原子量
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原子量(げんしりょう)または相対原子質量(そうたいげんししつりょう)とは、IUPACの定義によれば<ref>"IUPAC Gold Book"外部リンク参照</ref>1個の原子の質量の原子質量単位に対する比であり、Eを原子や元素を表す記号として Ar(E) という記号で表される。すなわち12C原子1個の質量に対する比の12倍である。これは同じ物質量で比較した原子集団の質量と12C原子集団の質量との比と同義である。
質量と質量との比なので比重と同様に無次元量だが、その数値は定義上、1個の原子の質量を原子質量単位で表した値に等しい。また物質量が1molの原子の質量をg単位で表した数値、すなわち原子のモル質量をg·mol−1単位で表した数値にも等しい。
通常のマクロな量の物質の取り扱いにおいては、ここでの1個の原子の質量というのは試料中の原子集団の代表としての1個と考えるべきである。一般には原子集団は異なる同位体の混合物であり、1個の原子の質量とは同位体存在比を考慮した平均の質量を意味する。
自然界の同一元素に属する原子集団の平均的原子量を「元素の原子量」と呼び、単に原子量というときは元素の原子量を指していることが多い。その値はIUPACの下部組織である原子量および同位体存在度委員会 (CIAAW) で検討され「原子量表」として発表されており、「標準原子量」と呼ばれている。その改訂は隔年で行われ、奇数年に発表されている。日本化学会原子量小委員会はこの表をもとに原子量表を作成し、日本化学会会誌「化学と工業」4月号で毎年発表している。
天然元素の原子量は、天然に存在する同位体原子それぞれの相対原子質量と同位体存在比を測定し、平均値を計算することにより得られる。同位体存在比は試料により異なるので、自然界全体の平均値は厳密に求めることも定義することも困難だが、可能な精度で求められた値は化学反応等の定量的取り扱いには必須である。
1961年までは酸素の質量を基準としていた(単位はドルトン)。
[編集] 参考文献
<references />
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- IUPAC Gold Book "相対原子質量"
- IUPAC Gold Book "標準原子量"
- IUPAC Gold Book "相対分子質量"
- IUPAC Gold Book "原子質量単位"
- IUPAC 元素、原子量、存在比など
- 日本化学会会誌"化学と工業"
- 最新原子量
- 英国王立化学会:ヴィジュアル周期表

