合鴨農法

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アイガモ(合鴨)農法あいがものうほう)は、稲作において、アイガモ( Hybrid duck )を利用した減農薬もしくは無農薬農法。有機農業の形で取り組まれることが多い。

[編集] 概要

  • 1985年、富山県砺波地方の兼業農家 荒田清耕( あらた せいこう )が、水田の生態系を保つ無農薬栽培の一環として実用的アイガモ除草法を確立。同年から、新聞・テレビで報道され、全国に広まる。1990年3月「 第一回 合鴨除草懇談会 」開催. 於富山県福光町.参考 荒田清耕 『アイガモ農法』 桂書房 1993年6月.
  • 1992年12月、古野隆雄 『合鴨ばんざい』 農文協、出版.
  • アイガモを放飼することにより、除草、害虫防除(雑草や害虫を餌として食べる)し、排泄物が米の養分となる。
  • アイガモが泳ぐことにより土が攪拌され根を刺激し肥料の吸収が良くなると言われる。
  • アイガモは米の収穫後、食肉として出荷される。

[編集] 問題点

  • 実施に関しては、除草,害虫防除効果が必ずしも安定しない場合があり、また野犬等の外敵対策や台風などの天候の変化の問題、アイガモが逃げないように翼を折ったり柵で囲む必要がある。
  • またアイガモの飼育に手間がかかるため、実施には技術が要求される。またアイガモには病気を防ぐ効果はないため、稲の病気に対しては別の方策を考える必要がある。
  • 鳥インフルエンザへの感染や媒介役となる危険性をはらんでいる。
  • 日本ではアイガモの消費量が少ないために出荷ルートの確保も課題となっている。農林水産省は、2002年(平成14年)の農薬取締法の改正に際し、アイガモは雑草も稲も無分別に摂食するために、農薬取締法がいうところの農作物を害する害虫や雑草を防除するものではないという見解を示した。

[編集] 備考

  • 合鴨は毎年田植えの時期に生まれたての雛を購入する。雛の値段は地域によって異なるが一匹数百円前後。
  • 収穫後に合鴨が食肉として出荷されるのは、飼育が難しい事や養殖の合鴨を野生に離す事が禁止されている為。
  • 東海林さだおのジョージ君の旅行鞄やトリビアの泉で、稲収穫時期になると、合鴨自身も食用となることを皮肉的に扱われるなどしている。
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