御嶽山

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この項目では岐阜県長野県の県境にある御嶽山について記述しています。東京都大田区にある御嶽山駅周辺のことについては御嶽山駅を、その他の山については御岳山をご覧ください。
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八ヶ岳(天狗岳)山頂から (2006年10月撮影)</td></tr>
御嶽山
標高 3,067 m
位置 北緯35度53分34秒
東経137度28分50秒
所在地 長野県木曽郡木曽町岐阜県下呂市
山系 御嶽山
種類 活火山
初登頂 --
木曽谷から
御嶽山遠景。航空機より。(2007年2月撮影)
奥から御嶽山、木曾谷、木曽駒ヶ岳(2006年11月撮影)

御嶽山(おんたけさん)は、長野県木曽郡木曽町岐阜県下呂市の境目にある山である。木曽御嶽山とも言う。標高3,067m。 日本百名山の一つ。

目次

[編集] 概要

古くから信仰の山として信者の畏敬を集めてきた巨峰で、いくつもの峰を連ねてそびえる活火山である。

なお、最高地点の剣ヶ峰は県境から外れ、長野県木曽町内にある。また、北部の継子岳の岐阜県側は、高山市となっている。

御嶽山は、北アルプスこと飛騨山脈の延長線上にあり、北アルプスに含めるという説もあるが、北側の乗鞍岳との間には稜線らしき峰々はほとんどないため、一般的には御嶽山は北アルプスには含まれないというのが定説である。

[編集] 自然

剣ヶ峰を主峰にして、摩利支天山、継子岳、継母岳の4峰があり、南北約3.5kmの山頂部による台形の山容である。北端の継子岳は比較的新しい山体の成層火山で、北側山麓から見ると、他の峰が隠れて見えないためきれいな円錐形をしており、日和田富士とも呼ばれている。なお、長野県側に寄生火山として三笠山、小三笠山がある。

御嶽山には、5つの火口湖があり、一ノ池から五ノ池の名前がついている。そのうち、水をたたえているのは、二ノ池、三ノ池、五ノ池である。二ノ池は、日本で最も高いところ(2,905m)にある湖沼である。四ノ池は、高層湿原となっていて、小川が流れており、高山植物の花畑となっている。なお、二ノ池北西の斜面の下、賽の河原との間に小さな窪地があり、多雨期には水がたまる。これを、六ノ池と呼ぶことがある。賽の河原の西端、シン谷へ落ち込むところに日本最高所の滝(2,800m)がある。この谷は兵衛谷となり濁河川と合流し小坂川となって、飛騨川に注いでいる。よく、四ノ池から落ちる滝が日本最高所の滝と言われているが、四ノ池の標高は2,690mであるため、誤りである。

一ノ池を中心として、摩利支天山、継母岳、王滝頂上を結ぶ外輪山の内側がカルデラであると推測される。カルデラ形成前の姿は、富士山に匹敵する高さの成層火山であったと推測される。大爆発によって崩壊した土砂は大土石流となって川を流れ下ったと思われる。岐阜県各務原市付近の各務原台地は、御嶽山の土砂が堆積しており、水流によってできた火山灰堆積物地層となっている。この大爆発によって、剣ヶ峰、摩利支天山、継母岳の峰々が形成された。

長らく死火山だと思われていたが、1979年水蒸気爆発を起こし、実は活火山であることが判明した。以降、死火山、休火山、活火山という定義そのものが見直され、現在では、活火山以外の言葉は使われなくなった。

1984年9月14日に発生した長野県西部地震により、剣ヶ峰南南東の伝上川上流で山体崩壊が発生し、岩屑なだれが流れ下った山麓に多大な被害をもたらした。

信濃毎日新聞2007年4月30日の紙面に掲載された記事によると、岐阜県の調査によって、剣が峰北西6キロの下呂市小坂町内において、約6,000年前の火砕流堆積してできた地層が発見され、五ノ池火口からの噴出物と考えらる火砕流の痕跡が確認された。最近の2万年以降の活動は水蒸気爆発と限定していた岐阜県長野県それぞれにおいて、火砕流も想定しての、ハザードマップなど防災に関する見直しが行われる可能性が指摘されている。

[編集] 歴史・信仰

剣ヶ峰には、御嶽神社奥社がある。

通常は富士山白山立山で日本三霊山と言われているが、このうちの白山又は立山を御嶽山と入れ替えて三霊山とする説もある。

開山は、7世紀初期とされ、室町時代には修験者の登拝が盛んになった。御嶽信仰の山として一般にも開放されるようになったのは江戸時代で、1786年、覚明行者によって黒沢口が開かれた。その後、覚明行者は、1791年小坂口を開いた。1792年に普寛行者が王滝口を開き、この3つの道が長く使われてきた。

[編集] 主な登山口

御嶽山への登山口は木曽側から3つ(王滝口、黒沢口、開田口)、飛騨側から1つ(小坂口)が昔から利用されていたが、その後日和田口が比較的新しく開かれた。

王滝口
田の原 - 金剛童子 - 王滝頂上 - 剣ヶ峰
御嶽山への車道としては、最も高いところまで登ることが出来、また剣ヶ峰へのアプローチは最も短い。
黒沢口
中の湯 - 一ノ又行場山荘 - 女人堂 - 覚明堂 - 剣ヶ峰
覚明行者によって開かれた最も古い登山道。御嶽教、木曽御嶽本教に最も関わりの深い登山道でもある。近年、七合目付近にロープウェーの飯森駅ができ、アプローチが楽になった。
開田口
開田口四合目 - 三ノ池避難小屋 - 賽の河原 - 二ノ池 - 剣ヶ峰
木曽側の3つの登山口のうち、唯一、信仰のためでなく作られた登山道。営林署の作業道として開かれた。距離は長いが、大自然を満喫することが出来る。
小坂口
濁河温泉 - 湯の花峠 - のぞき岩 - 飛騨頂上(五の池小屋) - 賽の河原 - 二ノ池 - 剣ヶ峰
剣ヶ峰へのアプローチが長いためか、現在は信仰登山者はほとんど見かけず、一般登山客が多い。五の池小屋は御嶽山では唯一、アルプススタイルの山小屋で、6月1日から10月中旬まで営業している。山開きは、6月15日
日和田口
日和田口 - 継子岳 - 飛騨頂上(五の池小屋) - 賽の河原 - 二ノ池 - 剣ヶ峰
継子岳頂上を目指して登るコース。近年、スキー場が出来、ゴンドラを途中まで利用することも多い。

小坂口、日和田口利用者の中には、剣ヶ峰まで登らずに、飛騨頂上あるいは、摩利支天山までの登山を目的とする登山者も多い。

以前は、王滝川の支流の濁川に沿って濁川温泉を経て、剣ヶ峰と継母岳の鞍部に登る松原新道があったが、1984年の長野県西部地震により発生した伝上崩れにより崩壊し、廃道となった。

[編集] 撮影ポイント

  • 長野県側
    • 九蔵峠
    • 地蔵峠
  • 岐阜県側
    • 御嶽パノラマライン
    • 日和田高原
    • 御嶽鈴蘭高原

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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