜天風(と てんぷう)
- 軍閥並みの勢力を誇る秘密結社「太湖幇」の総帥。独善的で、非常に用心深い上、瓶切りの技を使う。劉宗武からは親の仇として狙われている。極度の博打好きで麻雀、競馬、ドッグレース、ハイアライ、カジノのサイクルで回る。そして博打に負けることが大嫌いであり、自分が勝つためにはイカサマ三昧、負けた時は相手の指や腕を切り落として帳消しにし、それでも文句を言おうものなら殺してしまう。麻雀で負けた時にその傾向が強く、「水に流そうや」の言葉と共に対戦相手の子分と雀卓を機械仕掛けの人工洪水で本当に流すことまでした。
[編集] 馬賊
- 李秀宝(り しゅうほう) 声:久川綾
- 馬賊の女頭領で、射撃の名手。その正体は拳志郎の恋人である潘玉玲本人であり、霊王によって記憶を消された後、王に拾われ馬賊の頭目となっていた。その時の経験から日本人を嫌っていたが、上海で拳志郎と出会い、時には自分の記憶を巡って衝突するも最後は玉玲としての記憶を取り戻した。
- 王欖把(わんらんば) 声:山野史人
- 記憶を失った玉玲を助け平原で生きる術を教えてくれた老人。玉玲に万が一の時は自分と同じ、流浪の民の安息の国の建設(桃源郷)の夢を持つ北大路剛士のもとへ行けと教えた。後、日本軍の爆撃で死亡。
- 郭(かく) 声:広瀬正志
- 王の側近。
- 韓(かん)
- 密雲県の馬賊の旅団長。日本軍に満州から追われ中国では東北人と差別され、仕事もなく馬賊に身を落とした。イギリス人の警官を殺したため処刑された。李秀宝(玉玲)が献花をした。
- 連(れん) 声:宝亀克寿
- 李秀宝(玉玲)の側近。拳志郎扮する拳崎志郎に蟷螂拳で挑むがあっさり見切られる。後に玉玲の記憶が戻り、彼女と拳志郎が恋人同士だった事を知って2人を祝福しに来たが、その直後、玉玲を庇って殺されてしまった。
- 宇占海(う せんかい) 声:園部好徳
- 三年前に大川奉作の息子を殺した馬賊。拳志郎に殺された。李秀宝(玉玲)が日本軍の大川奉作に面会する前日、宇の首が大川の部屋に届けられた。
- 天鬼(てんき)
- 如虎部隊と呼ばれる馬賊の親玉。エリカを奪おうとするが流飛燕に殺される。
[編集] 日本軍
- 中尉 声:園部好德
- 李秀宝を追っていた日本軍中尉。逃げ遅れた馬賊を処刑しようとしたが、秀宝の策ですでに大勢の馬賊に周囲を囲まれていた。
- 大川奉作(おおかわ ほうさく) 声:角田信朗
- 関東軍司令部の中将。李秀宝(玉玲)ら馬賊たちが日本軍に投降するときの日本軍の交渉役。かつて息子を馬賊に殺された過去を持つ。
- 松井石根(まつい いわね)
- 大将。国民党政府が没落するまで戦争を推進しようとした軍人。
- 五島泰治(ごとう たいじ)
- 日本陸軍特務機関大尉。上海が日本に占領される際、青幇のボスである玉玲の夫・拳志郎に近づき、手を組もうとするが「強盗退治」などとからかわれる。それにぶちきれていたところ拳志郎に会いに来た劉宗武に吹っ飛ばされる。
[編集] 国民党
- 張作霖(ちょう さくりん)
- 関東軍に奉天で爆殺された軍閥。
- 羅虎城(ら こじょう)
- 関東軍に叛旗を翻し死んだとされる抗日の英雄であり伝説の将軍。あまりにも小さいため眼に入らない。が恐ろしく響く声を出すことができる。これと巧みな話術を併用することで、人心を惹きつけることに長けたペテン師。抗日の英雄という表の顔とは対照的に欲深い本心を持っており、かつて満州で関東軍に追い詰められていたときは国民党の将軍でありながら、敵対する共産党と通じてソ連ルートで脱出した。髭が刺客を察知できるほど敏感。拳志郎の「雷暴神脚」をも上回るほどの軽功術を使うが、犬並みの嗅覚で簡単に捕まり、拳志郎に本名を口にすると、死んでしまう秘孔を突かれ、最期は爆死。
- 陳立夫(ちん りっぷ)
- 国民党組織部長。
- 何応欽(か おうきん)
- 国民党軍上将。
- 張群(ちょうぐん)
- 国民党外交部長。
- 蒋介石(しょう かいせき)
- 国民党軍事委員会委員長。羅虎城が上海で殺されたのを聞き、拳志郎に暗殺部隊を差し向けようとする同士に対し、拳法には拳法で応ずるべきと諌めた。
- 曼(まん)
- 拳志郎を殺そうとした国民党の暗殺者。眼が見えぬふりをして、杖に仕込んだ剣で殺そうとしたが半殺しにあった。
- 応(おう)
- 革命の火を消さぬため拳志郎に懸かった十万元を取るため戦ったものたちを見届けた。
- 王(おう)
- 抗日委員の人間。上海に杜天風が来たことを潘に知らせた。
- 戴(たい)
- 国民党軍統局の人間。杜天風を抗日行動隊の支隊長に任命した。
- 向世昌(こう せいしょう)
- 国民党の大佐。杜天風たちと麻雀した時、場に牌を置いただけと言う杜を泥棒呼ばわりしたため殺される。
[編集] ナチス
- ヒットラー
- ナチス党党首、ドイツ総統。総統美術館を建設するため二万点に渡る美術品の目録「希望の目録」を探している。かつて睡眠中にゼークトの命を受けた宗武に暗殺されそうになるも、その無防備さと覇気の無さによって殺すまでもないとされた。
- エドモンド・ヘッケラー
- ドイツ国防軍大佐。国府軍軍事顧問であり武器商人。金を儲けるため戦争を長引かせようとし、劉宗武を呼んだ。後、最上客である杜天風の依頼で宗武に刺客を差し向け殺そうとしたが、見抜かれ逆に殺された。
- ハンス・ゼークト
- ドイツ軍大将。ヒットラーの宿敵であり、ドイツの影の支配者と呼ばれた。欧州列強の英雄達を暗殺するため劉宗武を招いた。そのリストの中にはヒットラーも含まれていた。しかし、ゼークトは病死する。
- ゾンマー
- 中尉。武装SS。劉宗武の上官となったが侮辱したため、北斗劉家拳で病気にされ死亡した。
[編集] 拳法
- 北斗神拳(ほくとしんけん)
- 北斗宗家の拳に西斗月拳の秘術を取り入れ生まれた拳。秘孔を突くことにより敵を体の内部から破壊する。一子相伝の史上最強の暗殺拳。後漢末期の三国時代に劉家拳、孫家拳、曹家拳に派生した。伝承者は61代が霞鉄心、62代が霞拳志郎、63代がリュウケン(霞羅門)、64代が世紀末救世主ケンシロウである。
- 八極拳(はっきょくけん)
- 「河北の拳侠」の異名を持ち、溥儀の警護役である金克栄が使う。動きは緩やかだが、油断していると掌が心臓に達し、引き裂かれる。実際にも溥儀の侍従武官であった霍殿閣が使った拳法である。
- 南派洪家門五形拳(なんはこうかもんごけいけん)
- 楊美玉のボディーガードの崔が使う。だす間もなく拳志郎に敗れたため詳細は不明。
- 北斗孫家拳(ほくとそんかけん)
- 北斗神拳から派生した闘気で相手の秘孔を突くのを真髄とする拳。狂気を奥義とする。使い手は霊王、ギーズである。
- 蟷螂拳(とうろうけん)
- 李秀宝の側近の連が使う。が拳志郎扮する拳崎志郎にはまったく通じなかった。
- 北斗曹家拳(ほくとそうかけん)
- 北斗神拳から派生した一子相伝の剛拳。詳細は不明。伝承者は張太炎。
- 極十字聖拳(きょくじゅうじせいけん)
- 劉家拳から独立した魏瑞鷹が興した拳。触れるものすべてを切り裂く。「北斗の拳」に登場する南斗聖拳との関連が、読者の間で話題になっている(ちなみに南斗聖拳の一派・南斗鳳凰拳のベースとなる技は「極星十字拳」である)。
- 北斗劉家拳(ほくとりゅうかけん)
- 別名を北斗琉拳という。北斗神拳から派生した拳。北斗神拳に伝承者が出ないとき、劉家拳から出すことが掟である。使い手は劉宗武、夏文麗。
- 西斗月拳(せいとげっけん)
