粒子状物質
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粒子状物質(りゅうしじょうぶっしつ、Particulate Matter:PM、Particulate)とは、一般的にはマイクロメートル単位の固体や液体の粒のことをいう。主に燃焼によるばいじん、黄砂のような土壌の飛散、海塩などから生じる。
このうち、社会的に問題視されるものはディーゼルエンジンの排気ガス起源の粒子状物質である。ただし、ディーゼルエンジンの排気ガスで規定されるPMは、ここで述べた固形の炭素粒子だけではなく、多くの高分子から成る未燃の炭化水素(可溶性炭化水素:SOF、Soluble Organic Fraction)、燃料中に含まれる硫黄が酸化して出来るサルフェートの混合物である。その排出量は運転条件等で異なり、一定ではない。 これらの粒径は、10μm以下の細かい粒子が多く、大気中に長く浮遊することから、浮遊粒子状物質(SPM)と呼ばれ大気汚染の主要因とされる。浮遊粒子状物質は、人の気道や肺に沈着して健康を損ねる。このため、交通が集中する主要国道の周辺住民が相次いで国(道路管理者)に対して訴訟を起こしている。2000年には、尼崎公害訴訟、名古屋市南部公害訴訟にて、自動車起源の浮遊粒子状物質の排出差し止めを国に命じる判決が出ている。
排気ガスに含まれる粒子状物質の表面には多環芳香族炭化水素が付着しており、人体への影響が懸念されている。
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