歌謡曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この項目では音楽のジャンルについて説明しています。

  • 楽譜を収録した月刊誌については歌謡曲 (雑誌)をご覧ください。
  • とんねるずの楽曲については歌謡曲 (とんねるず)をご覧ください。

歌謡曲かようきょく)とは、日本ポピュラー音楽の1つのジャンル。ケースにより、いくつかの意味で使われるが、おおむね以下の意味である。

  1. 広義では、日本のポピュラー音楽全般のうち、歌詞のあるものを指す。従って、器楽曲(インストゥルメンタル)や、民謡などの純邦楽、童謡など子供向けに作られた楽曲(キッズソング)などは含まれないと考えられる。
  2. 狭義では、上の分類からさらにロックフォークジャズフュージョンなど欧米のポピュラー音楽の影響が薄い、歌詞に重点を置いた音楽を指す。現在、具体的には演歌やムード歌謡、戦前から昭和20年代の歌謡曲は、クラシック的な歌曲、欧米の舶来のポピュラー音楽のカヴァー曲など、広いカテゴリーを持っている。演歌とみられがちな古賀メロディーも、その初期はマンドリン・ギター音楽の研鑽から作られたものが多く、洋楽調の曲が多かった。
  3. 最狭義の歌謡曲としては、狭義の歌謡曲から更に演歌等を除外し、演歌とポップスとの中間的な曲調の大衆音楽の歌を歌謡曲と呼ぶこともある。

広義の意味では、日本の歌詞のあるポピュラー音楽のほとんど全て(演歌もJ-POPも)が含まれる。「J-POP」などの言葉が流布された1990年代以降、「歌謡曲」という言葉はあまり使われなくなってきている。

目次

[編集] 「狭義の歌謡曲」の分類

  1. 服部良一吉田正などの、洋楽的要素を取り入れた歌謡曲。ただし歌謡曲のほぼ全ては洋楽の影響を受けており、使用する楽器音階などが純邦楽調である歌謡曲作品は非常に少ない。
  2. 演歌については演歌を参照。なお若年層の一部に「演歌=日本の古典的な音楽」という認識が存在するようだが、「演歌」と呼ばれる曲のほぼ全ては西洋音楽の影響を受けており、江戸時代以前の純邦楽とは異なることに注意が必要。
  3. ムード歌謡:曲調からは演歌ともいえず、むしろラテン、ハワイアン、ジャズなどの洋楽的要素を取り入れて、大人の雰囲気を漂わせたような作品。例えば、フランク永井石原裕次郎の作品など。ただし演歌などと明確に分類することは困難。
  4. J-POP:特に歌唱力を求められない歌や、難解ではなく歌いやすい歌などは「歌謡曲」と呼ばれることがある。カラオケで頻繁に歌われる曲など、誰でも歌える、メロディーよりも歌詞に重きを置いた曲など。
  5. アイドルによる歌謡曲については、アイドル歌謡曲を参照。
  6. コミックソング:お笑い関係のタレントによる作品。例えば、とんねるずによる作品の一部など。
  7. その他クラシックの格調と気品がある楽曲。藤山一郎のような声楽家、淡谷のり子二葉あき子ら音楽学校出身者らが歌ったもの。

とはいえ上記の分類も絶対的なものではなく、それぞれ明確な線引きができる訳ではない。

[編集] 歌謡曲から除外されると思われるもの

  1. アニメソングについては、アニメソングアニソン歌手を参照。ただし、一部のアニメソングは、アニメソング専門の歌手ではなく、一般の歌手が歌うことがあり、その場合には、歌謡曲に含まれることがある。
  2. 特撮など子供向け実写TV作品の主題歌、挿入歌等。例えば、ウルトラマンシリーズの主題歌、仮面ライダーシリーズの主題歌など。
  3. 童謡は、通常除外されるが、歌謡曲の歌手が歌った場合には、歌謡曲に含まれることがある。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB