深夜アニメ

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深夜アニメ(しんや-)は深夜帯に放送されるテレビアニメ。明確な定義は無いが、ここでは主に民放テレビキー局系列およびBS各局で23時台~4時台に本放送されたものを対象とする(この逆の時間帯での本放映作品は全日帯アニメとして定義)。<REF>季節によっては日の出の関係から『4時台の番組は「早朝アニメ」に分類』との見方を取る者もいるが、本項では朝の番組にはつき物である時計字幕スーパーが無い事や番組編成で深夜番組として扱われているため、4時台も深夜アニメに含むことにする。場合によっては番組終了後に翌日の放送開始を意味するオープニングが放送されることもある。</REF>。

なお、後述するUHFアニメも当項で定義される時間帯に放映される作品が大半ではあるが、当項で扱う深夜アニメとは大きく性格を異にする部分も多々ある為、これらに関しては当項とは別途に詳細を記述する。

目次

[編集] 概要

この呼称は自然発生的に定着したもので、とくに命名者や提唱者が知られているわけではないが、オフィシャルに用いられている例としては、アニメ制作会社ゴンゾ(深夜アニメも多く手がける)の携帯電話向けWebサイトの名称「深夜アニメGONZO」がある。

2007年7月現在、地上波在京キー局で放送されている新作テレビアニメシリーズ(各系列局制作の逆ネット作品は含むが、再放送や特別番組は除く)の週あたりの本数は以下のようになっており、約3割が深夜アニメとなっている。

局名 総本数 うち深夜アニメ
日本テレビNNS5 2(40%)
TBSJNN、※1) 6 5(83%)
フジテレビFNS、※1) 6 2(33%)
テレビ朝日ANN7 1(14%)
テレビ東京TXN38(※2) 9(24%)
合計 62 19(32%)

※1:子会社のBSデジタル放送局限定放映作品に関しては除外した。
※2:ショートアニメ作品が複数放映されている『おはスタ』や『おはコロシアム』『アニメロビー』などの番組に関しては、それぞれ各番組ごとに1本としてカウントした。
※3:地域によっては時差ネットなどの関係で深夜アニメが集中する曜日や逆に皆無の曜日が異なる事もある。

2007年4月現在の地上波放送の例(関西圏と中京圏はUHFアニメも含むが、キー局もしくは準キー局で放映される作品に限定)
  • 首都圏の場合、全体的に火~木曜に集中する傾向が見られる。月曜はテレビ東京の1本のみ。金曜はTBSの2本。土曜はテレビ東京およびフジテレビの各1本。日曜はテレビ東京が2本放映。
  • 関西圏の場合、月~水曜と土曜(MBS『アニメシャワー』枠とテレビ大阪の3本)に多く放送される。木曜はMBSの1本。金曜はテレビ大阪が2本放送。しかし日曜は1本も放映されていない。
  • 中京圏の場合、特にテレビ愛知がUHFアニメも多数放映している関係もあって、平日に多数放映されている。逆に土日は1本も放映されていない。
2007年1月現在のBS放送の例(BSデジタル含む、WOWOWアニメはノンスクランブルに限定)
  • 民放のBS放送全体では、金曜・日曜に1本、月曜に2本、水曜・木曜に3本、深夜アニメが放送されている。ただし、UHFアニメおよび一部再放送のものについてもカウントした。大都市の地上波でも放送される作品もあるが、純粋にBS放送でしかみられないアニメも存在する(WOWOWアニメと、BS-iで放送の一部作品)。

[編集] 特徴

主にアニメファンや一般若年層(中高生)を対象として放送されており、特に地方(民放地上波で受信できるチャンネルが4局以下の地域)に在住するアニメファンを対象としたものは、後日発売されるDVDや関連商品の販売促進を主な目的としており、キー局にとってこの上ない利益にもなる。

放映期間は1クール(3か月、12~13回)または2クール(6か月、24~26回)のものが殆どで、日本テレビNNS)系以外で3クール以上放映の作品はごく稀である。

独自に企画されたアニメの他、(世間一般から見れば)比較的マイナーな漫画小説ゲームなどを原作とするものも多数存在する。内容は、アニメファンが好むラブコメ・萌え・アクション・SFなどを扱ったものが多いが、中には日本テレビ系のように渋い作風の作品を擁する枠もある。また、比較的規制がゆるいせいか、過激な表現がしやすいようだ(例:『はじめの一歩』の「下からパンチ」等)

製作委員会方式によりキー局から枠を買い取る形で放送されているものが主流であり(特にテレビ東京で放映される作品の大半と、かつてのフジテレビテレビ朝日で放映された作品の一部)、制作側にとっては放映権料を安くあげることができ、テレビ局側にとっても深夜枠を有効に活用できるというメリットがあるため、近年その本数が増加しており、更に独立U局で放映される新作アニメ(UHFアニメ)は深夜帯放映が大半を占める為、これを加えると地上波における本数はいっそう増加する。

スポンサーによる財源や収入源が潤沢な首都圏キー局に対し、基幹局以外のローカル局ではアニメの放送自体に局内予算の多くが割かれることになるため、深夜アニメなどはほとんど放送されない(ローカル局が首都圏キー局と同レベルの数でアニメを放送するとすれば、少なくとも数年分もの予算が割かれるとみられる。地元住民から管轄のローカル局へ「このアニメを放送してほしい」と要望があれば、放送するか否かの検討がなされることもあるが、アニメの放送に相当の予算を要するため、ある程度多くの要望が集まるか、それに制作サイドが応えないと、放映される事は殆どない)。これらの問題に関しては#地上波民放の放送エリアの問題を参照。

少数ながらも在阪・在名の準キー局が制作する深夜アニメも存在する。テレビアニメの項を参照されたい<REF>ただし、テレビアニメの項でも述べているように、関東地区では独立U局での放映の例も少なくない。</REF>。

一方でNHKでは新作テレビアニメを深夜帯に放映する事は行っていないが、最近では主に教育テレビ衛星第2放送で本放映した作品が再放送されることはある<REF>例:定時枠では今日からマ王!教育)、SAMURAI 7総合)など。</REF>。

また、BS民放局のWOWOWにおいては、上記のような商品販売促進の目的のため、あえて無料で視聴可能なノンスクランブル放送であることが多い(かつては平日夕方枠での放映が多かったが、次第に深夜帯へとシフトして行った。詳細はWOWOWアニメの項を参照されたい)。

