綾波レイ
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綾波 レイ(あやなみ レイ)は、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する架空の人物。声優は林原めぐみ。
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[編集] プロフィール
- 生年月日:不明
- 所属:第3新東京市立第壱中学校2年A組
- エヴァンゲリオン零号機パイロット(ファーストチルドレン)
[編集] 人物
生年月日は不明<ref>脚本によれば、2010年の段階で「7歳に見えるが5歳」とあり、綾波レイという存在が出現したのが2005年であること、成長の速度が普通の人間より速いことが伺える。後に展開されたグッズ上では2001年3月30日という生年月日が設定されるも、これは例外的なものであり、その他の資料では「不明」で統一されている。</ref>で、過去の経歴は全て抹消されている。ほとんど感情を表さない。最初は指令・碇ゲンドウに対してのみ心を開いていたが、親身に接してくれた碇シンジに心を開いていく。後にキーパーソンとして、重大な役割を果たす事になる。
古い団地に独りで住んでいる。部屋は402号室で、刑務所の独房のような、コンクリートに包まれた殺風景なものとなっている。唯一零号機の起動実験時に割れてしまったゲンドウのメガネを大切に置いている。私生活においても無頓着で、惣流・アスカ・ラングレーに近親憎悪を向けられている。「肉は嫌い」と話しており、ベジタリアンのようである。これは肉を全く受け付けない監督庵野秀明の個性を写したものと言われ、庵野の作品『ふしぎの海のナディア』のヒロイン・ナディアと同じである。
その設定から、自身の体調を維持するために何らかの投薬を施す必要があるような描写が漫画版では描かれている。作中では赤木リツコに定期的に呼び出されて、注射を接種していた。
劇中にて、レイ自身が「自分は3人目だと思う」と発言した場面、または赤木リツコが破壊したレイと同じ姿をした大量の「イレモノ」(ダミーシステムの正体)の発見などから、複数の「綾波レイ」の存在が示唆されている。1人目は赤木ナオコを悪口で中傷し、激昂した彼女によって絞め殺されている<ref>本編21話「ネルフ、誕生」より。漫画版ではこの事件とナオコの死の詳細が描かれた。</ref>。この事実から、シンジが初めて出会ったのは2人目のレイであり、後に彼女は23話において使徒もろとも自爆したので、その後は3人目が登場している。それ故か、N2地雷を手にした零号機で使徒に特攻をかけるなど、自分の命に対する執着が希薄であり、それは「私が死んでも代わりはいるもの」という彼女の独白にも表れている。しかし、シンジとの交流を通じて人間的な感情と情緒を身に付けていき、「綾波レイ」としての自我を持つようになる。漫画版ではアスカとシンジの関係に嫉妬している点を指摘されるなど、シンジに強く惹かれている描写が多く見られる。
髪や目の特異な色を除き、その外見はシンジの母ユイに酷似している。初号機からユイをサルベージする過程で生み出されたクローン体的存在であることに、その原因があると考えられている。色白・青色の髪・赤い瞳などから、アルビノ的造形を指摘されるが、実際のところは「将来的にゲーム化された際、髪が青で目が赤ければドット絵でもレイと分かるだろう」という商業的な理由で決められたようである<ref name="comic2">漫画版の新世紀エヴァンゲリオン第2巻より。</ref>。キャラクターデザインの貞本義行が筋肉少女帯の「何処へでも行ける切手」という曲から綾波の包帯のイメージを得たとの逸話もある<ref name="comic2"/>。レイの出自に関わっている故か、ゲンドウは彼女に対して異常ともいえる執着を見せる。漫画版では初号機と同一化したユイの意識をシンクロすることができた。今までは自身のよりどころとしてゲンドウを慕っていたが、劇場版第25'話では人類の補完を拒否しゲンドウを裏切った。なお、リツコはゲンドウとレイの親密ぶりに嫉妬いていたようである。
テレビ版最終話で描かれたパラレルワールド、通称「学園エヴァ」では全く違う性格のキャラとして登場し、ファンに衝撃を与える。そのキャラクターが、林原めぐみが演じた『スレイヤーズ』の主人公・リナ=インバースに似ていたことから、ファンの間では“リナレイ”と言われた。漫画版『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』では本編とは打って変わって明るい性格で、シンジの両親の研究を手伝うために第3新東京市に引っ越してきた転校生という設定である。徐々にシンジに想いを寄せていき、アスカからライバル視される。
[編集] 名前の由来
苗字の由来は、大日本帝國海軍吹雪型駆逐艦II型一番艦「綾波」から。名前の由来は『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーズ=火野レイからで<ref>庵野秀明監督のホームページより。</ref>、同シリーズに関わった幾原邦彦をスタッフに引き込もうという狙いもあった(この試みは成功しなかった)ようである。また、レイは「零」より。
[編集] 綾波レイの影響
無表情で感情の起伏がなく、どこかしら人形を彷彿とさせるキャラクター像は綾波が誕生する前にも存在したが、あまり目立つものではなかった。しかしそれらを体現した綾波というキャラクターの登場で、後のアニメなどのキャラクターデザインに大きな影響を与えたといわれる。このような現象で生まれたキャラクターは俗に「綾波っぽい」、または「綾波レイ系」と呼ばれる。
なお、アニメ雑誌『月刊ニュータイプ』において、アニメヒロインを分析する企画記事が書かれた際、アニメ黎明期(1970年代~)から既に確立されていた大別して4種のヒロインに加え、90年代に入って新規に開拓された「5番目」のタイプのヒロインが綾波であったと解釈し体系付けていた。
また、エヴァブームの最中にはイメクラでも人気があり、「綾波はじめました」の看板を出した店もあった。綾波レイはヒロインの一人というだけではなく、印象的な容貌とクールな性格からエヴァンゲリオンという作品を象徴するキャラクターになり、ファンだけでなく、エヴァを知らなくても彼女だけは知っているという人も多い。ブーム当時、綾波レイの等身大フィギュアは30万円程度で売り出され、非常に高い支持と人気を得た。BUMP OF CHICKENの楽曲『アルエ』は、綾波レイ自身をモチーフに作詞作曲されたといわれる<ref>Rei・AyanamiのイニシャルR・A(アールエー)から『アルエ』という曲名になったようである。</ref>。
[編集] 脚注
<references />
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