享年

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享年(きょうねん)は、動物が「から(う)けた数」という意味で、この世に存在した年数。「享年70」のように用いる。比喩的に、ハードディスクなどの工業製品などに対しても用いることがある。仏教では行年(ぎょうねん)ともいい、娑婆世界で「修行した年数」の意味。

数値としては年齢(数え年または満年齢)と同じであるが、厳密には享年は現世に存在した年数であって、死亡時の年齢ではない。よって表記に年齢を数える単位である「歳」を付けること(例:享年70歳)は厳密には誤用である。しかし、位牌過去帳においては「歳」(才)を付けることの方が一般的であり、辞典類でも「歳」を付けた用例を載せているものもあり、一部の雑誌やテレビ報道などでは「歳」を付ける例もしばしば見られる。

また、生存した年数の少ない(夭折した)幼少者に対しては、あまり用いない。これは夭折した者は天寿(「天から授かった寿命」の意味)を全うしておらず、「天から享けるべき年数」はもっと長いはずだという意味が含められるからである。

新聞のお悔やみ欄などに掲載される場合は、数え年で書かれることが多いが、最近では満年齢を使うケースも多い。基本的に仏教用語なのでキリスト教徒である西洋人やイスラム教徒には使わない。

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