自転車通勤

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自転車通勤(じてんしゃつうきん)とは、自転車で自宅と勤務先を往復することを日常とする生活形態である。自宅から最寄の鉄道駅バス停留所まで自転車を使い、そこからは公共交通機関で通勤することについても含む場合があるが、本項ではこれを除いたものを扱う。「ジテツウ」「ジテツー」と略され、「チャリ通」といわれることもある。近年の自転車通勤ブームの立役者の一人である疋田智が自称して広めた造語に、自転車通勤をする人を指す自転車ツーキニストがある。

目次

[編集] 長所

  • 有効な有酸素運動であり、健康に良い。
  • 交通費・維持費など経済的負担を軽減できる。
  • 街や地形、季節感の発見ができる。通勤経路附近の繁華街・施設などに気軽に立ち寄ることができる。
  • 公共交通とちがい、自転車の場合経路設定も自由で、乗換えの手間・時間も必要としない。(シームレス・トランスポーテーション - 継ぎ目のない交通)
  • 自宅から最寄り駅までの距離や公共交通の混雑に悩まされなくなる。終列車の時間にも影響を受けない。
  • 自動車等と違い排気などの汚染物質をまったく出さないので、環境への負荷が小さい。
  • 交通取締の対象になることが極めて少ない。
  • 他の車輌に比べて都心などでの保管場所の確保が容易である場合が多い。駐輪場では、原動機付自転車より排気量が多い車両の利用は認めず、実際上自転車しか使用できない場合が多い。
  • 外勤を常とする業種の場合、勤務先に拘束されず営業活動ができる。
  • 比較的多くの荷物を運ぶことができる。特に書籍や電子機器には振動も少なく条件がよい。

[編集] 短所

  • 自宅と勤務先とが一定以上離れていると不可能。運転者の体力や道路事情にもよるが、疋田智は著書『自転車ツーキニスト』で距離15kmが目安、20kmくらいが限界だろうと述べている。
  • 自転車の保管場所について考慮が必要。勤務先に駐輪場がない場合もある。
  • 勤務先の理解が得られない場合困難。体力を消耗する通勤手段をとることは、勤務先にて仕事の成果に影響が出るとする考えもある。
  • 自動車への対応に一定の技術が必要。現在の日本の交通事情は、自転車には恵まれた環境とはいえず、自動車等との共存には課題が多い。判断を誤れば事故の恐れもある。
  • 急に自転車が故障した時の対応が重要。工具を携帯するなどで対応できるが重量の問題がある。また日頃の整備も必要であり負担であると考えることもできる。
  • 天気の影響を受けやすく、荒天時は不可能。
  • 夜間、都市部では自転車が盗難車かどうかを調べるために職務質問を受けることがある。
  • 駐輪場に屋根がない場合、自転車の損耗が早い。結局勤務先から離れて駐車せざるを得ず却って不便なことも多い。
  • 移動の時間に本を読むなどのことができない。常に神経を運転に集中させるので仮眠を取ることもできない。

[編集] 自転車の選定

毎日の通勤なので肉体に負担がかからない車種が適している。以下例示するが、もちろん乗り手の都合が第一である。

  • 軽快車 - いわゆる「ママチャリ」。条件次第では、一般的なイメージに反して速さを保つことができ、必ずしも車道走行も苦ではない。しかし臀部に負担がかかり、長時間・長距離の走行には不向き。
  • ロードレーサー - 高速走行に適するが、一般に高価である。ロードレーサーに限らないが、高額な自転車は、盗難の心配・保管場所の確保が問題となる。
  • マウンテンバイク - 段差が多い場合に走りやすいが、通勤経路は一般に舗装路であり、太いブロックタイヤは速さの点では不利と考えられる。
  • クロスバイク - ロードレーサーとマウンテンバイクの中間的な車種で、街乗りに向いている点や価格帯などから敷居の低い自転車として勧められることが多い。
  • リカンベント - 乗車姿勢は楽で遠距離でも負担が少ない。しかし高価で盗難にあいやすい。自転車を大事にするあまり不便に陥る。


[編集] 関連項目

  • 自転車通学

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