喫煙席

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喫煙席(きつえんせき)とは、主に交通機関等で一部の座席で喫煙を車内で認める座席のことをいう。

目次

[編集] 概要

近年は禁煙化の影響で減少傾向が著しい。過去には車両の一部座席を禁煙とする列車(「禁煙席」の設置)も多かったが現在は少数である。

[編集] 鉄道における喫煙席の状況

[編集] JR

火災防止の観点により、夜行列車とりわけ寝台車や、いわゆる国電または大都市近郊区間と称された区間を運行する普通列車各駅停車では大都市圏を運行する関係から禁煙となっていたが、旧・日本国有鉄道(国鉄)・JRの禁煙席の設置については1976年昭和51年)8月20日東海道新幹線で運行される「こだま」の東京駅方先頭車両である16号車に設置したのが新幹線での設定の緒とされ、在来線優等列車では上野駅新潟駅間を高崎線上越線信越本線経由で運行したエル特急とき」に設定したのが緒とされている。

しかし、旧国鉄時代の累積債務の一部をタバコの税収(たばこ特別税)で補填している経緯もあり、喫煙者への一定の配慮を行っている事例もままある。

  • 北海道旅客鉄道(JR北海道)は2006年平成18年)3月より、道内の全列車が禁煙となった。本州まで乗り入れる列車のうち、「スーパー白鳥」、「北斗星1・2号」は対象外とされたが、2005年9月から「北斗星」、「カシオペア」のロビー、デッキ等の灰皿は順次撤去され禁煙化されてきている。2007年3月のダイヤ改正では、「スーパー白鳥」や「白鳥」についても全車禁煙と発表された。
  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)は2005年12月のダイヤ改正で比較的乗車時間の短い「成田エクスプレス」、「しおさい」など房総半島方面への特急列車と、長野新幹線を全面禁煙とした。更には、2007年3月18日のダイヤ改正にて、上越新幹線東北新幹線をはじめ在来線特急列車も一部の他社直通・寝台特急以外は全車禁煙にすることとなった。
  • 東海旅客鉄道(JR東海)は、2007年3月18日のダイヤ改正にて、静岡地区におけるの特急列車については全車禁煙にすると発表し、その他の特急列車については、禁煙車を増やすことも発表された。
  • 西日本旅客鉄道(JR西日本)は、2007年3月18日のダイヤ改正にて、乗車時間が概ね3時間未満の特急列車については、全車禁煙にすると発表した。また、それ以外の特急列車においても北陸方面の特急列車の禁煙車両も増やすことも発表された。また、特急列車のデッキに付いている灰皿も平成18年末までに全て撤去した。
  • 四国旅客鉄道(JR四国)では2011年度までに特急列車を全席禁煙にすることになった。「南風」や「宇和海」などで使用されている2000系気動車の列車のうち「アンパンマン列車」においては乗客から喫煙席廃止の要望が多かったため最初に着手した。8000系電車についても8両編成で運行されている列車のうち、主として「いしづち」で使用されている3両の付属編成を全席禁煙とし、その代わり喫煙ルームを設けた。
  • 九州旅客鉄道(JR九州)では2007年3月18日のダイヤ改正にて、九州全域の新幹線・特急が全面禁煙化となることが発表された。(「ソニック」以外の日豊線特急は除く・「ゆふ」「ゆふいんの森」「ゆふDX」「九州横断特急」「くまがわ」は喫煙ルームあり)

[編集] JR以外の鉄道事業者

私鉄の場合、いわゆる通勤形電車ないしはそれに準ずる車両を用いる列車で運行区間が最大となる東武鉄道野岩鉄道会津鉄道が共同運行する東武日光線快速・区間快速浅草駅会津田島駅間が190.7km、近畿日本鉄道上本町駅鳥羽駅間運行の快速急行・区間快速急行で150.4km(共に営業キロベース)となり、JRでは中距離電車の範疇に入る運行距離となるため、通勤列車同様禁煙となっている事例が多い。

  • 東武鉄道では、かつては末端区間(館林駅新栃木駅以遠)での喫煙が認められていた。ただし日光線快速を除き灰皿はなく、床に捨てられていたために、焼け焦げ跡が目立っていた。

また、専用車両を用いる優等列車では座席指定制を採用する関係で座席による案分が可能であることから、禁煙席・喫煙席が存在する事例がある。しかし、嫌煙・分煙化の流れを受けたことや、おおむね200km以内・2~3時間程度となることで禁煙化を進める事例もある。

火災予防の観点より長大なトンネルを含む地下鉄道では完全な禁煙化がなされている。 鉄道駅構内でも以前はラッシュアワーを中心としていた「禁煙タイム」を全営業時間帯に拡大し、所定の喫煙コーナー(分煙化)以外では禁じられるようになった。

[編集] 鉄道以外における交通機関における喫煙席の状況

[編集] 航空

日本航空インターナショナル(JAL)、全日本空輸(ANA)ともに国際線・国内線を問わず全面禁煙である。2000年北海道国際航空(エア・ドゥ、ADO)が喫煙席を導入する試みを行なったが短期間で廃止されている。

なお、ドイツでは、全席が喫煙席という内容で、デュッセルドルフ~成田間の運行を計画している。ロンドンに本社を置く「スモーカーズ・インターナショナル・エアウェイズ」が運行主体となる予定で、社長がヘビースモーカーとのこと。

[編集] バス

日本国内の定期路線バス長距離路線も含めてほとんどが禁煙である。ただし西日本鉄道が運行する「はかた号」では、後部のサロン(共有スペース)で喫煙が認められていたが、2004年頃から全面禁煙となった。

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