守り人シリーズ
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| 守り人シリーズ | |
|---|---|
| 小説: 精霊の守り人 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 1997年7月 |
| 小説: 闇の守り人 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 1999年1月 |
| 小説: 夢の守り人 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2000年5月 |
| 小説: 虚空の旅人 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2001年7月 |
| 小説: 神の守り人 来訪編 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2003年1月 |
| 小説: 神の守り人 帰還編 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2003年1月 |
| 小説: 蒼路の旅人 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2005年4月 |
| 小説: 天と地の守り人 第一部 ロタ王国編 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2006年11月 |
| 小説: 天と地の守り人 第二部 カンバル王国編 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2007年1月 |
| 小説: 天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編 | |
| 著者 | 上橋菜穂子 |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発売日 | 2007年2月 |
| ラジオドラマ: 精霊の守り人 | |
| 放送局 | NHK FM |
| 番組 | 青春アドベンチャー |
| 発表期間 | 2006年8月7日 - 2006年8月18日 |
| 収録時間 | 15分 |
| 話数 | 10話 |
| その他 | 2007年4月2日~2007年4月13日に再放送 |
| ラジオドラマ: 闇の守り人 | |
| 放送局 | NHK FM |
| 番組 | 青春アドベンチャー |
| 発表期間 | 2007年4月16日 - 2007年4月27日 |
| 収録時間 | 15分 |
| 話数 | 10話 |
| テレビアニメ : 精霊の守り人 | |
| 原作 | 上橋菜穂子 |
| 監督 | 神山健治 |
| 脚本 | 神山健治・菅正太郎・櫻井圭記・岡田俊平・檜垣亮 |
| キャラクターデザイン | 麻生我等 |
| アニメーション制作 | Production I.G |
| 製作 | 「精霊の守り人」製作委員会 |
| 放送局 | NHK BS2 |
| 放送期間 | 2007年4月7日 - |
| 漫画: 精霊の守り人 | |
| 作者 | 藤原カムイ |
| 出版社 | スクウェア・エニックス |
| 掲載誌 | 月刊少年ガンガン |
| 発表期間 | 2007年3月 - |
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守り人シリーズ(もりびとしりーず)は、上橋菜穂子による異世界ファンタジー小説のシリーズ作品である。旅人シリーズを含む。全 10 巻。
目次 |
[編集] 概要
児童文学として出版されたが、ファンの年齢層は幅広い。短槍使いバルサが主人公の物語は題名に「~の守り人」と付き、皇子チャグムが主人公の物語は題名に「~の旅人」と付く。両物語は最終話(天と地の守り人)で合流する。
2006年8月から、NHK-FM「青春アドベンチャー」枠で『精霊の守り人』のラジオドラマが放送された。2007年4月より同作品の再放送と共に『闇の守り人』の放送も予定されている。
また、『精霊の守り人』はアニメ化され、2007年4月7日にNHK-BS2・衛星アニメ劇場枠内で放送開始。なお、アニメの製作委員会には電通グループ・三菱商事グループが共同出資したアニメ製作共同投資ファンドの資金が投入されている(参考リンク)。
これに先立って2007年1月19日放送のNHK総合テレビ「にんげんドキュメント」にてアニメ『精霊の守り人』監督の神山健治が出演している。
3月より、月刊少年ガンガンにて藤原カムイによるマンガ版が連載開始。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 世界観
この作品の世界には、目に見える人間の世界(サグ)と目に見えない精霊の世界(ナユグ)がある。この二つの世界は同じ時、同じ場所に重なって存在する。呪術師は呪術によってナユグを見たりそこの生き物と話したりできる。また、ごく一部の人間(主に子供)は、呪術を用いなくてもナユグが見えることがある。まれにサグとナユグの交わる場所があり、カンバルの山の底、青霧山脈の谷間などがそうである。物語に主に登場する国は、新ヨゴ皇国、カンバル王国、サンガル王国、ロタ王国の 4 国だが、後半になると海の向こうの大国であるタルシュ帝国およびそれに征服された枝国(属国)も登場する。言語は国によって異なり、国によって宗教も異なる。
[編集] あらすじ
[編集] 精霊の守り人
ISBN 978-4035401506 (1996-07)
短槍使いの女バルサは、青弓川に流された新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを救う。彼はその身に、この世(サグ)と重なって存在する異世界(ナユグ)の水の精霊ニュンガ・ロ・イム〈水の守り手〉の卵を宿していた。チャグムの母、二ノ妃は、バルサにチャグムを連れて逃げるよう依頼する。新ヨゴの建国伝説では初代皇帝トルガルが水妖を退治したとされ、水妖に宿られたチャグムを、皇国の威信を守るため父帝が秘密裏に殺そうとしているのだ。同時に、チャグムは、ニュンガ・ロ・イムの卵を食らうナユグの怪物ラルンガからも命を狙われていた。チャグムを連れて宮から脱出したバルサは、卵がチャグムの体を離れる夏至まで、幼馴染の呪術師タンダやその師匠のトロガイと共にチャグムと暮らし始める。バルサもかつて幼い命を奪われかけ、父の親友で短槍の達人ジグロに助けられて故郷カンバルを離れた経験があった。そのころ星読博士のシュガは、チャグムに宿った卵の精霊がかつてトルガルが倒したとされる水妖と同じだと考え、過去の記録を調べはじめる。そこでシュガは、トルガルの伝説が歪曲されたものであるということと、本当はニュンガ・ロ・イムが雨を降らせて作物を助ける存在だということを知る。
[編集] 闇の守り人
ISBN 978-4035402107 (1999-01)
チャグムの護衛を無事に終えたバルサは、ジグロの供養のため自らの故郷のカンバル王国に向かう。バルサが幼い頃、王の主治医であったバルサの父親は王弟ログサムにおどされて王を毒殺させられた。口封じに自分共々バルサが殺されるのを恐れた彼は、親友で100年に1人と言われる天才短槍使いジグロにバルサをつれて逃げるように頼んだ。それ以後バルサはログサムが死ぬまでジグロと共に逃げ、短槍を習い、生き抜いてきた。その後ジグロが死に、用心棒となったバルサは、チャグムの護衛を終えて自らの過去を清算しようと思い立ったのだった。しかしカンバルに帰ってみると、ジグロは王即位の儀式に使う国宝の金の輪を盗んだ悪党の汚名を着せられていた。黒い闇に包まれたカンバルをバルサが救う。
[編集] 夢の守り人
ISBN 978-4035402305 (2000-05)
バルサの幼馴染、タンダの師匠トロガイはかつて、農民の女としての、先の見えた鬱屈とした人生に絶望していた。そんな時、夢の中の美しい湖畔の宮殿で、彼女は一人の男と恋に落ち、子を産み落とす。 バルサは、人攫いたちに追われていた旅の歌い手、ユグノを救う。彼は、リー<木霊>たちに愛された、リー・トゥ・ルエン<木霊の想い人>だった。 第一皇子の死により皇太子となっていたチャグムは憂鬱だった。タンダやバルサなどに出会い、民衆の暖かさを知ってしまった彼が宮の暮らしを喜ぶはずはなく、ましてや自分を殺めようとした帝を尊敬する訳もなかった。毎日不満を漏らすチャグムにシュガはつい、密かに自分が街におりてトロガイに呪術を習っていることを話してしまう。一気に懐かしさが増した彼は、その夜、夢の中で聞こえる声にひかれ目覚めなくなってしまう。そのころ、皇子を亡くしたばかりの一ノ妃など目覚めなくなった者は他にもいた。タンダの兄の娘カヤもその一人であった。カヤを助けようと一人で呪術を行い、敵の罠にはまってしまうタンダ。肉体をすべて「花」に乗っ取られつつも、なんとか心をのっとられるのを防いだタンダは夢の中でチャグムを見つける。
[編集] 虚空の旅人
ISBN 978-4035402701 (2001-07)
新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは隣国のサンガル王国の〈新王即位ノ儀〉に出席するため、相談役のシュガを伴い望光の都〈サンガル・ヤシーラ〉にはいる。そこでサンガルの開放的な国の様子に魅了される。だが、このサンガル王国を支配しようとするタルシュ帝国からの密使、南のヨゴ人の呪術師が〈ナユーグル・ライタの目〉となった少女の体を使い、チャグムと親しくなったサンガルの第二王子、タルサン王子に呪いをかけ、次代の王となるカルナン王子に重傷を負わせる。チャグムは呪術師の陰謀を洗い出そうとする。
[編集] 神の守り人
- 来訪編 ISBN 978-4035402800 (2003-01)
- 帰還編 ISBN 978-4035402909 (2003-01)
秋ごとの「ヨゴの草市」に行くタンダにつきあって、ロタ王国との国境に近い宿場町を訪れたバルサは、そこで人買いに連れられた兄妹に出会う。彼らはロタでは忌み嫌われる〈タルの民〉の子供だった。偶然にもバルサたちと同じ宿に泊まった人買いたちは、目に見えぬ何者かにのどを切り裂かれて死に、兄チキサもバルサも傷を負うが、妹アスラは無傷で気絶していた。さらに宿で火事が起こり、バルサはさらわれかけたアスラを救うが、タンダとチキサはとらわれる。兄妹を追っているのは、タンダの知り合いでロタの呪術師スファルとその娘シハナだった。はるか昔、タルの民の娘が、血を好む残酷な鬼神タルハマヤを宿してサーダ・タルハマヤとなり、全ロタ人を恐怖の圧政で支配したこと、そして幾百年を経た今、その恐ろしき神が少女アスラを通り道としてつかのま現われたことを、スファルはタンダに語る。ゆえにアスラは消されねばならないのだと。だがサーダ・タルハマヤの再臨を望む者たちもまた、ロタ王国に網をめぐらしていた。
[編集] 蒼路の旅人
ISBN 978-4035403104 (2005-04)
タルシュ帝国と交戦状態にあるサンガルは、勝てないと知り降伏、新ヨゴを罠にかけようとする。新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは、祖父のトーサ(海軍大提督)を、罠と知りながら敵地に送り込んだ父帝に激怒し、トーサと共に行くことになってしまう。そして予想通りサンガルに拿捕され、虜囚となってしまい、トーサは自殺してしまう。虜囚となったチャグムは狩人であるジンや数名の海士と共に逃亡をはかるが肩に銛を受け、タルシュ軍に捕まる。そしてタルシュ帝国に連れて行かれる。
[編集] 天と地の守り人
- 第一部 ロタ王国編 ISBN 978-4035403203 (2006-11)
- 第二部 カンバル王国編 ISBN 978-4035403302 (2007-01)
- 第三部 新ヨゴ皇国編 ISBN 978-4035403401 (2007-02)
