池上永一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 文学 |
| ポータル |
| 各国の文学 記事総覧 |
| 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
| 作家 |
| 詩人・小説家 その他作家 |
池上 永一(いけがみ えいいち、1970年 5月24日- )は、日本の小説家。本名又吉真也。沖縄県出身で、那覇市に生まれ、3歳より中学卒業まで石垣島で育つ。血液型はO型。沖縄県立開邦高等学校卒業、早稲田大学人間科学部人間健康科学科催眠専攻中退。
1994年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス わが島のはなし』で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビューする。1998年には、『風車祭(カジマヤー)』が直木賞候補となる。現代社会の日常と伝統的な精神世界観が融合する作風から、日本の代表的なマジックリアリズム作家と評されている。また、沖縄戦や在日米軍基地等といった、沖縄が現在もなお抱え続ける問題(いわゆる沖縄問題)を作品のテーマとして取り上げ、正面から向き合いながらも、突き抜けた明るさと力強い可能性を未来に託すという執筆のスタンスは、本土復帰(1972月5月15日)後世代ならではのものと評されており、それまでの沖縄の戦後の文学作品には見受けられないものであると言うことができよう。
なお、現在『野性時代』〔角川書店〕誌上で、琉球王朝末期を舞台とした「テンペスト」を連載中〔38号 2007年1号-〕である(2007年6月現在)。
目次 |
[編集] 著作リスト
[編集] 小説
- バガージマヌパナス わが島のはなし〔文藝春秋 1994年〕
→同題で文庫化〔文春文庫 1998年〕
- 風車祭(カジマヤー)〔文藝春秋 1997年〕
→同題で文庫化〔文春文庫 2001年〕
- 復活、へび女〔実業之日本社 1999年〕
→『あたしのマブイ見ませんでしたか』と改題し文庫化〔角川文庫 2002年〕
- レキオス〔文藝春秋 2000年〕
→同題で文庫化(一部加筆)〔角川文庫 2006年〕
- 夏化粧〔文藝春秋 2002年〕
→同題で文庫化〔文春文庫 2006年〕
- ぼくのキャノン〔文藝春秋 2003年〕
→同題で文庫化〔文春文庫 2006年〕
- シャングリ・ラ〔角川書店 2005年〕
[編集] エッセイ
- やどかりとペットボトル〔河出書房新社 2006年〕
[編集] その他
作品の一部はコミックス化されている。
- バガージマヌパナス わたしの島の物語〔画:栗原まもる KCKiss 2000年〕
- 風車祭(カジマヤー)〔1-3巻、画:栗原まもる KCKiss 2006-2007年〕
→続きは『One more Kiss』〔講談社〕誌上で連載中(2007年6月現在)
[編集] 外部リンク
- 書棚の中の「女」 文藝春秋発行の雑誌「本の話」に連載された池上永一のエッセイのバックナンバー
- 美ら島物語 池上永一さんが島に里帰り
- 作家の読書道:第51回 池上 永一

