同化政策
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同化政策(どうかせいさく)とは、力を持つ民族が、弱い民族(もしくは集団)に対して自らの文化伝統を受け入れるよう強いる政策をいう。歴史的には古くからあるが、とりわけ国民国家形成期以降の同化政策が典型的なものである。
理念としての同化政策には、弱い民族の文化的特徴を否定するエスノセントリズムの側面と、国民国家形成にあたって平等な権利を与えるための条件として設定された側面とがある。しかし現実に実行された政策は、どこでも同化政策と差別政策(ないし社会に存在する差別を放置、容認する政策)とが混在しており、弱い民族が政策に呼応して同化しようとしても、完全に平等な待遇を受けることはできないように設定されていた。とりわけ植民地における同化政策では、宗主国の国民との間には何らかの障壁が設けられ、完全に平等な権利は認められなかった。
同化政策の結果、先住民族・少数民族の文化は圧迫され、中には消滅するものもあった。近年では、文化面での同化政策は否定され、先住民族の文化保護が国際的な課題の一つになっており、危機言語保護運動などが盛んになっている。
[編集] 事例
- 大航海時代、スペイン・ポルトガルによる中米南米先住民族の同化政策。
- フランス革命以後の国内少数民族及び植民地に対する同化政策。
- イギリスのウェールズにおけるウェールズ語撲滅政策。
- フィリピンにおける先住民族に対するスペイン次いで米国の同化政策。
- 開拓時代、米国による先住民族(インディアン、エスキモー)の同化政策。
- ロシア帝国及びソ連におけるバルト三国、ウクライナ、ポーランドなどのロシア化政策。
- スウェーデンによるフィンランド、スコーネ(旧デンマーク)のスウェーデン化政策。
- 米国のハワイ併合(1893年)後、米国によるハワイ先住民の同化政策。
- 大日本帝国時代、国内のアイヌや琉球民族、植民地だった朝鮮半島や台湾における現地人の大和民族への同化政策(皇民化政策)。
- 中華人民共和国におけるチベット民族の同化政策。
- ベトナムの、国内の少数民族に対する同化政策。
[編集] 主要な文化的同化
強大な文化による同化政策(文化的同化)には専用の用語をもつものがある。
- Americanization アメリカナイズ
- Anglicisation イギリス化
- Arabization アラブ化
- Finnicization フィンランド化
- Germanization ドイツ化
- Hellenization ギリシア化
- Italianization イタリア化
- Magyarization ハンガリー化
- Polonization ポーランド化
- Romanization ローマ化
- Romanianization ルーマニア化
- Russification ロシア化
- Sinicization 中国化
- Thaification タイ化
- Ukrainization ウクライナ化
[編集] 関連項目

