折伏

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仏教

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折伏(しゃくぶく)は、破折屈伏(はしゃくくっぷく)の略。仏教における布教姿勢の一つで、摂受(しょうじゅ)に対する語。出典は「勝鬘経(しょうまんぎょう)」である。相手の間違った思想に迎合することなく、正しいものは正しいと言い切り、相手と対話を通じて仏法を伝えること。日蓮がその著作『開目抄』において、摂受よりも折伏の方が末法時代の日本においては適した布教法であると判定していることから、法華宗各派では特によく使用される言葉である。

目次

[編集] 概要

日蓮は、当時の仏教界に互いに矛盾する多くの教えがあり、どれもが釈尊の教えと称していることに疑問を持っていた。釈尊の真の教えを求めて比叡山にて修行を積んだ結果、天台大師のいう教相判釈(五時八教説)が正しいものと考え、法華経が釈尊の真の教えであるとの結論に達し、五時八教説を中心に折伏を行うようになった。これが今日までつづく折伏の始まりである。

[編集] なぜ折伏するのか

法華宗各派における折伏に対する姿勢の違いを見ていくと、身延系(日蓮宗など)では折伏・摂受の二門の状況に応じた使い分けを強調するのに対し、富士系(日蓮正宗など)では、あくまでも折伏を宗祖の正意としている。


[編集] 折伏活動に対する社会的批判

様々な要因により、現在では下記のような「教団への強引で迷惑な勧誘」との意味に折伏の語は用いられている。

  • 勧誘時の主張の多くが、根本原理自体が違う宗教団体とその信者への誹謗中傷及び科学と歴史の否定であり、主張全体を見ていくと理論的整合性に欠ける。
  • 医師、看護師やハローワーク職員等がその職務上の権限を濫用し入院患者、失業者等逆らえない立場の相手に信仰を強要する事例が多い。
  • 目的を隠した呼び出しや「地獄に堕ちる」などの脅迫ストーカー行為、物理力の行使(集団での取り囲みによる勧誘、暴力を伴う拉致等)を正当化する等、社会的に問題となっている行動が多い。
  • 被害者側がこれらの被害を訴えても、多くの場合加害者側の信教の自由を口実に団体による攻撃を恐れた行政側が介入を拒む事が多い。
  • 入信を断った場合に、物理力の行使による信仰の強制(もしくは拒否)や団体への寄付は勿論、勧誘した側の信仰を反対する親類への慰謝料を口実とした恐喝などの犯罪に発展することもある。

[編集] 折伏の被害を防ぐには

  • 疎遠だった級友等からの用件の曖昧な呼び出しには応じない。
  • 職場、学校で被害に遭った場合は、周囲との連携を密にする。
  • 被害の対策に当たっては、当該団体と対立関係にある宗教宗派に頼ることは避ける。

[編集] その他

  • 転用として、実際の目的を告げず気の弱い消費者を取り囲んだり承諾するまで決して帰らない、帰らせないなどする点から展示会商法絵画商法など)や催眠商法等の悪質商法の勧誘方法、または最初の段階で事実を隠して勧誘することから風俗店のスカウト等を業者側が自嘲的に折伏と表現することがある。

[編集] 関連項目

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