掛川市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

<tr> <td style="border-color: #aaa; border-style: none none solid; background-color: #f0f0f0; text-align: center;">市の木</td> <td colspan="2" style="border-color: #aaa; border-style: none none solid solid">キンモクセイ </td></tr> <tr> <td style="border-color: #aaa; border-style: none none solid; background-color: #f0f0f0; text-align: center;">市の花</td> <td colspan="2" style="border-color: #aaa; border-style: none none solid solid">キキョウ </td></tr> <tr> <td style="border-color: #aaa; border-style: none none solid; background-color: #f0f0f0; text-align: center;">市の鳥</td> <td colspan="2" style="border-color: #aaa; border-style: none none solid solid">ウグイス </td></tr>

<td colspan="2" style="border-style: solid none none solid; border-color: #aaa; text-align: right;">北緯34度46分8秒
東経137度59分54秒
掛川市のデータ
日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県 
団体コード 22213-5 
面積 265.63km².
総人口 115,334
(住民基本台帳人口、2007年1月末日)
隣接自治体 袋井市森町島田市菊川市御前崎市 
掛川市役所
所在地 〒436-8650  静岡県
 掛川市長谷一丁目1番地の1
電話番号 0537-21-1111 
外部リンク 掛川市の公式サイト 
位置

拡大表示(SVGファイル対応ブラウザのみ)
Template (■ノート ■解説) 日本の市町村pj

掛川市(かけがわし)は、東海地方の中部、静岡県西部地区の

目次

[編集] 概要

誘致に成功したJR東海道新幹線掛川駅
報徳思想の中心地のシンボルとしてJR東海道本線掛川駅北口に建立された二宮金次郎

小型の城下町から発達した地方都市である。天正時代には山内一豊の城下町であったため、この縁で高知市高知県中部)との交流関係が深い。江戸時代には掛川藩の城下町となり、東海道掛川宿日坂宿宿場町でもあった。

牧之原台地のすぐ西に位置しており、緑茶の栽培は全国屈指の産出量を誇る。牧之原市が成立するまでは、荒茶の生産量全国1位であった。

東海道新幹線掛川駅東名高速道路掛川インターチェンジとともに工業団地(東部工業団地、旧大東町における上土方工業団地)の誘致に成功、拠点都市としての性質を強めると同時に製造品出荷額1兆円を超える県内有数の工業都市となり、脆弱であった財政基盤は大幅に改善された。

スローライフ」を宣言しており、郊外化スプロール現象の促進とは正反対で、中心市街地の活性化で個性を強化する路線を掲げており、中心市街地活性化法TMO)の実践が顕著である。

2005年4月1日に、旧掛川市、大東町大須賀町の1市2町が合体合併して、現在の掛川市となった。においては、佐野郡(さやぐん)、又は小笠郡の一角である。

2006年財政力指数が1.033となり、初めて普通交付税不交付団体となった。

[編集] 地理

粟ヶ岳から望む掛川市内

牧之原台地の西に位置する。南北に約30km、東西に約16kmの距離がある。

[編集] 都市名の由来

  • 中心部を流れる逆川の流れが、切り立った崖のように見える点から「缺けた川」と呼ばれ、次第に略されて「懸川」となり、「掛川」と改名された。
  • 地元では、「かけがわ」を発音する際、「け」にアクセントをおいて発音する。しかし、JR(東海道新幹線)の駅内放送やテレビ番組のアナウンスでは「川」にアクセントをおかれている。
    • アクセントに違いが見られるのは、放送で用いられる共通語と掛川市内で用いられる遠州弁との間にアクセントの差異があるためとされる。同様に、共通語と遠州弁とで地名のアクセントに差異がある事例としては、静岡県磐田(いわた)市が挙げられる。

[編集] 地名の由来

  • かつては、高知県高知市はりまや橋の近くにも「掛川町」が存在した。これは、掛川から高知に移住した山内一豊の家臣が、居を構えた事に由来する。高知市の掛川町は、現在では「はりまや町」となっている。
  • 高知市には山内一豊が建立した「掛川神社」も存在する。この神社は、一豊が高知に入城した際、掛川城北東鬼門)にある龍尾神社を高知城の北東に勧請したものであり、掛川に因んで命名された。
  • 掛川市の「大坂」は、大坂(明治以後の大阪)から移住した住民が多かったために付けられた地名だといわれている。

[編集] 歴史

鎌倉時代には「懸川」として歴史書に描かれた。室町時代には戦国大名今川氏の配下の朝比奈氏の城下町として発展し、また信州塩尻に至る塩の道の始点であった。

[編集] 戦国時代から江戸時代まで

[編集] 明治時代から第二次大戦まで

[編集] 第二次大戦後

[編集] 政治・行政

[編集] 行政

[編集] 三役

[編集] 暫定市政
[編集] 戸塚市政
掛川市市長
氏名任期会派期・備考
0大倉重信2005年 - 2005年無所属市長決定まで市長職務執行者。旧大東町町長
1戸塚進也2005年 - 無所属元衆議院議員

[編集] 監査委員

  • 委員:後藤知彦(2005年~)
  • 委員:戸塚正義(2005年~)

[編集] 農業委員会

  • 会長:萩原治(2005年~)
  • 副会長:土屋巖(2005年~)

[編集] 教育委員会

[編集] 議会

  • 2代議長:加藤一司(2006年~)(親和会)
  • 2代副議長:水野薫(2006年~)(親和会)
掛川市議会議長
氏名任期会派期・備考
1菅沼茂雄2005年 - 2006年親和会---
2加藤一司2006年 - 親和会---
委員会構成
  • 議会運営委員会
  • 常任委員会
    • 総務委員会
    • 経済建設委員会
    • 文教厚生委員会
  • 特別委員会
    2005
    • 南北幹線道路網調査検討委員会
    • 新・市立総合病院問題委員会
    • 子育て支援・少子化対策委員会
    2006
    • 南北道・幹線道路委員会
    • 学校教育委員会
    • 広域行政問題委員会
  • 第1回掛川市議会議員選挙(新制。2005年)結果
会派名
30
親和会 23
みどりの会 4
日本共産党掛川市議員団 2
かけがわ21 1

[編集] 市政の混乱

[編集] 人事

[編集] 市町村合併

[編集] 農業用水目的外転用

  • 2003年、農業用水である大井川用水を市内の事業所が工業用水として目的外転用した問題が発覚した。『サンデープロジェクト』などの報道番組や経済誌等で特集報道され、「水泥棒」とのセンセーショナルな表現も一部で散見されるなど、大きな問題となった。
  • 2004年3月、静岡県から2007年までの暫定的な小笠工業用水の水利権許可を受ける暫定対応を実施した。また、大井川用水路、牧之原用水路の水を工業用水に正式に流用することで抜本的な解決を図ることになった。静岡県、静岡県大井川広域水道企業団による長島ダム使用権の工業用水一部転換申請が認可され、2007年1月9日、東遠工業用水道企業団が発足し、2007年4月1日工業用水の給水開始を目指している。<ref>目的外転用自体は、東遠地域での工業用水未整備、地下水の塩水化、農業用水の余剰など、複合的な要因で発生した問題であり、一概に悪と決めつけることはできない。問題の発覚から解決に至るまでは寸感_経済建設部付参事_1に詳しい。

</ref>

[編集] ごみ処理

ガス化溶融炉を備えるごみ処理施設。2005年9月5日に本番運用を開始した。掛川市掛川区域と菊川市のごみを処理する。
  • 掛川市環境保全センター(掛川市浜野)
沿岸部(大東・大須賀地区)のごみを処理する。

[編集] 警察

[編集] 犬のおまわりさん制度

  • 掛川市内を管轄する掛川地区防犯協会が導入した制度。
  • 市民が飼い犬を散歩させる際、専用の腕章を着用し、専用のリードを使用する。散歩中に不審者や犯罪行為を発見した場合、掛川警察署に通報する制度。

[編集] 消防・防災

  • 掛川市消防本部
    • 掛川消防署 - 市北部の旧掛川市域を管轄。
    • 南消防署 - 小笠地区消防本部南分署より改組。市沿岸部の旧大東町域と旧大須賀町域を管轄。
  • 掛川市消防団
  • 市町村防災行政無線を市内全域で運用。屋外スピーカーの設置のほか、全戸に個別受信装置を配布している。

