海面上昇
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海面上昇(かいめんじょうしょう)とは、温暖化による海水の熱膨張などで海面が上昇する現象のこと。
海面上昇による影響は特に、ヴェネツィアなどの都市、オセアニアなどの小さな島国などで、深刻な問題となっており、マーシャル諸島は国土の80%が沈没すると予測されている。東京やオランダ、バングラデシュの一部などのように、海岸沿いに海抜以下の地域を有する諸国や都市にとっても重要課題となっている。特にバングラデシュでは国土の18%が沈むといわれている。
地球温暖化により、海水の熱膨張や、南極大陸やグリーンランドの氷床、山岳氷河の融解で、海面が上昇すると考えられる。希に「北極の氷が溶けて海面が上昇する」のような誤記が見受けられるが、北極の氷が融解することは海面上昇にはほとんど影響がない。IPCCの第3次報告書(2001)では、2100年までに 0.09~0.88m の上昇と予測していたが、第4次報告書(2007)では、0.18~0.59m の上昇と予測の幅を狭めている。
[編集] 氷河期以後の海面上昇
- 前回の氷河期はBC16000年頃に終り、その頃は現在よりも海面は100メートル前後低かった。
- BC12000頃から海面の急激な上昇が始まり、8000年をかけてBC4000年頃までに100メートル上昇し海面が現在に近いレベルになった。
- BC9200年頃からBC8000年頃にかけて1200年ほど比較的海面レベルが安定した時期があり、これは現在より45メートル低かった。
- BC6000年頃には、現在よりも30メートル程度低かった。
- BC4000年頃が海面の高さがピークに達し、この時には現在よりも数メートル海面は高かった。これはBC2500年頃まで続いた。日本では縄文時代の頃で現在より4メートル高かったという調査がある。[1] 平野部では場所によっては100kmも海岸線が現在の内陸部にあった。これを現在からみると、海面が上昇していたように見え、海が陸に向かって進んでいたので、日本では縄文海進と呼ばれている。
- その後、海面は数メートルの範囲で3回上下を繰り返している。
- 現在は比較的高いレベルにある。
[編集] 海面上昇の影響
海面上昇は地下水にも深刻な影響をもたらす。 直接的には海水の浸入による塩水化などの変質、すなわち飲み水や工業用水への利用が困難になることが真っ先に挙げられるが、 意外に見過ごされているのが地下水位そのものの上昇である。 つまり建物や地盤を支えている基礎部分にかかる浮力が増し、押し上げてしまう。 すでに影響は沿岸部を中心に出始めており、ビルの基礎が浮き上がって傾いてしまうなどの被害が発生し始めている。

