租借地
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租借地(そしゃくち)とは、ある国が条約で一定期間、他国に貸し与えた土地のこと。具体的には、日清戦争後、英仏独露のヨーロッパ列強が、清国を脅迫し、沿岸の要地を租借したのが嚆矢であり、帝国主義列強による勢力均衡の賜物である。
租借期間中は、貸した国には潜在的な主権が存在するが、実質的な統治権は借りた国が持ち、準領土となる。立法・行政・司法権は借りた国に移る。借りた国は行政長官などを派遣して植民地同様に扱った。また膠州湾、関東州、威海衛では、租借地の周囲に中立地帯が設定された。
なお、中国での租借地は一般に租借期限が99年に設定されることが多かったが(英領新界、仏領広州湾、ドイツ領膠州湾、日本領関東州など)、これは99年の99という数字が中国語の久久(=永久)と同音であることから、これらの租借は永久租借すなわち事実上の割譲を意味していたとされ、実際に関東州の日本人学校ではそのような教え方がなされていたようである。
中国以外では、1878年にイギリスがオスマン・トルコ帝国からキプロス島を租借(第一次世界大戦でトルコが負けると植民地として併合)。アメリカが1999年に返還したパナマ運河地帯も租借地であった。
現在、租借地としては、アメリカがキューバから租借しているグァンタナモ・ベイ、フィンランドがロシアから租借しているマリービソッキー島が存在する。
静岡県川奈で橋本龍太郎首相とエリツィン・ロシア大統領が北方領土をめぐって会談した際、ロシア側から北樺太(サハリン)を日本に租借させる提案があった[要出典]。
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