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この項目では天体の月について記述しています。暦の月については月 (暦)を、その他の用法については月 (曖昧さ回避)をご覧ください。

Moon
仮符号・別名 太陰
en:Luna
発見
発見方法 目視
軌道の性質
平均公転半径 384,400 km
離心率 (e) 0.0549
公転周期 (P) 27 日 7 時間 43.7 分
軌道傾斜角 (i) 5.1454°
地球の衛星
近地点 362,000 ± 4,000 km
遠地点 405,000 ± 2,000 km
物理的性質
赤道面での直径 3,474.8 km
表面積 3,800万 km2
質量 7.347673 × 1022 kg
平均密度 3.344 g/cm3
表面重力 1.622 m/s2,
または 0.165 G
脱出速度 2.378 km/s
自転周期 27 日 7 時間 43.7 分
アルベド(反射能) 0.12
赤道傾斜角 1.5424°
表面温度
最低 平均 最高
40K 250K 396K
大気の性質
大気圧 3 × 10-13 kPa
ヘリウム 25%
ネオン 25%
水素 23%
アルゴン 20%
メタン
アンモニア
二酸化炭素
調査中
外殻組成
酸素 43%
ケイ素 21%
アルミニウム 10%
カルシウム 9%
9%
マグネシウム 5%
チタン 2%
ニッケル 0.6%
ナトリウム 0.3%
クロム 0.2%
カリウム 0.1%
マンガン 0.1%
硫黄 0.1%
リン 500 ppm
炭素 100 ppm
窒素 100 ppm
水素 50 ppm
ヘリウム 20 ppm
■Project ■Template

(つき)は、地球の周りを公転する唯一<REF>地球の周りを周回する天体としてクルイシンがあるが、クルイシンは地球近傍天体であり、地球の衛星ではない。</REF>の自然の衛星

目次

[編集] 概説

太陽系の中で地球に最も近い自然の天体であり、人類が到達したことのある唯一の地球外天体でもある(2007年現在)。

地球にとっては地球から見える天体の中で太陽の次に明るいが、自ら発光はせず太陽光を反射し白銀色に光る。

英語では Moon、ラテン語で Luna と呼ばれる。古くは太陽に対して太陰ともいった。漢字の「月」は三日月の形状から変化したものである。日本語では「ツキ」というが、奈良時代以前は「ツク」という語形だったと推定されている。

また、広義には、ある惑星から見てその周りをまわる衛星を指す。例えば、フォボスは火星の月である。

月は天球上をほぼ4週間ごとの軌道で移動する。天空の移動速度は毎時 0.5 °程度である。また、天球上の軌道である白道も一定しており、黄道帯とよばれる黄道周辺 8 度の範囲におさまる。さらに2週間ごとに黄道を横切る軌道を描く。このとき星が月の後ろに隠れる現象を掩蔽、あるいは星食という。一等星や惑星の星食はめったに起こらない。

地球上から月を観測すると、毎日形が変わって見え、約29.3日周期で同じ形に戻る。このため、原始的な暦法では、この周期を「月」という、天体名と同じ単位として扱った文明が多い。このような暦法を太陰暦という。詳細は、月 (暦)を参照のこと。

[編集] 物理的特徴

直径は地球の約0.2724倍 (1/3.7)。これは地球サイズの惑星をめぐる衛星としては異常ともいえる大きさである。惑星と衛星の比率としては太陽系で最も大きい。また月の直径(3474km)は、木星のガニメデ (5262km)、土星のタイタン (5150km)、木星のカリスト(4806km)、木星のイオ (3642km)に次ぎ、衛星としては太陽系で5番目に大きく、太陽系の衛星の中でも巨大衛星として扱われている。月と太陽の見た目の大きさ(視直径)はほぼ等しく、約0.5度である。このため、他の惑星とは異なり、太陽が完全に月に重なる皆既日食や、金環日食が起こる。月の視直径は、腕を伸ばして(約50cm)持つ五円玉の穴(直径5mm)の大きさとほぼ同じである。

月の形状はほぼ球形だが、わずかに西洋梨型をしている。質量はおよそ地球の0.0123倍 (1/81)。表面積(3793万平方km)は地球の表面積の7.4%に相当し、アフリカ大陸とオーストラリア大陸を合わせた面積よりもわずかに小さい。地球中心から月の中心までの距離(平均)は、38万4403キロメートル。

