空耳

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空耳(そらみみ)とは本来は聞こえないはずの音や声が聞こえることを指す。本来の意味から派生し、外国語の音を何らかの意味を持った日本語に聞こえるように工夫したり、日本語の歌を意味表現としては不自然な音の区切り方や歌唱法によって、異なる日本語に聞こえてしまう事を利用する言葉遊びを指す用法がされるようになった。

目次

[編集] 英語のフレーズが日本語に聞こえる例

  • 以下は20世紀初頭から、一部の人々を通じ膾炙されてきた例である。
    • What time is it now? (今は何時ですか) → 『掘った芋いじるな』
    • Sightseeing. (観光) → 『斉藤寝具
    • I get off ! (バスなどで「降ります」と運転手に伝える) → 『揚げ豆腐
    • Have an eye ! (気を付けろ) → 『危ない!』(偶然だが、意味も通じたものになっている)

[編集] 外国語楽曲に対する日本語の空耳

多くの場合、外国語で歌われている歌詞に日本語の字幕をつけて遊ぶ。 最も有名なものとしては、タモリ倶楽部の1コーナーである「空耳アワー」が挙げられる。

また、インターネット上でFlashのアニメーションに空耳の歌詞を合わせたものが個人の手によってしばしば公開される。日本で流行した代表的な作品としてミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」(トゥマシェリー)、O-Zoneの「Dragostea_din_tei」(恋のマイアヒ)、ジンギスカンの「めざせモスクワ」(もすかう)、「ロッキング・サン」等が挙げられる。特に「恋のマイアヒ」は空耳Flashの流行以前は日本国内ではほとんど知られていなかった曲であり、日本盤のプロモーションを行う際に空耳の歌詞を大きく取り上げて話題となった。それぞれフランス語ルーマニア語ドイツ語と、日本で聞く機会の少ない英語以外の外国で歌われているのが特徴で、発音が独特なため原詩とはまったく意味の異なった日本語を当てはめ易いことが共通している。但し、日本盤発売後の「恋のマイアヒ」はのまネコ問題の影響でネット上での評判はかなり悪くなってしまった。

[編集] 日本語楽曲に対する日本語の空耳

同様な遊びは、独特の歌詞や歌唱法を持った日本語の歌謡に対しても行われる。この場合は、歌詞が自然な日本語の切れ目に合わない形での節回しになっている事によって「ぎなた読み」に近い形で別の意味に取れてしまう事と、歌手の発音によって、歌詞とは異なる語を発している様に聞こえてしまう事が「空耳」の原因になっている。この為、その歌謡が「空耳」から替え歌に発展して流行してしまう事がある。

昭和30年代ごろまでの日本の歌謡界においては、歌詞やアクセントを日本語として正しく発音させる作曲や歌唱法が正統とされてきたため、一部の民謡などを除いては歌詞が聞き取れなかったり誤解や空耳を生むような楽曲はほとんど存在しなかった。しかし昭和40年代後半のはっぴいえんどを嚆矢として、(日本語の文法や意味を崩してでも)外国風の楽曲に日本語詞を乗せるという試みが徐々に行われるようになり、1978年サザンオールスターズ登場以降は、歌詞の聞き取れない日本語曲が一般にも広く認知・容認されるようになっていった。

[編集] 日本国外の空耳

空耳で遊ぶのは日本人だけではない。日本人以外が行った空耳として有名なものに、スウェーデン人がアーザール・ハビブの「Meen ma Kenty/Habbaytek」で行った「Hatten är din」や、はっぱ隊の「YATTA!」の英語空耳などがある。

[編集] アニメ・ゲームの「空耳ソング」

動画投稿サイトに、アニメゲーム空耳ソングが投稿され、一部で使用楽曲が話題になったが、この場合の空耳は、「本来の歌詞とは別の日本語に聞こえる」というだけではなく、普通の日本語歌詞に「(その様にも聞こえる)別の単語をわざと当て嵌めて笑う」という趣旨も含まれており、本来の「空耳」とは意味が異なる場合がある。

パソコンゲーム『Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-』の主題歌『true my heart』(「(抱)きしめー」(冒頭サビ)・「キスでー」(末尾サビ)→「きしめーん」、他多数)
アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の2代目主題歌『解読不能』(「果て無き遠く」→「果て無き東北」・「派手な伊藤君」、他多数)

[編集] 関連項目

  • Animutation
  • ぎなた読み
  • 電波ソング - 空耳ソングの一部の「空耳歌詞」は、聞き手にとっての「電波ソング」の構成要素になり得るが、定義としては異なる。
  • 『不思議な第3惑星』 - 聖飢魔IIアルバムTHE OUTER MISSIONに収録の楽曲。
    歌詞カードには英語の歌詞が書かれているが、日本人が聞く限りでは日本語に(それもヘンな意味の文章に)聞こえる。作詞担当のデーモン小暮が、“世を忍ぶ仮の”幼少時代にアメリカに在住していた「帰国子女」としての経験があるがゆえの、言葉遊びの集大成。
  • 仮面ライダー剣 - 主題歌やエンディングテーマの中に、オンドゥル語と呼ばれる滑舌の悪い言葉で歌われたものが存在するため、空耳が流行した。2代目ED「rebirth」の「Got to be strong」→「辛味噌」や、3代目ED「take it a try」の「take it a try」→「敵裸体」など。
  • タモリ倶楽部 関連するコーナーがある。

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