脱穀

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稲こき から転送)

脱穀(だっこく)とは、収穫した穀類(イネムギダイズアズキアワヒエゴマなど)を茎からはずすこと。イネの場合、稲扱き(いねこき)ともいう。 脱穀に続く、籾殻(もみがら)をはずす作業を脱ぷ(「ぷ」は、のぎへんに「浮」のつくり)と呼び、脱ぷを含めて脱穀ということもある。

穀類の収穫調製には、大きく分けてコンバインを使用する作業体系と、バインダー-ハーベスターを使用する作業体系がある。

現代的な農業においては、脱穀はコンバインを利用することが主流となっており、バインダー-ハーベスターの組合せはコンバインのような大型機械の導入が困難な中山間地での利用が多い。このコンバインという農業機械は刈入れから脱穀、籾殻と種の選別までを続けて実行できるので、農作業の省力化に貢献している。

江戸時代の唐簑

現在のような農業機械の普及前の脱穀は、収穫した作物を乾燥させた後に行われ、一つの作業で脱ぷも兼ねる場合もあった。

当時使われた農具として、

  • 叩き棒 - 豆類、ムギ、アワなどに使用。二股の木の枝などを使って、の上に広げた収穫物を叩いて脱穀する。
  • 殻竿(からざお)、唐竿(からざお)- 豆類、ムギ、アワなどに使用。長い竿の頭に、回転する棒を数本取り付けたもの。竿を持ち、回転部を振り回す要領で収穫物を打つ。
  • 千歯扱き(せんばこき)- コメ、ムギなどに使用。櫛上の歯の間に穂を通すことで実を扱いで落とす。江戸時代、千歯扱きが発明されたことで、農作業の効率が向上した。
  • 足踏式脱穀機(あしぶみしきだっこくき)- コメ、ムギなどに使用。千歯扱きを改良して、歯の部分が回転するようにした。大正時代に発明された。

などがある。また、キビの場合など、道具を使わず、収穫した穂を足で踏んで脱穀することもあった

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