ヤマモモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヤマモモ
分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱: マンサク亜綱 Hamamelidae
目: ヤマモモ目 Myricales
科: ヤマモモ科 Myricaceae
属: ヤマモモ属 Myrica
種: ヤマモモ rubra
学名
Myrica rubra
和名
ヤマモモ
英名
Wax myrtle, Bayberry
ヤマモモの表皮

ヤマモモ(山桃、学名: Myrica rubra)はヤマモモ目ヤマモモ科の常緑樹。和名は山に生えの様な果実をつけることから。別名として楊梅(ようばい)、山桜桃、火実などがあり、古代から和歌などにも詠まれる。名前にモモがつくがモモはバラ科であり、ヤマモモとモモは全くの別植物である。

中国大陸日本を原産とし、暖地に生育し、暑さには強い。日本では関東以南の低地や山地に自生する。成木は20mほどになり、雌雄異株で、花期は3-4月、数珠つなぎに小さな赤色の目立たない花をつける。6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。葉はふつう縁は滑らかで10cm前後の長楕円形をしており、密に互生する。根粒窒素固定を行う放線菌の一種フランキア (Frankia) を共生させており、比較的栄養の乏しい土壌でも生育できる。

果実は甘酸っぱく、生で食べる他、ジャムや果実酒に加工される。野生種以外に、小粒で酸味の強い瑞光や大玉で酸味の弱い森口や秀光、秀峰などの品種がある。農作物として栽培されている他、公園や街路にも植えられる。高知県の県の花、徳島県の県の木、知多市西都市の市の木に指定されている。

本州南部以南では、海岸や低山の乾燥した尾根など、痩せ地で森林を構成する重要樹種である。そのため、緑化を目的とする植樹に用いられることがある。古くは、漁村において、魚の漁獲を保証するために周辺の山に人工林を作っていたとの伝承があり、ヤマモモがよく利用されたという。ヤマモモの実は、鳥などに食べられ、消化された後に発芽する性質がある。そのため、発芽率を上げるには、種子を便所の壺につけておいたとも言われる。

樹皮は楊梅皮(ようばいひ)という生薬で、タンニンに富むので止瀉作用がある。消炎作用もあるので筋肉痛や腰痛用の膏薬に配合されることもある。

殖やし方は接木のほか取り木がある。雌雄異株のため、結実には雄木が必要である。

[編集] 関連項目

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB