海王星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

海王星
Neptune
ボイジャー2号による撮影
1989年8月16日から8月17日にかけて)
発見
発見年 1846年9月23日
発見者 ユルバン・ルヴェリエ

ジョン・クーチ・アダムス
ヨハン・ガレ

軌道の性質
太陽からの平均距離 30.068964 AU
平均公転半径 4,498,252,900 km
離心率 (e) 0.00858587
公転周期 (P) 164年 288日 13時間
会合周期 367.5 日
平均軌道速度 5.4778 km/s
軌道傾斜角 (i) 1.76917°
太陽の惑星
衛星の数 13
物理的性質
赤道面での直径 49,572 km
表面積 7.65 × 109 km2
質量 1.024 × 1026 kg
平均密度 1.64 g/cm3
表面重力 11.0 m/s2
脱出速度 23.71 km/s
自転周期 16時間 6.5分
アルベド(反射能) 0.41
表面温度
最低 平均 最高
50K 53K n/a
大気の性質
大気圧 深さによって異なる
水素 >84%
ヘリウム >12%
メタン 2%
アンモニア 0.01%
エタン 0.00025%
アセチレン 0.00001%
■Project ■Template

海王星(かいおうせい、Neptune)は、太陽系太陽に近い方から8番目の惑星。太陽系惑星の中では最も太陽から遠い位置を公転する惑星である。名称のNeptuneは、ローマ神話における海神ネプトゥヌスにちなむ。

目次

[編集] 物理的性質

海王星は巨大な氷惑星で、太陽から非常に離れているためわずかな熱しか受けていない。表面の温度は-218℃である。 内部の構造は天王星と似ていると考えられている。氷に覆われた岩石の核を持ち厚い大気が存在している。また、ボイジャー2号の接近時に表面に大暗斑(だいあんはん)と呼ばれる台風の渦巻きの様な模様が発見されたが、その数年後に地球からの観測が行われた時には既に消滅していた。

木星土星同様、内部に熱源を有しており、太陽から受けている約2倍ほどの熱を、自ら供給していると考えられている。

[編集] 海王星の観測と探査

海王星はガリレオ・ガリレイジェローム・ラランドによっても観測されていたが、当時は恒星と思われていた。

天王星の発見後、その摂動から未知の惑星が存在すると考えられるようになった。アダムスとルヴェリエがそれぞれに予想軌道を算出し、ガレが発見した(ただし彼らが計算した軌道と海王星の軌道は大きく異なっており、たまたま予想位置の近くにあったために発見できたとも言える)。

海王星の公転周期は約165年であり、2011年には最初に発見されたときの位置に戻る。海王星は美しい青色であり、それは天王星と同じく大気に含まれるメタンの影響である。天王星に比べより青みが深い理由は未知の化合物によるものと考えられている<ref>NASA's Solar System Exploration: Planets: Naptune: Overview</ref>。

海王星を訪れた探査機はボイジャー2号だけである。1989年8月24日に最接近した。なお、NASAでは2016~17年頃に打ち上げ、8~12年後に海王星へ到達するネプチューン・オービターの構想がある。

[編集] 海王星の衛星と環

海王星の衛星と環を参照。

2007年2月現在、海王星の衛星は13個発見され、すべて名前が付けられている。また、離心率の大きな軌道や逆行する軌道を描いている衛星も多く、海王星に捕獲されたエッジワース・カイパーベルト天体ではないかと考えられている。

他の大惑星同様、海王星にもがあると考えられていたが、地球からの観測では周回軌道の一部だけを覆う不完全な環しか見つからず、「リング・アーク」または「アーク」と呼ばれていた。ボイジャー2号の探査によって4本の完全な環が見つかり、リング・アークは環の中の特に明るい部分であった事も判明した。

衛星はギリシア神話における海や水の精霊、環は海王星と関係の深い天文学者、リング・アークはフランス語の抽象名詞から取った名が付けられている。

[編集] 人類と海王星

[編集] 歴史と神話

ネプチューン=海王星は古代人の命名ではなく、近世以降に発見された惑星に他の惑星に倣い「未使用の神話上の大物」の名が付けられたもので、天体の外見や運行上の特徴と付けられた神名の関わりは希薄である。命名当時は最外周の惑星だったため「深淵」のイメージを付与された命名である。ネプチューンはローマ神話の海の神で、ギリシャ神話のポセイドンに当たる。 西洋占星術ではうお座(双魚宮)を守護する星とされている。

[編集] 惑星記号

ネプチューンの得物である三叉矛を図案化したものが、占星術天文学を通して用いられる。

[編集]

<references/>

[編集] 関連項目

ウィクショナリー海王星に関する記事があります。

[編集] 外部リンク

太陽系
太陽
惑星水星 | 金星 | 地球 | 火星 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星
準惑星メインベルトの準惑星ケレス ) | 冥王星型天体冥王星 | エリス
太陽系小天体流星物質 | 小惑星 | 太陽系外縁天体 | 彗星オールトの雲
惑星の衛星地球(月) | 火星 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星
準惑星の衛星冥王星 | エリス小惑星の衛星
■Portal ■Project ■Template
ウィキメディア・コモンズに、海王星に関連するカテゴリがあります。

<span class="FA" id="it" style="display:none;" /> <span class="FA" id="sl" style="display:none;" />

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB