舞姫
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『舞姫』(まいひめ)は、森鴎外の短編小説。1890年(明治23年)、「国民之友」に発表。
鴎外がドイツへ医学を学ぶために1884年から5年間留学したときの体験を下敷きに執筆。高雅な文体と浪漫的な内容で初期の代表作。石橋忍月との間で論争が起こった。なお、作者森鴎外と主人公は同一人物だと言われることもあるが、真相は定かではない。
目次 |
[編集] あらすじ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
19世紀末、ドイツ留学中のエリート官僚、太田豊太郎はさびれたユダヤ人街を散歩していたところ、クロステル街の古寺で涙に暮れる美少女エリスと出会い、一目で心奪われる。父の葬儀代を工面してやり、以後清純な交際を続けるがスキャンダルは広まり豊太郎は免職される。ここに至り、豊太郎のエリスへ愛情は高まり彼女と関係を持つ。
その後豊太郎はエリスと同棲し、生活費を工面するため新聞社に就職した。エリスはやがて豊太郎の子を身ごもる。友人である相沢謙吉の紹介で大臣のロシア訪問に随行し信頼を得ることができた。復職のめども立ち、また相沢の忠告もあり結局エリスとの愛よりも出世のために日本へと帰国することを選ぶ。
しかし豊太郎の帰国を心配するエリスに彼は真実を告げられず、その心労で人事不省に陥り、その間に相沢から真実を知らされたエリスは発狂した。真実を伝えた相沢と、豊太郎にも気づかないほど病状が悪化したエリスに後ろ髪を引かれつつ豊太郎は日本に帰国する。
以上で、作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
[編集] 主な登場人物
[編集] 舞姫論争
1890年、石橋忍月と森鴎外との間に起こった文学論争。
忍月は気取半之丞という筆名で「舞姫」を書き、主人公太田が意志薄弱であることなどを指摘し批判。これに対し鴎外は作品中の登場人物相沢謙吉の筆名を使い、「気取半之丞に与ふる書」で応戦。その後も論争が行われたが、忍月が筆を絶って収束、最初の本格的な近代文学論争だといわれる。
[編集] 「舞姫」を題材にした作品
[編集] 映画・ドラマ
「舞姫」は映画、ドラマなどになっている。
[編集] 舞台
[編集] ゲーム
- コンピュータゲーム『サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~』は制作初期に『舞姫』をモデルにした作品と発表された。
[編集] 参考文献
- 嘉部嘉隆著『森鴎外「舞姫」諸本研究と校本』桜楓社 ; ISBN 4273022141

