世界基督教統一神霊協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

統一教会 から転送)

世界基督教統一神霊協会(せかいきりすときょうとういつしんれいきょうかい)は、韓国発祥のキリスト教新宗教団体。一般に、統一教会(とういつきょうかい)または統一協会(とういつきょうかい)との名前で知られる。ただし一般のキリスト教会はキリスト教の一教派とは認めていない。詳細は教義の節を参照。

長老派キリスト教徒であり、抗日活動家でもあった文鮮明により、1954年5月1日韓国ソウルで創設された。世界本部はニューヨーク(かつては韓国のソウル)にあり、世界193か国に支部(協会)がある。

韓国では1997年4月に、名称を「世界平和統一家庭連合」に変更した。韓国ではこれまで「統一教(トンイルギョ)」と呼ばれてきた。日本では、1959年10月2日に設立され、1964年7月15日に宗教法人として認可された。現在の日本の本部は渋谷松涛にあり、公認教会数は日本全国で95ある。

2006年現在、日本の教会長は大塚克己(おおつか かつみ)。教団の活動は「統一運動」とも呼ばれる。

統一教会
各種表記
ハングル통일교회
漢字統一敎會
平仮名
(日本語読み仮名)
とういつきょうかい
片仮名
(現地語読み仮名)
ラテン文字転写: Tongil Gyohoe
英語: Unification Church

教団の歴史については、世界基督教統一神霊協会の年表を参照

目次

[編集] 略称

略称は「統一教会」と「統一協会」の2通りがあるが、教団側は前者を、反教団側は後者を使う傾向がある。

しかし、教団側も過去には「協会」の略称を使っていた時期がある。これは同教団が『超宗教的団体であって単なる一宗教ではない』と自らを位置づけていることによる。逆に当時は、批判者も含めて教団の部外者が「教会」と記述する例が多かった。

しかしその後、教団側での略称は「統一教会」(英名 Unification Church)として定着していった。これに対し反教団側は『世間に教団を普通のキリスト教の一教派と見せかけるために、意図的に「統一教会」と名乗るようになったのではないか』との見方から、それに対抗して「統一協会」の呼称を使う者が多くなった。

本記事においては、正式に略称を示す場合は「統一教会(統一協会)」と表記し、それ以外は単に「教団」とした。

[編集] 概略

統一教会(統一協会)」の教祖、文鮮明イエス・キリストからのみ旨を果たす使命を託されたという。すべての宗教の中心であるキリスト教徒が自分を再臨キリストメシア)として受け入れれば、7年間で地上天国が完成したが、それが果たせなかったので、その代わりに設立したのが「統一教会(統一協会)」だとする。

そのために、教団の正式名称である「世界基督教統一神霊協会」はキリスト教の統一を目指すという意味が込められている。

しかし、韓国では教団設立から43年目にして、「世界平和統一家庭連合」という宗教色のない名称に変更した。(日本の統一教会(統一協会)も名称変更を望んでいるが文化庁は未だ変更を認めていない。)しかし、教団自体は国内のほとんどのキリスト教会からは依然として異端とみなされており、名称変更に関しては、「正体を隠して活動するためだ」といった批判もある。

教団の目的はの理想とする地上天国を実現することである。そのために、全宗教・思想の統一を初め、政治経済文化言語等、様々な分野に向けて活動を展開している。

言語に関しては、メシアであり、全人類の真の父母である文鮮明が話す韓国語が未来において世界共通語になるべきだとされており、信者は韓国語をマスターすることが奨励されている。

教団は宗教活動以外に、多国籍企業を上回るほどの、実に幅広い事業を手がけ、多くの関連企業や関連団体を持つ。それらの資金は「日本には“母の国”として、韓国を初め世界に経済的貢献をすべき責任がある」という教えに従う日本の信者の献金や経済活動に負うところが大きい。しかし、これらの企業や団体は教団との関連を注意深く隠したり、否認することが多いので、社会的評判の悪さを隠して活動するための、ダミー団体、フロント組織だという批判がある。

教団は草創期から社会との摩擦が絶えず、韓国では、「洗脳している」、「家庭を破壊する」、「“血分け”をしている」と言われたりして世間を騒がせた。

日本においても、信者が学業や職業を捨てて、教会活動に献身するため、「親泣かせ原理運動」などと呼ばれ、家庭を破壊する団体という社会的批判を浴び、反対運動をする父母の会までできた。

また、一部の親族が教団から子供を取り戻すために、キリスト教の牧師や精神科医師などの相談をあおぎ、ホテルや病院などの施設に長期間監禁して子供を説得すること(「デプログラミング(脱洗脳)」)が頻発した。これを教団側は、特定の牧師や医師が積極的に関与し、監禁の方法などを指導していることから「信者に対する拉致監禁・強制改宗」であり、「信教の自由」を犯す人権問題だと非難し、訴訟も起している。(詳細は「教団をめぐる裁判」の節を参照)

1970年代からは、文鮮明はアメリカに居を構えて、伝道と経済活動を活発に行い、政治的には共和党保守新聞『ワシントン・タイムズ』などのマスメデイアで一貫してバックアップし、政界を初め、各界との関係を深めてきたが、多くの反対も受け、文鮮明は脱税の罪で、1年余りの懲役刑を受けるということも起こった。<ref>文鮮明の脱税に関しては教会側は宗教弾圧による冤罪であると主張している。</ref>

1980年代には日本において、多宝塔などを先祖の因縁話などを使って法外な値段で売る、いわゆる「霊感商法」による被害が社会問題となり、国会でも、その取締りを求める質疑が幾度もなされた。この霊感商法の最盛期には一時は月に100億円を韓国に送金していたという。

また文鮮明の長年の悲願である朝鮮半島の「南北統一」へ向けて、民団朝鮮総連など、在日コリアンへの働きかけも行ってきた。

また、教祖が何代も前の先祖の因縁などを見抜いてカップルを決める「合同結婚式」はこの教団独自のものであり、世界平和の基礎となる理想家庭を創ることを目的として、国際カップルを含む多くのカップルを結びつけてきたが、多くの家庭問題が起こって来たことへの批判もある。また、元信者によって、献金や勧誘や合同結婚式における違法性を訴える民事訴訟が起され、統一教会(統一協会)自体に使用者責任があるとされ、損害賠償を命じた判決が出ている。 1990年代に入ってからは、アメリカでの入獄のため、日本を初め文鮮明が入国できない国での運動を進めるために、妻の韓鶴子(ハン・ハクジャ)が表舞台に出るようになり、世界各地で講演を行っている。

この頃から、献身者の制度が解消され、それぞれが、故郷に戻って、定職につき、親族を伝道するように方針転換がなされた。

1991年の文鮮明の訪朝後は北朝鮮の国営ホテルの経営を任されるなど、北朝鮮との関係が深まったため、警察公安からも注視され、1994年からは日本政府の監視対象になっている。

1997年の韓国の経済危機のあおりを受けて、韓国の統一グループの企業の多くが倒産したり、経営が危うくなった。 この頃から、日本の信者に対し、いろんな名目での多額の献金要請がしばしばなされるようになった。

また南米に地上天国のモデルを作るとして、韓国を中心にするこれまでの方針を転換し、ブラジルのジャルジンに信徒たちのための集団村を建て、夫婦で参加する修練会を行ったり、南米各地に女性宣教師を送って活動した。

また、文鮮明が再臨主であることを主張する本を出したり、霊界の宗教者や政治家達が文鮮明をメシヤと崇めているという「霊界通信」本を続々と出している。

2004年からは「人類の家族的な統一にはモンゴル蒙古斑族)が重要な役割を果たす」として、モンゴルに関して運動を進めている。近年は韓国のリゾート地買収に力を入れているほか、2006年には韓国で「本殿聖地」という王宮を建てた。学校、病院、老人ホームなどが揃うこの地域一帯に、宗教と人種を超越した『平和村』を作る計画だという。 文鮮明は高齢になったこともあって、アメリカから韓国に戻り、公の場に出るのは控えてゆくという。

教団は世界各国に進出しているが、日本の信者が最も多いと思われる。教団に否定的なマスコミ報道や度重なる多額の献金要求、文鮮明の実の娘や嫁などが文鮮明ファミリーのスキャンダルをマスコミで告発した影響もあって、信者数は減少したといわれる。また、教祖存命中にもかかわらず、分派の活動が盛んになり、教団は対策に力を入れている。

統一教会(統一協会)は設立以来50年以上、世界各地で活動して来たが、依然として社会的には洗脳(マインド・コントロール)を行うカルト宗教と見られることが多い。フランスの「反セクト法」(2001年6月制定)を初めとして、ヨーロッパではセクトカルト)による人権侵害を規制する対策が進んだが、それは1980年代に、EC議会が、頻発する統一教会(統一協会)の問題の対策に関する決議にその端緒を発している。<ref name=kt>山口広、中村周而、平田広志、紀藤正樹『カルト宗教のトラブル対策』教育資料出版会2000年</ref>

しかし、1960年代冷戦時代にあって、北朝鮮の南侵に危機感を覚える韓国、ソ連の脅威と対峙するアメリカ、安保闘争のような社会的混乱を押さえ込もうとする日本になどにおいては、共産主義対策は切実な問題であった。そのような時代に、教団は韓国と日本で「国際勝共連合」という政治団体を設立し、それぞれの政府が推進する反共運動に協力して来たため、世間での強い批判がある一方、韓国、日本、アメリカにおいて、それぞれの与党を初めとした保守勢力との関係を築いてきており、教団関連の団体に著名な政治家や学者や宗教家などが参加したり、協力したりすることも多い。

文鮮明の後継者は、本来の候補であった長男の文孝進(ムン・ヒョウジン)が教団の教えにもとる様々な不祥事を起こしたため、教団の青年団体「World CARP」(世界大学原理研究会)の会長などを務める三男の文顕進(ムン・ヒョンジン)が先頭になり、他の息子たちが、芸術・政治・宗教・経済など様々な分野に分かれて引き継ぐ予定である。

[編集] 信徒数

2006年現在、教団は「世界 190余ヶ国に宣教師を送り、150万名の信者がいる」としている。 過去の年代における信徒数については、(1995年)12月31日現在の文化庁統計によれば、日本の信徒数は47万7000人。

教団の元広報局長であった副島嘉和1984年の告発手記<ref>『文藝春秋1984年7月号「これが統一協会の秘部だ―世界日報事件で追放された側の告発」</ref>によれば、「日本に8000人、米国と韓国にそれぞれ2000人、ヨーロッパ全体で2百数10人」と言われ、浅見定雄1987年の著書では「多めに見て日本が数万、米国と韓国が2000から5000、ヨーロッパ全体で1000そこそこ」としている。<ref name=as1>浅見定雄 『統一協会 = 原理運動 その見極めかたと対策』 日本基督教団出版局 1987年</ref>

[編集] 教典

外部からも信者からも、『聖書』よりもはるかに頻繁に使われる『原理講論』が経典と思われがちだが、教団は公式的には、キリスト教会で用いる旧・新約聖書を教典とし、『原理講論』(著者は世界基督教統一神霊協会)を「教理解説書」としている。

文鮮明教祖の教えを劉孝元という弟子が理論的に編集した『原理講論』は文鮮明が若い頃に学んだ金百文の表した「基督教原理」と用語や構成が似ているので、それを盗作したのではないかという指摘があるが、教団は内容が違うことに加え、執筆年代からしても盗作ではあり得ないと否定している。また、以前から『原理講論』の記述や内容に間違いや矛盾があると反対者から指摘があったが、近年、その教えを独自に解釈した分派などが、いくつか出現してからは、対策として、『原理講論』に書いてある通り以外の講義はしてはならないと、教祖直々の通達があった。

そんな中で2001年からは教祖自身の説教を集めた『天聖経』を“天の聖書”として最重要視すべきとした。(聖経とは朝鮮語で「聖書」を表す。)これにより、『原理講論』よりも文鮮明の直接語った言葉が最優位とする立場を鮮明にした。また、2003年6月9日には、そのような分派活動を防ぐために、み言葉の出版、翻訳、および氏名・写真の使用等に関する諸権利を韓国の教団(韓国世界平和統一家庭連合)に授権・委任した。

[編集] 教義

教団はキリスト教を自称するが、その教義は伝統的なキリスト教とは重要な部分で異なっている。そのため、一般的なキリスト教会にとって共通の正統信仰の基本となっている基本信条(世界信条)とは相容れない。カトリックや東方正教会エホバの証人モルモン教異端であると宣言しているが、統一教会(統一協会)に対しては異端ですらない、キリスト教とは別の存在と宣言している。

教団の教義は「統一原理」と呼ばれ、『原理講論』という本にまとめられている。神が世界を創造された目的や法則を述べた「創造原理」、人間の罪の起源を説いた「堕落論」、本来、神が創造されようとした世界を再建するための原理を説いた「復帰原理」の3部からなり、聖書では比喩や象徴で表されていた真理を明らかにしたものとされる。

宗教的な「統一原理」を哲学的に体系づけたものは「統一思想」と呼ばれる。また、共産主義のとの理論闘争のため、その間違いや矛盾を指摘したものは「勝共理論」と呼ばれる。1980年代後半からは、右翼保守)も左翼共産主義)も神の愛によって包含するとする“頭翼思想”(「神主義」(Godism) とも呼ぶ)を唱えた。

「統一原理」は朝鮮半島地域の民間信仰である陰陽道との習合がしばしば指摘されるが、最も顕著な差異は、主に堕罪論(堕落論)、救済論(復帰原理)、キリスト論にある。

キリスト教では、アダムとイブが蛇(= サタン)に唆されて「善悪の知識の木」(教団の教典では「善悪知るの木」と表記)の実を食べて、エデンの園を追われたという創世記失楽園物語を、信仰的寓話とするか史実と主張するかはともかく、文字通りに神の命令に背いたことが罪の起源だと解釈している。

対して教団では、「善悪を知る木」をエバの象徴と解し、蛇の誘惑によってその実を食べた物語は、サタンこと天使長ルーシェルとエバが不倫なる霊的性関係を持った事の比喩であるとし、その実をアダムにも分け与えたことを、アダムとの時ならぬ肉的性関係の比喩とし、それが人間の罪の起源であるとしている。

文鮮明の妻である韓鶴子の母、洪順愛も「原理を学んでみると、聖主教団で聞いていた内容や、腹中教で聞いていた内容と、あまりにも似ていると思いました」と語ったが、このような教義は文鮮明のオリジナルではなく、彼が若い頃通った教会や修道院や平壌で接した「混淫派」、「霊体交換派」と呼ばれる神霊集団の影響だという指摘がある。[1]

一般にキリスト教では、ナザレのイエス十字架の死と復活によって救済を完遂した救世主(メシア= キリスト)にして「子なる神」として信仰の対象にしている(三位一体)。また、この世の終わりにはイエス自身が再臨するとしている。

対して教団では、十字架による救済は神の本来の予定ではなく、用意されたイスラエル選民が不信したために、イエスは十字架につけられ、イエスは「霊的救い」しかなせなかったとする。イエスは十字架で死ぬべきではなく、本来は結婚し、「神の家庭」を築き、子供を作り、「真の父母」となって「神の血統」を残すべきであったと言う。しかし、イエスは本来的使命を成せなかったために、再臨が必要になり、再臨主は「霊肉ともの救済」を完成させなければいけない、と説く。また、イエスは「神の子」ではあっても神そのものではないとしている。その根拠としてイエスが神に祈祷する福音書の記述を挙げている。もし神であるなら、なぜイエスは神に祈るのであるかというのが、その説明である。救済は神の力だけでは成就することはできず、神の責任分担に(95パーセントと例えている)人間自身の責任分担(5パーセント)が加担されて、初めて救いが完成すると教えている。しかしこの5パーセントは人間自身においては100パーセントに該当すると言う。

なお、新約聖書の「ヨハネの黙示録」(22章)に、聖書に付け加える者には災いが臨み、取り去る者は救いから漏れることを警告しているため、正統的キリスト教では聖書に対する加筆・削除・“新事実発見”などを歓迎しないことも教団が異端と見做されている理由の一つである。(教会も「教理解説書」などを用いたりはない)。

また、教団関連の政治団体である「勝共連合」が大東亜戦争を肯定的に評価したり、憲法9条の改正や核武装を訴える右寄りの主張とは裏腹に、教団自体は、過去の日本の朝鮮半島中国東南アジア諸国に対する統治を侵略行為・戦争犯罪とし、その時代に日本は反民主主義的な全体主義によってドイツ、イタリアと結託し、サタンの側に立って、民主主義によって結託した天の側の米、英、仏と戦ったとしている。(『原理講論』P546)特に、韓国に対しては、歴史的に侵略、迫害して来たことを国家的に償わなければならないという。中でも、再臨のキリストのために準備されていた韓国の乙女達を日本が従軍慰安婦として蹂躙したため、その悪霊が日本の信者に無数に取り憑いているため、その怨みを解かないといけないと言われる。このため日本の信者は保守的でありながら左翼のように戦争責任を告白することが多く、一般の保守派の人々とは違いがあるが、そのことは表面上伏せられている。実際、当初、日本語版の『原理講論』の「再臨論」には韓国版にはある韓国中心主義と天皇家批判のくだりは訳出されていなかった。そのことを日本共産党から批判され、2年以上経った1981年度版からようやく載せるようになった。<ref name=as1/>

[編集] 「血分け」に関する論争

教団の救いに関する教えの核心はメシアによる「血統転換」である。「血統転換」とは人類始祖の堕落により、サタンの血統を受け継いだ人類が神の血統に接ぎ木されることを言う。

イエス・キリストが無原罪の神の血統の息子として生まれた理由を、母マリアが婚約者のヨセフを裏切り、親族である大祭司長のザカリヤと性的関係を持つことにより、血統転換がなされたとして説明しているが、文鮮明自身のメシアとしての無原罪性の根拠については今日まで語られたことはない。

文鮮明が女性信者と「血統転換」の実践としての性的な儀式である「血分け」(ピガルム)をしていると草創期から言われて来た。

それは文鮮明が関わった、李龍道(イ・ヨンド)、白南柱、金聖道、黄国柱、金百文などの「混淫派」、「霊体交換派などと呼ばれる韓国独自のキリスト教の影響を受けたと見られている。 [2] 教団はそのような主張をする者を名誉毀損などで訴え、勝訴し、謝罪文を書かせたりしてきた。[3]しかし、「血分け」の存在を肯定する信者たちの証言も根強くある。また、弟子の中には「血分け」をした者もおり、教団が「血分け」をしていると見ている分派もある。また、統一教会(統一協会)に2年ほど在籍していたことのある鄭明析(チョン・ミョンソク)は「摂理 」(モーニングスター、JMS、MS)という教団を作り、『原理講論』と似た教理を教え、自らを「再臨主」と信じる多くの女性信者と性的関係を持ったと言われ、韓国において、強姦容疑などで国際指名手配され、逃亡していたが、2007年5月11日、中国で捜査当局に婦女暴行の容疑で逮捕された。日本の「摂理」の女性信者にも同様の被害が出ており、統一教会(統一協会)との関係が取りざたされるが、統一教会(統一協会)は自分たちの教団より、一般のキリスト教会の影響が大きいとして、教えの類似性を指摘するメデイアに再三抗議を行っている。[4]<ref>『週刊文春2006年6月1日号</ref>

また、文鮮明の長男の元妻の洪蘭淑の告発本によると洪蘭淑が韓鶴子に夫が女性と関係を持つことは父の浮気と同様に神の摂理であると言っていることを告げると、夫、文鮮明の場合は神の計画だが、孝進の場合は違うと答えたという。文鮮明自身も韓鶴子と同様のことを繰り返し語ったという。 <ref name=hn/>

一時は文鮮明の側近の朴正華が『六マリアの悲劇 真のサタンは文鮮明だ!!』で、教祖が多くの女性信者と「血分け」をしていることを告発したが、後に出版した本でそれを否定した。彼の使った「血代転換」という言葉は『原理講論』の元になった『原理原本』に出ているという。

しかし、反対者からは、その後来日したときに、『六マリアの悲劇』で述べた事実が真実である旨証言したとか、一部の信者向けに、「血分け」は事実であるが、原理的な意味があったものだという特別の講義がなされたと言われている。[5]<ref>全国統一協会被害者家族(編)『自立への苦悩 統一協会を脱会して』教文館 2005年</ref> 2005年6月に、韓国歴史編纂委員会発行の「史報・通巻号」に掲載された金明熙の証しの一部が機関誌『ファミリー』に載ったが、金明煕の証は実際に、“血分け“があったともとれるようなものである。

金明煕に幻に現れたイエス・キリストが自分が愛する女性と三角関係になっても、最後まで自分を愛しなさいと言ったという。それで、金明煕は夫に愛する女性が出来たとき、互いに愛し合っているならば、2人を結婚させてあげるのが愛であるというように考えるようになったという。宿で2人きりになった席で、妻のいる文鮮明が「理想相対に会いたくないですか?」などと、“露骨なみ言葉”を語ったので、「噂どおりに怪しい人だ」と思ったという。文鮮明は「人間的に考えてはいけない」、「間違えばサタンが侵犯するようなものだ」と言ったという。参照

[編集] 勧誘や教化

[編集] 勧誘方法

草創期は街頭で黒板講義などをして、教団名を出して伝道していた。 また、印鑑や壺や多宝塔などの霊感商法を切っ掛けに伝道される人も多かったが、世間での評判が悪くなった1982年頃から、教団名を隠した伝道方法を取るようになった。この頃から、自己啓発のビデオセンターという体裁での伝道方法を取るようになった。街頭で生活意識のアンケートなどを切っ掛けに、ビデオセンターに連れて行く。相当教義を受け入れるようになるまでは宗教であることも、統一教会(統一協会)であることも隠し、聞いても完全に否認する。また、ここに通っていること自体を誰にも話さないように口止めさせられる。

