地球儀
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地球儀(ちきゅうぎ)とは、地球を球体で表現した模型のことである。平面に描かれた地図では方位、角、距離、面積のすべてを同時に正しく示すことはできないが、地球儀は地球と同じ球体であるため、そのいずれにおいても狂いがほとんどない。地球儀の縮尺は様々であるが、エリアを限定できる平面の地図とは異なり、地球儀は縮尺の大小に伴って球体のサイズが変わる。地球儀と同じような製法で、天球儀、日球儀、月球儀、火星儀なども作られている。
知られている最古の地球儀は、紀元前150年前後にシシリア(現在のトルコ)の哲学者、クレイツによって作られたものであった。現存しているものの中では、紀元150年前後にローマ帝国で彫刻の一部分として製作されたファルニーズ・アトラスが最も古いものである。ファルニーズ・アトラスはナポリのナポリ博物館で展示されている。<ref name=Encarta>Microsoft® Encarta® Encyclopedia 2003.</ref> 中世においては、イスラム世界で地球儀が製作された。<ref>Mark Silverberg. Origins of Islamic Intolerence.</ref> 地球儀として作られ、現存している最古のものは1492年にドイツのニュルンベルクでマルティン・ベハイムが製作したものである。<ref name=Encarta/>
現代において大量生産されている地球儀は紙製の世界地図を球体に貼り付けて作成する。まず平面上に世界地図を描き、次に描かれた世界地図を細長い紡錘形にカットする。このとき、赤道近くはほぼもとの地図のまま残るが、極に近づくほど細くなる。<ref>http://netpbm.sourceforge.net/doc/globe.jpg</ref> こうして作った紡錘形を球体に貼り付けていく。貼り付けた後、極地方のゆがみを修正するため、北極・南極それぞれに円形の地図を貼る。紡錘形の数を多くする(細かく分ける)ほど、極地方を引き伸ばす率が低くなり、地球儀の正確さが高まる。しかし、実際の地球は完全な球体ではなく、赤道近くでやや膨らんでいるため、それを表現することは極めて難しく、量産品においては実現できていないのが現状である。
また地球儀は通常、北極点と南極点にあたる部分に軸受を有する台に固定され、回転させることができるように作られている。また地軸と同じように、垂直方向に対して23.4度傾くように軸受がつけられている。このことにより、地球儀の真横からスポットライトを当てて太陽に見立て、日や季節がどのように変化するのかを容易に見ることができる。また最近の地球儀の多くには経線・緯線が引かれており、地球上の特定の地点のおおよその位置を容易に見つけることができる。
地形を表現するため、陸地が浮き彫りになっている地球儀も存在する。こうした地球儀においては、地形をはっきりとさせるために、通常は標高が誇張され、水平方向よりも大きい縮尺になっている。
[編集] 脚注
<references/>
[編集] 外部リンク
- ppmglobe - generate strips to glue onto a sphere(英語版)
- 3D VRML globe(英語版)
- 3D Java Globe with coastlines, parallels, meridians, etc.(英語版)
- Photo of a pocket terrestrial and celestial globe(英語版) - バイエル・クロノメトリー時計博物館のサイトより
- Paper model (net) of a globe(英語版) - 経線・緯線を有する地球儀