その他のBSデジタル民放各局では、近年ではBS-iBSジャパンBSフジが継続的に、BS日テレも稀に深夜アニメを放映している<REF>ただし、BSジャパン限定放映の深夜アニメは未だ存在しない(全日帯アニメでは1本のみ存在する)。</REF>。逆にBS朝日は親会社のテレビ朝日制作もしくはANN系列局放映(関東ローカル放映作品を含む)の深夜アニメを放映した実績が全く無い<REF>UHFアニメでの放映形態による『アニメ魂』枠は持つほか、2007年4月からは同じくUHFアニメの『桃華月憚』を先行放送している。</REF>。
特にBS-iが非常に熱心であり、BS-i限定放送の作品も少なくない(地方間の公平を期するという観点や放映費用が安く済む点に加え、地上波と比べると表現規制が緩いのが大きな理由)。

その結果、曜日によっては多くの番組が集中することがあり(何台ものレコーダーを使わないと全ての番組を視聴できなくなるほど)、深夜帯ゆえにキー局における番組編成が頻繁に変わる事に伴う放映時間の不定さ(近年は激減しているが、プロ野球中継の延長に伴う影響が最も大きかった)と合わせて、地上波の民放テレビ系列局が5局受信できる地域(=都市)に在住するアニメファンの悩みの種ともなっている(独立U局がある三大都市圏地域となると更に顕著になる<REF>ただし、独立U局が存在する府県でも、大阪府以外の近畿1府4県および、三重県岐阜県のそれぞれ一部地域のようにTXN系列局が受信不可能な地域がある。</REF>)。

視聴率は深夜であることと、東名阪地区などにある都市部の局(場合によっては在京キー局のみ)のみで放送し、ローカル局での放送がないことで、全域(=全ての市町村)をカバーしていないことからあまり高く出ることはなく(三大都市圏では「測定不能」がほとんど)、4~5%ほどで「高視聴率」といわれる。ただし、フジテレビの『ノイタミナ』枠、毎日放送(MBS)の土曜深夜の『アニメシャワー』枠では高視聴率の作品が多い。

[編集] 地上波民放の放送エリア・チャンネル数の問題

テレビアニメにおける全体的な傾向に関してはテレビアニメの項や、UHFアニメを含めての別項で述べているが、当項では深夜アニメにおける特徴的な傾向を述べる。

特に深夜アニメにおいては、民放キー局系の番組の場合、制作局のみで放送(深夜アニメは在京局製作が多いため、ほぼ全ての作品が事実上の関東ローカルといえるが、ごくまれに関西ローカル名古屋ローカルなどもある)、あるいは東名阪の三大都市圏(その中から名古屋を除外する「名古屋飛ばし」な例もあり)のみのネットとなる例が多く、比較的ネット局の多い作品でも主要都市圏(東名阪に加えて、主に北海道宮城県岡山県香川県福岡県)のみのネットとなる例(テレビ東京系などがこのケース)が殆どで、その他の地方では本数が少なく、宮崎県などではほとんど放映されていない(テレビ東京系を中心に、系列外でネットされている作品も少数ながら存在する。また地方局で1クール以上遅れで放映されるケースもある)。

これは、特にテレビ東京系作品においては、基本的にスポンサー・製作会社が枠を買い取る方式を採る作品が多く、スポンサーの費用や各局の深夜アニメ枠の都合で放送局を調整している為の現象である。

テレビ東京系列以外では、日本テレビ系の『デジタル所さん』『NANA』や、フジテレビ系(関西テレビ製作)の『ギルガメッシュ』のように、全ての系列局ネットというケースもないわけではないが、きわめて稀である(全国ネットと銘打っても放送しない局が多い番組も少なくない)。

また東名阪以外の中核都市圏のローカル局では、著作権の上乗せによってアニメの放映料が高いこともあり、これらの地域では制作局や制作会社側の経済的な理由で放映を断念する問題も多々発生している(特に新潟県静岡県広島県など。ただし、UHFアニメに関しては必ずしもそれが当てはまるとは限らない。この項を参照)。

参照:都道府県別放映本数&放映率

その他の理由としては、まずローカル局の番組編成局側で深夜アニメの存在を知らない人間が多いという人材の問題が挙げられ、存在を知っていても、局の予算不足からほとんど放送できない問題もある。[要出典]また、ローカルタレントが多数存在する地域では深夜ローカル番組が強く<ref>特にCREATIVE OFFICE CUEなどローカルタレントの強い地盤である北海道では近年その傾向が強まっている。また、関西圏中京圏では吉本興業など所属のお笑い芸人出演の深夜番組が強い地盤があり、その合間を縫いながら多くの作品を放送している。その為、関東圏よりも編成の都合から放映時間の変更が頻繁に行われる事が多い。</ref>、深夜にアニメを観るという文化が根付きにくかったり、放送時間の関係上深夜アニメ枠が少なく、放送しきれないなどの事情がある(このため、キー局は全てのアニメを深夜で放送されているのに対し、地方局は全日帯のローカル枠で放送されている例もある)。

また、放映作品の入れ替えを行う場合、前番組終了後に新たに番販購入する必要がある事や、作品放映終了後に枠を廃止する場合を含めて放送局の編成自体をその都度改変を行う必要があり、その対応が追いつかないという現状もある<REF>独立U局ではサンテレビKBS京都阪神タイガース戦完全中継を行う関係で、深夜枠の総数の制約を受けていることから、特に前者の深夜枠がすぐ満杯になりやすい。</REF>。後述のフジテレビやテレビ朝日における放映トラブルも、これが遠因という見方もある。

[編集] 歴史

[編集] 先駆け

日本の深夜アニメ第一号は、1963年から1964年にかけてフジテレビで放映された『仙人部落』(成人向け週刊誌に連載の漫画のアニメ化)である。

その後、20年余り途絶えていたが、1987年の『レモンエンジェル』(18禁OVAくりいむレモン』の流れを汲むライトアダルトアニメ)、1992年の『スーパーヅガン』(麻雀漫画のアニメ化。いずれもフジテレビ)、1995年の『行け!稲中卓球部』(TBS)などが制作された。

これらの作品は話題とはなったものの、すべて単発の試みにとどまり、深夜アニメの定着には至らなかった。これらの番組はあくまで深夜番組として制作・放送されたものである。

[編集] 開花への前兆

深夜にアニメを放送するきっかけを作ったのが、90年代中盤における独立U局での、『機動戦士ガンダム』等の再放送、毎日放送(MBS)『ヒーローは眠らない』枠(枠名は無くなったが、現在も水曜深夜にて継続)やテレビ静岡の『むにゃむにゃアニメランド』枠における80年代アニメの再放送、地方局での『新世紀エヴァンゲリオン』と『逮捕しちゃうぞ』の本放送(一部地域では深夜に放送されていた)及び再放送である。これらが好評だったのを受けキー局で新作アニメを深夜に流れすようになった。

[編集] 本格展開開始

1996年に放送された『エルフを狩るモノたち』(テレビ東京)は、当時深夜のラジオではアニラジと呼ばれる声優がパーソナリティを務める番組が急増し、「アニメ系ラジオ番組が好評なら、テレビでやっても成功するのでは?」という思惑からスタートし、狙い通りの結果となった。

もともとアニメに強い同局は翌1997年から本格的に深夜枠の開拓を進め、アニメマニアを対象とする深夜アニメという存在を確立した。このころ、『新世紀エヴァンゲリオン』の爆発的ヒットの後を受けて、新作テレビアニメの本数が急増しており、深夜アニメ枠はちょうどその受け皿として機能することとなった。

TBS1997年に『行け!稲中卓球部』が深夜番組『ワンダフル』の一コーナーとして再放映されたのがきっかけで、同番組内で短編アニメコーナーが設けられたが、同局の本格的な深夜アニメ参入は暫く後となる。

また日本テレビも『剣風伝奇ベルセルク』を放映し、2007年現在も続く同局深夜アニメ枠の筆頭となった。同年にはテレビ朝日も参入。

同年秋には初の在阪局制作による深夜アニメ『フォーチュン・クエストL』(MBS制作。関東圏では翌1998年にテレビ東京にて放映)が誕生。2006年9月現在、全ての在阪局が最低一作は制作歴を持つに至った(2003年にはよみうりテレビ(ytv)に関西テレビ(KTV)、2004年にはテレビ大阪(TVO)<ref>ただし、当初は全日帯の放映を前提に制作されていたのが、諸事情で深夜枠での放映になった。</ref> 、2006年には残る朝日放送(ABC)も参入)。

1998年にはフジテレビが深夜アニメに再参入し、とくに人気漫画を原作とする『頭文字D』はアニメファンだけでなく一般若者層にも人気を博し、深夜アニメの認知度を高めた。

また、テレビ東京の夕方に不完全な形で放映された『カウボーイビバップ』の完全版がWOWOWにて深夜に放映され、作品自体のクオリティの高さもあり話題となった。そのテレビ東京も引き続き多くの深夜アニメを放映し、前衛的な実験作『serial experiments lain』が熱心なファンを獲得する一方で、クオリティに大きな問題のある作品も散見された。同年にはUHFアニメが誕生している。

2000年には系列局の名古屋テレビ(後に「メ~テレ」の愛称を使用)がテレビ朝日との共同制作の形で在名局としては初めて深夜アニメ制作に参入する(単独制作としては2007年の『ウエルベールの物語 ~Sisters of Wellber~』が初となる(ただし関東圏では独立U局ネット))。

[編集] 更なる成長

深夜アニメがすっかり定着した2001年には、UHFアニメも深夜帯で本格的に展開を始め、その後深夜アニメの有力な担い手となる。また、萌えアニメの極北ともいうべき『シスター・プリンセス』がテレビ東京系深夜枠で放映されたのもこの年で、クオリティには問題があったものの大きなムーブメントを巻き起こした。

更に同年、前年に本放送を開始したTBSの子会社BSデジタル放送局・BS-iが『まほろまてぃっく』を放映。まだマイナーなBSデジタルという媒体と深夜帯という条件を利用して、萌えとお色気を重視した作風をとり、アニメマニアの間でBSデジタル放送初期のキラータイトルとなった<ref>TBSアニメフェスタが初めて開催された2001年においては、『まほろまてぃっく』も大きな目玉コンテンツであった。BS-i限定の深夜アニメ枠は、2005年6月に終了の『これが私の御主人様』で一旦休止となるが、2006年10月より『Kanon(TVアニメ第2作)』で復活、放映開始時期は未定ながら『CLANNAD』で再開する予定となっている(『Kanon』以降は不定期放送)。</ref>。この頃からTBS自身も殆どの作品において「BS-iとの併映」と言う形で積極的に深夜アニメに関わるようになる。

衛星局関係では他にも、AT-Xオリジナル作品で好評を得た『フィギュア17 つばさ&ヒカル』が一部規制入りとは言え、テレビ東京の深夜枠でも放映されたり、BS-i早朝枠での放送を念頭に制作された『ちっちゃな雪使いシュガー』が、TBSでは枠の都合で深夜に放送されるなど、それまでに無い動きも目立った。

2002年には中部日本放送(CBC)が『最終兵器彼女』で在名局としては初めて単独で深夜アニメ制作に参入した(後にRKB毎日放送などのJNN主要系列局も、CBCとの共同制作の形で参入)。

※以降は#概要#現在の在京民放キー局の動向などを参照されたい。

[編集] 深夜アニメ放送に関するトラブル

[編集] フジテレビの深夜アニメ迷走劇とその影響

2002年頃、フジテレビが深夜アニメの本数を大幅に増やした。しかし特番の放送や、地上デジタルテレビ放送開始に向けての準備工事などの影響で、放送休止時間が通常より長時間となり、その振替の為の2話連続放送が半ば常態化し、『Kanon(第1作目)』の最終週に至っては3話連続放送という前代未聞の椿事となった<REF>UHFアニメにおいては、『アイドルマスター XENOGLOSSIA』が東海テレビ(THK)での放映予定が急遽キャンセルされ、その代替として中京テレビ(CTV)での放映が決定した際に、他地域とのタイムラグを挽回すべく『2話連続*3日+3話連続*1日』の特別編成を行っている。</REF>。

翌2003年には同局の深夜アニメは更に本数が増え、テレビ東京に匹敵するまでになったが、放送スケジュールはそれに比例するかのように更に悪化。

  1. 不定期放映(連続放送も含む)
  2. 一部エピソードの未放送
  3. シリーズ終盤にして放映打ち切り

のいずれかに陥る作品が続出した(複数当て嵌まる作品もある)。

ガドガード』に至っては、納期に間に合わなかった回を局側の判断で急遽前回の再放送に差し替える事例まで出たほどの混乱状態となり(この件は直接的には制作会社側の不手際であるが、責任を取らされる形で当時のフジテレビのアニメ担当者が更迭された)、『WOLF'S RAIN』の場合は制作の遅れから地上波では最終話が未放映となった<ref>このような場合、BSフジフジテレビ721と言った子会社の各衛星放送局に加え、その他にもアニマックスキッズステーションなどで残った放映分を消化、もしくは初めて全話放映された作品も少なくなかった。</ref>。

極めつけの例としては、『ヤミと帽子と本の旅人』が放送開始を目前にしてキャンセルされ、その代替として独立U局(関東地区のみ。それ以外の地域のネット局はMBS・メ~テレ・その他各地の地方局)で放映された。

その結果、視聴者からの批判を浴びるとともに、アニメ制作会社や広告代理店側からも、こうした同局の放映姿勢を敬遠する動きが見られ、2003年秋頃から、関東地区では独立U局放映に切り替え、関西・東海地区などでは従来通り、関西テレビ(KTV)・東海テレビ(THK)<REF>ただし、先述のように『アイドルマスター XENOGLOSSIA』の放映予定がキャンセルされた事で、2007年5月をもって同局からUHFアニメ枠が一時消滅したが、7月より『ひぐらしのなく頃に解』で再開する(ただし枠や広告代理店の都合などでKTVではなく、サンテレビ(SUN)とKBS京都との組み合わせになる)。</REF>をはじめとするFNS系列局でネットされる作品が続出したのは、そんな当時の同局の放映体制の混乱が招いた後遺症とも言え、結果的にUHFアニメの増加要因の一つになってしまった。

※ここまでの騒動に関する詳細は、別サイト「フジテレビ深夜アニメにおける迷走劇のデータ集」に記されているので、そちらも参照されたい。

こうして2004年に入ると同局の深夜アニメは3本に減少し、同年10月には同局での深夜アニメの放映枠は一旦消滅したが、翌2005年4月には同局が自ら制作に参加して『ノイタミナ』枠を立ち上げ、普段アニメを見ていない女性を中心に一般層向けの作品路線で再スタートした。
その後、2005年10月にノイタミナ枠とは別に深夜枠が1つ復活したが、その枠で放送した『蟲師』が編成の都合により地上波放映が打ち切りになった<REF>元々最終6話はDVDのみの予定だったが、事前告知は行っていなかった上、地上波放送終了時に『未放送分はBSフジで放送』と発表した事で、地上波でしか見られないファンからは不興を買う結果となってしまった。逆に、地上波で視聴できない地域では、BSフジを通じ、終盤だけを先に視聴する格好となってしまった。なお、後日BSフジで改めて全話放送された。</REF>事もあり、“フジショック”から2年半近く経過した現在でも、未だに同局の深夜アニメ放送体制に不信感を持つアニメファンは少なくない。
なお、『蟲師』放送終了後一旦消滅した土曜深夜枠2006年10月から復活し、以降は1クール作品をBSフジにもネットしながら継続的に放送している。

[編集] テレビ朝日の深夜アニメ放映トラブル

“フジショック”の発生以降も深夜アニメの増産体制自体は一向に衰えず、2004年頃から在京キー局ではフジが忌避された分を受け入れたかの様に、テレビ朝日が急激に放映本数を増やしていった<REF>ただ、増えたとは言え基本放送体制は火曜から木曜に各1本づつであった為、一時期のフジテレビほどの放映本数では無かった。</REF>。

しかし、2006年初頭頃からは同局もフジの迷走パターンと同様の「最終回2話/3話連続放送」・「途中エピソードを間引いてテレビでは未放映」・「最終回だけ放送打ち切り」などというパターンで放送終了に至る作品が複数出現した(『IGPX』・『ガラスの艦隊』(ABC制作)など<REF>『ガラスの艦隊』は、テレビ朝日では最終話が未放映のままシリーズ途中で打ち切られたが、制作局のABCでは放映した(ただし、両局共に未放映エピソードあり)。ちなみに迷走していた2006年10月~12月にかけてABC・メ~テレが共同制作した深夜アニメ・『銀色のオリンシス』はテレビ朝日で放送されず、関東独立U局ネットでの放映となったが、この件と関係あるかどうかは定かではない。</REF>)。この頃から「フジテレビの迷走劇が局を変えて再び出現か?」と懸念する声が出始めた。

そして2007年4月の改編において、同局は深夜アニメ枠を突如全廃した<ref>実際にはテレビ朝日が深夜アニメ枠を全廃したのではなく、迷走を忌避される形でテレビ朝日への深夜アニメ放映の企画の持ち込みが無くなったのではないかという見方もある。</ref>が、同年7月から『ZOMBIE-LOAN』にて3ヶ月ぶりに復帰する予定である。

かつてのフジテレビ同様に、放映体制の混乱ぶりから制作サイドや視聴者の不信を買う結果に至ったが、この苦い教訓を反映させられるかが注目される。

[編集] 深夜アニメ放送トラブルの背景

フジ・テレ朝の様な“打ち切り”・“放送短縮”などが生まれる最大の要因は、地上波放送局(特に在京キー局)が基本的に『(予め放送話数が決まっている1~2クール番組の場合)改編期を跨ぐ形での放映終了を忌み嫌う』為であると言われている<REF>準キー局やローカル局、BSデジタル局などでは時差ネットなどの関係もあり、UHFアニメを含めて普通に改編期を跨いで放送する事が多い。TBS制作の『びんちょうタン』が、同局やBS-iでは編成の都合でシリーズ途中で放映終了となったが、系列局のMBSでは改編期を跨ぎながら全話完全放送されたのは端的な例と言える。</REF>。

この他、近年多くなっている深夜の国際的スポーツ中継へ力を注いだり、局内におけるアニメ担当セクションと他ジャンル番組セクションとの力関係、放送枠収入的に通販番組の方が深夜アニメより実入りがいい(これはむしろ地方局の方が顕著であるが)、などなど諸説がある。

なお、この問題は本来テレビ局の問題であるにも関わらず、しばしば制作会社側・(番組のDVDソフトを販売する為に製作資金を出す)ソフトメーカーの評判に対しても影響を及ぼしてしまうケースが少なからずあった為、製作サイドもここ数年に入って企画した当初から、放映予定話数を通常の1~2クール分より少な目に設定する事例が相次いでいる<REF>仮に作品自体が全13話の1クール作品でも最大12話分(作品によっては9~11話分)、全26話の2クール作品の場合はそれより1~2話分少ない放送枠となる。</REF>(未放映分をDVD限定収録にする場合もあり。テレビアニメ#放送版とパッケージ版の差異を参照)。この現象は最近では一部のUHFアニメにまで波及している。

[編集] 現在の在京民放キー局の動向

[編集] 日本テレビ

  • 放送時間 火曜日24:56~と25:26~(詳細
主に一般層を意識したアニメを制作しつつも、アニメファンからも支持を受けている作品が多い。放映実績こそ他系列と比べると古くから少なめであるが、その分『量より質』を重視する局の姿勢も伺え、制作会社や視聴者からの大いなる信頼を得ている。
それは『はじめの一歩』が深夜アニメとしては史上初となる1年以上の長期放映を果たした<REF>2クールを超える放映話数の深夜アニメは、他系列ではテレビ東京土曜24時55分枠放映作品の一部以外、極めて稀である)。</REF>のに加えて、本編終了後に『金曜ロードショー』にて2時間スペシャルが制作・放映されると言う極めて異例の展開を遂げたり、『デジタル所さん』が深夜アニメをテレビ東京系を除いて初めて全ての系列局で放映した<REF>ただし、当作品は短編アニメであり、後述のように、30分枠深夜アニメとしては関西テレビ制作の『ギルガメッシュ』が初の例となった。</REF>事や、『MONSTER』が当初から6クールの放映を前提として制作<REF>全日帯アニメでさえ、企画当初から4クール超の放送を前提とする作品は極めて少ないだけに、かなり大胆な試みであった。</REF>されるなどの点に現れており、堅実さと柔軟さを兼ね備えた編成も大きな特徴となっている。
近年では少女漫画原作の『桜蘭高校ホスト部』と『NANA』と言った、女性向けの作品も放送されている。マッドハウスが制作した作品が比較的多い。
近年の同局制作作品では関東ローカル放映作品はごく一部を除いてなく<REF>ただし、2007年4月開始の『クレイモア』は放送開始前はネット局があるとの情報があったが、現状では関東ローカルとなっている。</REF>、少なくともNNS系列局の読売テレビ(ytv)と中京テレビ(CTV)で放映されているほか、これ以外の系列局でも放映されるものが多い(最近では札幌テレビ(STV)や静岡第一テレビ(SDT)でも放映される例が多い。前者は東名阪地区以外では事実上唯一の「レギュラーネット局」的存在である)。
『デジタル所さん』『NANA』においては、地上波の民放の深夜アニメにおいて、同時放送地域が広範囲なのも特徴である(NNN系列30局同時ネット)。
ただし、日本テレビ制作の16:9ハイビジョンサイズ制作作品が地上波デジタル放送でフルサイズ放映された例は未だ無い(ytvからの逆ネット作品や、スカイパーフェクTVで先行放送された『攻殻機動隊』シリーズはハイビジョン放送を実施)。
また、ytv制作の新作深夜アニメ(『エンジェルハート』など)を逆ネットする事や、稀にBS日テレでも放映される作品もある(地上波未放映作品としては『NIGHT HEAD GENESIS』)。

[編集] TBS

全日帯アニメの自社制作には古くから消極的な同局であるが<REF>2004年3月の『探偵学園Q』放映終了後は、在京キー局で唯一自社製作の全日帯アニメが存在しない時期が続いたが、2007年4月より『ラブ★コン』で3年ぶりに再開した。ただし、ネット局のうちMBSやCBCでは深夜帯放映。</REF>、深夜アニメに関しては2000年代以降は幅広く多くの作品を自社制作・放送している。特に『苺ましまろ』や『ローゼンメイデン』シリーズなどが一部に熱狂的な支持を受けている。また、『ああっ女神さまっ』シリーズはOVA時代から制作に携わっていた事で知られる(スピンオフ作品を除いて)。
過去には地上波では関東ローカル放映<REF>『特別編』的作品では今でもそのような例がある。</REF>や、ネット局がMBSだけの作品(所謂「名古屋飛ばし」<REF>『ジパング』では、MBS・RKB毎日放送・HBC・東北放送(TBC)でも放映されたにも関わらず、CBCでは放映されなかった。</REF>。特殊な例として北海道放送(HBC)のみネットという作品もあった<REF>『ああっ女神さまっ(TVアニメ版第1期)』。ただし日曜早朝枠(途中で土曜日に移動)での放映であった。続編の『ああっ女神さまっ それぞれの翼』はMBSのみネット。</REF>)の作品も少なくなかったが、東名阪以外の地域でもネットしている作品もある(『xxxHOLiC』『おおきく振りかぶって』など)。
TBS制作作品に関しては、2001年以降の殆どの作品が子会社のBSデジタル放送局・BS-i<ref>BS-i未放映作品:『ジパング』(CSではアニマックスで放送)、『Fate/stay night』(CSではAT-Xで放送)、『びんちょうタン』10~12話(TBS同様に番組編成の都合で9話で打ち切り。MBSでのみ放映)</ref>や、スカイパーフェクTVにおける子会社C-TBS関連のTBSチャンネルキッズステーション<REF>他のアニメ専門チャンネル放映の場合あり。アニマックス:『この醜くも美しい世界』『これが私のご主人様』『BLACK CAT』など。AT-X:『Fate/stay night』『苺ましまろ』など。</REF>でも遅れネットされるため、視聴環境が整っていれば全国どこでも見られる。これはTBS自身がBS-iでの深夜アニメ放映開始に合わせて本格参入を始めた経緯によるものである(BS-i限定放映作品に関してはこの項を参照)。
BS-iでも放送されるハイビジョンサイズ(16:9)作品については、地上波放映版では4:3サイズで画面の左右をカットして放送している(地上波デジタル放送でも同様であり、『びんちょうタン』MBS放映分を除いてネット局やキッズステーションなどのアニメ専門チャンネル放送分(一部の作品を除く)でも同様である)。
  • この措置は近年TBSに逆ネットを始めたMBSやCBC制作作品でも同様であったが、2007年4月開始の両局の単独制作作品においては、ハイビジョン制作・フルサイズ放映となっている。
近年では以下のような変則的な放映パターンも多く出現している。
  • TBS制作だが、自局では放送せずにUHFアニメの形態で放送する作品<REF>『英國戀物語エマ』『Fate/stay night』『夜明け前より瑠璃色な』。『- エマ』に至ってはTBSでは放送されていないが、系列局のRKB毎日放送では放送されていた。</REF>
  • 関東圏中京圏ではTBSやCBCで放映しながら、関西圏のみ独立U局にネットと言うパターン<REF>TBS制作『009-1』『Venus Versus Virus』『怪物王女』(いずれもKBS京都)。CBC制作『ロミオ×ジュリエット』はKBS京都とサンテレビ。古くは1999年の『Blue Gender』がKBS京都でネット。</REF><REF>『ロミオ×ジュリエット』の場合、前番組である『銀河鉄道物語 ~永遠への分岐点~』がMBSでは約4ヶ月近く遅れネットと言う状況も影響しているものと見られる。元々MBSはCBC制作深夜アニメの放映を後回しにする傾向が見られ、『ウィッチブレイド』に至っては関西圏では未だ放映されていない。</REF>
  • 更に2007年4月開始の『おおきく振りかぶって』はTBSほか殆どのネット局では深夜帯放映だが、MBSのみ全日帯での放映<REF>TBSでは『ラブ★コン』を放映している土曜夕方5時半枠。</REF>と言うパターン<REF>TBS・MBS両局の共同制作の為、MBS側がこの作品を優遇したものと見られる。</REF>
  • 更に2007年4月~6月放送の『神曲奏界ポリフォニカ』はTBSでは火曜日28:15~という、関東圏としては異例の時間帯<ref>関東地区以外では、テレビ大阪もUHFアニメだが『この青空に約束を―』を金曜日28:00~で放映。また、2007年3月までメ~テレが金曜日の同時間帯にUHFアニメ枠を持っていた(現在は1時間繰り上げ)。</ref>に放送している。これはテレビ朝日が深夜アニメから一時撤退した事による枠不足の影響と思われる<REF>MBSもこの作品の放映枠を確保する為に、一時期休止していた土曜27:25~27:55枠を半年ぶりに復活させた(ただし「アニメシャワー」枠外扱い)。</REF>。

