水戸線

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この項目では東日本旅客鉄道の水戸線について記述しています。東関東自動車道水戸線については東関東自動車道を、高速バス(水戸線)についてはみと号をご覧ください。

水戸線(みとせん)は、栃木県小山市小山駅茨城県笠間市友部駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。

目次

[編集] 路線データ

  • 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)・日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
  • 区間(営業キロ):小山~友部 50.2km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:16(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:小山~友部:交流20,000V(小山~小田林間に交直セクションがある)
  • 保安装置:ATS-Sn
    • 小山駅構内~小田林駅手前及び友部駅構内はATS-P。残りの区間も2006年からATS-Pへの置き換え工事が開始されており、2008年12月頃に全線がATS-P化される予定である。
  • 全線でSuicaが利用可能。

[編集] 運転形態

全列車が普通列車で運転される。大半は線内折り返しと常磐線水戸勝田発着の列車で、ほかは小山~下館間の区間運転と常磐線高萩いわき発着となっている。かつては一部の列車が両毛線桐生まで乗り入れていた。

列車は2007年3月17日までは朝夕の一部に7両編成で運転されていた列車があったが、同年3月18日のダイヤ改正後は4両編成または5両編成で運転される。

また、早朝・夜間の一部普通列車は小田林駅東結城駅を通過することが特筆される。

[編集] 臨時列車

笠間deおさんぽ号
笠間市で開催される焼き物市などのために上野駅から常磐線友部駅経由で臨時快速列車の「笠間deおさんぽ」号などが運行されている。しかし、運行ダイヤの兼ね合いで土浦駅以南運行の普通列車を延長する形を取っている。従来は近郊用415系E531系で運転されていたが、2006年11月4日5日JR東日本水戸支社特急用485系6両を使って運転された。座席は1号車が自由席、2~6号車が指定席であった。
2007年5月3日~5日はE531系で運転された。
お座敷ときわ路号
浦和駅発・いわき駅行の臨時列車。485系改造のジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」で運転される。
ぶらり日光号・日光おさんぽ号
いわき駅発・日光駅行の臨時列車。には「日光おさんぽ号」が、には「ぶらり日光号」がそれぞれJR東日本水戸支社の特急用485系6両を使って運転される。座席は全車指定席。
ぶらりお座敷日光号
いわき駅発・日光駅行きの臨時列車。485系「リゾートエクスプレスゆう」で運転される。
足利大藤まつり号
いわき駅発桐生駅行の臨時列車でJR東日本水戸支社の特急用485系6両を使って運転される。かつて定期列車が両毛線へ直通運転していたが、現在両毛線に直通するのはこの列車のみである。以前は大津港駅高萩駅始発で運転されていた。

[編集] 使用車両

水戸線で使用されていた415系(2005年7月21日、友部駅にて撮影)

勝田車両センターに配置されている車両で運用され、常磐線普通列車と共通で使用される。また、常磐線普通列車の特殊な事情の都合で前面の列車種別幕に「普通」の表示がない。こちらを参照のこと。

2006年8月26日から2007年3月17日までは、E531系5両編成が暫定運用として1日上下合わせて12本運転されていた。翌18日のダイヤ改正からは415系1500番台とE501系による運転とされた。E501系はダイヤ改正前の2007年2月27日から運用が開始された。

現在使用している車両
  • 415系1500番台ステンレス製車体、4両編成)
  • E501系(2007年2月27日より客室側窓の改造・バリアフリー対応トイレ設置・VVVFインバータ制御装置交換などの改良を加えて運用開始。付属5両編成のみ入線する)
  • E531系(付属5両編成のみ。2006年8月26日~2007年3月17日は連日運行していた。現在は同線での定期運用はないが、E501系が検査等で運用できない際に代走として入線する事がある)
過去に使用していた車両
  • 403系(2007年3月までに廃車
  • 415系(2007年3月までに普通鋼製車体全車とステンレス製車体の一部車両が廃車)

[編集] 歴史

水戸線は、1889年に水戸鉄道(初代)により小山~水戸間が開業した。水戸に到達した最初の鉄道である。水戸鉄道は1892年に日本鉄道に買収されて同社の支線となったが、1895年に土浦から友部に海岸線(現在の常磐線)が延伸され、友部~水戸間は実質的にその一部となった。

