民間語源
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民間語源(みんかんごげん)とは、ある語の由来について、言語学的な根拠がなかったり、誤りだと分かっていたりする説明のことである。語呂合わせに近いものが多い。民俗語源、通俗語源、語源俗解とも呼ぶ。
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[編集] 概要
日常使う語や成句の由来(語源)に興味を持つ人は少なくないが、必ずしも言語学的に正しい説明がなされているわけではない。また正しい語源が判明していても、誤った説のほうが広く流布していることがある。これらが民間語源と呼ばれる。
多くは似た発音の語と結び付けるものであり、異分析が頻繁に見られる。英語では、asparagus(アスパラガス)が sparrow grass に由来するという俗説や、history(歴史)が his story に由来するという俗説が有名である。
日本語は、漢字で固定化された民間語源が見られることが特徴的である。例えば「馬鹿」や「師走」の漢字は、正しい語源を表しておらず、民間語源に基づいている。
こじつけた民間語源は笑いの対象となることがあり、落語『千早振る』などはそれを表したものである。
[編集] 日本語に見る民間語源
日本語においても、地名などに関して多くの民間語源が見られる。駄洒落的なものもあったり、外来語を語源としてそれらしく語られることもある。
[編集] 地理
- 現在の五島列島(五島市)のことを指した「チカシマ」(古事記では「知訶島」、風土記では「値嘉島」)の語源は「近いから」という説。
- 「隠岐(オキ)」こと隠岐島は、「沖の島」であるところから名づけられたという説。
[編集] 言語
- 肥筑方言のひとつである「ばってん」は、英語の"but and"または"but then"によるとする説。実際の語源は、「~ばとて」に由来するという言い回しで、江戸時代に成立したという文摘が残っている。
- 阿呆(アホ)の語源は英語の"ass hole"であるという説。実際の語源は、中国・江南地方の方言からとされている。
[編集] 関連項目