- 約二千年前に歴史の闇に消えた拳。秘孔の術をもたらした北斗神拳の源流でもある。北斗神拳のように必殺の秘孔を突くのではなく、複数の秘孔を突いて必殺の秘孔とする。ヤサカ曰く戦場の拳である。
[編集] 技
- 操気掌(そうきしょう)
- 北斗孫家拳の技。相手の気を抜き、力を削ぐ。
- 狂神魂(きょうしんこん)
- 北斗孫家拳の奥義。経絡を操り、狂気を究極に高める。
- 秘孔変位(ひこうへんい)
- 北斗孫家拳の奥義。気と血流を変えて秘孔の位置を自在に変える。
- 九神奪命(くしんだつめい)
- 北斗曹家拳の技。相手の脳を直接操る。
- 堕天掌(だてんしょう)
- 相手の死を予告する儀式的な構えか。
- 秘雷孔(ひらいこう)
- 複数の秘孔を突いておき、不用意に秘孔を突くと肉体が爆発する。
- 爆龍陽炎突(ばくりゅうようえんとつ)
- 張太炎の技(曹家拳の技ではない)。鞭のようにしなる両手足で高速の突き、蹴りを繰り出す。
- 無影脚(むえいきゃく)
- 元は李散の技。後に張太炎に直伝された。相手に当たれば脚の跡がくっきり残るほどの蹴り。
- 幻夢百奇脚(げんむひゃっききゃく)
- 張太炎の技。無影脚の連打。
- 雷暴神脚(らいぼうしんきゃく)
- 北斗神拳の飛翔軽功の術。一瞬で相手の後ろに行ける。張太炎の技をも越える速さ。
- 調気呼吸術(ちょうきこきゅうじゅつ)
- 北斗の拳士の使う呼吸法。何時間でも息を止めることができる。
- 瞑空爪舞(めいくうそうぶ)
- 極十字聖拳の技。彪白鳳が拳志郎に使った。
- 死鳥血条斬(しちょうけつじょうざん)
- 極十字聖拳の技。
- 二指真空把(にししんくうは)
- 飛んできたものを受け止め、投げ返す北斗神拳の奥義。流飛燕との戦いで飛燕が言及したが使われなかった(飛燕も使えるため)。
- 舞裂爪破弾(ぶれつそうはだん)
- 極十字聖拳の技。この技で拳志郎の背中には、鉄心と同じ傷を受けた。
- 天破活殺(てんはかっさつ)
- 闘気を指先に込め、触れずに相手の秘孔を突く技。北斗孫家拳の技であったが、霊王との戦いで会得した。
- 無想転生(むそうてんせい)
- 北斗神拳究極奥義。無より転じて生を拾う技。劉宗武との戦いで宗武がその存在に触れた。
- 操孔針(そうこうしん)
- 西斗月拳の技。針で秘孔を突き相手の動きを封じる。
- 燕舞斬(えんぶざん)
- 極十字聖拳の技。相手を十字に切り裂く。
- 相雷拳(そうらいけん)
- 西斗月拳秘奥義。
- 当門穴破指挿(とうもんけつはしそう)
- 体の外部はなんともないが、内部の骨だけ砕く。
[編集] 秘孔
- 上顎(じょうがく)
- 自分の意志に関係なく、質問に答える。
- 忘神(ぼうしん)
- 徐々に記憶を取り戻す。
- 解亜門天聴(かいあもんてんちょう)
- 自分の意思に関係なく、質問に答える。前作北斗の拳でもラオウがジュウザに使用し、この時ラオウが「逆らおうとすればその肉体は毛根にいたるまで血を噴き出して崩壊する!!」と、ジュウザを拷問していたが今作ではマルローが意志薄弱なためか、ペラペラ喋ったために流血する描写や説明は無かった。
- 全知(ぜんち)
- 自分の意志に関係なく、どんなものでも飲み干す。
- 風厳(ふうがん)
- 術者の言うことを聞く。
- 鬼床(きしょう)
- 歯が一度にすべて抜かれたような激痛が襲う。
- 大指甲根(だいしこうこん)
- 大声を出そうとすると、激痛が走り大声が出せなくなる。
[編集] TVアニメ
2006年10月4日より2007年3月14日までテレビ朝日・朝日放送の深夜帯に放送(朝日放送の放送期間はテレ朝から1週遅れ)。テレビでは全26話が放映された。2007年1月よりユニバーサルによりDVDレンタルリリース開始。
アニメーション制作として「蒼天スタジオ」とクレジットされているが、その実体はAPPPである。しかしAPPPは制作を再発注しており、実際にはパルムスタジオの仕切りで制作された。
[編集] スタッフ
- 企画:堀江信彦、井本満
- 監督:山口美浩
- シリーズ構成・脚本:今川泰宏
- キャラクターデザイン・総作画監督:津幡佳明
- 色彩設計:菊地和子
- 美術監督:桑原悟
- 撮影監督:岡崎英雄
- 音響監督:本田保則
- 音楽作曲 (Music composed):Marco d'Ambrosio
- 編集:アムガ
- プロデューサー:西口なおみ(テレビ朝日)、飛田野和彦、渡辺政信
- アニメーションプロデューサー:加藤友誠
- アシスタントプロデューサー:櫻井晋
- エグゼクティブプロデューサー:堀江信彦
- アニメーション制作:蒼天スタジオ
- アニメーション制作協力:パルムスタジオ
- 製作:蒼天製作委員会、テレビ朝日
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 『薔薇が咲く 薔薇が散る』
- 作詞:愛内里菜 作曲:小島久尚 編曲:葉山たけし 歌:愛内里菜
- エンディングテーマ
[編集] サブタイトル
()内は放送日。
- 賞金首・閻王 (2006/10/4)
- 江胡の義気 (2006/10/11)
- 北斗を継ぐ者 (2006/10/18)
- 蒼天に願え (2006/10/25)
- 上海に立つ (2006/11/1)
- 虐殺の処刑遊戯 (2006/11/8)
- 激突 (2006/11/15)
- 地獄の神に祈れ (2006/11/22) - 前回の予告では「地獄の神に祈れ!」
- 血塗られた宿命ゆえに (2006/11/29)
- 北斗同士の戦い (2006/12/6)
- 龍に問え (2006/12/13)
- 復活の狼煙 (2006/12/20)
- 狂気の果てに (2007/1/10) - 放映版では「果てに…」
- 運命の旅 (2007/1/17)
- 美しき馬賊 (2007/1/24)
- 安息の地を求めて (2007/5/24)
- 死の宣告!堕天掌 (2007/5/24)
- 北斗曹家拳の闘気 (2007/5/24)
- 毅然たる献花 (2007/1/31)
- 運命の悪戯 (2007/2/7)
- 燃えたぎる対峙 (2007/6/14)
- 張太炎の奥義 (2007/2/14)
- 忘れ得ぬ痛み (2007/2/21)
- 深く強き想い (2007/2/28)
- 祝宴と銃声 (2007/3/7)
- より良い明日へ (2007/3/14)
[編集] 脚注
<references />
[編集] 参考リンク
| 北斗の拳 (カテゴリ) | |
|---|---|
| 作者: | 武論尊(原作) - 原哲夫(作画) - 堀江信彦(担当編集者) |
| 登場人物: | ケンシロウ - ラオウ - トキ - ジャギ - シン - レイ - ユダ - サウザー - シュウ - ユリア アミバ - アイン - ファルコ - ハーン兄弟 - カイオウ - バット - リン - 南斗五車星 |
| 技、宗家: | 北斗神拳 - 南斗聖拳 - 元斗皇拳 - 北斗琉拳 - 経絡秘孔 |
| その他: | 蒼天の拳 - 天の覇王 |
| テレビ朝日 水曜26:40~27:10枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 蒼天の拳 | 次番組 |
| 内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎 |
- |
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