ビデオセンターでは最初は、自己犠牲を賞賛するものや、宗教に関連ある作品などで、「情操教育」を行なう。(「情操教育」というよりマインドコントロールの下地作りであるとの指摘もある)。

そして、教団の名前は出さないが、シリーズ化された「統一原理」のビデオ講義を試聴させる。そうする中で、無料の食事を提供したり世間話をしたりして、来訪者との親近感を持とうとする。これは、「来なければいけない」という意識を芽生えさせ、そこに継続して通い続けるように心理的に束縛する為とされている。

ある程度学んだ段階で、合宿形式の修練会に参加させる。それは一日間の修練会(ワンデイ)と3日間の修練会(スリーデイズ)か、2日間の修練会(ツーデイズ)と4日間の修練会(フオーデイ)など、2回に分けて参加させることが多い。1回目の修練会では「再臨のメシア」が来るという話までで、2回目の修練会の直前または最後に、その「再臨のメシア」]が文鮮明であると明かすという方法をとることが多い。かつては7日間の修練会(セブンデイズ)を行い、その最終日には一人一人、献身する誓いを立てさせられたという。修練会の期間中は、スタッフや参加者同士との会話以外、基本的には外部と連絡させないようにしている。それらについて反対者からは、洗脳しやすくするために軟禁状態にしているとか、教団が最初は正体を明かさず、こういった段階的な勧誘方法を採っているのは、教団自身が反社会的なことをやっていることを自覚しているからだという批判がある。

修練会の後は、ホーレンソウ(報告・連絡・相談)や、「為に生きる」訓練をさせ、祈りを始めさせる「ライフトレーニング」や、住み込みの教義研修などを行う「新生トレーニング」、教団の教義を伝道や経済活動で実践学習していく「実践トレーニング」などのプロセスを経て教化する体制になっている。

教団は、経済活動の実践が困難な身体の不自由な者や病人などは伝道の対象からはずすようにと指示していた。この事実が教団の違法性を問う裁判で、勧誘の目的は献金や無償での物品販売活動等をさせ、経済的利益を上げることを目的としており、宗教の本来の目的から逸脱しているとして、勧誘・教化行為が違法であるという判断の材料になった。(平成14年(2002年)10月28日 新潟地方裁判所 )

教団の社会的評判が悪くなってからは、キリスト教を自認する教団でありながら、日本人に浸透しやすい仏教を利用する戦略で、文鮮明を信奉するようになった川瀬カヨの率いていた弘法大師を奉ずる教団を、弥勒を奉ずる天地正教という宗教法人に鞍替えし、、その団体を通じて統一教会(統一協会)につなげようとしてきた。

「霊妙慈経」というお経は、『原理講論』を要約したような内容であり、その解説書では随所に「再臨のメシア」という言葉が出てくる。教えを深く受け入れた信者に対して、文鮮明夫妻を弥勒の化身として紹介するようにしていた。

[編集] 勧誘の窓口

  • 占い : 「霊感商法」で壷などを買わせるきっかけも、最初は手相や姓名判断などの占いであった。最近でも、繁華街の街頭やターミナル駅のコンコースなどで「手相占い」などをきっかけに水晶玉や数珠や、印鑑などを買わせ、上記の「段階的な勧誘方法」の手順を踏んで勧誘したりしている。一時には日本テレビなどの報道が教団の行う「手相占い」を報道したために、一時は活動は控えめになっていたが、近年、再び「手相占い」を装った勧誘を活発化させている。運勢鑑定を無料でしますという内容のはがきを各戸の郵便受けに入れて誘うことも多い。最近は風水を通じての勧誘に力を入れている。
  • ボランテイア : 近年はNGONPO法人などのボランティア団体をいくつも作って、「純潔運動」や「家庭再建運動」などを切っ掛けに伝道を目指している。また「世界平和のための婦人たちの連合」や「世界平和女性連合」という女性向けの団体を立ち上げ、女性への浸透を図っている。
  • 展示会 : 宝石や毛皮、絵画、着物などの展示会をきっかけに
  • 整体やエステ :
  • 純潔運動

[編集] マインドコントロール

詳細はマインド・コントロールを参照

桜田淳子らと共に合同結婚式に参加した翌年の1993年山崎浩子が、統一教会(統一協会)からの脱会記者会見で「わたしはマインドコントロールされていました。」と衝撃の告白をし、同日、元信者であったスティーヴン・ハッサンの書いた「マインドコントロールの恐怖」が発売されてベストセラーになったことから、日本でも「マインドコントロール」という言葉が広く知られることになった。従来の洗脳は具体的な物理的手段を用いた強制的なものだが、マインドコントロールは物理的手段を用いないので、本人が気づかないうちに取り込まれてしまうというカルトなどによる巧妙な手法を認識される概念として登場した。教団も信者にマインドコントロールや洗脳を行なっていると批判され、大きく報道もされた。

これに対し教団側は、「マインドコントロール」という理論は、もともとアメリカで宗教運動から信者を強制的にやめさせるための理論として出現したものであり、非科学的理論であり、反宗教的なイデオロギーに基づいた空論だと反駁している。(増田義彦著『「マインド・コントロール理論」に虚構』光言社 参照)

統一教会(統一協会)側は米国心理学会では「非科学的」と否定された学説であると述べているが、実際は米国心理学会はその学説自体の客観的な検証が難しいので、肯定も否定もしないで、態度を留保しただけとも言われる。

ビデオセンターに誘い込まれた者の内、献身に至る者は少なく、多くは離れていくのだから、根拠はないと教団は言うが、札幌地裁での「青春を返せ裁判」で、教団の「元教育部長」は「教義が頭に浸透してしまえば、あとはやめる者はほとんどない」という証言した。

「マインドコントロール」はカルトのみならず、自己啓発セミナーやマルチ商法まがいのビジネスなどでも使われていると言われているが、学問的には諸説があり、まだ確立された学説とはなっていない。

[編集] 強制改宗“親子の話し合い”か?“信教の自由の侵害”か?

教団に入信した信者は実家や住んでいたアパートを出て、教団の施設で共同生活に入ることが多かった。親にとっては連絡がほとんど取れなくなり、会えなくもなる。

子供は無償で教団の活動に奉仕する献身者になるために、学校を辞めたり、就職しないようになったり、勤めていた会社を辞めたりする。その際に、教団に勧められて、貯金を下ろしたり、保険を解約したりして、財産をすべて献金したりもする。

子供は街頭や個別訪問で販売活動に励む。場合によれば、キャラバン・カーに寝泊りしながら、全国を回ったりしている。福祉を装った募金活動や販売活動や詐欺的な「霊感商法」を行っていることを親が知る。

衣食住には困らないが、毎月1万5000円の小遣いだけで、給与はなく、保険や年金もかけていないことなどを知る。献身者でなくても、銀行やサラ金でお金を借り、多額の献金をしたり、親に無心をしたりする。中には教団の指導によって、まったくウソの理由を作り、緊急な入り用があると無心することもある。また、突然、教祖の指名で見知らぬ人と結婚をすると言い出す。(国際結婚の場合もある)また、海外宣教として、何ヶ月も外国へ行くこともあり、子供たちを夫や親に預けて、旅立った者も多くいた。

「親の背後にはサタンがいる」とか「話し合うこと自体が罪だ」などと指導されているので親の話にもまったく聞く耳を持たなくなっているわが子を見るとき、親は大きな不安を感じるようになる。

教団は信者を実家に帰らせることはほとんど許さなかったので、親はなんとかして、子供と話し合いの場を持とうとし、中には実力行使で連れ戻し、監禁してでも話し合いの場を作って奪還しようとする者もいた。教団は比較的屈強な男性信者をそのような時の対策に当たらせていた他、そのような親がいる信者に対しては、親に居場所を知られないために、信者の中でも偽名を使わせたりもした。

キリスト教の牧師の中で、そのような親たちの相談に乗る者がおり、監禁が可能なように改装された実家やホテルやマンションの一室での話し合いの場で、それらの牧師が『聖書』を用いて教団の教えの間違いや矛盾を指摘したり、教団の隠している情報を提供したりして協力した。

教団はそれらの牧師が強制的に改宗させるのは「信教の自由」を侵害することであり、信者本人の意思を無視して、連れ去るのは“拉致”であり、脱会を決意するまで、“監禁”していると非難し、批判本を出したり、刑事告訴したりしたが、警察が取り上げることはなかった。そのため、1999年1月以降、信者に自らの親や協力している牧師を民事訴訟で訴えるを裁判を起こさせるようになった。(「教団をめぐる裁判」を参照)

1999年9月9日の米国務省の人権白書の中で「統一教会信者に対する拉致監禁を日本の警察が取り締まらないのは人権侵害である」という指摘がなされた。

2000年4月20日の国会質疑において田中節夫・警察庁長官(当時)が「(統一教会信者に対する拉致監禁事件について)たとえ親族間の問題であっても、違法行為は厳しく取り締まる」旨の発言をした。これらは統一教会(統一協会)を初めとして、カルトとみなされて、社会的反対を受ける教団らの政府への働きかけの成果と見られる。

[編集] 献金・経済活動

教団には地上天国を実現するために“すべてのものを神に返す”という「万物復帰」という教えがある。特に日本は「エバ国家」、「母の国」として、夫である「アダム国家」の韓国を初め、子供たちである世界の国々に経済的貢献をする責任があるとされている。信者は、自分の財産だけでなく、すべて人の財産を神の側に捧げることが救いの条件になると教えられるので、そのためならば、人をだますことも、この世的には違法であっても、天的には善になると指導されており、これが様々な反社会的な問題を起してきた。 国会でも「法的な目から見た場合には、これは旅行ビザでも違うビザをもって来てそれは献金活動とか商売とかそれはできないようになっておる。しかし、これは法的にひっかかっても、アメリカの為に、アメリカの国民以上に先頭に立ったとするならば、神の法にはひっかからない。」と講演会で発言した文鮮明を、福田赳夫を初めとした国会議員が賞賛し、協力することには問題であると国会でも追及された。( 30横山利秋議員の発言)<ref name=k19770406/> 

[編集] 訪問販売活動

これまで、信者たちは「万物復帰」の教えの実践として、様々な経済活動をして来た。草創期はパンの耳を食べて、リヤカーを引いて廃品回収を行っていた。また街頭や個別訪問で花、ボールペン、高麗人参、ハンカチや化学雑巾、コーヒーなど様々な物を販売したり、「北方領土返還」や障害者難民の救済などの福祉の名目で募金活動をした。また、数名で「マイクロ隊」と呼ばれる隊を組み、マイクロバスやワンボックスタイプのライトバンに寝泊りしながら、全国を募金や珍味やハンカチ等の販売で回った。

1970年代からは献身者を集団でマンション等に住みこませて、経済活動を行う「店舗」と呼ばれる拠点を全国的に作り、印鑑や高麗人参 茶(エキス)等を販売した。

無償で教団に奉仕する献身者が大多数だった頃は、委託販売形式を利用して、帳簿上は信者に給料を支払ったことにするが、実際は毎月1万ほどの小遣いだけを渡すというような方法で、組織的な脱税ともみなされかねないことを行ってきた。(「[6]」「甲第六号証 資料Iハッピーワールド販売促進資料」参照)「店舗」

  • 蕩減(とうげん)商品

教団では日本の朝鮮統治時代の罪を蕩減(とうげん、清算の意)するためとして、韓国の教団関連企業の商品を日本の「ハッピーワールド」を通して、需要や売れ行きに関係なく、一定数の商品を強制的に仕入れさせてきており、これを「蕩減商品」と呼んだ。蕩減商品には、大理石壷、多宝塔、高麗人参茶(エキス)、「メッコール」等の清涼飲料水や、 工作機械等がある。

[編集] 霊感商法

詳細は霊感商法を参照

1980年代初めから、占いなどを切っ掛けに、ゲストを「霊場」と呼ばれる会場に連れて行き、家系図などを鑑定しながら、霊能者を装った信者が聞き出した本人や家族の不幸の原因を先祖の因縁話を使って説明し、先祖が救われるとか、このままでは不幸なるなどと不安を煽り、法外な値段で壷、多宝塔などを買わせてきた。この詐欺的な商法を「しんぶん赤旗」が「霊感商法」と名づけ、マスコミ等で批判を浴びた。 国民生活センターや各地の消費生活センター等に多くの苦情が寄せられ、、多額の金銭的被害を生んだこの商法は大きな社会問題となった。教団の関連施設などに、警察の捜査が及び、信者は証拠書類が渡らないように、逃げ回ったという。

また「霊感商法」に関係した各地の販社は、設立後2~3年で次々と解散し、遠隔地に住所移転したり、社名を変えた。

国会でも、幾度も論議され、警察庁の刑事局保安部生活経済課長が「この種の商法というのは人の弱みといいますか、人の不安につけ込むというもので、悪質商法の中でも最も悪質なものの一つということで、全国の警察に繰り返し厳しく取り締まるように指示をしておるところでございます。」と答弁した。 <ref name=k19860515/> 元信者によれば、霊感商法は高麗人参を効能を謳って販売していたことが薬事法違反に問われ、販売に行き詰まっていたことと、美術品としてはあまり売れなかった韓国の大理石壺の売り上げを上げるために、教義を使って売って行こうということになったという。 <ref>郷路征記弁護士による札幌青春を返せ訴訟・最終準備書面</ref> 教団側は信者に向けては、日本を共産主義の間接侵略から守るために国際勝共連合が推進してきたスパイ防止法制定運動を攻撃するために、共産党および社会党が「スパイ防止法」制定運動の資金源が統一教会(統一協会)であると誤認し、教会攻撃のために引き起したのが“霊感商法問題”だと説明した。<ref>『中和新聞』平成4年(1992年)9月12日号</ref> <ref>『霊感商法の真相―誰もここまでは迫れなかった』世界日報1996年</ref> 一方、世間に向けては「教会一切の収益事業はおこなっておらず、教会員の献金によってのみ運営されています。・・・個人の職業に対しては一切関与するものではありません。ゆえにいかなる商法とも教会は関連ありません。」と教団の関与を全面否定してきた。(同上)また、民事裁判では、「“しあわせサークル連絡協議会”という統一教会とは法律上も活動も別個である信者による組織が行ったのであって、教団は,信者がいかなる伝道活動をしているか,いかなる企業を経営し経済活動を行っているかなどについて知る立場にはない」などと主張してきた。(平成14年(2002年)10月28日 新潟地方裁判所)

『中和新聞』1996年12月15日号での「霊感商法問題に関する統一教会の見解」によれば、 販売の際に使用したセールストークは、教団の教義とは似て非なるものであり、、家系図や、手相姓名判断、四柱推命などの易学や因果応報などは仏教的な教えであり、聖書の教えを根本とする教団の教えとはないとして、教義との関連を否定したが、霊感商法販売マニアルの「ハッピーワールド販売促進資料」には壺の型は文鮮明自ら考案したの作品であり、御言を受け入れていない人達の救いのための条件物として作られたことを説明しており、教会活動の一環として霊感商法が行われていたことの証拠となった。

1994年7月12日、日本社会党(当時)の北村哲男が「霊感商法」などの反社会的な事を行う統一教会に対する政府の考えを質す質問主意書を政府に提出したが、政府は村山富市首相名で「宗教法人法第七十九条は、宗教法人が行う公益事業以外の事業の停止命令について規定しているが、統一協会の所轄庁である東京都知事は、いわゆる霊感商法については、現在、統一協会の規則には事業として記載されておらず、また、統一協会が行っている事業であるという確証もないことから、現在のところ、同条を適用することは基本的に困難であると判断している。」と回答した。(答弁書第九号 内閣参質一二九第九号 平成6年(1994年7月12日 ) しかし、民事訴訟では霊感のない信者を“徳の高い霊能者の先生”に仕立てて売るための詳細なマニュアルがあったことや、「連絡協議会」の存在を教団が主張し始めたのは、民事訴訟が提起されから7年も経ってからであり、当時の「連絡協議会」の存在を示す実体もないと認定されたりしている。(2001年6月29日 札幌地裁

1993年平成6年)5月27日の福岡地裁の判決以来、詳細な事実認定に基づき、実質上、統一教会(統一教会)の指揮監督によって霊感商法を初めとした経済活動が組織的、計画的にに行われたとして統一教会(統一協会)の使用者責任を認定し、損害賠償を命じた判決がいくつも出ている。 東京地裁 2000年4月24日判決

霊感商法以外の問題も含めた統一教会(統一協会)の使用者責任を認めた判決]は2003年11月5日時点でも15もある。[7]

「霊感商法」が社会問題化したことで、表向きは販売を中止したが、その後も「霊石愛好会」や「天地正教」などを通じて、続けれられた。近年も、再び大理石壺を「天運石」と称し、家の中の悪霊を吸いとってくれると言って、信者に買わせ、その壷を韓国の清平(チョンピョン)修練所に持って行き、解怨してもらうように勧めている。

[編集] 定着経済

「霊感商法」が社会的な問題になった頃から、信者達は着物、貴金属、絵画、毛皮、高麗人参等の商品を展示会形式で販売するようになった。これらの販売方法は「霊感商法」で行った方法を踏襲している。ゲストを連れて行った信者は商品を説明するトーカー(アドバイザー)の協力者となり、トーカーは席を外し、「タワー長」と呼ばれる指揮者にゲストの状況を報告し、指示を仰ぐ。既に教団の教えを学んでいる信者も展示会に動員され、「この〇〇を買えばメシア(文鮮明)を受け入れることになる」、「この〇〇を買えばあなたも家族も救われる」等と「霊感商法」と同様の説得をして購入させたりもした。

[編集] 献金

一般のキリスト教は収入の10分の1を献金する伝統があるが、統一教会(統一協会)では1990年代頃からは10分の3献金をすべきとされた他、様々な名目での献金要請が頻繁にある。 内部用語「HG」は“早く現金”の略だと言われ、金融機関から借金して教団に献金することが奨励された。 融資の審査が通るように、架空の名目で見積書や企画書を作ったりもした。 「名義貸し」教団が返済をするので名義を貸してほしいと要請された信者が本人名義で銀行やクレジット会社から借りた金を教団に貸し付ける。返済は毎月教団がが本人に金を渡し、借入先に支払う約束をするが、利息分は本人の自己負担となったり、教団に「献金」を勧められて、結局本人が全額借金を返済することにされることもある。また、教団の必ず返済しますとの約束を信じたものの、借用書の借主は信徒会の信者(一人で、複数の信者から借金したことになっている者もいた)の名前になっていることも多く、教団が返済しないので、金融機関から厳しい支払督促を受けたり、差し押さえ(強制執行)を受けて自宅を奪われたり、自己破産を余儀なくされ、絶望して自殺をした信者が少なからずいるという。 また、教団に入信した妻が、夫の財産を無断で引き出して献金することが家庭問題を引き起こすこともあり、献金したことが家族に知られると行方をくらます事例もあるという。

  • 「救国献金」(1993年) : 110万円。韓国での16万人女性修練会に参加した女性信者が払う献金。複数回行った者はその回数分を要請された。
  • 「翼献金」(1999年) : 文鮮明が世界を巡回するための専用ジェット飛行機を購入するための献金。
  • 「総生畜献金」(2001年) : 神の怨みを解き、天国に入るための条件としての献金。160万円。
  • 「聖本」 : 3000万を献金した信者の信仰を称えるものとして、文鮮明のサインの入った説教集(既刊の説教集をまとめて収録したもの)を授けた。
  • 「天聖経」 : 430万を献金した信者の信仰を称えるものとして、文鮮明のサインの入った説教集(既刊の説教集をまとめて収録したもの)
  • 「愛天愛国献金」 : 300万円
  • 「本殿聖地建築献金」 : 韓国の清平に文鮮明一族が住む王宮を建設するための献金。140万円

これらの献金は韓国の文鮮明の元に集められるが、1988年の合同結婚式の際、信者は「白い封筒に現金50万円ほどを持たされて、韓国に運んだ」と多くの元信者が話している。[8]中には教団の関連会社の責任者からの指示で5、6人のグループで体中にガムテープでお金を巻きつけ、多い時は1億円もの現金を香港や韓国へ運んだ信者もいたという。<ref name=ay1/> 

  • 文鮮明の長男の元妻である洪蘭淑は自著『わが父文鮮明の正体』で、日本人の教会幹部が、現金の詰まった紙袋をもって「イースト・ガーデン」に定期的に訪れており、その金を文鮮明は懐に入れるか、教団関連の企業の重役たちに配っていたと書いている。
  • 教団側は文鮮明夫婦だけではなく、彼らの13人の子女もまた、「統一教会内に自分たち名義の器物を一つももたない」と説明する。 子女たちに譲る財産も、また子女たちが譲り受けた財産もないと言っている。<ref>『月刊中央』(韓国)2004年5月1日</ref>
  • 文鮮明は法人税が極端に安いため高所得の外国人や外国企業のペーパーカンパニーが税金逃れに集まるので有名な、西ヨーロッパの小国リヒテンシュタイン公国に口座を持っているという。 <ref name=hn/>

[編集] 合同結婚式

詳細は合同結婚式を参照

合同結婚式(ごうどうけっこんしき)は教団が主催する結婚式である。正式名称は国際合同祝福結婚式であるが、信者の間では「祝福」と呼ばれることが多い。教祖である文鮮明が霊感で、信者の7代前までの先祖の背景を見て、夫婦となるに相応しい男女を推薦するという。それは個人的に相性がよいということより、それぞれの先祖が怨讐関係である男女が一つになることによって遺伝的罪が清算されるのがよいという。

草創期は目の前で教祖がカップルを指名したり、信者に希望する相手を書かせたりもしていた。1988年頃から参加人数が多くなったこともあって、写真を見てカップルを決めるようになった。 教祖の推薦は断ることも許されているが、多くの信者にとって絶対的権威である文鮮明の推薦した相手を断ることは非常に難しいので、「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し」という憲法(24条)に反しているとの批判もある。 また、信者が親などに連れ戻されたときに、夫婦として「人身保護請求」できる権利を得るためとか、外国に入国し長期間滞在するために、夫婦としての生活の実態がないのに便宜上に入籍届けを出させることへの批判もあり、元信者が「婚姻の無効」 を求めた訴訟で、原告の訴えの多くが認められている。 信者同士が結ばれる本来の祝福の他に既婚者で祝福を受けた場合を「既成祝福」、夫婦どちらかが亡くなっている場合を「独身祝福」と言う。(現在は「霊界祝福」と言う)また、一時は伴侶に先立たれた信者を他の信者と再婚させ、夫婦として祝福する「慰労祝福」というものもあったが、文鮮明は本来の原則にはないものとして、行わなくなった。

いずれ教祖直接の祝福ができなくなることから、近年は信者自身に「祝福を行う権能」が与えられ、将来的には信者の親同士の推薦で、子供たちを結婚させる計画になっている。

1960年に第1回の合同結婚式が行われて以来、教団の発表では参加者数は回数を重ねるごとに増えているようだが、1997年以降からの祝福は参加条件が次第に緩くなった。必須条件とされた事前の7日間断食や21日修練会への参加や「霊の子」(自分が伝道した信者)を一定数持つこと、女性の年齢が33歳以上等の従来の条件が緩和、ないし撤廃され、一度破局した者の再参加や既婚者で相手の十分な了承なく一人で参加することや、教会員にならなくても、他の信仰を持ったままでの参加も許されるようになった。また参加せずとも、教義上飲むことが必須であるとされる「聖酒」を意味も知らずに飲まされたり、「聖酒」をキャンデーにしたものを舐めただけの人までカウントされたりしたこともあるので、実質上の数は不明である。

式に参加するには、渡航費用の他、「祝福(感謝)献金」と呼ばれる100万円前後の献金が義務付けられているので、反対者からは金集めのイベントだという批判がある。1992年の桜田淳子、山崎浩子、徳田敦子の3人は合同結婚式への参加表明の記者会見で、いずれも、60万円だけで、他に献金はないと答えるなど「祝福献金」の存在を隠したコメントをした。

1995年の合同結婚式では、参加者を集めるために、嫁不足に悩む韓国の農村の男性達を日本人の嫁がもらえると宣伝して、信仰もない“にわか信者”と日本人女性を多数結びつけたことで、結婚した後で、相手に愛人や子供がいることや、病気や借金があることが判明し、夫の酒、たばこ、ギャンブル、家庭内暴力に苦しみ、生活苦を訴える信者が少なからずいることはよく知られる。韓国の幹部も後にその過ちを懺悔した。

教団の機関誌、『中和新聞』1992年9月12日号では「法律的な意味で婚姻届を出した祝福家庭の離婚率は0.7 %前後です。これは社会一般の離婚率から考えると比較にならないほど低い数字であります。」と述べていたが、近年はそれらのカップルの破局も増えたと見られている。 祝福後生まれた子供は「祝福子女」あるいは「祝福二世」と呼ばれるが、既婚後に祝福を受けた両親から生まれた子供は“ヤコブ”と呼ばれ、未婚の男女が祝福を受けて生んだ子供より血統的には価値が低いとみなされていたので、両者がカップリングされることは最近まで殆どなかったが、「既成家庭」の祝福子女も次第に増加したため、2005年末の祝福では両者の祝福が行われる見通しがある。

[編集] 霊界に関する教えや活動

[編集] 清平修練会

教団は、1995年から、韓国京畿道の有名な観光地にある清平(チョンピョン)にある「天宙清平修錬苑」で霊的修錬会を始めた。ここでは、文鮮明の妻である韓鶴子の母、洪順愛(ホン・スネ)が再臨する(憑依のような意味)とされる金孝南(キム・ヒョウナム)という女性が修錬会を執り行う。洪順愛は文鮮明によって、娘の韓鶴子を「真の母」に育てるのに、功績があったということで、偉大な母を意味する「大母様(テモニム)」という称号を与えられた。信者にとっては、カトリックにおける「聖母マリア」のような存在である。大母様は天使を意のままに動かしたり、霊界の先祖達を地獄から連れ出すこともできる権能があるとされている。霊界では文鮮明の亡くなった次男、文興進(ムン・フンジン)が霊人達に原理講義を行うとされている。

修練所会では先祖の怨みを解く「先祖解怨式」(せんぞかいおんしき)という儀式がある。信者の先祖達の中には生前、報われないまま怨みをもって悪霊となったものがいるとされ,先祖以外でも、特に日本人信者には、過去に日本人に苦しめられた従軍慰安婦や強制連行労働者など、恨みを持った悪霊が無数に憑いていると言われ、これが不妊アトピー精神病を初め様々な病気や不幸を起こしていると言われる。(日本軍が実際に慰安婦を強制連行したか否かについては論争がある。慰安婦の記事を参照)

修練会では、悪霊を体から追い出すために、聖歌を大声で歌いながら、自分の肉体のあちらこちらを力の限りを叩く(按手と呼ぶが本来的なキリスト教のものとは異なる)。そうすることで、天使が自身の身体についた悪霊を取り除くのを助けてくれるという(これを「役事」(やくじ)と言う)。

これらの悪霊に霊界で100日間の教団の教えを学ぶ修錬会を受けさたり、信者達と同様に、文鮮明による祝福を受ける「先祖祝福式」(せんぞしゅくふくしき)に参加させたり、祝福家庭としての教育のため、40日間の修錬を受ける。これらを全て通過する事によって、恨みを解かれた先祖は「絶対善霊」(ぜったいぜんれい)になり、地獄に行かないで済むようになり、地上の人間に善なる協助してくれるとされる。今日まで400回以上行われたこれらの修練会によって、2006年現在で、2800億人の「絶対善霊」が誕生したとされる。

先祖解怨式に参加して先祖を解怨するには内容によって献金する額が規定されており、最終的には210代前の先祖までを解怨すると言われている。「父方の父を辿る先祖」と「母方の父を辿る先祖」を180代前までの解怨することが望ましいとされ、このうち、1~7代前までは特に重要だとして解怨に必要な献金は70万円とされる。それ以降の献金は7代ごとに3万円。一度に解怨できるのは原則として7代だけなので、すべてを解怨するには何十回も通わないといけない。また、先祖以外の第3者(霊人)の恨みを解くことや、土地に憑依した悪霊の恨みを解くことを目的とした「特別解怨」(とくべつかいおん)もある。

金孝南(テモニム)は時折来日し、「霊界解放」や「浄火祈願祭」なる行事を執り行っている。不治の病が治る、夫婦愛が深まる、子女に恵まれるなどの口コミで、この「天宙清平修錬苑」に世界中から集められる信者の献金は新たな施設を建設する費用に充てられる。建設当初はテントやプレハブ小屋などの設備であり、いくつかの団体から反対運動があったが、国の建設許可が下りた後は、大聖殿や、老人ホームや教団や世界の指導者を育成する大学院、病院なども併設されている。

なお、今はなき「天地正教」においても先祖供養が行われた。現役信者も「先祖供養祭」などを受けるために、「天地正教」の道場に通わされた。なお、天地正教で行われた「四世代供養」は、川瀬カヨ教主が統一教会と接する以前から行っていた先祖供養をアレンジしたものだが、本来の趣旨から逸脱し、しばしば献金を集めるための手段として使われた。清平における活動に対して、反対者からは、「内部向けの霊感商法ではないか」との批判があるが、内部の信者にも同様な声があるらしく、金孝南(大母様)は「直系7代解怨がお金集めの方便だと感じる人もいるようですが、そうではないというのです。ちゃんと神様と真の御父母様の復帰のプログラムだというのです。」と信者に説明している。しかし、当初の清平では先祖供養は否定されており、日本人から効果的に献金を集める手段として、天地正教の「四世代供養」などを真似て先祖供養を取り入れた可能性が極めて高い。

[編集] 霊界通信

  • 1983年に文鮮明の次男、文興進(ムン・フンジン)が亡くなってからしばらくは、興進からの霊界通信が教団の機関誌『中和新聞』にたびたび載ったほか、キリストやパウロなど、様々な霊界の住人のメッセージが伝えられた。
  • アフリカのジンバブエ共和国の一信者、クンデイオナに興進が再臨したとされ、文鮮明の公認を受けて、「コンフェション」と呼ばれる告白式を全世界的で行った。公金問題、男女問題に関する罪を信者に告白させた。その罰として、多くの信者が殴られたが、頭の骨を折った幹部の朴普煕は入院を余儀なくされた。クンデイオナは「ブラック興進様」と呼ばれていた。
  • 文鮮明の六男、栄進(ヨンジン)の死因が自殺だと報じられたときも、霊界通信で、本人がホテルのバルコニーで体操していたとき、誤って転落したと事故の状況を説明した。
  • 1998年からは、信者向けの霊界通信の本が頻繁に出版されるようになった。金英順(キム・ヨンスン)という女性信者に、亡くなった李相軒(イ・サンホン、元医者で、教団の教えを哲学的に表した「統一思想」や、共産主義の誤りを批判した「勝共理論」を確立)が現れて、霊界の様子を伝えるという体裁である。
  • 幸福の科学大川隆法は「霊界通信」の本を多数出し、強勢を伸ばしたが、統一教会(統一協会)は専ら、内部信者向けに出版されている.
  • 悪の本体である天使長ルーシェルがこれまでの罪を認め、神と「真の父母」文鮮明と人類に謝罪したという話や、霊界のイエス・キリスト、釈迦マホメット孔子の四大聖人を初め、キリスト教、儒教仏教イスラム教ヒンドゥー教の聖徒たちのみならず、マルクスレーニンスターリンヒットラーなどの独裁者たちまで、文鮮明をメシアとして受け入れ、絶対的に従って行くことを決意しているというの霊界からの報告などがなされている。
  • 2002年7月4日にはそのような、霊界のイエスや釈迦やマホメットなどの5大宗教団体の代表たちが文鮮明を再臨のメシアとして受け入れ、従って行くことを決議したという決議宣布文を『ワシントン・タイムズ』を初め主要日刊新聞に全面広告して、ハワイ、アラスカを含む全米50州の約1500万軒に直接、配逹した。

[編集] 予言

『原理講論』には韓国の有名な予言書、『鄭鑑録』(チョン・カムノク)にはメシア思想があることに言及しているが、それについてはほとんど語られて来なかったが、1994年には、 南師古(ナムサゴ)の書いた韓国の別の予言書、『格庵遺録』に文氏が救世主だという予言があるとして取り上げ、高坂満津留という謎のライターによる『ついに解明された1999年』(光言社)、翌1995年には『大予言が証す救世主 奇跡の1999年』、という本を出版した。文鮮明は信者に直々に、これらを親兄弟、知人に配って自分のことを証せよと命じた。

[編集] 政治活動

教団は1960年代に「勝共連合」という政治団体を組織し、韓国においては、「反共法」を制定し、北朝鮮を初めとする共産主義勢力との対決姿勢を取っていた朴正煕政権の政策に呼応する「勝共」運動を強力に行い庇護を受けたと言われる。また、各政権への資金提供やKCIA(韓国中央情報部、現・国家情報院)との関係があると言われる(教団は否定)。また、韓国でも、後に教団ナンバー2となる 朴普熈を初めとした韓国軍の高級将校が入教したりもしている。日本においても、創立から数年で、何の実績もない新興宗教の信者(西川勝)が宣教のために日本に密入国したときも、笹川良一が身元引受人になったり、日本での「勝共連合」の立ち上げにも、笹川の他、児玉誉士夫岸信介の協力を得た。

後には時の大蔵大臣福田赳夫安倍晋太郎などが来日公演に出席し、賛同を示した。これらの保守勢力の大物達が協力的だったことは色々な背後関係が考えられる。 韓国では「世界平和統一家庭堂」や「世界平和統一家庭連合」の名で、政界進出を目指してきたが、現在は 「天宙平和統一家族党」という政党をつくっているが、選挙には出ないで、国民への啓蒙活動を行うとしている。

日本では勝共推進議員とは勝共連合の趣旨に賛同する議員という意味だが、教団の教えを学ぶことを条件に、選挙で教団の支援を受けているとも言われる。実際、信者は教団の指示で、自民党議員の選挙応援に動員されて来た。特に当落すれすれの候補や組織の弱い新人などへの支援を行ってきたと言われる。

1986年の衆参ダブル選挙では、130人の“勝共推進議員”が当選したと「思想新聞」(同年7月20日号)が伝えた。又、その3年後に東京で開かれた勝共連合推進国会議員の集いには、自民・民社などの国会議員232名が参加した。 応援して来たのは自由民主党民主党がほとんどであり、総理・閣僚経験者(現職も含む)も多数。信者の中にはそのような議員の「秘書」となった者も相当数いる。霊感商法のトーカーだった阿部令子(6000双)は渡辺美智雄の秘書をしていた上、自らも衆議院選挙に立候補したが、3度とも落選に終わった。2000年 8月25日 保岡興治法務大臣の秘書官(1800双)が統一教会(統一協会)の信者だと写真週刊誌『フライデー』が報道したことを受けて、国会で社民党福島瑞穂議員が保岡法務大臣に質問。 保岡は秘書がかつて勝共活動で活動していたことは認めたが、現在は関係ないということを確認していると答弁した。

このような活動は、議員に恩を売ったり、弱みを握って、教団の都合のよい方向に政治を動かそうという戦略であると反対者からは見られている。 1977年に、「原理運動被害者父母の会」が当時の福田赳夫総理当てた陳情の手紙によると、統一教会(統一協会)への対策を自民党議員たちに要請した人の中には、「自民党では、この問題はタブーです」とハッキリ断られた人も居たという。<ref name=k19770406/>

  • 1987年には自民党の議員達が、霊感商法をやっている教団関連企業や勝共連合から政治献金を受けていたことを新聞が報じた。 (第109回国会 法務委員会 第11号 昭和62年(1987年)9月16日 )
  • 「勝共連合」が特に力を入れてきたのは「スパイ防止法」や教科書問題、憲法・教育基本法改正問題である。
  • 中山成彬文部科学相が支部長を務める自民党宮崎県第1選挙区支部が2003年の衆院選の直前、統一教会(統一協会)の関連団体「世界平和連合」から100万円の政治献金を受け取っていた)[9]
  • 岸信介は日本統一教会(統一協会)の初期の頃から熱心に賛同しており、日本での「勝共連合」の設立にも協力したと見られている。文鮮明がアメリカで脱税により投獄されたとき、その裁判が、「宗教の自由」を侵害した不当なものであるとの意見書を提出した。[10]
  • 中曽根康弘1992年の文鮮明の来日の際に会談したり、