公営競技
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公営競技(こうえいきょうぎ)とは、公の機関がギャンブルとして開催するスポーツ競技の総称である。
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[編集] 日本における公営競技
現在日本で開催されている公営競技は以下の4つであり、2007年4月18日現在、全国37都道府県に105場存在する。主催者は特殊法人である中央競馬を除くと、都道府県、市町村、あるいは都道府県と市町村で結成した一部事務組合であるが、いずれも全国規模の統括組織があり(特殊法人または財団法人)、中央官庁の管轄である。
これらは総合して「3競オート」と呼ばれる。全てパリミュチュエル方式により投票券が発売されており、勝利する競走対象を予想した投票券を購入して、予想が的中すれば配当金を受け取ることができる。
- 札幌競馬場・中京競馬場は中央競馬と地方競馬が開催しているが、中京競馬場は2002年度以降休止している。
- なお、2006年度までばんえい競馬(地方競馬)を開催していた旭川競馬場・北見競馬場・岩見沢競馬場は、2007年度以降ばんえい競馬の開催が帯広競馬場のみとなったため、廃止される見通しである。旭川競馬場においては平地競走(同じく地方競馬)は開催している。
[編集] 歴史
日本の公営競技は、第二次世界大戦による戦災からの復興支援を主目的とした公営ギャンブルの一つとして開催され、長年にわたり地方財政の健全化に大きく貢献してきた(中央競馬は国庫納付金などを納めている)。しかし、1990年代以降、いわゆるバブル経済崩壊による不景気、パチンコ・パチスロの隆盛およびレジャーの多様化の影響などにより収益が年々悪化し、収益事業であるにも関わらず赤字となるケースが増加するようになった。このため、電話投票システムの導入、場外投票券売り場の拡充、高い配当金の期待できる新式投票券の導入などの方策が採られているが、収益悪化を理由に公営競技事業からの撤退や、撤退を検討中の自治体が増加している。
1992年の公営競技の売上高は過去最高額の8兆9320億円を記録したが、2005年には5兆2440億円まで減少している。このうち、中央競馬を除く地方競馬、競輪、競艇、オートレースは全て50%以下まで売上が減少している<ref>出典:財団法人社会経済生産性本部『レジャー白書2006』</ref>。
現時点において、以下の県には公営競技場が全く存在しない。
また上記10県の内、長野県と沖縄県には場外投票券発売場も存在しない。宮城県においては仙台市郊外に場外投票券発売場が存在するが、仙台市内には1軒も無い。これは仙台市が長年官民共に治安悪化の防止の観点から公営競技の設置を断っているからである。
逆に、現時点において以下の県には全ての公営競技場が揃っている。
かつては群馬県も全ての公営競技場が揃った県であったが、2004年12月に高崎競馬場が廃止されて群馬県から競馬場が無くなった。
[編集] 代表的な競走
どの競技も大きな競走(レース)になればなるほど、売上が多くなるだけではなくスタンドからの観客の声援も大きくなる。ここでは各競技の代表的な競走を列挙する。
[編集] 中央競馬
中央競馬において最高格付の競走である、GI(JpnI)競走を1年における開催順に記す。なお、太字はJGI(障害競走)、斜字はJpnI(国際格付けが得られていない競走)を指す。
- フェブラリーステークス
- 高松宮記念
- 桜花賞
- 中山グランドジャンプ
- 皐月賞
- 天皇賞(春)
- NHKマイルカップ
- ヴィクトリアマイル
- 優駿牝馬(オークス)
- 東京優駿(日本ダービー)
- 安田記念
- 宝塚記念
- スプリンターズステークス
- 秋華賞
- 菊花賞
- 天皇賞(秋)
- エリザベス女王杯
- マイルチャンピオンシップ
- ジャパンカップダート
- ジャパンカップ
- 阪神ジュベナイルフィリーズ
- 朝日杯フューチュリティステークス
- 中山大障害
- 有馬記念(グランプリ)
[編集] 地方競馬
地方競馬において最高格付の競走である、JpnI指定競走を1年における開催順に記す。
- 川崎記念
- かしわ記念
- 帝王賞
- ジャパンダートダービー
- ダービーグランプリ
- マイルチャンピオンシップ南部杯
- ジャパンブリーディングファームズカップ(JBC)
- JBCスプリント
- JBCクラシック
- 全日本2歳優駿
- 東京大賞典
[編集] 競輪
競輪において最高格付の競走であるGP競走およびその下位にあるGI競走を、1年における開催順に記す。
- 競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦
- オールスター競輪
- 高松宮記念杯競輪
- 日本選手権競輪(ダービー)
- 読売新聞社杯全日本選抜競輪
- KEIRINグランプリ(グランプリ)
[編集] 競艇
競艇において最高格付の競走であるスペシャルグレード (SG) 競走を、1年における開催順に記す。
[編集] オートレース
オートレースにおいて最高格付の競走であるスーパーグレード (SG) 競走を、1年における開催順に記す。
[編集] 韓国における公営競技
日本以外に公営競技が行なわれている国に韓国がある。韓国では、韓国馬事会法の元に競馬が開催され、競輪競艇法に基づき1994年から競輪および競艇も開催されている。オートレースの開催予定はない。売上げは競馬が8兆ウォン、競輪競艇が3兆ウォン程度である。
なお、日本、韓国以外にも何らかの形で競馬を開催する国は100ヶ国にも及ぶが(総売上は1000億ドル超)、多くの国ではジョッキークラブや競馬公社による開催、あるいは馬券発行を伴わないため公営競技ではない。
[編集] 歴史
韓国(朝鮮半島)における競馬は1898年頃から散発的に始められ、1922年には社団法人朝鮮競馬倶楽部が発足し、サラブレッドの生産も始まった。この頃の状況はほぼ競馬の歴史 (日本)に並行し、東京優駿(日本ダービー)優勝馬でもトクマサが朝鮮半島で種牡馬として供用されている。しかし戦中戦後、半島北部の競馬場を全て失った上、日本、米軍によって競馬場が軍事転用された。そのうえ政情・経済が不安定だったことから社会は競馬どころではなく、一時サラブレッド競馬は完全になくなってしまった。転機となったのは1962年の軍事革命で、この年に韓国馬事会法が発令され再開、この年が韓国公営競技の始まりとなった。
その後、1998年に第1回韓国ダービーが始められ、2004年にはグレード制を導入、2005年にIFHAに加盟した。ただ、国際交流は騎手の交流競走や主催者団体間の交換競走が一部見られる程度で、競走馬の外国遠征はほとんどない。国内でも2万ドル以下の購入制限があるにもかかわらず外国生産馬が猛威を振るっており、韓国の競走馬生産や育成は未だ発展途上と言えるだろう。
競輪は1994年にソウルオリンピック自転車競技場の跡地、競艇は2002年にソウルオリンピック漕艇場施設の跡地を利用して開始された。更に追加すると、ソウル競馬場もソウルオリンピック乗馬競技場として建設された経緯を持つ。
また、サラブレッド競馬とは別に済州島ではチョランマルという済州島固有種のポニーによる競馬が行われている。この競馬は公営競技としての側面の他、韓国の天然記念物として指定されているチョランマルの種の保存が大きな目的として掲げられているという特色がある。
[編集] 代表的な競走
[編集] 韓国馬事会
コリアンダービー、トゥクソム杯 (G3)、農林省長官杯 (G2) の韓国三冠も設定されている。ただ2007年現在韓国はICSCにおいてPart3に指定されており(Part2対象競走もない)、国際格付けは得られていない。
[編集] 脚注
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