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この項目では繊維状の糸(いと)について記述しています。数の単位の糸(し)については糸 (数)を、漢字の部首については糸部をご覧ください。
  1. (いと)とは天然繊維および合成繊維を引きのばしてねじり、よりをかけた物のことである。ウールのように短い繊維(短繊維)をまとめてねじることにより長くなり、強度も増す。ポリエステルのようにもともと長い繊維(長繊維)も2本の繊維をねじることで強度が増すため使われる。紙繊維も糸として使われており、ルイ・ヴィトン社やランバン社にて紳士服に使用される。童話『眠れる森の美女』で美女の指に刺さったのが糸を作るための道具、紡錘(つむ)である。
  2. (いと) は和楽器において、弦 (絃) のこと。ただし沖縄音楽では「チル (弦 - つる)」と呼ぶ。また三味線胡弓琵琶など弦楽器の総称としても使う。日本の管楽器でできているので、糸と合わせ音楽のことを「糸竹 (いとたけ) 」とも言う。また小唄などでは、三味線パートのことを「糸」とも言う。原料はで、春を使い、撚り合わせて糊で固める。三味線の糸一つをとっても様々な太さがある。滋賀県琵琶湖北部地域に名産地がある。


目次

[編集] 糸の単位

[編集] 糸の太さ

番手
糸の太さを表す単位。恒重式番手と恒長式番手に大別される。


  • 恒重式番手
単位重さあたりの長さとして計算する糸の太さ表記法
  • 英式綿番手
綿糸または綿紡績方式で製造された糸に対して使用される。単位重さ1ポンド(453.6g)あたりの長さが840ヤード(768m)のものを「一番手」といい、糸の太さが細くなると番手数が大きくなる。
  • 共通式番手(メートル番手)
毛(ウール)糸、特に梳毛紡績方式で製造された糸に対して使用される。単位重さ1000gあたりの長さが1000mのものを「一番手」といい、糸が細くなると番手数も大きくなる。
  • 麻番手
麻糸または麻紡績方式で製造された糸に対して使用される。単位重さ1ポンド(453.6g)あたりの長さが300ヤード(274m)のものを「一番手」といい、糸が細くなると番手数も大きくなる。
  • カタン番手
ミシン糸に用いる綿縫い糸(カタン糸)に使用される。原糸の英式綿番手を3倍し、撚り合わせた原糸の本数で割った値。


  • 恒長式番手
単位長さあたりの重さとして計算する糸の太さ表記法
絹糸(フィラメント糸)の太さを表す単位。フィラメント1本や繊維1本の太さを表す場合にも用いられる。単位長さ9000mあたりの糸の重さが1gのものを1デニールといい、糸の太さが増すとデニール数も増加する。
  • テックス(tex)
素材や紡績法によらず統一表記法として用いられている。単位長さ1000mあたりの糸の重さが1gのものを1テックスといい、糸の太さが増すとテックス数も増加する。国際単位系(SI単位)の暫定併用単位とされており、国内では日本工業規格(JIS)によりJIS L0101(テックス方式)およびJIS L0104(テックス方式による糸の表示)として規格化されている。

[編集] 糸の種類

手縫い糸とミシン糸では、よりの方向が逆になっている。

  • 手縫い糸
    • 絹糸
  • ミシン糸
    • スパン 一番一般的な糸。
    • レジロン
    • ウーリー ニット用の糸
    • カタン 綿の糸 
  • 刺繍糸 撚りが甘く、光沢を持つものが一般的である。
    • 25番 一般的な刺繍糸。
    • 5番 

[編集] 糸を使った慣用句

物事を結びつけるという意味が込められる。

  • 糸目を付けない。
  • 糸を引く。
  • 糸の切れた凧。
  • 赤い糸で結ばれている。
  • 記憶の糸を辿る。

[編集] 関連項目

ウィクショナリーに関する記事があります。

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