地方

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地方(ちほう)

  1. 大きい土地を幾つかに分けた時の「地方」
    注目する大きな土地を幾つかに分けた時、分けられたそれぞれを「地方」という。この場合、区分された「地方」には、行政権が付与されていない事が通例。
  2. 小さい土地とその周囲
    小さい土地(都市観光地など)に注目し、それと関連する周囲の地域を含めた時、全体で「地方」や「エリア」という。注目している土地が都市機能を集積している場合、「○○」や「都市圏」という語を使う場合もある。
  3. 国家(中央)」に対する「地方」
    政治行政の分野では、「中央」といえば国家機関を指す。その逆に、都道府県以下の機関は「地方」であり、東京都大阪府ベルリン市ラツィオ州などは地方公共団体となる。すなわち、政治や行政における「地方」とは、国権以外のものを指す。
  4. 「本社」に対する「地方(支社、営業所)」
    企業の本社機能を多く持つ東京や大阪などは、経済の中心地として「中央」と呼ぶに値する。他方、その他の地域は「地方」と呼ばれる。また、経済における中央は、「重要事項の決定権を持つ」という意味もあり、地方はそれにならうことが多い。そのため、東京に本社(中央)がある場合でも、下部機関として、東京を管轄する地方営業所(東京営業所=地方)が設置されることがある。他方、東京や大阪以外に本社や本拠地がある企業体などの場合は、その企業体の中で東京・大阪は地方となる。
    • 例: プロ野球Jリーグでは、本拠地球場以外での試合開催のことを「地方開催」という。「本拠地」に対する「地方」
  5. 首都」に対する「地方(首都以外)」
    1.~3.の定義では、東京という都市は「地方」であり、4.の定義では東京も「地方」となりうるが、一般的にこの定義では東京は現在「地方」ではない(→日本の首都)。
  6. 相対的評価:「都会」に対する「地方(田舎)」
    「人・物・金・情報の集積度が高く、便利な生活が出来る都市」に対し、そうではない地域を「地方」とする見方。主観的な評価であるため、この定義で地方かそうでないかの判断は人により異なる。

地方(じかた)

  1. 芸妓(芸者)の役割の一つ。唄・語り・音曲を受けもつ者。芸妓を参照。
  2. 室町時代:室町幕府の職名。
  3. 江戸時代
    1. 狭義には、「町方」に対する農村部のこと。「在方」。村の一部を町として起立し、町方に編入した場合、編入されなかった方を「地方」と呼ぶ。今戸地方、橋場町地方など。また、将軍及び藩主が家臣に土地を所領として与える場合には、石高に応じた地方を与えることになっており、これを地方知行と呼ぶ。
    2. 広義には、農政全般のこと。つまり、在方の民政全般(土地制度・租税制度など)を指す。この語義により、農政担当官を「地方役人」(じかたやくにん)、農政に精通した地方役人を「地方巧者」(じかたこうしゃ)、農政官が読む手引書を「地方書」、名主・組頭・百姓代などの村役人を「地方三役」と呼ぶ。
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