大田区

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大田区のデータ
日本
地方 関東地方
都道府県 東京都
団体コード 13111-3 
面積 59.46km²
※境界未定部分あり
総人口 673,806
(推計人口、2007年5月1日)
隣接自治体 品川区目黒区世田谷区江東区
神奈川県川崎市中原区幸区川崎区) 
区の木 クスノキ 1976年制定 
区の花 ウメ 1976年制定 
区の鳥 ウグイス 1990年制定 
大田区役所
所在地 〒144-8621  
 大田区蒲田五丁目13番14号
電話番号 03-5744-1111 
外部リンク 大田区ホームページ 
位置 本庁舎 東経139度43分25秒
北緯35度34分33秒
特記事項 :

大田区歌 1955年制定

Template (■ノート ■解説) 日本の市町村pj

大田区(おおたく)は関東地方の南部、東京都の南東部に位置する特別区のひとつ。特別区の内では最南端にあり、多摩川を挟んで神奈川県と接する。アメリカのセーラム市と姉妹都市である。

  • 英語表記:OTA City
  • 中国語表記:大田区
  • 韓国語表記:오타구

目次

[編集] 地理

区域の地形は東京港に面する臨海部の埋立地、南東部の低地、北西部の台地に分かれている。埋立地には物流拠点や工業団地があり、低地(自然隆起と沖積低地)は住宅、町工場等が混在している。台地(武蔵野台地の東南端に当たる。国分寺崖線、山王から池上に伸びる南北崖線、久が原台、田園調布台、荏原台)は良好な住宅地域となっている。低地と台地の境は坂になっており、区域に名称を持つ坂は約50ある。標高は東から西に向かって高くなり、区域東の埋立地で約1m、区域西の田園調布では約42.5mとなる。

[編集] 面積

大田区は東京湾埋立てによって区域拡大してきた。1967年(昭和42年)平和島昭和島竣功、1972年(昭和47年)大井ふ頭竣功、1974年(昭和49年)京浜島竣功、1978年(昭和53年)城南島竣功と次々に人工島を造成し、更に1984年(昭和59年)から始まった羽田空港沖合埋立て工事が1992年(平成4年)完了により世田谷区を抜いて特別区総面積の9.6%を占める最も大きな区となった。総面積59.46平方Kmの内、0.65平方Kmは公有水面である。

  • 境界未定部分
2007年現在、中央防波堤埋立地の帰属について江東区と係争中である。

[編集] 気候

区域はケッペンの気候区分では温帯温暖湿潤気候に属する。

  • 冬季の降雪は殆どない。
  • 区域では北寄りの風が多い。羽田空港滑走路も北寄りの風に対応している。


21世紀 大田区の気候(羽田)
観測年降水量平均気温平均風速最多風向最低気温最高気温一日最大降水量
(mm)(摂氏)(m/s) (日,摂氏)(日,摂氏)(日,mm)
2001140115.85.31/15 △1.87/24 34.910/10 166
2002136416.15.5北北東2/11 △0.58/06 34.109/06 173
2003163015.65.4北北東1/16 △2.09/13 33.708/15 172
2004158117.05.61/23 △0.37/20 37.110/09 180
2005129115.85.2北北東1/02 △1.26/28 34.608/23 098
2006159716.05.11/24 △2.27/14 33.412/26 138

区域には気象庁が特別区に設置している5箇所のアメダス観測地点のひとつがある。

  • 羽田観測地点
北緯35度33.2分  東経139度46.8分  標高6m
降水量気温風向風速を観測している。当初は降水量のみ観測していたが1993年に格上げされ気温、風向風速の観測も始めた。

[編集] 山河

[編集] 地域

区域は大正時代~昭和時代初期にほぼ全域で耕地整理が行われ、道路など都市基盤の原形が整備された。現在は大森、蒲田を「中心核」とし、その他鉄道駅周辺を「地域核」、羽田を「未来核」とし整備が行われている。
大田区では区域を4地域に分割し各地域ごとに地域行政センターを設置している。更に地域行政センターの下部組織として特別出張所を設置している。

  • 大田北地域(大田北地域行政センター)
池上、馬込、大森東、大森西、入新井、新井宿の各特別出張所が所管する地区
  • 大田南地域(大田南地域行政センター)
蒲田東、蒲田西、矢口、六郷の各特別出張所が所管する地区
  • 大田西地域(大田西地域行政センター)
田園調布、嶺町、鵜の木、久が原、雪谷、千束の各特別出張所が所管する地区
  • 大田東地域(大田東地域行政センター)
糀谷、羽田の各特別出張所が所管する地区
  • 区域の町
    池上、石川町、鵜の木、大森中、大森本町、大森東、大森西、大森南、大森北、蒲田、蒲田本町、上池台、北糀谷、北千束、北馬込、北嶺町、久が原京浜島、山王、下丸子、城南島昭和島、新蒲田、多摩川千鳥中央田園調布、田園調布本町、田園調布南、東海、仲池上、中馬込、仲六郷、西蒲田、西糀谷、西馬込、西嶺町、西六郷、萩中、羽田、羽田旭町、羽田空港、東蒲田、東糀谷、東馬込、東嶺町、東矢口、東雪谷、東六郷、ふるさとの浜辺公園平和島平和の森公園、本羽田、南蒲田、南久が原、南千束、南馬込、南雪谷、南六郷、矢口、雪谷大塚町
    • 大田区区民生活課調べでは2006年4月時点で215の自治会町会がある。
    • 大田区戸籍住民課調べでは2006年1月時点で面積が最大の町は羽田空港三丁目(8.59平方Km)、埋立地を除外すると西六郷四丁目(0.63平方Km)、面積が最小の町はふるさとの浜辺公園(0.03平方Km)、非居住地区を除外すると東馬込二丁目(0.08平方Km)である。
    • 大田区戸籍住民課調べでは2006年1月時点で登録人口が0人の町は平和島一丁目、平和島六丁目、昭和島全域、平和の森公園、京浜島全域、東海三丁目を除く東海地域、城南島全域、羽田空港一丁目を除く羽田空港地域、ふるさとの浜辺公園。登録人口が最大の町は下丸子二丁目(9632人)である。

[編集] 人口

  • 区域の人口は平成12年国勢調査では2.21%(14051人)増、平成17年国勢調査では2.31%(15039人)増と増加傾向にある。
  • 区域の人口密度は平成12年国勢調査では10937人/平方Km、平成17年国勢調査では11190人/平方Kmとなり特別区で19番目の人口密度となっている。これは東京都平均の約2倍、全国平均の約33倍に相当する。
  • 区域の人口男女比率は平成17年国勢調査では 男性103 対 女性100 となっている。
  • 区域の世帯当たりの人員は平成12年国勢調査では2.19人、平成17年国勢調査では2.11人と縮小傾向にある。
  • 区域の人口は夜間人口より昼間人口の方が多い。

区域の人口は増加傾向にあり世帯数はさらに急増傾向にあるが、世帯当たりの人員は縮小傾向にある。これは「夫婦と子供世帯」が減少し、「単身世帯」や「夫婦のみの2人世帯」が増加していることを示している。現在の予想では2015年(平成27年)に区域の4人に1人が65歳以上の高齢者となる。

大田区と全国の年齢別人口分布図(比較) 大田区の年齢・男女別人口分布図
紫色は大田区
緑色は全国
青色は男性
赤色は女性
総務省統計局 平成17年国勢調査より

[編集] 歴史

[編集] 年表

[編集] 地名の由来

大田は合併した森区と蒲区からそれぞれ一文字ずつとった合成地名である。この由来が広く普及していないことから、しばしば太田(※こちらの「太田」を使用する市は群馬県太田市茨城県常陸太田市)と誤記されがちである。江戸城主・太田道灌の領地だったことに由来して、区名になったという誤伝も見受けられるが、これは字を見ても誤りであることは明らかである。

  • 島根県に大田市が存在する。このため、特別区から市制に移行になった場合は原則に則ると大田市と名乗ることは難しく、大田を使用する場合は冠を付ける必要(群馬県太田市と茨城県常陸太田市の例)がある。しかし、国内で複数市が同一名を名乗る例が2例(府中市伊達市)あることから、一概に名乗れないとは言い切れない。但し、英語表記の場合は既に OTA City、 OTA City office を公式使用している。

[編集] 自治体交流

1989年(平成1年) 区域の西六郷少年少女合唱団が当時の秋田県仙北郡六郷町の六郷町立六郷小学校を訪問したことから交流が始まる。
1996年(平成8年) 六郷町と災害時支援に関する協定を締結する。
2004年(平成16年) 六郷町が合併により美郷町となる。
2005年(平成17年)11月5日 OTAふれあいフェスタ会場にて美郷町と友好都市提携を締結する。
1992年(平成4年) 大田区が当時の長野県小県郡東部町に大田区休養村とうぶの建設を決定したことから交流が始まる。
1996年(平成8年)6月 東部町と災害時支援に関する協定を締結する。
1996年(平成8年)9月20日 東部町と友好都市提携を締結する。
2004年(平成16年) 東部町が合併により東御市となる。
2004年(平成16年)11月 東御市と友好都市提携を締結する。
1991年(平成3年)11月18日姉妹都市提携  大森貝塚の発見者であるモース博士が館長だった同市のピーポディー=エセックス博物館と大田区立郷土博物館が「姉妹館」提携を行ったことが始まり。
1998年(平成10年)9月21日 友好都市提携を締結する。

[編集] 大田区行政

[編集] 宣言

大田区は過去2回宣言を出している。

  • 1965年(昭和40年)7月 交通安全宣言
交通安全の確保は、全区民の切実な悲願である。 大田区は、京浜工業地帯の中心地域として、また、都内屈指のベットタウンとして、めざましい発展を続けているが、近時産業経済の著しい成長に伴い、区内の交通量は激増の一途をたどり、いたるところ交通地獄の観を呈し、区民生活を脅かしていることは、まことに憂慮に堪えないところである。よつて、大田区は、区民の総力を結集して、交通事故の絶滅を期することを決意するとともに強力な交通安全のための施策を全区的に推進するため、大田区を「交通安全都市」とすることを、ここに宣言する。
  • 1984年(昭和59年)8月 平和都市宣言
平和って なあに
しあわせな ことよ
しあわせって なあに
自由で楽しいくらしができること
だから 世界中の人と 力をあわせて
大切な 平和を守らなければ いけないの
地球上どこへ行っても 笑顔があるように...
この人類共通の願いをこめて大田区は平和憲法を擁護し核兵器のない平和都市であることを宣言する

[編集] マスタープラン

2007年6月時点での大田区マスタープランである。マスタープランは三層になっている。

  • 基本構想
    1982年(昭和57年)に制定された区政の理念と将来像を示した行政運営の基本となるものである。
    都市像:安全で快適な、活力と思いやりのある、文化・福祉都市
    区民像:自主性と連帯性のある区民、文化を創造し継承する区民
    • 長期基本計画
      2001年(平成13年)に作成された2015年(平成27年)までの行政施策の方向性を示したものである。「おおたプラン2015」と呼ばれている。
      • 実施計画
        原則3年毎に作成される重要施策の年度別の事業量を定めたものである。

[編集] 三役

大田区は助役収入役を廃止し、副区長2人、会計管理者を置いている。

  • 給料月額
区長:約116万円    副区長:約93万円

[編集] 大田区長

  • 松原忠義 (2007年4月27日~1期目)
大田区議会議員(3期)、東京都議会議員(3期)を経て区長となる。
大田区長選挙
  • 2007年(平成19年)大田区長選挙
公示日4月15日、投票日4月22日(7:00~20:00)、開票日4月23日(8:00~)
当日有権者数551,301人、投票者数251,091人、投票率45.55% 区内70投票所の内、最高投票率は羽田小学校投票所57.03%、最低投票率は田園調布小学校投票所34.84%
定数1に対して6人が立候補した。当選者の得票は85,472票、次点者の得票は76,463票、最下位者の得票は7,462票であった。

[編集] 庁議

大田区行政運営の最高方針を審議策定し、各機関相互の総合調整を行ない、大田区行政の能率的遂行を図るため、区長、副区長、教育長、関連部長、部長相当職にある者で区長が指定する者が出席して毎月1日、10日、20日に開催される。

[編集] 危機管理

大田区は「住民の生命、財産を守る」を危機管理の基本理念としている。通常時は危機管理担当部長、危機管理担当課長を設けている。

  • 危機管理レベル
    • L1:所管部局だけで危機対応する場合
    • L2:複数の部局で危機対応する場合
    • L3:危機管理対策本部を設置して全部局が危機対応する場合(地域行政センターが現地対策所になる)
    危機管理対策本部は状況に応じて大田区災害対策本部に移行する
  • 危機管理の対象
    • 自然災害
      地震台風等の自然現象による災害
    • 重大事故、事件
      大規模火災、大規模環境汚染、テロ等の重大な被害を招く恐れのある事故、事件 
    • 健康危機
      感染症食中毒、NBC(核兵器生物兵器化学兵器)災害等の健康被害
    • 公共施設での重大事故、事件
      不審者侵入、不審物放置等の公共施設や設備での事故、事件
    • 情報通信の危機
      情報システムへの不正侵入等
    • その他
      外国からの武力攻撃等

[編集] 財政

一般会計 2138億4997万円(公債費比率8.7%、経常収支比率79.9%) 
区債残高 1058億円 
一般会計 2030億8506万円(公債費比率7.6%、経常収支比率77.2%)
区債残高 939億円 
一般会計 2055億3192万円(公債費比率7.7%)
区債残高 804億円 
一般会計 2147億1352万円(公債費比率6.7%)
区債残高 697億円 

[編集] 区役所本庁舎

  • 沿革
    • 1947年(昭和22年)東京都制第百四十一条により大森区蒲田区が統合され大田区が設置された。当時の新井宿五丁目(現在の中央二丁目)に大田区役所が開庁した。
    • 1963年(昭和33年)同地にて庁舎を建て替える。
    • 1998年(平成10年)現在地(蒲田五丁目)に移転する。旧大田区役所跡地には大田文化の森が建設されている。
  • 現在地移転までの経緯
現在の大田区役所本庁舎敷地は国鉄時代の蒲田駅荷扱い場所跡地である。1987年(昭和62年)国鉄清算事業団による不要財産処分が行われ桃源社が所有権を取得した。桃源社は商業ビル建設を計画し1992年(平成4年)完工したが、その後のバブル景気崩壊により桃源社が倒産したため区内基幹駅の隣に未使用のまま無人ビルとして放置される事となった。その後、大田区役所本庁舎建替え問題が浮上し新庁舎候補となった。当時、このビル購入には「駅近なのでアクセスが良くなる」「床面積が広くなるので分散している部署が集約できる」等賛成意見と「200億円以上の税金投入となる」「行政による住専救済である」等反対意見の両論があり住民投票請求が行われたが大田区議会はこれを否決し最終的には2票差で購入案を可決した。これにより1996年(平成8年)大田区がこのビルを購入し、大規模改修の後1998年(平成10年)移転が行われた。

[編集] 広域行政

  • 東京都全ての市区町村にて設立
    • 東京都後期高齢者医療広域連合
      高齢者の医療の確保に関する法律及び高齢者医療確保法に基づく命令に基づき後期高齢者医療広域連合が行うものとされた後期高齢者医療の事務等を共同処理する。
  • 23特別区にて設立
    • 特別区人事・厚生事務組合
      特別区の人事及び福利厚生に関する事務等を共同処理する。
    • 東京23区清掃一部事務組合
      可燃ごみ焼却施設の管理運営等に関する事務等を共同処理する。
    • 特別区競馬組合
      大井競馬場での競馬開催に必要な事務及び競馬の振興に関する事務を共同処理する。
  • 大田区、品川区、港区、目黒区、世田谷区 (5区連合)にて設立 
    • 臨海部広域斎場組合
      臨海斎場の設置及び管理運営に関する事務を共同処理する。

[編集] 国政・都政・区政

選挙の際は区域に70投票区が設置され、開票作業は大田区体育館または大森スポーツセンターで行われる。

[編集] 国会

衆議院小選挙区選挙では区域が分割され、東京3区(品川区、大田区北西部、島嶼)と東京4区(東京3区以外の大田区)に属する。

[編集] 東京都議会

本区のみで東京都議会大田区選挙区をなす。定数は8人。近年選出の議員は以下の通り。

  • 2005年7月3日
    藤井一(公明)、遠藤守(公明)、松原忠義(自民)、岡崎幸夫(民主)
    鈴木昌雅(自民)、神林茂(自民)、名取憲彦(民主)、可知佳代子(共産)
    尚、松原忠義の大田区長選挙立候補による辞職のため、2007年4月22日補選が行われ鈴木章浩(自民)が当選した。

[編集] 大田区議会

定数50。議会は年4回定例会(2月、6月、9月、11月)と臨時会が開かれる。会議期間は通常予算を審議する定例会は20日、その他定例会は7日、臨時会は5日となる。会議時間は午後1時~午後5時である。議場は大田区役所本庁舎内にあり、議会広報の一環として議場にてジャズコンサート、和楽器コンサート等が開催されたことがある。大田区は例年議会費として9億円以上を予算計上している。

[編集] 歳費

  • 議長 月額約93万円
  • 副議長 月額約78万円
  • 委員会委員長 月額約66万円
  • 委員会副委員長 月額約63万円
  • 議員 月額約61万円
  • 3月、6月、12月に期末手当が支給される
  • 所属会派に対して一人当たり月額約23万円が支給される(一人会派でも支給される)

[編集] 委員会

議員は必ず常任委員会のひとつに所属する。また、課題対応するための特別委員会が都度設置される。

  • 常任委員会
    • 総務財政委員会
    • 生活産業委員会
    • 健康福祉委員会
    • 都市整備委員会
    • こども文教委員会
  • 議会運営委員会
  • 特別委員会
2007年度(平成19年)第一回臨時会にて設置
  • 開発対策特別委員会
  • 交通問題調査特別委員会
  • 羽田空港対策特別委員会
  • 防災・安全対策特別委員会
  • 観光振興等調査特別委員会は廃止

[編集] 大田区議会議員選挙

  • 2007年(平成19年)大田区議会議員選挙
公示日4月15日、投票日4月22日(7:00~20:00)、開票日4月23日(8:00~)
当日有権者数551,301人、投票者数251,203人、投票率45.57% 区内70投票所の内、最高投票率は羽田小学校投票所57.12%、最低投票率は田園調布小学校投票所34.86%
定数50に対して60人が立候補した。1位当選者(民主党)の得票は10,601票、最下位当選者(自民党)の得票は2,761票、次点者(共産党)の得票は2,700票、最下位者の得票は1,169票であった。

[編集] 経済・産業

平成7年国勢調査では「職住近接」型が多く区域に居住している就業者の内、54%が区域内で勤務している。

[編集] 農業

現在も極て少数だが農家が存在する。2006年(平成18年)大田区農家基本調査によると農家該当世帯は20世帯未満、生産緑地は25592㎡である。生産物上位は盆栽植木類、シクラメン小松菜となっている。区域にはJA東京中央の支店が存在する。

[編集] 漁業

大森は海苔養殖の発祥の地とも言われ、江戸時代には御膳海苔として上納されていた。昭和になり最盛期には東京港中央部まで進出して操業していたが、1962年(昭和37年)東京湾汚染、埋立地拡張のため海苔養殖の漁業権を放棄した。しかし、現在でも海苔問屋が約80社あり海苔流通の中心となっている。毎年12月に大森海苔会館で行われる大森海苔組合初入札での初値は全国の海苔入札における基準値になっている。羽田は江戸時代からの漁師町である。現在でも漁師が在住しておりアナゴ漁やアサリ漁を行っている。区域には大田漁業協同組合が存在するが漁港はない。

[編集] 商業

商店数の減少が著しく小規模店の廃業が進んでいる。大規模小売店が新設される一方で既存店舗と商店街は衰退傾向にある。
区域には2007年1月時点で青果、花きの取扱量日本一の大田市場東京都中央卸売市場)が存在する。

[編集] 工業

大田区は産業が集積しており、東京都内で最大の工場集積地を形成している。工場数、従業者数、製造品出荷額が何れも最大であり、川崎市と共に京浜工業地帯の中核をなしている。特に大田区は多数の中小企業(大田区内の企業は従業者10人未満が80%以上を占める)が事業を行っており、その多くは得意分野に特化している。それらが補完的に相互利用することでひとつの工場として機能している。しかし、近年は生産拠点の海外移転、後継者不在等により工場減少が続いている。このため、大田区では大田区産業プラザの建設、財団法人大田区産業振興協会設立等による中小企業支援を行っている。

1995年(平成7年)に制定された「大田区産業のまちづくり条例」に次の一文が記されている。

大田区は、産業のまちである。ナショナル・テクノポリスと呼ばれる工業をはじめ、商業、農業、漁業などの産業が、区民の生活を支え、豊かな文化を生み出してきた。一方、区民の生活と文化が、経済活動と技術を支え、生き生きとした産業のまちを形成してきた。産業の持つ意義と魅力を考えるとき、産業構造の変化に対応しながら、大田区の産業総体の活力を維持確保して、さらに発展させていくことは、産業者、区民及び区の大きな課題となっている。しかし、そのためには、区民の生活様式や社会意識の変化に合わせた産業環境の創造を進める必要がある。すなわち、生活と産業が共存できる条件を整えながら、魅力ある地域づくりを進め、産業を活性化させる都市環境を整備することである。産業環境の創造を通じて、大田区の産業は、世界や地域との交流を軸に、新しい産業と技術を創出するとともに、生活・文化と産業が結び付いた快適環境の形成を目指すものとする。区民は、大田区の産業が区民生活を支え、なかでも、ものづくり機能が日本や世界の人々の共有財産であることを認識し、将来にわたって大田区を産業のまちとするために、この条例を制定する。

[編集] 区域の主な事業所

特筆ない限り区域に本社がある企業を表す。
あ行

か行

  • 学習研究社(上池台) 東証一部上場 出版会社
  • 桂川電機(矢口) 株式店頭登録 機械製造会社
  • キヤノン(下丸子) 東証一部上場 精密機器製造会社
  • 共立信用組合(大森西) 地域信用組合 区域に本部機能がある唯一の金融機関
  • くらしの友(西蒲田) 互助会事業会社

さ行

た行

  • ダイシン百貨店(山王) 大規模小売会社
  • 高砂香料工業(蒲田) 東証一部上場 香料製造会社
  • ディスコ(大森北) 東証一部上場 切断機器製造会社
  • テクニカル電子(大森西) JASDAQ上場 電気機器製造会社
  • 寺岡精工(久が原) 計器製造会社
  • 電業社機械製作所(大森北) 東証二部上場 ポンプ製造会社
  • 東芝プラントシステム(蒲田) 東証一部上場 プラント建設会社
  • 東横イン(西蒲田) ホテル事業会社
  • トキメック(南蒲田) 東証一部上場 精密機器製造会社
  • トリンプ(平和島) 下着製造販売会社

な行

は行

ま行

  • メリーチョコレートカムパニー(大森西) 食品製造会社

や行

  • 山一電機(中馬込) 東証一部上場 電子機器製造会社
  • ユザワヤ(西蒲田) 手芸品販売会社

ら行

  • リコー(本店:中馬込) 東証一部上場 電子機器製造会社 本社は東京都中央区

わ行

  • ワタミ(羽田) 東証一部上場 外食事業会社

[編集] かつて区域に存在した事業所

  • 大庄 - 大森北に本社があったが品川区南大井に移転。
  • 新潟鐵工所 - 蒲田本町に本社があったが2001年に倒産。
  • 日本IBM - 千鳥に千鳥町工場があったが1980年代に閉鎖。
  • 三井精機工業 - 下丸子に本社があったが埼玉県比企郡に移転。
  • ユニオンツール - 区内に本社があったが品川区南大井に移転。
  • カガミクリスタル - 西六郷に本社、工場があったが1990年茨城県龍ヶ崎市に移転。
  • アサヒビール - 大森北に東京工場(昭和37年操業開始)があったが閉鎖。当区とは「震災時の緊急給水に係る貯蔵水道水の優先提供等に関する協定」を締結していた。これは「万一の震災時には工場が保有する原料用水3,000トンを大田区民へ提供し、緊急時の飲料水として使用する」内容であった。また、協定外だが「雑水(処理済排水で通常は工場内の床清掃、トイレ洗浄等に使用する)も通常600トン貯蔵しており、これを周辺地域の消火用水として使用する」、「東京工場関係者125名で25班を編成して周辺地域での支援活動を行う」も合意していた。跡地は再開発されイトーヨーカドーを核に商業ビル、マンションが建設されている。
  • 京成百貨店 - 山王に大森京成百貨店があったが1981年(昭和56年)閉店。
  • 全日空 - 羽田空港に本社があったが2003年港区汐留シティセンターに移転。
  • 日本エアシステム - 羽田空港に本社があったが2004年経営統合により消滅。
  • 日本精工 - 下丸子に多摩川工場(1935年操業開始)があったが閉鎖。跡地にはマンションが建設されている。
  • 三菱自動車工業 - 下丸子に丸子工場があったが2001年閉鎖。跡地は再開発されオリンピックを核にANA研修施設、マンションが建設されている。

[編集] 交通・道路

[編集] 航空

羽田地区は大田区の「未来核」として位置付けられており、空港沖合展開により大田区に返還される土地利用について検討が行われれている。2010年を目処に新滑走路と大田区に返還される土地に隣接して国内最大の免税店街を持つ国際線ターミナルビル建設が行われている。

[編集] 鉄道

[編集] 東日本旅客鉄道

JR東日本

[編集] 東海旅客鉄道

JR東海

[編集] 京浜急行電鉄

[編集] 東京急行電鉄

[編集] 東京モノレール

[編集] 東京都交通局都営地下鉄

[編集] 廃線・廃駅

  • 廃止線
京浜電気鉄道大森支線(JR大森駅~京急大森海岸駅
旧蒲蒲短絡線(JR東海道本線~京急空港線)
  • 廃止駅
出村駅京浜急行本線
道塚駅(東急目蒲線-現在の東急多摩川線)1936年(昭和11年)駅名を本門寺道駅から道塚駅に変更

[編集] 新線構想

  • 蒲蒲線
大田区は蒲蒲線という路線計画の早期事業化・整備を推進している。当初は800mほど離れているJR蒲田駅と京急蒲田駅とを結ぶ路線として構想されていたが、埼玉県南部からの直通電車による羽田空港アクセス路線としても位置づけることで需要の拡大を期待している。
  • エイトライナー
区域内を東西に横断する路線として環八通りの上部空間を利用したエイトライナー構想があり、大田区もエイトライナー促進協議会に参画している。但し、この構想は「蒲蒲線」と重複する部分がある。

[編集] 路線バス

区域内の路線バスはJR東海道線を境に東側を京急グループ、西側を東急バスが担当している。(埋立地では都営バスが運行担当している路線もある)
バス網の発達は早く、昭和初期には目蒲乗合、池上電気鉄道、梅森蒲田自動車、京浜電気鉄道、東京乗合自動車の各社が区内に路線網を繰り広げていた。そのうち前記二社は目黒蒲田電鉄を経て東京横浜電鉄に、後記三社は京浜電気鉄道の系列下にそれぞれ集約されたが、1942年に戦時統合で区内のバス会社は全て東京急行電鉄(いわゆる大東急)に統合された。1948年の大東急再編成で現在の東海道線を境界とした棲み分けが形成された。
以前は大森駅~新宿駅西口、池上駅~東京駅八重洲口、蒲田駅~代田四丁目等の中距離路線もあり路線は充実していたが、近年は路線統合、路線縮小の方向にある。尚、羽田空港はバスターミナルとして都内有数の規模であり路線バスの他にも各地へ空港リムジンバスが運行されている。

[編集] 海上・水上

  • 渡船
    以前は多摩川に渡船が運航されていたが架橋により全て廃止された。
    • 丸子の渡し
    • 平間の渡し
    • 矢口の渡し
    • 小向の渡し
    • 六郷の渡し
    • 大師の渡し
    • 羽田の渡し

[編集] 道路

[編集] 国道

2006年4月1日時点で区域には21199mの国道が通っている。

[編集] 都道

2006年4月1日時点で区域には41477mの都道が通っている。

[編集] 主な区道

路線バス運行道路のみ記載
2006年4月1日時点で区域には767075mの区道が通っている。舗装率は210mの未舗装区道があるため99.99%である。区道には150674mのガードレール、4888本の道路標識、23322本の街路灯が設置されている。

  • ジャーマン通り(山王改正通り)
池上通り山王口交差点 ~ 環七通り馬込銀座交差点
  • 臼田坂通り
池上通り大田文化の森交差点 ~ 国道1号馬込橋交差点
  • 沢田通り(補助27号線)
大森海岸通りNTT大森交差点 ~ 環七通り沢田交差点
  • 東邦医大通り(補助27号線)(鬼足袋通り)
環七通り沢田交差点 ~ 環八通り蒲田郵便局交差点
  • 三軒通り
環八通り蒲田郵便局交差点 ~ 仲六郷
  • 萩中通り
国道15号