日本鉄道は、1906年に鉄道国有法によって買収・国有化され、旧水戸鉄道区間も官設鉄道に編入された。1909年の線路名称設定時に旧水戸鉄道区間のうち友部~水戸間が常磐線に編入され、小山~友部間が水戸線となった。以来、水戸線は区間の表示及び線名の変更などが一切行われていないという希少な例となっている。ちなみに同様の例は日光線西日本旅客鉄道(JR西日本)の草津線桜井線があるのみである。また、水戸線の名称は水戸鉄道の路線であったことに由来するものであるが、これにより水戸線と称しながら水戸駅及び水戸市域を通らない路線となった。<ref>類似のケースにJR西日本の奈良線があるが、こちらは奈良市域どころか奈良県域も通らない(木津駅から関西本線に入って奈良駅に入るため)。こちらも名称は前身が奈良鉄道の路線であったことに由来している。</ref>

小山駅は、上野方面から水戸線へ入るにはスイッチバックしなければならない配線となっているが、これでは貨物列車の直通に支障があるため、1950年に東北本線の間々田駅方面から小山駅を経由せずに水戸線結城方面に直通可能な短絡線(小山駅の構内扱い)が新設された。この短絡線は貨物列車ばかりでなく、上野方面から水戸線経由で水戸方面へ運転される急行「つくばね」などの運転に活用されていたが、1997年の川島駅貨物取り扱い中止後は実質的に廃止状態となっていた。2006年2月頃から短絡線の撤去工事が始まり、同年5月の時点で踏切架線の撤去が完了しており、同年12月にはレール枕木バラストも撤去された。跡地には小山市が公園を建設する予定である。

<references/>

  • 1889年(明治22年)1月16日 - 【開業】水戸鉄道小山~水戸 【駅新設】結城・下館・岩瀬・笠間・太田町・内原*・水戸*
  • 1889年(明治22年)4月16日 - 【駅新設】伊佐山
  • 1889年(明治22年)5月25日 - 【駅名改称】伊佐山→川島、太田町→宍戸
  • 1890年(明治23年)12月1日 - 【駅新設】福原
  • 1892年(明治25年)3月1日 - 【譲渡】水戸鉄道→日本鉄道
  • 1894年(明治27年)1月4日 - 【駅新設】*赤塚
  • 1895年(明治28年)7月1日 - 【駅新設】友部(日本鉄道海岸線 土浦~友部間開業)
  • 1895年(明治28年)9月25日 - 【駅新設】新治
  • 1898年(明治31年)5月8日 - 【駅新設】稲田
  • 1904年(明治37年)4月1日 - 【駅新設】(貨)羽黒
  • 1906年(明治39年)11月1日 - 【買収・国有化】日本鉄道→官設鉄道
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 【国有鉄道線路名称設定】水戸線小山~友部(友部~水戸間は常磐線に編入)
  • 1910年(明治43年)7月20日 - 【貨物駅→一般駅】羽黒
  • 1937年(昭和12年)12月1日 - 【駅新設】東結城
  • 1941年(昭和16年)8月10日 - 【駅休止】東結城
  • 1950年(昭和25年)8月23日 - 間々田~結城間の短絡線(小山駅構内)開設
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 【駅新設】小田林【駅営業再開】東結城
  • 1967年(昭和42年)2月1日 - 【電化】全線
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 【承継】東日本旅客鉄道(第1種)、日本貨物鉄道(第2種)
  • 1988年(昭和63年)6月20日 - 【駅新設】玉戸・大和
注:*印は現在常磐線となっている駅

[編集] 駅一覧・接続路線

駅名営業キロ接続路線所在地
小山駅0.0東日本旅客鉄道:東北新幹線東北本線宇都宮線)・両毛線栃木県小山市
小田林駅4.9 茨城県結城市
結城駅6.6 
東結城駅8.3 
川島駅10.4 筑西市
玉戸駅12.5 
下館駅16.2真岡鐵道真岡線関東鉄道常総線
新治駅22.3 
大和駅25.9 桜川市
岩瀬駅29.6 
羽黒駅32.8 
福原駅37.0 笠間市
稲田駅40.1 
笠間駅43.3 
宍戸駅48.5 
友部駅50.2東日本旅客鉄道:常磐線水戸駅方面へは直通列車あり)

※小山駅のみ大宮支社が管轄、その他は水戸支社の管轄である。

[編集] 過去の接続路線

[編集] 関連項目

JR東日本東京近郊路線</dt>
東海道本線湘南電車)・横須賀線湘南新宿ライン山手線埼京線赤羽線)・南武線鶴見線武蔵野線横浜線京浜東北線根岸線相模線中央本線快速各駅停車)・青梅線五日市線八高線宇都宮線東北本線)・常磐線各駅停車快速)・川越線高崎線上越線両毛線水戸線総武本線快速各駅停車)・京葉線外房線内房線成田線東金線伊東線</dd>

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