狼煙
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狼煙(のろし)は、煙を上げ、それを離れたところから確認することにより情報を伝達する手段である。夜間など煙が見えない場合は火そのものも使われる。
特徴としては人や馬が手紙を運ぶよりも遠距離を高速に情報伝達できる。リレーすることで、距離も伸ばすことができるなどである。欠点としては天候に影響される。基本的に煙の有無だけなので伝えられる情報量が限られるなどである。
古くから敵の攻撃を知らせることなど戦絡みの合図用に使われた。狼煙を上げるために、特に作られた施設を狼煙台というが中国の万里の長城などにそれらしい遺構が残っている。20世紀以降、電気的な通信手段が発達し実用で使われることは、ほとんど無くなった。
狼煙そのものの起源は明確ではないが、言葉の由来は煙が多くでる狼の糞を燃料にしたことがあったからとされる。
なお石川県の能登半島突端には狼煙という町があるが海上交通用に狼煙が上げられたことに由来するといわれる。現在はほぼ同じ目的の灯台がある。
モンゴルのチンギス・ハーンの帝国でも狼煙の連携による情報ネットワークが使われていたという。その伝達速度は時速140kmに及んだという(2006年11月18日放送のテレビ朝日のモンゴル特集番組での実験では時速159kmを記録)。煙の元としては羊の糞や地上に染み出した石油(ネフトザグと呼ばれる)などが使われたらしい。またモンゴルの遊牧民はその生育環境のおかげで視力が2.5を超えており、はるか彼方のものを見ることができたのも狼煙ネットワークの実現の上で有利だったようである。

