レアメタル

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レアメタル希少金属)は以外の非鉄金属のうち、産業上様々な理由から利用できる量が少なく、希少な金属のこと。レアメタルは非鉄金属全体を呼ぶ場合もあるが、狭義ではに次いで利用量の多い亜鉛アルミニウムなどの金属(ベースメタル、もしくはメジャーメタルと呼ばれる)や、利用量が少なくても高価な貴金属を除いて、産業に利用されている非鉄金属の総称。ベースメタルや貴金属は世界の主要な商品取引所(ロンドン金属取引所やニューヨーク商業取引所など)で日々売買され価格の透明性を確保されているが、ほとんどのレアメタルは利用量や価格の問題から一定の取引高を期待できず商品取引所に上場していない。代わりに、経済紙や金属専門雑誌の発表価格が取引の指標として用いられており、取引の透明性に乏しい。

レアメタルが希少な理由は、

  1. 地球上の存在量が少なく採掘のコストが高い
  2. 単体として取り出すことが技術的に困難
  3. 金属の特性から製錬のコストが高い

といった点があげられている。ただし、こうした理由以外で最も大きな理由は、金属の取引価格である。仮に、レアメタルがプラチナ並みに高騰を続けた場合、地球上の存在量が少なくてもわずかな純度で鉱石に含まれるだけで採算が取れるため採掘量は拡大し、製錬コストが高くても採算が取れるため製錬量は拡大する。また、現時点に単体で取り出すことが技術的に困難でもまとまった開発費の投入を期待できるため、将来的に利用量の拡大は可能となるだろう。レアメタルは1~3の理由のほか、わずかな用途にしか使用できなかったり、他の金属に代替できたり、などといった様々な制約から価格の高騰が抑制され利用量が拡大しない点で希少性を保っている。

半導体産業など、レアメタルは先端産業には不可欠な素材である。廃物からの抽出によるリサイクルも積極的に行われている。主な産出国は、中国アフリカロシア・北南米である。

目次

[編集] レアメタルの一覧

[編集] 国家備蓄

  • アメリカスイスでは、第二次世界大戦直前より国家の非常事態に備えてレアメタルの国家備蓄を行ってきた。戦後になると、アフリカのレアメタル産出国の政情安定に対応するため、経済安全保障の立場から備蓄を進める国が増えた。
  • 日本では、1983年より経済安全保障の理由から供給停止等の障害に備え、国家と民間により60日分の消費量を目安に備蓄が行われている。品目対象はニッケル、クロム、タングステン、モリブデン、コバルト、マンガン、バナジウム。バナジウムについては、1998年に市場価格高騰した際に国内市場への放出が行われた。
  • 国家備蓄ではニッケル、クロム、タングステン、モリブデン、コバルト、マンガン、バナジウムの7鉱種を石油天然ガス・金属鉱物資源機構において備蓄事業を運営している。

[編集] 関連項目

  • エンジニアリング・セラミック
  • 希元素
  • 非鉄金属

[編集] 外部リンク

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