ヴィオラ・ダモーレ
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</div> ヴィオラ・ダモーレ(viola d'amore )は、バロック時代、特に17世紀の終わりに用いられた、6~7弦の演奏弦と同数の共鳴弦を持つ擦弦楽器である。
[編集] 構造と音
ヴィオラ・ダモーレ(1760年)
ヴィオラ・ダモーレは、演奏弦が多いためにヴィオラ・ダ・ガンバの仲間と誤解されやすいが、ヴィオラ・ダ・ブラッチョの仲間であり、ヴァイオリンと同じように肩の上に乗せて演奏する。裏板は平面であり指板にフレットが存在しない。又、ヴァイオリンでいうf字孔の部分の形状が異なっている。「愛のヴィオラ」というように音が甘美で暖かい音がしているのは、演奏弦の下に金属製の共鳴弦があるためである。ヴィオラ奏者が演奏することが多い。
レオポルト・モーツァルトは、自著『Versuch einer gründlichen Violinschule』に「夜の静けさには、特に魅力的な音だ」と記している。
調弦は、低いほうから A, d, a, d', f#', a', d''
ヴィオラ・ダ・ガンバの仲間にもバリトン()いう共鳴弦を持ったものがある。ノルウェーの民族楽器ハーディングフェーレ(ハルダンゲルヴァイオリン)はヴィオラ・ダモーレから派生したものだといわれている。
[編集] 関連する作曲家
- ハインリヒ・ビーバー
- アントニオ・ヴィヴァルディ:「ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調、RV540」「6つのヴィオラ・ダモーレ協奏曲集、RV392~397」
- ヨハン・セバスチャン・バッハ
- ジャン=マリー・ルクレール
- フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:「ヴィオラ・ダモーレとヴァイオリン、チェロの為のディヴェルティメント」
- ゲオルク・フィリップ・テレマン
- カール・シュターミツ:3つのソロコンチェルトを残している。
- ジャコモ・プッチーニ:「蝶々夫人」
- パウル・ヒンデミット:「ヴィオラ・ダモーレのための小ソナタ」、室内音楽第6番(ヴィオラ・ダモーレ協奏曲)