[編集] 参考・TBS系列局(MBS・CBCほか)

MBS・CBCでも自社制作の深夜アニメを制作しているが、2006年以前はTBS側がこれらの作品の逆ネットに消極的であった為、関東圏では独立U局で放映される例が殆どであったが<REF>MBSの初参入作品『フォーチュン・クエストL』のみ現在もMBSが株主となっているテレビ東京で遅れネット(腸捻転時代の名残と見られる)。</REF>、それ以降はTBS側が一転して積極的になっている<REF>TBSが消極的であった時代はMBS制作全日帯アニメを深夜帯に再放送を行っており、2007年5月現在は水曜26:57枠(関東ローカル)にて『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの再放送を行っている。</REF>。
その深夜アニメ逆ネット第1号は2006年4月開始のCBC制作『ウィッチブレイド』。MBSもCBCに遅れること半年後に『コードギアス 反逆のルルーシュ』で果たした。
両局はUHFアニメを含めて共同のネット体制を取る事が多い(近年では放送局が制作に関与しないUHFアニメも多数ネットしているのは、TBSが両局制作の深夜アニメの逆ネットに消極的であった事の名残や、TBSとMBS・CBCとの表現規制の温度差も大きな要因と見られる)。
2007年4月現在では最低でも東名阪地区ではJNN系列局制作作品は全て放映されている。ただし、先述のように関西圏では独立U局ネットの作品もある(2007年6月現在、MBSの新作深夜アニメ枠数はTBSと同じ5つであるが、うち1つはUHFアニメの『大江戸ロケット』、更に1つは既に他地域では放映終了で4ヶ月遅れネットのCBC制作『銀河鉄道物語 ~永遠への分岐点~』の為、2007年4月開始作品の枠は3つしかない関係からこのような状況が発生している。なお、CBCではTBS・MBSでは全日帯で放映している作品も全て深夜帯に放映している為、6つの枠となっている)。
また、「TBS制作作品はネットしないが、MBS・CBC制作作品はネットする」局もある(山陽放送(RSK)など)。

[編集] フジテレビ

先述の事例以降、現在では往時よりもかなり少ない放映数になってしまったが、この苦い経験を踏まえ、全ての作品で局側も積極的に関わるような制作・放送体制となっている。
2006年10月より新設された土曜25:45枠作品は、子会社のBSデジタル放送局・BSフジでも月曜24:30枠で時差ネットされている。
以前は関西圏では独立U局にネットする作品<REF>『頭文字D』シリーズ(本放送時。後にMBS『アニメシャワー』枠でも放映)、『HELLSING』(TVアニメ版)、『ラーゼフォン』など。</REF>が多かったが、現在は『ノイタミナ』枠作品に関しては当初から関西テレビ(KTV)と東海テレビ(THK)にはネットされている<REF>先述の『BSフジにもネット』作品では、『バーテンダー』と『月面兎兵器ミーナ』の場合、地上波では関東ローカル放映だったが、『スカルマン THE SKULLMAN』はKTVとTHKでもネット予定。</REF>。
近年では『ノイタミナ』枠のネット局が増える傾向にあり、2006年下半期からテレビ西日本(TNC)・新潟総合テレビ(NST)がレギュラーネット局に加わり、更に2007年1月より放送の『のだめカンタービレ』に至ってはレギュラーネット局で放送開始後にネット局が急増し、『ノイタミナ』史上最多の21局ネット(系列外含む。全日帯での放映の局もあり)となる。
過去に一度だけ、KTV制作の深夜アニメを逆ネットしたことがあった(『ギルガメッシュ』<REF>ちなみに『ギルガメッシュ』は2007年現在、フジテレビを含む全てのFNS系列局でネットされた唯一の深夜アニメであり、30分の深夜アニメ作品としては、TXN以外で全系列局へのネット放送を果たした初の作品でもある。</REF>)。