迫り来るタルシュ帝国の脅威に新ヨゴ皇国は鎖国をおこなう。新ヨゴへの出入りが禁じられて帰国入国ができなくなった人々の国境破りを世話していたバルサは、自分のことを探していた元・新ヨゴ海軍の上級海士に出会う。彼に託されていたジンの手紙で、バルサは、公式には死んだとされているチャグムの生存と、目的を知る。大国タルシュの侵攻に対抗するため、たった一人でロタ王国に同盟を求めに行ったというチャグムを心配し、バルサは彼の行方を追う。
[編集] ラフラ(賭事師)
ISBN 978-4-7917-0162-9 (ユリイカ 2007年6月号収録、2007-06)
守り人シリーズ外伝。13 歳のバルサは、ロタ王国の酒場で、ススット(サイコロを使う遊戯)をする老ラフラ(賭事師)のアズノと知り合う。アズノは、氏族長の重臣ターカヌと 50 年に及ぶ長いススットの勝負を続けていた。そして老いたターカヌに代わり勝負を継いだ孫のサロームと、公開で勝負の決着を付けることになる。
[編集] 登場人物
[編集] 主な登場人物(2作品以上に登場)
- バルサ
「守り人シリーズ」の主人公。物語開始時は 30 歳。カンバル人。女性ながら「短槍使いのバルサ」の通り名を持つ凄腕の短槍使い。子どもの時に王の主治医だった父親が政権争いに巻きこまれ、バルサも口封じに殺されるところを、父の友人だったジグロに助けられてカンバル国外に逃亡する。諸国を逃亡中に彼女に武術の才能を見出したジグロに短槍を教え込まれる。ジグロが病気で死んだ後は彼に習った格闘や短槍の腕を活かして各地で用心棒稼業をしている。ジグロと共にトロガイの家に居候していたことがあったためタンダとは幼馴染で、槍の稽古で怪我をする度に彼の治療を受けていた。
- チャグム
「旅人シリーズ」の主人公。物語開始時は 11 歳。新ヨゴ皇国の第二皇子だったが精霊の卵の事件の直後に第一皇子が死んだため皇太子となる。もともと気骨のある賢い少年であったが、数奇な経験による精神的成長を経て、若くして名君の器と言われる。たまにナユグが見え、タンダのおかげで少しだけ呪術も使える。一時宮を離れ庶民の暮らしにふれたため、民を思う気持が強い。父帝との間には消せないわだかまりと相容れない気質の違いが、越えられぬ壁となっている。異母の弟妹がいる。
- トロガイ
当代一と言われる呪術師。物語開始時は約 70 歳。もの凄い気力体力の持ち主。先住民ヤクーの生まれ。
- タンダ
トロガイの弟子。薬草治療に長け、お人好しでのんびりとした性格。バルサを大事に思っている。幼い頃から、人の顔に死の影を見たり、魂を探す鳥が見えたりしたため、親兄弟にも変人扱いされていた。ヤクーの血が 1/4(母の母)、ヨゴの血が 3/4。
- シュガ
新ヨゴ皇国の星読博士で聖導師見習い。チャグムの教育係も兼ね、宮廷内でチャグムが信頼を置く相手である。密かにトロガイからヤクーの呪術や世界観を学んでいる。
- トーヤとサヤ
新ヨゴ皇国の市場の片隅で何でも屋を営む孤児たち。何でも屋の名の通り、客に頼まれたものは市場で何でも調達してくるのが職業。よく旅に出ているバルサとトロガイの橋渡し役を務めることが多い。2度目に登場したときには結婚していた。
- アラユタン・ヒュウゴ
タルシュによって滅ぼされたヨゴ皇国の戦災孤児から身を起こし、現在はラウル王子の密偵をしている。若さに似合わぬ切れ者で、「蒼路の旅人」でチャグム誘拐を行なった人物。火事が苦手らしい。 作者は「蒼路の旅人」より前に、少年時代の彼を主人公とした「炎路の旅人」を出版する予定だった(今現在、出版予定は未定)。
[編集] その他登場人物
[編集] 主な登場国
- 新ヨゴ皇国
バルサ・トロガイ・チャグム・タンダ・シュガなど、物語中の中心人物ほぼ全員の住む国(バルサの場合は定住していないので最近生活している国)。モデルは日本。最高権力者は帝(みかど)で、彼は3人の后をめとることができる。また、皇族は神の子孫と信じられており、その目には神通力が宿ると信仰されている(実際はそのような力は無い)。この国の最も特徴的な制度が星読博士の制度である。この制度は新ヨゴ建国を担った大聖導師カイナン・ナナイが作った制度で、星の位置や空の様子を見ることによって未来を占う「天道」という学問を学ぶことに基づいた出世制度である(身分を問わず、広く才能のあるもののみを選び出す)。作中に出てくる人間でこれに関わる人間は星読博士のシュガと聖導師ヒビ・トナンである。聖導師は政治にも深く関わる重要な役職で国の闇の部分にも深くかかわっている。この国では王位継承権を自分から破棄することはできず、継承権から逃れる方法は死ぬ(病死か事故死、またはそれに見せかけた暗殺)以外ほとんどない。帝直属の暗殺者を狩人という。それらは世襲制で、いずれ劣らぬ武術の達人であり、また暗殺もこなす凄腕の武人たちからなる。兵力はあまり強力ではない。 作中より役250年前に、海を隔てて南に位置する「ヨゴ皇国」から王位継承権争いを嫌い海を渡って来たトルガルによって建国された。
