筑波山

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筑波山
標高 877 m
位置 北緯36度13分34秒
東経140度06分10秒
所在地 茨城県つくば市
山系 阿武隈高地(筑波山系)
種類 --
初登頂 --

筑波山(つくばさん)は関東地方東部、つくば市(旧・筑波町)北端にある標高877mの

目次

[編集] 概要

美しい姿から富士山とも対比され、「西の富士、東の筑波」と並び称される。古くは万葉集にも詠まれた名山で、日本百名山の一つに挙げられている。ただし百名山のなかでは最も標高が低い。雅称は紫峰(しほう)。異称として、筑波嶺(つくばね)ともいう。独立峰と誤解されがちだが、実際には阿武隈高地山系の最南端に位置している。また、山全体を見ると、石岡市桜川市にもまたがっている。

西側に位置する男体山(標高871m)と東側に位置する女体山(標高877m)からなる。男体山及び女体山山頂には筑波山神社本殿があり、山腹に筑波山神社拝殿がある。古くからの信仰の場であり、常陸国風土記には筑波山の神が登場する。また、隣接して坂東25番札所の筑波山大御堂(中禅寺)もある。ガマの油売りの口上でも有名。

山頂付近は自然公園法に基づく特別保護地区に指定されており、樹木の損傷・植栽、動植物の捕獲・採取、たき火などする行為が禁止されている。

関東平野の北東部に位置していることと、関東平野では希有な独立峰的な山であることから、気象観測の上でも重要な拠点とされてきた。また、同じ理由で山頂付近には数多くのアンテナが存在する。

[編集] 筑波山梅林

筑波山中腹(標高250m付近)にはつくば市営の梅林がある。 白梅、紅梅などの約30種、3000本程のが約4.5haの園内に植えられており、「木道」や「あずまや」が整備されている。早咲きのものは1月下旬から見頃となり、最盛期には山肌からところどころのぞく筑波石の巨岩と満開の梅とが独特の風景をつくり出す。また、好天時には富士山や東京高層ビルを見渡せることもある。

毎年2月中旬から3月中旬にかけて開催される筑波山梅まつり期間中には、ガマの油売り口上、甘酒・梅のサービス、茶会などが催され多くの観光客が訪れる。

[編集] アクセス

石岡市側から見た筑波山(1)

首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線 (TX) 開業、および直行シャトルバスの運行開始により、筑波山への公共交通機関の利便性は向上した。しかし、それによって大幅に公共交通への転移が進んだ現在でも、依然として最混雑シーズンには登山道が激しく渋滞する。公共交通の定時性確保のためにも、パークアンドライドなどの検討が進められている。

[編集] 鉄道

  • 東京方面からは、秋葉原駅からつくばエクスプレス快速で約45分、つくば駅下車。駅の地上にあるつくばセンターバスターミナルからバスを利用。列車・バス共に最も本数が多いメインルート。
  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線土浦駅から関東鉄道バス利用。筑波山口バスターミナルで乗り換え。バスはつくば駅に次ぐ本数で、かつてのメインルートの一つである。
  • JR東日本水戸線・関東鉄道常総線真岡鐵道真岡線下館駅からバス利用。筑波山口バスターミナルで乗り換え。ただしバスの本数は多くない。
  • JR東日本水戸線岩瀬駅からバスを利用。筑波山口バスターミナルで乗り換え。ただしバスが平日のみの運転の上、本数も少ないためアクセスに難がある。

[編集] バス

  • つくばセンター(つくば駅A4出口前)
    • 筑波山シャトルバス(方向幕は「直行 筑波山」)に乗車し「筑波山神社入口」(約40分)、「つつじヶ丘」(約50分)下車。2006年7月16日より増便され、乗客が多く見込める時間帯は、平日60分間隔、土曜・休日30分間隔運行になる。途中停留所・乗り換えが無く、筑波山へ直行する。
    • つくバス北部シャトル「N筑波山口行き」に乗車し、「筑波山口」下車(約35分、つくばエクスプレス快速列車に接続)。
    • 関東鉄道「[61]小田・北条経由筑波山口行き」に乗車し、「筑波山口」下車(約43分)。
  • 土浦駅(西口)から
    • 関東鉄道「筑波山口行き」又は「真壁駅行き」に乗車し、「筑波山口」下車(約50分)。
  • 下館駅(北口)から
  • 筑波山口バスターミナルから
    • 2006年4月1日には、「つくバス」北部シャトル開業、筑波山神社入口・つつじヶ丘方面の路線バス増便により、山麓の筑波山口バスターミナル乗り換えでのアクセス利便性も向上している。
    • 関東鉄道「筑波山神社入口行き」または「つつじヶ丘行き」(筑波山神社入口経由)に乗車。つつじヶ丘行きは日中に運行される。
    • つくバス地域循環[1コース]の筑波山神社方面行き(※前面行先表示は「地域循環[1]」と表示されるのみであるため他の方向との混同に注意)に乗車。ただし、4・5・10・11月の土曜・休日は道路渋滞のため筑波山神社入口方面は運休となるので注意が必要である。

2006年11月中の土日祝日は、筑波山神社を含む周辺のスポットを巡ることができる、『つくば周遊巡回バス』が運行された。

2006年11月中の土日祝日は、秋の紅葉シーズンもあいまって一層の渋滞が予想されたため、乗用車でのアクセスに関して、1000台近い臨時駐車場パークアンドバスライドなどの対策が実施された。

[編集] ケーブルカー、ロープウェイ

石岡市側から見た筑波山(2)

筑波山神社拝殿横の宮脇駅より山頂近くの御幸ヶ原までケーブルカーが、つつじヶ丘駅より女体山山頂までロープウェイが通じている。

  • 筑波観光鉄道
    宮脇駅は関東鉄道などの「筑波山神社入口」バス停下車、徒歩(門前町を通り抜ける)。宮脇駅に近い「筑波神社前」への一般路線バス乗り入れが廃止されたため、路線バスとケーブルカーの乗り換えは、以前より歩く距離が200mほど長くなっている。徒歩乗り換え経路は坂道及び階段であり、乗り換え時間は最低15分~20分以上必要(途中には土産物店、そば店などの店、神社拝殿があり、この経路も観光・参詣の一環として考えられる)。
    つつじヶ丘駅は関東鉄道などの「つつじヶ丘」バス停前である(建物内階段はあるが1階分もない)

[編集] 公共交通機関を利用した観光コースの例

  • つくば駅→(筑波山シャトルバス)→つつじヶ丘→(ロープウェイ)→女体山→(歩き)→御幸ケ原(展望台)・山頂駅→(ケーブルカー)→宮脇駅→(門前町を歩く)→筑波山神社入口バス停→(筑波山シャトルバス)→つくば駅
  • 2006年11月中は、TXつくば駅や常磐線土浦駅を発着する『つくば周遊巡回バス』(土日運行、乗り放題大人1500円、小人750円、週末の2日間有効)でも筑波山神社まで行ける。筑波山に加えて周辺の真壁の町並み(桜川市)、茨城県フラワーパーク(秋バラが有名)、やさと温泉「ゆりの郷」、常陸風土記の丘(石岡市)、小町の里(そば打ち)、果樹園、霞ヶ浦湖畔などを周遊することが可能。

[編集] 注意が必要な登山道

  • 近年、つくばエクスプレス線の開業に伴い、都市部からの観光登山客が増えているが、標高が低い割に意外に危険な箇所もあるので注意も必要である。
  • 正式な登山道は全部で7つあるが、それ以外にも違法ルートと呼ばれる登山道が130ほど存在し、「ここから先は登山道ではありません」と警告を意味する立て札などがある。
  • 正規の登山道をはずれると、固い岩盤や切り立った崖などがあり、危険である。身動きできなくなった登山客が携帯電話で救助を求めたこともある。

[編集] その他

  • かつて、筑波山の高さは876mとされていたが、登山者から「最高点がずれているのではないか」などという指摘が国土地理院に寄せられ、同院が調査したところ、高さが877mであることがわかり訂正された。このため、一部地図などでは現在も標高876mと表記されていることもある。
  • 醤油のことを「むらさき」と言うことがあるが、これは筑波山の雅称「紫峰」からきている。ふもとの土浦市はかつて千葉県銚子市野田市と並ぶ醤油の産地で「関東三大醤油処」と呼ばれていた。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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