月と地球のミニチュアモデル 月と地球の間の距離は38万4400km、これに対し地球の直径は1万2756km、月の直径は3474km。

月は、太陽系の惑星やほとんどの衛星と同じく、天の北極から見て反時計周りの方向に公転している。軌道は円に近い楕円形。軌道半径は38万4400kmで、地球の赤道半径の約60.27倍である。

月の秤動ひょうどう)月は地球に対して27日周期で少しずつ違った面を見せている。この月の見かけ上の揺れのことを月の秤動(ひょうどう)という。これにより月面の59%が地上から観測可能である。この画像は27日分の月の映像を、時間を縮めて並べたもの。大きくなったり小さくなったりしているのは、月が地球の周りを公転するさいに地球との距離が近くなったり遠くなったりしているため。

月の自転周期は27.32日で地球の周りを回る公転周期と完全に同期している。つまり地表からは月の裏側は永久に観測できない。これはそれほど珍しい現象ではなく、火星の2衛星、木星のガリレオ衛星であるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト、土星の最大の衛星タイタンなどにもあてはまる現象である。ただし、一致してはいても月の自転軸が傾いていることと軌道離心率が0でないことから、地球から見た月は秤動と呼ばれるゆっくりとした振動運動を行なっており、月面の59%が地上から観測可能である。

月の重力は地球に影響を及ぼし、太陽とともに潮の満ち引きを起こしている(潮汐作用)。地球上の生物のホルモンリズムにも影響を及ぼしていると俗説では言われることもある(いわゆるバイオリズム)が、月によって人間に加わる重力は、蚊一匹分と非常に小さいものにしかならないため、科学者の中では否定的な意見のほうが圧倒的である。

月の潮汐作用により、主に海洋と海底との摩擦(海水同士、地殻同士の摩擦などもある)による熱損失から、地球の自転速度がおよそ10万年に1秒の割合で遅くなっている。また、重力による地殻の変形によって、地球-月系の角運動量は月に移動しており、これにより月と地球の距離は、年約3.8センチメートルずつ離れつつある。この角運動量の移動は、地球の自転周期と月の公転周期が一致したところで安定となるため、地球-月間の距離はそこで安定すると考えられている。約50億年後には地球と月は常に同じ面を向けることが予測されている。

月はほとんど大気を持たず、表面は真空であると言える。そのため、気象現象が発生しない。このことは月面着陸以前の望遠鏡の観測からも推定されていた。また地質学的にも死んでおり、マントル対流が存在せず火山も確認されていない。水(熱水)の存在も確認されていないため、鉱石は存在しないと推定されている。地球のような液体の金属核は存在しないと考えられており、磁場は地球の約10000の1ときわめて微弱である。

[編集] 視覚的特徴

地球上から月を観察すると、月の大きさが変わっているように見える事がある。空高くに位置する場合と地平線または水平線近くに位置する場合とは、明らかに大きさに変化があり、前者の場合は小さく見え、後者の場合は大きく見える。

この現象については現在のところ具体的に解明されてはいないが、主に人間の目の錯覚によるものと言われている。心理学的な観点では地平線上には地球の台地(または海)という大きな物体が存在し、さらに木や建物、山などの物体も存在する、これらと月が同じ視野に入って見える場合、人間は無意識的にこれらの物体と月を比較し、月を大きく見ているというものである。逆に空高くに位置する場合は、比較となる対象物が存在しないために、小さく(実質的な目視上のサイズとして)見えるのである。心理学者の苧阪良二は、人間が天空を扁平なものとして捉えているためであると主張している。<ref>『地平の月はなぜ大きいか―心理学的空間論』講談社ブルーバックス,1985</ref>

前述の通り、月の視直径は、腕を伸ばして持つ五円玉の穴の大きさとほぼ同じである。空高くに位置する時の小さな姿は五円玉の穴にその全てが収まって見える。地平線近くにある大きな月の場合は、五円玉の穴に入りそうも無く思えるが、小さな月と同じように五円玉の穴に全てが収まってしまう。これは、五円玉の穴から月を見る事によって目の錯覚の要因となる比較対照が視野に入る事を防ぐために、大きな月も小さな月と同じようなサイズとなって見えていると考えられている。

[編集] 月の起源

月の石の放射性年代測定により、約45億5000万年前に誕生し35億年前までは微惑星の衝突が多発していたことが分かっている。

起源については、主に、他で形成されてさまよっていたものを地球が捕獲したとする捕獲説他人説)や、地球の自転による遠心力で分かれたとする分裂説親子説)、地球軌道近傍の物質が集積する際に地球と月が同時に出来たとする兄弟説双子説)が、長らく唱えられてきたが、いずれの説でも月の成因を矛盾なく説明することが出来ず行き詰まりを見せていた。

1975年になって、アポロが持ち帰った月の石の研究成果を踏まえて、地球と他の天体との衝突によって飛散した物質由来とする、いわゆるジャイアント・インパクト(巨大衝突)説が唱えられた。この説では、地球の形成期に火星程度の大きさの天体が地球に衝突して、地球の周辺にマントル物質が飛散し、それがやがて集積して月が形成されたというものである。集積に要した時間は1ヶ月~1年程度と考えられる。この説によれば、月の比重は3.34であり、地球の大陸地殻を構成する花崗岩(比重1.7~2.8)よりも大きく、海底地殻を構成する玄武岩(比重2.9~3.2)に近い点。また、衝突した天体のコアが沈んで地球のものと合体し、より軽いマントルから出来た月のコアが小さくが少ない点、月の巨大な質量や運動量の由来について説明することができる。

月内部の構造はアポロ計画の際に設置された月震計で明らかになった。中心から700km~800kmの部分は液体の性質を帯びており、液体と固体の境界付近などで月震が多発している。表面から60kmの部分が地球の地殻に相当し、長石の比率が高い。月表面のうち、主に地球を向いた面の北緯60度~南緯30度にわたる領域は光をあまり反射せず黒く見えることから、海と呼ばれている。海は月表面の35%を占める。海は溶けた玄武岩が隕石孔を埋めたためにできたもので、約20kmの厚みがある。海以外の部分は、小石が集まった角れき岩から構成されている。これは太陽系初期から残った微惑星の衝突によって生成したものである。なお、月の裏側には海が少なく、高地と呼ばれる急峻な地形からなる。表側と裏側の様相が異なる理由については、いくつかの説明が試みられているが、定説はまだ無い。

[編集] 月理学の発展

月の研究は望遠鏡による観察と、月面図の作成という形で始まった。これを月理学と呼ぶ。最初の月面図を作成したのはイギリスのウィリアム・ギルバートだと考えられている。ギルバートは1603年に亡くなっており、観察自体は1600年ごろのものだと考えられている。月面図自体が出版されたのは1651年と遅かった。ギルバートの観察は裸眼によるものであり、月理学のさきがけと言える。最初に望遠鏡で月面を観測したのは、イギリスのトーマス・ハリオットであった。ハリオットの月面図は1609年7月に作成された。有名なガリレオ・ガリレイのスケッチは1610年に描かれたものだ。先駆者の仕事と比較すると、特徴的な地形を精密に描いたこと、「山」の影の長さを計測し、「標高」を推定したことにおいて優れている。彼の計測により、月面の山が地球上の山よりも高いことが分かった。

[編集] 月の探査

月面を歩くバズ・オルドリン 1969年7月20日

[編集] 冷戦時代

月に到達した最初の人工物は、ソビエト連邦ルナ計画によって打ち上げられた無人探査機ルナ2号で、1959年9月13日に月面に衝突した。月の裏側を初めて観測したのは1959年10月7日に裏側の写真を撮影したルナ3号。初めて軟着陸に成功したのはルナ9号で、1966年2月3日に着陸し月面からの写真を送信してきた。1966年3月31日に打ち上げられたルナ10号は初めて月の周回軌道に乗った。

有人探査にむけては冷戦の影響下でアメリカ合衆国とソビエト連邦の間で熾烈な戦い(宇宙開発競争、スペース・レース)が行われた。人を月に送ることに成功したのはアメリカで、アポロ11号1969年7月20日、静かの海に着陸し、ニール・アームストロング船長が人類で初めて月面に降り立った。このアポロ計画1972年アポロ17号まで続けられた。

なお、俗説として月面着陸はでっち上げであった、あるいは宇宙飛行士は月面で宇宙人に遭遇していたとする、アポロ計画陰謀論も存在する。

[編集] アポロ計画以後

アポロ計画以後人類は月面を歩いていないが、2004年2月、アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュ2020年までに再び月に人類を送り込む計画を発表した。欧州宇宙機関 (ESA)、中国国家航天局 (CNSA)、日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA)、インド宇宙研究機関 (ISRO)にも月探査の計画がある。2003年9月27日に打ち上げられたESAのスマート1号は2005年月周回軌道に到達する見込みで、月の環境調査およびX線による月面地図作成を行う予定。中国は月面探査に積極的な姿勢をとっており、特に月面でヘリウム同位体であるヘリウム3の発掘を行い地球でエネルギー資源として用いることを狙っていると言われる。

日本ではLUNAR-AとSELENEの2つの計画があり、月探査計画LUNAR-Aではペネトレータと呼ばれる槍状の探査機器を月面に打ち込み、月の内部構造を探る計画だったが、2007年に計画中止が決まった。月探査周回衛星計画SELENEは月の起源と進化の解明のためのデータを取得することと、将来の月探査に向けての技術の取得を目的としている。2007年夏に打ち上げ予定で、約1年間、月を周回してデータを集める。JAXAの長期計画には有人の月面基地も含まれる。

[編集] 文化における月

[編集] 西洋

古来より月は太陽と並んで神秘的な意味を付加されてきた。ヨーロッパ文化圏では太陽が金色・黄色で表現されるのに対し、月は銀色・白で表されることが多い。西洋では月が人間を狂気に引き込むと考えられ英語で"lunatic"とは、気が狂っていることを表す。また満月の日に人狼は人から狼に変身し、魔女たちは黒ミサを開くと考えられていた。その影響から満月の日は他の日よりも自殺や殺人などの発生件数が多いといった都市伝説は日本でも比較的流布している。ただし精神科医アーノルド・L・リーバーの研究によると、満月の日に殺人交通事故が激増するという説には統計上、有意な裏付けがあるという。

神話においては、ギリシャ神話の月の女神は元々セレネであるが、後にアルテミスヘカテと同一視され、月が満ちて欠けるように3つの顔を持つ女神とされるようになった。ローマ神話ではルナがセレネと、ディアナがアルテミスと同一視されたので、ここでも月神は2つの顔を持つとされた。これらの神々は一般にあまり区別されない。ルナ Luna の名はロマンス語ではそのまま月を表す普通名詞となった。また、英語などではセレネから派生した selen-, seleno- という月を表す語根・接頭辞が存在する。元素周期表でテルル(地球)の真上に位置し、あとから発見されたセレンはこの語根から命名された。

月の模様の表現としては、カニの姿とみたものがある。

[編集] 東洋

東洋では月はの象徴となり、女性と連関すると考えられていた。故に月経と呼ばれ、『竹取物語』では竹から生まれた絶世の美女かぐや姫は、月の出身と明かし、月に帰っていった。他に日本では、月の海は、ウサギがもちつきをしている姿に見立てられる。

中国の伝説では、月にはの木が生えているとされ、呉剛という男が切ろうとしているとも言われる。また、夫の羿を裏切った嫦娥の変じた蝦蟇(ヒキガエル)が住んでいるともいわれる。

なおタイには、月の町と呼ばれる県があり、その県章には月とウサギが描かれている。

古代中国では月の模様をウサギの姿とみる見方があり、月のことを玉兎(ぎょくと)と呼び、月とウサギとの由来はインド仏教説話集ジャータカからとされる。また、月の通り道にそって28の星座を作り、これを「28宿」と呼び、月は1日にこの星座を1つずつ訪ねて天空を旅していくと考えられていた。

[編集] 季語としての月

俳句の世界で単に「月」と言った場合、それは秋の月。月は、に対して、季語である。「木の間よりもりくる月のかげ見れば心づくしの秋は来にけり」よみびと知らず(『古今和歌集』)、「月見れば千々にものこそかなしけれ我が身ひとつの秋にはあらねど」大江千里(同)など、秋の月を賞し、月に物思うこころは古くから歌に作られている。

例句

  • 秋もはやはらつく雨に月の形(なり) 芭蕉
  • 月天心貧しき町を通りけり 蕪村

傍題

  • 上弦
  • 下弦(かげん・げげん)
  • 弓張月(片割月・弦月・半月)
  • 月の舟
  • 月の弓
  • 上り月
  • 下り月(降り月・望くだり)
  • 有明(有明月)
  • 朝月(朝月夜(あさづくよ))

[編集] 月見

満月(主に秋)を愛でる行事。中秋の名月・十五夜。月見の記事参照。

[編集] イスラム社会


トルコ共和国国旗

トルコ共和国、パキスタンモルディブマレーシアなどの国では国旗新月(一般的には三日月と認識されることが多い)が描かれている。これらの国ではムスリムが国民の圧倒的多数を占める、ないしイスラム教国教としているため、新月はイスラム教の意匠であると思われることが多いが誤解である(偶像崇拝の禁止が定められているため、月の崇拝も禁じられる)。コンスタンティノープルにおいては古くから新月がシンボルとして用いられており、オスマン帝国によってイスラム教共通の意匠として広めようと試みられた。今日、月を国旗に採用しているイスラム国家がそれほど多くはないのは、帝国の衰退とともに独立した諸国が、新月を採用しなかったためとされる。太陰暦であるイスラム暦との関連性を指摘する説もある。

また、赤十字社の十字がキリスト教を連想されるという理由でイスラム圏では赤新月が用いられ名称も赤新月社としている。

[編集] パラオ


パラオの国旗

パラオの国旗は、明るい青の上に金黄色の満月を描いている。シンプルなデザインではあるが、パラオの人々にとっては特別な意味を含んでいる。月はパラオの人々にとって収穫や、自然の循環、年中行事に重要な役割を果たす。

[編集] その他

北欧において「妊娠した女性は月を見てはいけない」、あるいは「イヌイットの娘は月を見ると妊娠するから月を見ない」、アイスランドにおいて「子供が精神障害になるから妊婦が月に顔を向けてはいけない」など女性が月を見ることを禁忌とした伝承はいくつかある。アメリカインディアンは、月の模様を女性の顔と見たものがある。

[編集] 月齢と呼び名

地球から見て太陽と月が同じ方向になる瞬間を(さく)または新月と言い、太陰暦太陰太陽暦では朔を含む日を月初(1日)とする。

和暦中国暦の太陰太陽暦では約29.3日の周期を30日の大月と29日の小月で調整するため、毎年月の日数が異なり煩雑で記憶できないので毎年大小暦を作成し参照していた。(これに絵を描いたものが後に浮世絵になった。)ちなみに30日(または29日)は晦日、一年の終わり月の30日(または29日)は大晦日である。

朔からの経過時間を日の単位で表したものを月齢という。朔の瞬間が月齢0であるので、その日の深夜0時の月齢に1を足したものが、グレゴリオ暦採用以後作成している日本の旧暦の日付ということになる。

月齢に応じて、月には様々な呼び名(月名:げつめい)と月相(弦・望・晦・朔)がある。

月齢 呼び名
0 1 新月、朔
1 2 二日月、既朔
2 3 三日月(みかづき)
7.5 7 上弦の月、弦月(ゆみはり)・七日月
9 10 十日夜(とうかんや)
12 13 十三夜月・十三日月
13 14 小望月(こもちづき)・十四日月
14 15 満月・望・十五日月
15 16 十六夜(いざよい)・十六日月
16 17 立待月(たちまちづき)・十七日月
17 18 居待月(いまちづき)・十八日月
18 19 寝待月(ねまちづき)・十九日月
19 20 更待月(ふけまちづき)・二十日月
22.5 23 下弦の月・二十三日月
25 26 二十六日月
27 28 つごもり・二十七の月

[編集] 月面の地名

[編集] クレーター

Category:月のクレーターも参照のこと。

[編集] 山・山脈

[編集] 海・大洋

月の海も参照。

[編集] 月に関連した作品

[編集] 物語

[編集] 和歌

  • 藤原道長 この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば(1018年寛仁2年)、威子立后の日に道長邸で酒宴が行われた際、道長が批判者である政敵・藤原実資に向かって即興で歌った(このことは道長批判を全体的に扱った実資の日記『小右記』に記載された)。)

[編集] 俳句

  • 松尾芭蕉 このほたる田ごとの月とくらべ見ん(田ごとの月で有名な信州更級の秋の月見にちなみ、瀬田川に群れ飛ぶ蛍を見たときに詠んだ句。)

[編集] SF

[編集] テレビドラマ


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


  • スペース1999(ITC製作のSFシリーズ。1999年、月面に廃棄されていた核廃棄物質が爆発することにより、月が地球の軌道を離れて宇宙を放浪、月面基地に残された人たちの労苦、異星人との出会いを描く)
  • 人類、月に立つ[FROM THE EARTH TO THE MOON](HBO製作のドキュメンタリー劇。1998年。全12話。映画『アポロ13』主演の俳優トム・ハンクスが製作総指揮である。初めに月着陸を果たしたアポロ11号や月へ向かう間に爆発事故を起こしたアポロ13号を含め、アポロ計画全体を描いている。)

[編集] 小説

[編集] 漫画

[編集] アニメ

[編集] PC用ゲーム

[編集] テレビゲーム

[編集] 映画

[編集] 舞台

  • 1999...月が地球にKISSをする(小室哲哉プロデュースのミュージカル。1995年)

[編集] 特撮

[編集] 音楽

[編集] クラシック音楽、現代音楽

[編集] 伝統邦楽

  • 平家琵琶『月見』
  • 『月宮殿』(別名・鶴亀)
  • 大蔵流狂言『月見座頭』
  • 地歌『月見』 (小野川検校)
  • 地歌(箏曲)『月見曽我』 (作曲者不詳)
  • 地歌(箏曲)『所縁(ゆかり)の月』 (鶴山勾当)
  • 地歌(箏曲)『残月』 (峰崎勾当)
  • 地歌(箏曲)『梅の月』 (峰崎勾当)
  • 地歌(箏曲)『月』 (峰崎勾当)
  • 地歌(箏曲)『松陰の月』 (作曲者不詳)
  • 地歌(箏曲)『深夜の月』 (松浦検校)
  • 地歌(箏曲)『墨絵の月』 (房崎勾当)
  • 箏曲『雪月花』 (三橋検校)
  • 箏曲『新雪月花』 (吉沢検校)
  • 箏曲『最中の月』 (菊原琴治)
  • 山田流箏曲『雨夜の月』 (初代中能島松声)
  • 荒城の月変奏曲』-箏・胡弓二重奏- (宮城道雄編曲)
  • 都山流尺八本曲『湖上の月』 (初代中尾都山)
  • 都山流尺八本曲『慷月調』 (初代中尾都山)
  • 都山流尺八本曲『夕月』 (初代中尾都山)
  • 都山流尺八本曲『寒月』 (初代中尾都山)
  • 長唄『月の巻』 (四世杵屋六三郎)
  • 常磐津『夕月船頭』 (五世岸沢式佐)

[編集] 日本語の芸術歌曲、民謡、童謡

  • 『荒城の月』(作詞:土井晩翠、作曲:滝廉太郎
  • 『潤月棹歌』 (柴田南雄)
  • 文部省唱歌『朧月夜』 (作詞 : 高野辰之、作曲 : 岡野貞一 )
  • 童謡『月の沙漠』(作詞:加藤まさを、作曲:佐々木すぐる)
  • 童謡『十五夜お月さん』(作詞:野口雨情、作曲:本居長世
  • 童謡『雨降りお月さん 』(作詞 : 野口雨情、作曲 : 中山晋平)
  • 童謡『うさぎ』(作詞作曲:不詳)
  • 福岡県民謡『炭鉱節』
  • 『月ぬかいしゃ』(沖縄八重山地方子守唄)

[編集] 日本の歌謡曲、ポップス、アニメ・ゲーム主題歌等

[編集] 洋楽

[編集] 慣用句

  • 月下翁
  • 月と鼈
  • 胸の月
  • 心の月
  • 月よ花よ
  • 月よ星よ
  • 閉月羞花
  • 猿猴捉月
  • 月下氷人
  • 雲心月性
  • 花鳥風月
  • 月の前の灯
  • 月夜に提灯
  • 呉牛月に喘ぐ
  • 月に叢雲花に風
  • 月夜に釜を抜かれる
  • 月を指せば指を認む
  • 月満つれば則ち虧く

[編集] 脚注

<references/>

[編集] 関連項目

ウィキクォート月に関する引用句集があります。
ウィクショナリーに関する記事があります。

[編集] 外部リンク

太陽系
太陽
惑星水星 | 金星 | 地球 | 火星 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星
準惑星メインベルトの準惑星ケレス ) | 冥王星型天体冥王星 | エリス
太陽系小天体流星物質 | 小惑星 | 太陽系外縁天体 | 彗星オールトの雲
惑星の衛星地球(月) | 火星 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星
準惑星の衛星冥王星 | エリス小惑星の衛星
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