- カンバル王国
新ヨゴ皇国の北、青霧山脈を越えていった向こうにある国。十の氏族があり、それぞれを氏族長が治め、それを束ねるのがカンバル王である。王都に住む。氏族長筋の男たち(氏族長の息子あるいは弟。カンバルでは武人の血は父から息子に流れるとされる)から選ばれた槍の使い手が、〈カンバル王の槍〉として、王を補佐する。貧しい国で、自給できる食糧は痩せた土地でも栽培できるガシャ(芋)と、カンバル・ヤギの乳くらいしかないため、唯一の財源、ルイシャ(青光石)によって近隣国から穀物を買い入れている。この宝石は《山の王》からの贈りもので、およそ二十年ごとに《山の底への扉》が開き、〈王の槍〉とその従者が山の底の闇へ下って持ち帰るものだが、《ルイシャ贈りの儀式》の内容は固く秘されており、余人が知ることはない。
- ロタ王国
新ヨゴ皇国の隣国である。北部の氏族は貧しく、南部は豊かなため格差が激しく、たびたび衝突が起きる。ヨーサム王が統治し、その弟イーハンが兄を助ける。また、ロタ人のほかに、タルの民という、おそろしい神を招く力のある〈異能者〉がうまれ、ロタを支配する、という言い伝えがある民がいて、彼らは陰に隠れて生きている。ロタは騎馬民族で、強力な軍隊を持っている。モデルの明言はないが、インド風である。
- タルシュ帝国
南の大陸にある超大国。帝国主義で、他の国々を次々と併呑し、北へ迫る。サンガルはおとされ、新ヨゴ、ロタ、カンバルと狙いをさだめている。身分は関係せず、能力しだいで出世できる。圧倒的な軍事力を誇る。兵役があり、国獲りにより豊かになった国である。タルシュ人は赤銅色の肌をし、銀色の目をもち、大柄である。しかし民族による差別はなく、枝国(属国)の様々な肌の色の者が重要な官職に就いている。二人の王子、長男のハザールと次男のラウルがおり、手柄を競っている。帝都はラハーン。モデルの明言は無いが、オスマン・トルコ風である。
- サンガル王国
新ヨゴ皇国の南で海に面している国。大陸と多くの島からなる。 王はカルナン。国風は自由だが、みな計算高い。
[編集] 用語
- 短槍
武術に用いる槍で、バルサやジグロなどが使用する。北のカンバル王国で盛んであり、同国の王の護衛である「王の槍」は最強の短槍使いとして名高い。
- ヤクー
現在新ヨゴである土地に昔から住んでいた人種。トロガイはヤクー、タンダは混血である。ヨゴ人との混血を繰り返しているため、純粋なヤクーは現在ではそれほど多くない。サグやナユグという独自の世界観を持つ。
- サグ
ヤクー達の世界観で言う「こっちの世界」で、人々が普通に生活している世界。ナユグと重なって存在する。
- ナユグ
ヤクー達の世界観で言う「あっちの世界」で、精霊などがいる世界。サグと重なって存在する。カンバルなどにも、似たような呼び名がある。呪術を用いて見ることができるが、普通に見ることができる者もたまにいる(アスラやチャグムなど)。季節のサイクルが非常に長い。
- ルイシャ(青光石)
カンバル原産の青く発光する宝石。非常に高価で、カンバルの国庫を担う重要な輸出品。カンバルの山の底に住む「山の王」の脱皮した皮であり、十数年に一度カンバル人に送られる。
[編集] ラジオドラマ
「青春アドベンチャー」(NHK-FM)でラジオドラマ化。15分×10話。
[編集] 放送日
- 2006年8月7日~2006年8月18日「精霊の守り人」全10話
- 2007年4月2日~2007年4月13日「精霊の守り人」(再放送)
- 2007年4月16日~2007年4月27日「闇の守り人」全10話
[編集] キャスト
- 脚色:丸尾聡
