大友克洋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィキポータル
日本の漫画作品
日本の漫画家
漫画原作者
漫画雑誌
カテゴリ
漫画作品
漫画 - 漫画家
プロジェクト
漫画作品 - 漫画家

大友 克洋おおとも かつひろ1954年4月14日 - )は、日本漫画家映画監督宮城県登米郡迫町(現在の登米市迫町)出身。同郷、同高校(宮城県佐沼高等学校)出身に故石ノ森章太郎がいる。

目次

[編集] 人物

ペンタッチにたよらず、大胆な画面構成に背景などを極端に細部まで克明に描き込むジャン・ジロー・メビウスから影響を受けた画風が特徴。

劇画の時代から漫画の時代への回帰の時期に現れた大友克洋のスタイルは、士郎正宗をはじめ当時の新進漫画家に多大な影響を与え、多くの亜流的な画風・表現方法を持つ漫画家が現れた。『AKIRA』以降は海外でも知名度が上がり評価が高く、アニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(監督:押井守)とともに洋画の映像手法やカット割りに影響を与えた。

1983年のアニメ映画『幻魔大戦』にキャラクターデザイナーとして参加したのをきっかけとして、アニメ制作に関わるようになる。1984年にはキヤノンのカメラのCMアニメでキャラクターデザインのほか、絵コンテ原画を手掛けた。オムニバスアニメ『迷宮物語』の中の一編を監督したあと、1988年には自ら監督となり『AKIRA』をアニメ映画化した。以降、漫画よりもアニメでの活躍が目立つようになる。

なお、大友の有名な映像表現として「車・オートバイのテールライトの残光」「超能力を使うと球体状に空間が歪む」などがある。

[編集] 略歴

  • 1973年 『銃声』(原作:プロスペル・メリメ)でデビュー。
  • 1982年 代表作といえる長編作品『AKIRA』の連載開始。
  • 1983年 『童夢』で第4回日本SF大賞を受賞。
  • 1983年 アニメ映画『幻魔大戦』でキャラクターデザインを手掛ける。
  • 1984年 『AKIRA』で第8回講談社漫画賞を受賞。
  • 1984年 『童夢』で第15回星雲賞コミック部門を受賞。
  • 1988年 『AKIRA』を原作としたアニメ映画『AKIRA』で監督を務める。
  • 1991年 アニメ映画『老人Z』で原作・脚本・メカニックデザインを務める。
  • 1998年 アニメ映画『スプリガン』で総監修を務める。
  • 2001年 手塚治虫原作のアニメ映画『メトロポリス』の脚本を手掛ける。
  • 2004年 アニメ映画『スチームボーイ』で監督を務める。
  • 2005年 フランス政府から「芸術文化勲章シュバリエ」を授与される

[編集] 作品リスト

[編集] 漫画作品

  • 1979年 ショート・ピース 全1巻
  • 1979年 ハイウェイスター 全1巻
  • 1981年 GOOD WEATHER
  • 1981年 さよならにっぽん
  • 1981年 ヘンゼルとグレーテル
  • 1982年 気分はもう戦争(原作:矢作俊彦) 全1巻
  • 1982年 BOOGIE WOOGIE WALTZ
  • 1983年 童夢 全1巻
  • 1984年 - 1993年 AKIRA 全6巻
  • 1990年 彼女の想いで… 全1巻
  • 1996年 SOS大東京探検隊 全1巻(大友自身が執筆した単行本では現在のところ、これが最新)
  • 1990年 - 2004年 沙流羅(原作のみ。作画:ながやす巧

[編集] 映画監督作品

[編集] その他

  • 1981年 高校エロトピア 赤い制服 原作
にっかつロマンポルノ映画。短編「任侠シネマクラブ」映像化。監督:白鳥信一
短編映画。短編「RUN」を実写映像化。監督:石井聰亙 出演:室井滋ほか
  • 1988年 不可思議物語 原作 
オムニバスVシネマの中の一作。短編「猫はよく朝方に帰ってくる」を実写映像化。監督:山川直人 出演:三上博史室井滋ほか
劇場公開映画。同名の短編を実写映像化。監督:山川直人 出演:東幹久室井滋竹中直人ほか
  • 1995年 石野卓球「DOVE LOVES DUB」 CDジャケットイラスト
  • 2006年 新SOS大東京探検隊 原作・キャラクター原案 
劇場アニメ映画。

[編集] 参考文献

  • ユリイカ 臨時増刊号 「総特集 大友克洋」(1988年、青土社)
    • 『AKIRA』までの大友克洋について詳しく紹介している。手塚治虫による巻頭エッセイに、大友克洋の絵には「一も二もなく降参する」と書かれており、手塚治虫自身の器量の大きさも確認できる。一方で、ストーリーや内容に関しては「若い人なら誰でも持っている」「センスが枯渇したときこそ評価がすべきである」と語っており、強烈にライバル視していたと考えられる。
  • マンガの描き方―似顔絵から長編まで(手塚治虫、1996年、光文社

[編集] 外部リンク

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB