手締め

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

手締め(てじめ)とは、日本の風習の一つで、物事が無事に終わったことを祝って、その関係者が、掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子。手打ちともいう。祭り冠婚葬祭などの式典、商談や株主総会などの終わりに行われる。

手締めの音は「シャンシャン」と表現される。特に質疑応答もなく短時間で終了する株主総会は、参加者は手締めしかしないということで「シャンシャン総会」と揶揄される。

目次

[編集] 基本の手締め

手締めは、地方により、そのリズムや回数、掛け声が異なる。大きく分けて江戸締めと大阪締めに分けられる。中でも、江戸締めは、全国的に広く行われ、最も基本的な手締めの形態である。

江戸締めには、一本締め三本締めがある。拍数の「3回・3回・3回・1回」は、3回の拍が3回で九になり、もう1回手を打つと九に点が打たれて「丸」になり、「丸く納まる」の意味になるからと言われている。

また、はじめと間に「イヨー」「ヨッ」「もう一丁」などと掛け声をかけ、最後に拍手する。「イヨー」は「祝おう」が転じものとされる。

  • 一本締め - 3回・3回・3回・1回手を打つ
「お手を拝借」
「イヨーオ」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
「ありがとうございました」パチパチパチ…(拍手)
  • 三本締め - 上記を3回行う。
「お手を拝借」
「イヨーオ」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
「イヨー」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
「イヨー」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン
「ありがとうございました」パチパチパチ…(拍手)

1回だけ手を打つ一丁締めもある。これは、「一本締め」と混同されるが、一丁締めは略式の手締めである。関東1本締めと呼ぶ人もいるが手締め「一丁締め」をしらなく、混同している方が多い。

  • 一丁締め
「お手を拝借」
「イヨーオ」 タン
「ありがとうございました」パチパチパチ…(拍手)

[編集] 各地の手締め

西日本では大阪締めが広く行われるほか、各地に独自の手締めが行われている。

[編集] 大阪締め

大阪締めは大阪を中心に行われている手締めである。

  • 大阪締め
「打ーちましょ」 パンパン
「もひとつせ」 パンパン
「祝うて三度」 パパンパ
「おめでとうございますー」パチパチパチ(拍手

[編集] 博多手一本

福岡県福岡市博多では、博多手一本と呼ばれる独自の手締めが行われる。博多祇園山笠で行われるほか、福岡証券取引所の大発会・大納会、公私の式典、商談の成立などで行われる。手一本には、後日異議を唱えないという含意がある。

  • 博多手一本 - 「祝うて三度」は、「よーてさんど」あるいは「よてさん」と発音する。
「よー」 シャン シャン
「まひとつしょ」 シャン シャン
「祝うて三度」 シャシャン シャン  

[編集] その他

西関東の東京都多摩地区の西部(旧西多摩郡)、埼玉県西部(旧入間郡・旧秩父郡・旧比企郡・旧児玉郡等)、群馬県西部(旧多野郡・旧甘楽郡)の地域にも独自の手締めが行われる。

  • その1
ンタンタン タッタッタン タン
ンタンタン タッタッタン タン
ンタンタン タッタッタン タン
  • その2
ンタンタン タッタッタン タン タン
ンタンタン タッタッタン タン タン
ンタンタン タッタッタン タン タン
  • その3(武州川越締め)
タンタンタン タンタンタン タン

[編集] 関連項目

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB