葛西臨海水族園

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葛西臨海水族園(かさいりんかいすいぞくえん)は、東京都が運営する水族館恩賜上野動物園の下部組織。1989年に開園した。建築家谷口吉生が設計した。園長は福田豊(2005年現在)。

目次

[編集] 概要

東京都江戸川区葛西臨海公園内に位置し、公園内には葛西臨海鳥類園も併設されている。ドーナツ型の大型水槽を回遊するマグロ類を始め、47の水槽に約650種の生物が飼育されている。

開園から現在に至るまで東日本で最も人気のある水族館で、開園初年度の年間入場者数355万人は、当時の日本記録(須磨海浜水族園の240万人:1987年)を大きく超えた。

世界で初めてナーサリーフィッシュ(コモリウオ)の展示を成功している。また、展示生物たちは直接、財団法人東京動物園協会の調査係により現地採集されるものが多く、特に極地の水槽では珍しい生物が見られる。ただし、一般的な生物は業者からの購入に頼っている。

飼育用の海水は八丈島沖の海水を船とトラックで輸送している。1ヶ月に使用する海水は約3,000tにもなり、ほとんどがサメの水槽やマグロの水槽など大型水槽に使われる。ただし、海鳥やペンギンの水と濾過槽の逆洗用の水は水族園前の東京湾の水を濾過して使用しており、海水ではなく汽水である。

飼育の担当職員は東京都建設局恩賜上野動物園葛西臨海水族園飼育係に所属し、大きく環境班と繁殖班に分かれている。環境班はさらに東京の海チームとペンギン・海鳥チームに、繁殖班はマグロ・深海チームと世界の海チームに分かれている。また水族館裏には搬入生物のストックや飼育実験用に繁殖センターと呼ばれる施設があり、職員は展示担当と繁殖センター担当に別れて作業を行う。魚類担当職員は水産もしくは動物飼育職種、海鳥・ペンギン担当は畜産もしくは動物飼育職種の人が配属される。獣医師は配置されておらず、恩賜上野動物園獣医師が往診に来ている。学芸員は普及係に所属しており、東京ズーボランティアーズに所属するボランティアの活動支援や研修生の受け入れなどの業務を行っている。

園で使用する餌はオキアミ、サクラエビ、ゴカイ、アジ、イカ、剥きあさりが基本で、生物の口の大きさに合わせて臨時職員が調餌している。生き餌しか食べない生物(ナーサリーフィッシュ、シードラゴン、タツノオトシゴ類など)には、活スジエビや活イサザアミが給餌されている。

[編集] 展示概要

館内は広く、展示の数も多い。じっくり見てまわるには相当な時間が必要である。展示方法はいたってシンプルであまり装飾などはされていない。多くの水槽は魚の名前と図が示されている程度であるが、調べものが出来る図鑑や専門スタッフのいる部屋も用意されている。 展示は「大洋の航海者」や「ペンギンの生態」が人気であるが、一風変わったオーストラリア近海の魚や珍しい南極北極の魚なども見所の1つである。他に東京湾や日本近海の魚も多く展示しており、普段食卓に並べられるなじみ深い魚を目にすることができる。その他、一見地味だが珍しい生態を持つ魚もおり、見るべきところは多い。

[編集] 交通

[編集] 建築概要

  • 竣工― 1989年
  • 設計― 谷口吉生
  • 規模― 地上3階
  • 構造― SRC造、RC造、S造
  • 建築面積― 11,129 m² (本館8,947.3 m² + ゲート832.5 m² + 園地5棟1,349.3 m²)
  • 延床面積― 14,772 m² (本館12,727.7 m² + ゲート832.5 m² + 園地5棟1,212.1 m²)
  • 総水量― 3,160 t

[編集] 参考文献

  1. 東京都葛西臨海水族園 『TOKYO SEA LIFE PARK 東京都葛西臨海水族園』(園内で無料配布している園内説明パンフレット)、2006年4月。

[編集] 外部リンク

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