博報堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社博報堂( - はくほうどう)は日本を代表する広告代理店で、持株会社 博報堂DYホールディングスの子会社。 博報堂DYグループの中核となる組織。
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | |
| 略称 | 博報堂 |
| 本社所在地 | 108-8088 東京都港区芝浦3丁目4番1号 |
| 業種 | サービス業 |
| 事業内容 | 総合ブランディングサービス メディアサービス クリエーティブ コンテンツ事業 プロモーション イベント e-ソリューション コーポレート・コミュニケーション |
| 代表者 | 代表取締役社長:成田純治 |
| 資本金 | 358億48百万円 |
| 売上高 | 8,191億32百万円(2005年04月〜2006年03月、連結ベース) |
| 従業員数 | 2,970人(2006年4月1日現在、契約社員含む) |
| 主要株主 | 博報堂DYホールディングス(100%) |
| 外部リンク | www.hakuhodo.co.jp |
目次 |
[編集] 概要
- 明治28年の創業。廣告社(明治21年創業)と並び日本の広告黎明期から活動を続ける総合広告代理店。国内広告業界第2位、単体でも世界第7位の広告代理店。売上高約 8191億円。1895年10月設立の教育雑誌の広告取次店「博報堂」がルーツ。
- 2003年10月に、共同持株会社博報堂DYホールディングスを大広(だいこう)・読売広告社とともに設立、完全子会社となる。これにより事実上、大広・読売広告社を経営傘下に収め、1兆円グループとして、電通や海外広告会社と対峙している。
- 2008年にTBS旧社屋跡地に建設中の赤坂BIZタワーに入居予定。グループ企業を赤坂に参集させている。
- 積極的に海外拠点を設立し、海外のエージェンシーの買収も着々と進めている。
- 過去にはマッキャンエリクソンと業務提携をおこなっていた。
[編集] 沿革
- 1895年10月 瀬木博尚によって創業。
- 1924年2月11日 法人に改組。
- 1950年8月 株式会社内外通信社博報堂に商号変更。
- 1955年4月 株式会社博報堂に商号変更。
- 2001年10月26日 大広ならびに読売広告社との間で、業務提携契約を締結。
- 2002年12月2日 共同持ち株会社の設置による経営統合で合意。
- 2003年10月1日 株式会社博報堂DYホールディングス設立、完全子会社となる。
[編集] 企業体質
- 明治時代から民間で経営されてきた博報堂の企業体質は極めて自由かつ、温厚。対して、税金を投入して戦時国家の情報機関として設立された電通は、業務に置いても手段を選ばないため軍隊的と言われる。対照的な博報堂ののほほんとした社風は「公家」と揶揄されることが多い。実際に政治家、有力者の子弟も多い。
- CMプランナーとして勤務しながら映画監督をしている社員や、ミュージシャンとしてデビューしている社員も多く、自由な社風が有名である。元ジャニーズJr.の人気タレントや、元カリスマ高校生など、内定者も何かと注目の的になる。電通と同じく、常に就職人気ランキング、合コン希望相手の上位である。
- 新社屋を建設し多額の債務を負っている電通に対し、無借金経営でも有名。「広告業に自社ビルは必要ない。」との創業者一族の哲学に基づき、自社ビルは所有していない。現在の本社所在地は芝浦だが、2008年に赤坂TBS旧社屋跡地に建設中の赤坂BIZタワーに移転を予定。