[編集] テレビ朝日

  • 現在は地上波での放映はなし。
2007年4月改編で深夜アニメ枠は全廃となり(詳細については#テレビ朝日の深夜アニメ放映トラブルの項を参照)、現在在京キー局で唯一深夜アニメを一切放送しない局となっている(系列局の朝日放送(ABC)・メ~テレでは現在も放送している。詳しくは後述
しかし、2007年7月期より『ZOMBIE-LOAN』が放送されることが決定し、早くも深夜アニメ放映が復活する事となった。時間帯は26:40と変わらず。
つい近年まで放映していた頃は、他局と比べて放送時間が遅く(26:40~)、オリジナル作品が多かった。なお2007年7月に再開するも時間帯は変わらず。ハードな路線の作品に加えてアカデミックなアニメが比較的多いのも特色で、『かみちゅ!』の受賞にも見られるように、所謂「普通の人に安心して見てもらえるアニメ」を心がけている作品も見受けられた<ref>本作は風光明媚な広島県尾道市を舞台のモデルにして高い評価を得たにもかかわらず、その一方、地元系列局の広島ホームテレビ(HOME)がネット放送せず、尾道市ではテレ朝と同時期には視聴出来なかった(翌年、地元CATV局・尾道ケーブルテレビで放送された)。</ref>
しかし一方で、以下の様な批判もあった。
  • 放送時間の変更が他局に比べて非常に多かった。(特にメ~テレやABC)
  • 在京キー局の中で関東ローカル放映の作品が最も多かった。<ref>2004年春頃まで同局で放送していた深夜アニメ全般・主にテレ朝が製作局となったGONZO東映アニメーション制作作品など。撤退直前、『RED GARDEN』では独立U局のサンテレビで放映して変則的に東・阪ネットを行った。</ref>
  • ANN系列局へのネット放送が関西圏のABCのみと言う例(名古屋飛ばし)が多かった。<REF>『THE FROGMAN SHOW』・『蒼天の拳』など。一時期のメ~テレはテレ朝制作作品が1本もネットされず、2006年4月期は同局の深夜アニメ枠が全てUHFアニメだった時期もあった。</REF>
  • 本放送後に系列局で遅れネットという例もあった<REF>『いちご100%』『貧乏姉妹物語』など。</REF>。
  • 子会社に衛星放送・BS朝日があるのに、一作品もネット放送しなかった<ref>同局での放映トラブルが発生した場合、同局の関連衛星放送局(BS朝日やテレ朝チャンネル)での何らかのフォローが行われた実績が全く無いと言う点では、フジテレビよりも劣るとの声もあった。なお衛星での放送はスカイパーフェクTVのアニメ専門チャンネルであるアニマックスまたはテレビ東京の子会社でのAT-Xで後日放映される例が殆どであった(『ガラスの艦隊』もAT-Xに遅れてアニマックスでも放映)。</ref>。

[編集] 参考・テレ朝系列局(ABC・メ~テレほか)

ABC・メ~テレでは“UHFアニメのネット”という形で現在も深夜アニメを放送している。「UHFアニメを合わせると、キー局より準キー局の方が深夜アニメの放映本数が多い」現象は他系列でもよく見られるが、「キー局では深夜アニメが1本も放映されていないのに、準キー局では放送されている」現象は、一時期のフジテレビ系列局の一部で見られたものの、現在では余り例が少ない。
両局はアニメ放送に関しても共同のネット体制を取る事が多い。
特にメ~テレにおいては、2007年4月時点でテレ朝からのネット枠だった火・水の枠(うち1本は遅れネット)はUHFアニメ枠に変わり、古くからUHFアニメ枠となっている金曜枠と合わせて合計3本枠を維持している(うち1本は同局史上初の単独制作およびハイビジョン制作・放映作品『ウエルベールの物語 ~Sisters of Wellber~』)。
対照的にABCでは2007年3月をもってテレ朝からのネット枠2本が消滅し、それ以降ははUHFアニメ枠の1本のみ(先述の『ウェルベールの物語 - 』)となってしまった。自社制作およびUHFアニメに参入した2006年4月期はUHFアニメ2本、テレ朝からのネット作品1本、自社制作(テレ朝に逆ネット<REF>2006年4月~9月放送の『ガラスの艦隊』。2007年現在、ANN系列局制作作品の深夜アニメで唯一の逆ネット例。</ref>)1本と、メ~テレ同様にテレ朝より本数が多い時期があった<REF>ちなみに近年ではUHFアニメにおいても放映本数の急増から、関東圏以外の地域で放映枠が逼迫状態に陥っている傾向が見られ、特に関西圏全体の深夜枠が臨界状況にある事から、ABCでのUHFアニメ枠増を要望する声もある。</ref>。
また、広島ホームテレビ(HOME)は、ANN系列局制作の深夜アニメの放映実績が無い一方で、UHFアニメに関しては現在の在広局で唯一ほぼ一手に引き受けているほど、そこそこ放送実績がある。これはスポンサーや番組購入費用等の諸事情を踏まえての事と考えられる。他にも同様のケースの系列局が多数ある。

