羅生門 (小説)

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羅生門』(らしょうもん)は芥川龍之介による初期の短編小説。また、物語の舞台となる門。高校の教科書などにもとりあげられている。

今昔物語集』の「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を題材にしており、1915年大正4年)に雑誌「帝国文学」に発表された。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描き出し、又、作者の解釈を加えた作品として著名である。

現在、物語は「下人の行方は、誰も知らない。」で終わっている。しかし、非常に表現に気を遣った芥川は、この部分を何度か変更している。

なお、黒澤明により映画化もなされた映画『羅生門』の原作は、同じ芥川の短編小説『藪の中』である。映画は本作品から舞台背景、着物をはぎ取るエピソード、(映画では赤ん坊から)を借りている。テーマ的には芥川の『羅生門』へのアンサーソングともなっている。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


[編集] あらすじ

主人に暇を出されたある15~18歳くらいの年の下人(作中に右頬にある大きなにきびを気にしながらという言葉があるので、そう推測される)が、雨の降り頻る荒廃した羅生門の下で途方にくれていた。いっそこのまま盗賊になろうかと思いつつも踏み切れない。羅生門の中へ入ると、人の気配がする。それは悪事であると認識してはいるが、生活の糧を得るために死人の髪を抜く老婆であった。彼女はそれを、自分が生きるためであり、この死人も生前生きるための悪を働いたから、髪を抜くことは許されるであろうと言う。老婆の行為に対し正義の炎を燃やしていた下人だったが、その言葉に決心し、老婆の着物をはぎ取る。そして「己(おれ)もそうしなければ、飢死をする体なのだ。」と言い残し、漆黒の闇の中へ消えていった。

[編集] 外部リンク

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