- クリエイティブとマーケティングに強く、媒体を売りさばく体育会系の電通に対し、頭脳派代理店と言われる。ブランディングを得意とし、パートナー主義を標榜する博報堂は広告主からも信頼が高い。意外なことにメジャーな自動車会社、ビール会社、化粧品会社の多くは、博報堂に広告業務のすべてを委任するというAE制を執っている。従って世の中で見るメジャーなCMの多くは、博報堂のものであることが多い。
[編集] クリエイティブの博報堂
- 制作局と呼ばれるクリエイティブ部門のクオリティの高さが、博報堂のいちばんの売りである。特に若手には優秀な人材が集まっており、若手の登竜門とされる広告賞を博報堂の若手が総なめにしている状況が続いている。
- 箭内道彦や佐藤可士和など数多くの著名なクリエイターを輩出しており、制作局に所属しクリエイターとして成功すると独立への道が待っている。サラリーマンクリエイターとしての生活よりも魅力的な仕事と報酬とが待っているため、近年優秀な人材が続々独立し、大きな問題となっている。博報堂が電通に比べ多数のクリエイターを輩出するのは、組織よりも個人で仕事をすすめられる自由な社風であるため、ひとりひとりが名を挙げやすいことという点も影響している。
- 広告クリエイティブにおいて最も権威のあるカンヌ国際広告祭でグランプリを2度受賞しているため、カンヌ国際広告祭事務局から特別賞を贈られている。(広告代理店では世界で7社、アジアでは1社のみ。電通は受賞していない。)
- 1994年、多摩美術大学卒元アートディレクター、東海林隆氏が株式会社博報堂 代表取締役社長に就任。美大卒でも大企業の社長になれる、と話題を呼んだ。現在の博報堂DYホールディングス代表取締役社長(グループ総帥) 戸田裕一、博報堂DYメディアパートナーズ代表取締役社長 佐藤孝はともには制作局コピーライター出身。上席常務や執行役員等、経営陣にクリエイター出身者が多い。
[編集] 頭脳の博報堂 -シンクタンク 博報堂生活総合研究所-
神田錦町に博報堂グループが抱えるシンクタンク、博報堂生活総合研究所が存在する。 ストラテジックプランニング畑や、研究開発局から入所者が多く、学者肌の博報堂マンたちの集まる機関である。 博報堂グループはもちろん、クライアントや報道機関にも情報を提供しており、ニュース等度々「博報堂調べ」の文字を目にする。 ちなみに博報堂生総研の入居しているビル(昭和5年竣工)は、岡田信一郎設計のアールデコ調コンクリート建築であり、 建築ファンにも有名である。東京都の重要文化財の指定を受けている。
- 未来予報
- 生活者発想
- モノゲノムプロジェクト(モノの意味を解く モノのDNA解析プロジェクト)
- 生活定点 (生活者のトレンドに関する年鑑)
[編集] 映画の配給
[編集] 雑誌「広告」
博報堂は広報室名義で年4回出版される雑誌「広告」を出版している。 博報堂ケトルCEOの嶋浩一郎氏が編集長だったころの雑誌「広告」は、 サブカル系雑誌として、広告業界内外にファンが多かった。 現在は編集長が変わり、中沢新一氏や赤瀬川原平氏などをゲストに迎え、 よりアカデミックな編集方針のもと運営されている。 クライアントである広告主の役員や、宣伝部長にも愛読者が多い。
[編集] ブームの火付け役
- アサヒスーパードライ
- フロムエー
- NO MUSIC, NO LIFE.
- iPod
- 伊右衛門
- 発泡酒
- 第3のビール
- プレミアムビール
- ソニープレイステーション
- カルビージャガビー
- Jリーグ
- スポーツ振興くじ
- Qoo
- LISMO
- ap bank
- 表参道akarium
- 東京ミレナリオ
- キットカット
- スパイダーマン
- スタジオジブリ
- 団塊ブーム
- MidTown Project
- 花王アジエンス
- 資生堂 TSUBAKI(博報堂出身 大貫卓也×谷山雅計 アカウントはADK)
- Nissan X-Trail
- はねるのとびら×NISSAN
[編集] 企業の情報危機管理
博報堂のCC(コーポレートコミュニケーション)局の中に、 企業の情報危機管理部門が存在する。 雪印事件を皮切りに設置された分野で、 不祥事等、問題発生時の経営陣による理想的なマスコミ対応をナレッジパッケージとしてクライアントに提供している。 雪印や不二家のように、一時の対応を誤るとブランド自体が死にかねない。 ブランドを育て守る、パートナー主義の博報堂ならではのサービスである。
[編集] 本社所在地
[編集] 主なグループ企業
- 博報堂DYホールディングス
- 博報堂DYメディアパートナーズ
- 大広
- 読売広告社
- HAKUHODO DESIGN
- 博報堂クリエイティブヴォックス
- 博報堂C&D
- TBWA / HAKUHODO
- TBWA / HAKUHODO INTERNATIONAL
- 博報堂生活総合研究所
- 博報堂ブランドコンサルティング
- 博報堂スポーツマーケティング
- 博報堂G1
- 博報堂ケトル
- 博報堂プロダクツ
- 博報堂アイスタジオ
- 財団法人 博報児童教育振興会
- シーエー・エイチ
[編集] 国内支社/子会社/営業所
- 博報堂関西支社
- 博報堂京都営業所
- 博報堂中部支社
- 博報堂九州支社
- 博報堂鹿児島営業所
- 北海道博報堂
- 青森博報堂
- 盛岡博報堂 本社
- 盛岡博報堂 秋田博報堂
- 仙台博報堂
- 福島博報堂 本社
- 福島博報堂 郡山支社
- 新潟博報堂
- 北陸博報堂 本社
- 北陸博報堂 富山支社
- 静岡博報堂
- 静岡博報堂 浜松営業所
- 中国博報堂
- 四国博報堂 本社
- 四国博報堂 愛媛支社
- 博報堂エルグ(九州)
- アドスタッフ博報堂(沖縄)
- 博報堂DYメディアパートナーズ関西支社
- 博報堂HANAVI
- 博報堂アイ・スタジオ
- 博報堂DYトータルサポート
- 博報堂DYキャプコ
- 博報堂DYアイ・オー
- 中央アド新社
- 関西どっとコム
- エビデンスラボ
- ジー・プラン
- スパイスボックス
- ビバ横丁ドットコム
- 博報堂アドダム
- 博報堂ネットプリズム
- A/H PROJECT(ADKとの合弁会社)
- DAC デジタルアドバタイジングコンソーシアム(ADKとの合弁会社)
- BrandXing
- ブレインズワーク・アソシエイツ
- 博報堂健康保険組合
- 博報堂企業年金基金
[編集] 海外支社/子会社/営業所
- Hakuhodo France S.A.S.(博報堂フランス)
- Agence 154 S. A.(パリ)
- TBWA\G1 S.A.S.(パリ)
- Hakuhodo Deutschland GmbH.(博報堂ドイツ)
Head Office (Düsseldorf) / Frankfurt Office / Hamburg Office / Munich Office
- HDD GmbH
- Im Wehrhahn-Center Wehrhahn 33, 40211 Dusseldorf, GERMANY
- Damm Agentur für Marketing und Kommunikation GmbH
- Tequila Hakuhodo Ltd(博報堂ロンドン)
- Group Nexus/H Ltd.
- Multimedia House, Hill St.
- Nexus/H UK Ltd. (Tunbridge Wells)
- Media by Design (Tunbridge Wells)
- Mustoes Ltd.
