船橋市西図書館蔵書破棄事件
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船橋市西図書館蔵書破棄事件(ふなばししにしとしょかんぞうしょはきじけん)は、2001年8月、船橋市立西図書館の司書が、新しい歴史教科書をつくる会会員らの著書計107冊を廃棄基準に該当しないにもかかわらず除籍・廃棄した事件。
現代版焚書として、また公立図書館に対する著者の権利が争われるケースとして注目を浴びている。また表現の自由・利用者の知る権利との関連でも注目されている。
この事件は翌2002年4月になって新聞報道された。船橋市教育委員会が調査に動き、5月に関係者の処分が行われた。破棄された図書は弁償された。
被害を受けた「新しい歴史教科書をつくる会」と井沢元彦ら7人は、表現の自由を侵害されたとして提訴。1審の東京地裁と2審の東京高裁は、破棄の違法性を認定したものの、蔵書の管理は市の自由裁量とし、著者の権利を侵害したとは言えないとして、請求をすべて棄却した。最高裁は2005年7月14日、廃棄は著者の人格的利益を侵害する違法行為と認定、2審判決を破棄し審理を同高裁に差し戻した。賠償金は計2万4000円、一人あたり3000円となった。
破棄を行った司書が書いた童話絵本『ぬい針だんなとまち針おくさん』を船橋市立図書館が計35冊も所蔵していることが、インターネット上で話題になっている。また、同司書が翻訳した『メリーゴーランドがやってきた』も計32冊所蔵されており、著作に関する利権に関し疑念が出されている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
(資料・判決文)
- 最高裁(第一小法廷)平成17年07月14日判決 〔憲法・公共施設・国賠1条-公立図書館司書による特定書籍廃棄と著者の権利/船橋西図書館〕
- 最高裁判所判例集第59巻6号1569頁 損害賠償請求事件、平成16(受)930、(平成17年7月14日第一小法廷・判決)
- 船橋市西図書館の蔵書廃棄問題について(見解)(図書館問題研究会常任委員会)
(解説・意見)
- 今月のコラム003:「船橋焚書事件」最高裁判決メモ(一部抜粋)「船橋焚書事件」(原告側)弁護団長 内田 智(井沢元彦の書斎)
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