- 選曲:伊藤守恵
- 演出:真銅健嗣
- バルサ - 唐沢潤
- チャグム - 大久保祥太郎
- トロガイ - 渡辺美佐子
- タンダ - 建蔵
- シュガ - 織田優成
- 聖導師 - 草薙幸二郎
- モン - 若松武史
- ジン - 渡辺卓
- ゼン - 岡村洋一
- カイナン・ナナイ - 酒向芳
- トルガル - 石住昭彦
- 語り - 沢りつお
[編集] テレビアニメ
[編集] スタッフ
- 原作:上橋菜穂子
- 企画:島本雄二、川村明廣(ジェネオンエンタテインメント)、亀村哲郎、石川光久(Production I.G)
- エグゼクティブプロデューサー:田中渉、関戸雄一、塩浦雅一、森下勝司(Production I.G)
- プロデューサー:横山真二郎、松田章男、松本寿子、西村知恭
- 監督・脚本:神山健治
- 助監督:吉原正行
- 脚本:菅正太郎、櫻井圭記、岡田俊平、檜垣亮
- キャラクターデザイン:麻生我等
- 作画監修:後藤隆幸
- 作画監督:後藤隆幸、中村悟、近藤圭一、杉光登、山中正博
- 演出:河野利幸、橘正紀、佐山聖子、新留俊哉、増井壮一、上田繁、高橋幸雄
- ストーリーボード:荒川直樹
- 美術監督:竹田悠介
- 美術設定:田村せいき、佐藤正浩、渡部隆
- 色彩設計:片山由美子
- 特殊効果:村上正博
- 撮影監督:田中宏侍
- 3D監督:遠藤誠
- 編集:植松淳一、奥野英俊
- ビデオ編集:川上八郎、平田圭
- 音響監督:若林和弘
- 音楽:川井憲次
- 音響制作:フォニシア
- 音響制作担当:好永伸恵、原口昇
- 音響効果:神保大介
- 録音調整:門倉徹
- 音楽制作:宮川みちよ、安田玲子
- アニメーション制作協力:ピーエーワークス
- アニメーション制作:Production I.G
- 製作:「精霊の守り人」製作委員会
[編集] キャスト
- バルサ:安藤麻吹
- チャグム:安達直人
- タンダ:辻谷耕史
- トロガイ:真山亜子
- トーヤ:浅野まゆみ
- サヤ:広橋涼
- ヒビトナン:石森達幸
- シュガ:野島裕史
- ガカイ:中博史
- 帝:斧アツシ
- サグム:小林良也
- 二ノ妃:篠原恵美
- モン:楠見尚己
- ジン:松風雅也
- ゼン:望月健一
- ユン:川田紳司
- ライ:斧アツシ
- タガ:福原耕平
- スン:増田裕生
- ヒョク:笹田貴之
- ジグロ:西凛太朗
- 王の槍:立木文彦
- ヤーサム:小野賢章
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「SHINE」
- 歌:L'Arc~en~Ciel/作詞;hyde/作曲:tetsu
- この曲はL'Arc~en~Cielの1年7ヶ月ぶりの新曲となっているが、CD化されていない。
[編集] エンディングテーマ
- 「愛しい人へ」
- 歌:タイナカサチ/作詞・作曲:タイナカサチ/編曲:安部潤
[編集] 補足
- 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の主人公草薙素子を、「作者の好みの女性像である」とNHKBS2で放映されたトークショーで発言している。
- アニメ版の監督を担当したのは『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』でも監督を務めた神山健治である。企画が持ち込まれたきっかけは、上記の通り主人公の性格が草薙素子に似ていることに由来する。
- この物語の構想は、作者がレンタルビデオで洋画の予告編を見てる際、炎上するバスから子供を抱えたおばさんのシーンを見たからであると言っていた。
- アニメ化に際し、原作ファンの中にはバルサの見た目が若すぎるという意見があった。バルサの年齢は物語開始時に30歳であるが、不美人というわけではなく、アニメの出来には満足している、と作者は発言している。
- 第一話の川の風景のモデルは、神山健治氏の故郷である秩父の風景である。
[編集] 外部リンク
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