- HLL (London)
- Hakuhodo Inc., China Representative Office(中国駐在員事務所)
- Shanghai Hakuhodo Advertising Co., Ltd.(上海博報堂)
- Beijing Hakuhodo(北京博報堂)
- Guangzhou Hakuhodo(広州博報堂)
- Shanghai Advertising Ltd.(上海広告)
- Branch Office : Beijing(北京)
- Guangdong GDAD-Hakuhodo Advertising Co., Ltd.(広東省広博報堂広告)
- Guangdong GDAD Delphys Hakuhodo Advertising Co., Ltd.(広東省広代思博報堂広告)
- Beijing Delphys Hakuhodo Advertising Co., Ltd.(北京代思博報堂広告)
- TBWA\HAKUHODO China (広州天博広告)
- Hakuhodo Hong Kong Ltd.(博報堂香港)
- Hakuhodo Inc., Asian Market Design Office (China)
(博報堂グローバルMDセンター・アジアオフィス(中国))
- Hakuho Communications Inc.(博報廣告)
- Taiwan Hakuhodo Media Inc.(台湾博報堂媒体)
- Hakuhodo Percept Pvt. Ltd.(博報堂パーセプト)Head Office(New Delhi)
*Hakuhodo Percept Pvt. Ltd. Branch Office : New Delhi, Mumbai, Bangalore, Chennai
- H&H Communications Pvt. Ltd.(New Delhi)
- Percept/H Pvt. Ltd.(パーセプトH)Head Office(Mumbai)
- Branch Office : New Delhi, Lucknow, Chennai, Bangalore,Pune, Baroda, Indore
- Imageads Services Pvt. Ltd.(Mumbai)
- AMO Communication Pvt. Ltd.(Mumbai)
- Percept Swift Advertising Pvt. Ltd.(Indore)
- P.T. Hakuhodo Indonesia(博報堂インドネシア)
- Hakuhodo Cheil Inc.(博報堂チェイル【博報堂韓国】)
- comON21 Co., Ltd.
- Hakuhodo Malaysia Sdn. Bhd.(博報堂マレーシア)
- People'n Rich-H Sdn. Bhd.
- Hakuhodo Singapore Pte. Ltd.(博報堂シンガポール)
- Thai Hakuhodo Co., Ltd.(タイ博報堂)
- Hakuhodo(Bangkok)Co., Ltd.(博報堂バンコク)
- Media Intelligence Co., Ltd.
- Foresight Research Co., Ltd.
- Delphys Hakuhodo(Thailand)Co., Ltd.
- Hakuhodo & Saigon Advertising Co., Ltd.(博報堂SAC)
- Inpress Advertising FZ-LLC
- Percept Gulf FZ-LLC(subsidiary of Percept/H Pvt. Ltd.)
- Mendelsohn | Zien Advertising LLC
- MJW Hakuhodo Pty. Ltd. Head Office (豪州博報堂)(Sydney)
- MJW Hakuhodo Pty. Ltd. Branch Office: Melbourne
- Mountain Studios Pty. Ltd. (Sydney)
- MJW Advertising Brisbane Pty. Ltd. (Brisbane)
[編集] 博報堂出身の著名人
- 逢坂剛(直木賞作家)
- 工藤直子(詩人、児童文学作家)
- 天野祐吉(評論家)
- 酒井順子(エッセイスト)
- 川又千秋(作家)
- 中谷彰宏(作家・俳優)
- 高平哲郎(編集者、評論家)
- 田名網敬一(イラストレーター)
- 野村豊和(柔道家・ミュンヘン五輪金メダリスト。甥にアテネ五輪・金メダリスト野村忠宏)
- おかざき真里(漫画家)
- 長谷部健(渋谷区議会議員)
- 生島淳(スポーツライター)
- 横内清光(文教大学情報学部教授)
- 藤岡真(ミステリ作家、現役社員)
[編集] 博報堂出身のクリエイター
- 眞木準(コピーライター)
- 黒須美彦(クリエイティブディレクター)
- 大貫卓也(アートディレクター)
- 鈴木聡(脚本家/コピーライター)
- 谷山雅計(コピーライター)
- 米村浩(クリエイティブディレクター)
- 前田知巳(コピーライター)
- 佐藤可士和(アートディレクター)
- 箭内道彦(クリエイティブディレクター/風とロック 代表)
[編集] 関連項目
- 広告代理店
- 大広
- 読売広告社
- チーム・マイナス6%
- 小原裕貴
- 風とロック
- 大貫デザイン
- 谷山広告
- 蛍光TOKYO
- フューチャーテクスト
- kurukk
- ap bank
- greenbird