[編集] テレビ東京

  • 放送時間 土曜日24:55~、火曜日25:00~、水曜日25:20~、月・火・日曜日25:30~、水曜日25:50~、日曜日26:00~、木曜26:15~(土曜枠の詳細
深夜アニメ隆盛の礎を築き上げた放送局である事から放送作品が多いため、一般向け、アニメファン向けと多数とりそろえている。
しかし、製作会社やスポンサーが放送枠を買い取って放送される作品が多く(他局放映作品では、何らかの形で放送局が製作に参加していることが多いが、テレビ東京では放送チェック(「番組担当」とクレジットされる)と番組広報担当者が存在するのみ)、UHFアニメに近い制作・放映形態(決定的な相違点は関東圏での放映局が在京キー局と言う点<REF>テレビせとうちを除く系列局でUHFアニメを少なからず放送している為(特にテレビ愛知は中京圏における独立U局的役割も担ってるほどである)。</REF>と番組広報担当者の有無)とも言える。
現在、テレビ東京自ら制作に参加している深夜アニメは水曜日25:50枠と土曜日24:55枠の2本のみである(子会社のBSデジタル放送局・BSジャパンにもネットされる深夜アニメも後者のみである)<REF>この枠で放映される作品は、日本テレビ系の深夜アニメと同じく「3クール以上」放送されるアニメが少なくない。</REF>。
更に『キン肉マンII世』や『スクールランブル』、『ギャラクシーエンジェル』など、全日帯アニメの続編が深夜帯に放送されたり、逆に『マリア様がみてる』や『魔法先生ネギま!(第2期は『ネギま!?』)』のように、深夜アニメの続編が全日帯に放送されるという、他局では余り見られない現象が発生している。ただしこれらのパターンでは、全日帯放映時にはテレビ東京自ら制作に参加しているが、深夜帯放映時には逆に放送枠買取方式となる。
2006年10月期からは女性向け作品を増やしている。
ここ数年、2クール放映作品が目立ってきており、1クール放映作品は一部に限られてきている。
2007年4月改編で、水曜日のみ20分繰り下がり、25:20開始となる枠の番組がテレビ大阪と同一時刻での放送となった。<ref>ただし、代々テレビ大阪のこの枠ではスポンサーが一部しか付いていない為、同時ネットにはなっていない。また、テレビ東京とテレビ大阪では放映時間に30秒程度のずれが生じる。(過去に「あずまんが大王」がテレビ愛知にて放映の際に同様の例があった)。</ref>
また、他局では番組中盤もしくは後半に流れるCMは番組スポンサーのものではなく、スポットCMになる場合が殆どだが、テレビ東京ではこのような事例は無く、一部の系列局でも2004年以降に新設された枠に限り<ref>水曜25:00~25:30(2007年4月より25:20~25:50)の枠は『魔法先生ネギま!』からネットを開始した局と、それ以前からネットを行っている局とでスポンサーが異なり、後者は途中からスポットCMになる。</ref>同様である(スポンサーはテレビ東京と多少違う場合がある)。<ref>また、テレビ大阪にネットされるUHFアニメも同じようにスポットCMが一切入らない作品がほとんどである(例外は『sola』のみ)。ただし、他のTXN系列局にネットされるUHFアニメではその限りではない。</ref>。
この局で放映された深夜アニメはCSのアニメ専門チャンネルでは関連会社のAT-Xで放映される例が多いが、一部例外もある。
一例

[編集] 参考・テレ東系列局(TVO・TVAなど)

かつては関東ローカル放映の作品も少なくなかったが、現在では殆ど全ての作品が少なくともテレビ大阪(TVO)<ref>近年のTVO未放映作品:『ガン×ソード』(テレビ東京での本放送終了後、テレビ愛知にネット)。2007年4月から放送される『エル・カザド』は1年3ヶ月ぶりに関東ローカルとなる。</ref>、テレビ愛知(TVA。ごく一部未放映作品あり<REF>例:『月詠 -MOON PHASE-』『陰からマモル!』。いずれもTVOではネット。</REF>)にネットされている。
多くの作品が全系列局で放映されているが、一部の系列局で未放映の作品もある(主にテレビ北海道(tvh)・テレビせとうち(TSC)・TVQ九州放送のいずれか。特にTSCではUHFアニメも殆どネットされていない)。逆に系列外の地方局で放映されることもある。<ref>例:『ギャラクシーエンジェる~ん』(フジテレビ系列の仙台放送でネット)、『ARIA』シリーズ(第1期はTXN系列局6局、第2期は東名阪の系列局3局に合わせて、独立U局びわ湖放送でも放送。岐阜放送でも2006年10月改編からテレビ東京からの深夜アニメのネットを購入と言う形で行っている)など。</ref>。
過去に一度だけTVO制作の新作深夜アニメを放送した事がある(『ギャラクシーエンジェル』第4期<ref>当初はTVO担当で元々ブロッコリーがメインスポンサーだった全国ネット枠(日曜朝9時30分)で放送予定だったが、『デ・ジ・キャラットにょ』の不振から、ブロッコリーがこの枠のメインスポンサーから外れて、既にこの枠には別のアニメが入っており、放送を先延ばしにしない為の苦肉の策として読売広告社の買い取り枠を利用した事になる。また、4期のみテレビ東京の番組担当者、広報担当者が存在していた。</ref>)。同じく一度だけ、系列外のMBS制作の深夜アニメを放送したこともあった(『フォーチュン・クエストL』)<ref>東京12チャンネル時代から、現在でもMBSがテレ東の株主であり、また腸捻転時代は一部の番組を相互にネットしていた(『ヤングおー!おー!』・『大江戸捜査網』等)名残と見られる。</ref>。
これらの系列局ではUHFアニメも放映しており、特にTVAでは中京圏における受け皿的な存在となっているほどである。また、TVOも諸事情で土曜深夜に1本ネットを開始したが、2007年4月以降は関西圏全体で深夜枠が逼迫している関係もあって、4本枠と急増している。TVh・TVQでも放映される作品は1クールごとに幾つかあるが、TSCでは2007年7月現在で通算わずか4本のみに留まっている。
なお、2007年5月のテレビ東京の社長定例会見にて、宮城県広島県に系列新局を、静岡県に関しては系列新局もしくはTVAの放送エリア拡大、更にTVOの放送エリアを兵庫県京都府にも拡大するとの構想を発表しているが、新局設置予定の各県に関しては、開局が実現した場合、テレビ東京と比較して深夜アニメの放映本数比率がどれだけのものになるか注目される。

[編集] 表現規制

1990年代以降、特にキー局もしくは準キー局制作のテレビアニメ作品に対する表現の自主規制は厳しさを増す一方であるが(テレビアニメでの全体的な傾向に関してはテレビアニメの項を参照されたい)、これは本来低年齢層が見る事が少ない時間帯に放映される深夜アニメにまで波及している。

深夜番組は性的描写や暴力描写などの規制が緩いのが一般的だが、深夜アニメに対してはかなり厳しい規制を敷いているのは、1997年暮れのいわゆる「ポケモンショック」の影響による表現規制の強化も影を落としている。

テレビ東京、フジテレビ、TBS<ref>ただし、BS-i限定放映深夜アニメ枠や準キー局制作の逆ネット作品(例:『ウィッチブレイド』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』)はこの限りではなく、過激な表現があるものも存在する。</ref> は性的・暴力描写に厳しいとされる。

とりわけテレビ東京は厳格であり、当局のアニメに対する厳しい表現規制をうかがわせる例として、『フィギュア17』が挙げられる。本作のオリジナルのAT-X版にあった女子小学生(相当)キャラクターの裸体および入浴シーン(エロティックなものではなく、作劇上必要かつ自然なもの)に対し