[編集] 市歌

[編集] 市章

桔梗をモチーフに掛川の頭文字Kを図案化したもの。一般公募により決定された。

桔梗は掛川藩藩主であった太田氏の家紋であり、旧掛川市の市章や市花にもなっていた、掛川のシンボルであり、市内の学校の校章デザインにも多く採り入れられている。

[編集] 市の木

[編集] 市の花

[編集] 市の鳥

[編集] 市のCM

2004年度
「浦野くんの夕暮れ自転車散歩」
第3回しずおかふるさとCM大賞静岡県教育長賞受賞
2005年度
「ひろがった浦野くんの自転車散歩みち」
第4回しずおかふるさとCM大賞静岡県知事賞受賞
2006年度
「掛川市在住 浦野タカユキ、14歳。」
第5回しずおかふるさとCM大賞エントリー

[編集] 姉妹都市・提携都市

[編集] 国内の姉妹都市

[編集] 海外の姉妹都市

[編集] 一豊公&千代サミット

[編集] 大東サミット

[編集] 産業

[編集] 農業

全国最大規模の緑茶の栽培地であり、緑茶を用いた土産物も多い。尚、掛川茶振興協会による緑茶の産地表示は、下記の通りである。

  • 掛川茶
掛川市内と、同市に隣接する境界地域で生産された荒茶を100%使用した商品。
ただし、境界地域の荒茶を使用する場合、市内産の荒茶を50%以上含有しなければならない。
(※「境界地域」とは、市境に隣接して気候や土質、地形、栽培管理、製造方法などが市内と同様の地域。)
  • 掛川産掛川茶
掛川市内で生産された荒茶を100%使用した商品。

緑茶以外では、メロンいちごトマトバラの栽培が盛んである。

[編集] 工業

  • 工業出荷額:9183億円(2002年3月時点)

[編集] 商業

中心市街地の主な商店街・飲食店街には、連雀、塩町、肴町、中町などがある。掛川城の周辺では人力車が運行され、自動販売機にまで「なまこ壁」があしらわれており、旧城下町らしい街並が整備されている。

[編集] 市街地の建設規制

地区計画による城下町風街づくりの規制に、以下の物がある。

建物の用途
  • 葛川下俣線、駅前通り線、掛川駅大手線に面する建物の一階は、店鋪などの用途に限定する。
建物の壁面の位置
  • 都市計画道路の道路境界から1m以上離す。
建物の高さ制限
  • 高度利用地区以外の軒の高さ制限は15m。
建物の形態
  • 道路に面する部分は城下町風のイメージで統一。
  • 塔、屋外階段、付属する建物は主建物と一体化。
  • 外壁は白、黒、自然素材色。
  • 見え掛かり部分は石張り。
附帯設備
  • 道路、公園からの景観を妨げない位置に設置。
広告物
  • 屋外広告物は城下町風のイメージに調和させる。
  • 屋上広告塔は全面禁止。

[編集] 主な企業

[編集] 関連組織

[編集] 一部事務組合

  • 太田川原野谷川治水水防組合
  • 東遠広域施設組合
  • 小笠老人ホーム施設組合
  • 浅羽地域湛水防除施設組合
  • 東遠学園組合

[編集] 第三セクター

[編集] 学校

[編集] 大学

[編集] 高等学校

[編集] 中学校

  • 掛川市立大浜中学校
  • 掛川市立城東中学校
  • 掛川市立大須賀中学校

[編集] 小学校

  • 掛川市立東山口小学校
  • 掛川市立日坂小学校
  • 掛川市立曽我小学校
  • 掛川市立桜木小学校
  • 掛川市立和田岡小学校
  • 掛川市立原谷小学校
  • 掛川市立原田小学校
  • 掛川市立上内田小学校
  • 掛川市立大坂小学校
  • 掛川市立千浜小学校
  • 掛川市立土方小学校
  • 掛川市立中小学校
  • 掛川市立佐束小学校
  • 掛川市立横須賀小学校
  • 掛川市立大渕小学校

[編集] 地域

[編集] 言語

  • 一般的な日常会話(口語)としては、市内全域で遠州弁が話されている。又、旧遠江国に属しながらも、大井川を越えた旧駿河国に程近いという位置から、一部では静岡弁(駿河弁)も話されており、遠州弁と静岡弁の混在したアクセントも見受けられる。
  • 公式な場での発言、あるいは書き言葉(書記言語)としては、市内全域で日本語共通語)が使用されている。

[編集] 通信

市内全域がNTT西日本静岡支店の営業区域である。市外局番は市の大半の地域で0537であるが、市南西部の本谷地区、山崎地区は0538である。

[編集] 交流

[編集] 地域SNS

掛川市役所が、地域ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)用のウェブサイトとして「e-じゃん掛川」を開設した。掛川市役所IT政策課情報化推進係を中心として運営が行われている。さまざまなコミュニティが存在し、地域住民間の交流を深める狙いがある。2006年12月現在、SNSへの会員登録は市民以外にも開放されており、会員からの招待がなくても登録可能である。

[編集] 医療

市内全域で医薬分業が浸透している。特に、掛川市立総合病院では、処方箋を処方箋薬局に対しファックスで送信するサービスを実施しているため、かかりつけ薬局に行けば、即時に薬を受け取る事ができる。

[編集] ガス

市内中心部では、静岡ガス系の都市ガス会社、中遠ガスによって都市ガス(13A、熱量46MJ)が供給されている。郊外では戸別または集中方式によるLPガスを使用している。

[編集] 思想

[編集] 報徳思想

掛川駅前の二宮金次郎像
  • 二宮尊徳(幼名二宮金次郎)とその弟子たちが提唱した経済学説・農村復興運動「報徳思想」が盛んである。二宮尊徳の弟子たちによって遠州地方に報徳思想が説かれ、現在では全国団体である社団法人大日本報徳社が掛川に置かれ、各地、各事業所の報徳社(社団法人)を統括している。
  • 遠州地方から起業家が多く輩出される理由として、一説には浜松を中心とした「やらまいか精神」と、掛川を中心とした報徳思想が起業家に大きな影響を与えたためとされる。
  • 掛川駅北口には、明治天皇愛蔵の二宮金次郎立像(2005年現在、明治神宮蔵)を模した二宮金次郎像が建立されている。
  • 遠江国報徳社(後の大日本報徳社)社長岡田良一郎1839年1915年)が、全国初の信用金庫である掛川信用金庫の前身「勧業資金積立組合」や、静岡県立掛川西高等学校の前身「冀北学舎」を設立した。
  • 報徳思想は、あくまで農村復興運動や、幕府の財政再建などの理論的支柱となった経済学説である。希に混同されるが、あくまで学説・思想であり、宗教宗派などとは一切関係が無い。そのため、全国各地の報徳社も宗教法人ではなく社団法人である。

[編集] 生涯学習

  • 旧掛川市長の榛村純一が、生涯学習と都市造りを結び付け、全国初の「生涯学習都市宣言」を行った。(2005年の新設合併によって失効)
  • 向都離村の社会が地域と両親を否定するとの考えに立ち、土地条例、30億円の市民募金による東海道新幹線掛川駅建設など、生涯学習をキーワードとし、様々な市の事業と有機的に結び付けた。

[編集] スローライフ

[編集] 交通

[編集] 鉄道路線

掛川駅、掛川市役所前駅西掛川駅桜木駅いこいの広場駅細谷駅原谷駅原田駅

※ かつてはこれ以外に、海岸部を静岡鉄道駿遠線が走っていた。1914年に中遠鉄道として開業し、1967年8月に廃止された。

[編集] バス路線

[編集] 主な道路

道の駅

[編集] 旧街道

[編集] 文化・芸術施設

  • 掛川市立中央図書館
  • 掛川市立大須賀図書館
  • 掛川市二の丸美術館
  • ふじ美術館
  • 文化会館シオーネ
  • 資生堂企業資料館・資生堂アートハウス

[編集] 娯楽

トランポリンの普及に力を入れており、全日本トランポリントーナメント競技選手権大会が開催されている。

[編集] 娯楽施設

いこいの広場に立地する掛川市営球場

[編集] 観光

[編集] 観光地

掛川城天守閣
  • 加茂花菖蒲園
  • 潮騒橋
  • ねむの木村
  • 倉真温泉
  • 大東温泉シートピア
  • 吉岡弥生記念館(生家)
  • 松本亀次郎記念館
  • 千代と一豊・掛川館
    2007年1月27日戦国の館・掛川に移行
  • ミオス菊川カントリークラブ

[編集] 祭事

横須賀地区の山車

[編集] 名産品

土井酒造場が高天神山の湧水を使用して、「開運」「遠州灘」といった地酒を仕込む。
掛川商工会議所「大河ドラマを生かす会」の呼びかけで制定された。下記項目さえ満たせばそれ以外は制限がないため、刺身てんぷらの蒲焼きなど多彩な品を添えた各店独自のメニューが市内各所で楽しめる。

[編集] 伝承

[編集] 掛川を舞台にした作品

[編集] 映画

[編集] ドラマ

[編集] 小説