日本ラグビーフットボール選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本ラグビーフットボール選手権大会にほん - たいかい)は日本ラグビーフットボール協会などが主催するラグビーの全国大会である。

目次

[編集] 概要

元々1960年 - 61年シーズンに日本協会招待NHKカップとしてスタートしたもので、大学と社会人のそれぞれの全国大会優勝チームが出場して一発勝負で優勝を争った。毎年1月15日に国立競技場で行われ、成人の日(当時)の風物詩のひとつだった。新日本製鐵釜石(現・釜石シーウェイブス)と神戸製鋼(現神戸製鋼コベルコスティーラーズ)の7連覇は有名。

1996年 - 1997年シーズンから出場枠を一部拡大し、社会人の上位3チームと大学の上位2チームの5チームで争われ、1997-1998年シーズン~2002年 - 2003年シーズンは社会人、大学ともベスト4のチームに出場資格が与えられた。

2003年 - 2004年シーズンからはさらに拡大し、トップリーグの上位8チーム、大学選手権2次予選リーグの上位6チームを始め22チームが出場できるようになり、クラブチームにも出場枠が与えられた。当初、ラグビージャパンカップという名称を使用する予定だったが、その後日本選手権の名称を引き続いて使用することになった。

しかし、開催費用と参加チームの財政的・時間的負担が多くなったことから、2004年-2005年シーズンからレギュレーションを再び変更し8チームによるトーナメントで開催することになった。出場資格は以下のとおり。

  • 当該年度のトップリーグ、マイクロソフトカップ・トップ8トーナメントで優勝したチーム(※)
  • それ以外のトップリーグで上位に入ったチーム(※)
  • 入れ替え戦「トップチャレンジシリーズ」の1位プレーオフ(トップ・チャレンジ1)で優勝したチーム
  • 全国クラブ選手権優勝チーム
  • 全国大学選手権の優勝、準優勝チーム

(※)トップリーグ枠はリーグ戦の原則上位3チームであるが、リーグ戦上位3チームのいずれかがマイクロソフトカップに優勝した場合には、トップリーグ4位のチームが繰り上げ出場の権利を得る。同一チームがトップリーグとマイクロソフトカップの2冠を制した場合はトップリーグ2位のチームがマイクロソフトカップ優勝枠扱いで出場できる。

これによりトーナメントの方式も一部変更され準決勝までは4チームずつのステップラダー方式を取り入れる。

  • 1回戦は全国大学選手権優勝チームと全国クラブ選手権チーム、全国大学選手権準優勝チームとトップチャレンジ1優勝チームが対戦。
  • 2回戦は1回戦の勝者とトップリーグの上位チーム(トップリーグ優勝、マイクロソフトカップ優勝チーム以外)が対戦。
  • その勝者とトップリーグ優勝チーム、マイクロソフトカップ優勝チームとで準決勝を行い、更にその勝者同士で決勝戦を行う。

2006年-2007年シーズンからはマイクロソフトカップがトップリーグ4強によるプレーオフとなり、その4チームがそのまま日本選手権にも出場することになった。

[編集] 歴代優勝チーム

年度 優勝チーム スコア 準優勝チーム
日本協会招待NHKカップ
1960年 1 八幡製鉄 50 - 13 日本大学
1961年 2 同志社大学 17 - 6 近鉄
1962年 3 八幡製鉄 25 - 6 明治大学
日本ラグビーフットボール選手権大会
1963年 1 同志社大学 18 - 3 近鉄
1964年 2 八幡製鉄 15 - 6 法政大学
1965年 3 早稲田大学 12 - 9 八幡製鉄
1966年 4 近鉄 27 - 11 早稲田大学
1967年 5 近鉄 27 - 14 法政大学
1968年 6 トヨタ自動車工業 44 - 16 慶應義塾大学
1969年 7 日本体育大学 29 - 13 富士製鉄釜石
1970年 8 早稲田大学 30 - 16 新日本製鉄釜石
1971年 9 早稲田大学 14 - 11 三菱自動車工業京都
1972年 10 リコー 35 - 9 明治大学
1973年 11 リコー 25 - 3 早稲田大学
1974年 12 近鉄 33 - 13 早稲田大学
1975年 13 明治大学 37 - 12 三菱自動車工業京都
1976年 14 新日本製鉄釜石 27 - 12 早稲田大学
1977年 15 トヨタ自動車工業 20 - 10 明治大学
1978年 16 新日本製鉄釜石 24 - 0 日本体育大学
1979年 17 新日本製鉄釜石 32 - 6 明治大学
1980年 18 新日本製鉄釜石 10 - 3 同志社大学
1981年 19 新日本製鉄釜石 30 - 14 明治大学
1982年 20 新日本製鉄釜石 21 - 8 同志社大学
1983年 21 新日本製鉄釜石 35 - 10 同志社大学
1984年 22 新日本製鉄釜石 31 - 17 同志社大学
1985年 23 慶應義塾大学 18 - 13 トヨタ自動車
1986年 24 トヨタ自動車 26 - 6 大東文化大学
1987年 25 早稲田大学 22 - 16 東芝府中
1988年 26 神戸製鋼 46 - 17 大東文化大学
1989年 27 神戸製鋼 58 - 4 早稲田大学
1990年 28 神戸製鋼 38 - 15 明治大学
1991年 29 神戸製鋼 34 - 12 明治大学
1992年 30 神戸製鋼 41 - 3 法政大学
1993年 31 神戸製鋼 33 - 19 明治大学
1994年 32 神戸製鋼 102 - 14 大東文化大学
1995年 33 サントリー 49 - 24 明治大学
1996年 34 東芝府中 69 - 8 明治大学
1997年 35 東芝府中 35 - 11 トヨタ自動車
1998年 36 東芝府中 24 - 13 神戸製鋼
1999年 37 神戸製鋼 49 - 20 トヨタ自動車
2000年 38 神戸製鋼
サントリー
27 - 27 (史上初の両チーム優勝)
2001年 39 サントリー 28 - 17 神戸製鋼
2002年 40 NEC 36 - 26 サントリー
2003年 41 東芝府中 22 - 10 神戸製鋼
2004年 42 NEC 17 -13 トヨタ自動車
2005年 43 東芝府中
NEC
6 - 6 (5年ぶり2度目の両チーム優勝)
2006年 44 東芝 19 - 10 トヨタ自動車

[編集] 放送について

大会を共催するNHK総合テレビにて2回戦以降の試合を生中継及び録画中継している。

また、J SPORTSでは全試合生中継を行っている。

[編集] NHK中継をめぐる顛末

2004年度(第42回)の決勝戦『NEC - トヨタ自動車』(2005年2月27日)は当初、NHK総合テレビで生中継を行う予定になっていたが、決勝戦開催前にNHK側の都合で深夜の録画中継に変更された。これは当時NHKが特集番組改変をめぐる政治介入問題で朝日新聞と対立しており、審判のジャージの胸部分にある「朝日新聞」の表記が理由で生中継を録画に変更したものと見られるが、この変更に対しNHKに900件もの抗議が殺到。生中継を楽しみにしていたファンの一部が秩父宮ラグビー場に足を運んだりするなどの混乱が生じた。

結局、二転三転の末、決勝戦当日は深夜の録画中継から再び生中継に戻し、当初の予定通り生中継された。ただし、その日の新聞朝刊のテレビ欄では深夜のままだった。

なお、NHKには決勝戦当日までに4,043件もの意見が寄せられた。

[編集] 外部関連記事

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB